第40話
:視点:アルセーヌ・ルパン三世:
俺と次元は離れた場所から、五ェ門が行っている新手の自殺かと疑うほどの過酷な修行風景を、ただ黙って見守っている最中であり、そして途中から俺と次元の命を守る代わりに、俺らと同行をすることになった、裏社会にて死期を告げる者と恐れられている風見幽香と共に、今日も石切場跡地で居合の構えを続けている五ェ門の様子を見届けていて朝の日が昇って来たところだ。
「あいつ三日も、飲まず食わずだな、本当に良いのか?このままだとあいつ、いずれ死んじまうぞ?」
と次元は今日の朝飯である焼きおにぎりを食べながら、止めた方が良いんじゃと問いかけて来たので、俺は焼きおにぎりを頬張りながら。
「はー、俺にどうしろって言うんだよ・・・ここで止めちまったら、俺達があいつを殺すようなもんだぞ」
と俺は五ェ門の方を見ながらそう言って答えると、次元は心配そうに五ェ門の痛々しい姿を見守りながら焼きおにぎりを頬張る。
仕方ないんだよ次元、こればっかは五ェ門の自身の心の持ちよう次第なんだからな。
「あら!、この焼きおにぎりなかなか美味いわね、後でレシピ教えてくれるかしらルパン三世」
「・・・・・・おう、飯を食い終わった後に、教えてやるからちょっと待て」
と風見幽香は朝飯の焼きおにぎりを、上品に頬張りながら、美味いと味の感想を呟きながら、後で焼きおにぎりのレシピを教えてくれるかしらと聞いて来たので、俺は口に含んだ焼きおにぎりを食べきってから、飯が終わったに教えるとそう伝えて、再び残りの焼きおにぎりとおかずの赤い沢庵を食べ始めると、風見幽香は凍える笑顔と形容できる笑みを浮かべて、そう分かったは、後でちゃんと教えてよとそう言うと、焼きおにぎりを頬張りながら、どこからか竹水筒取り出すと、またどこからか木のお椀を取り出して、地面に置くと、お椀の中に竹水筒の中身を注いでいく。
「おう、幽香様よ、それは何だよ?匂いからして、味汁物みたいだが、具材は何だ?」
と俺は風見幽香が取り出した竹水筒の中に入っていたのは、匂いかして味噌汁だと予想しつつ、具材は何なのかと問いてみると、風見幽香は竹水筒に入っている味噌汁の具材は鶏肉とごぼうと人参と七味と玉ねぎを使っていると答え、そしてもし良かったら一杯如何っと、どこからかお椀を追加で取り出しながら、そう聞いてして来たので、俺と次元はせっかくなら毒も皿まで挑戦してみようと言う気分になったので、風見幽香が用意した味噌汁が入ったお椀を受け取ると、少し匂いを嗅いでから勇気を出して少し飲んでみると。
「おぉー!これは美味いぜルパン、身体の芯から温もってくる優しい味だぜぇ」
「あぁそうだな次元、味付けも丁度いいぜ、長く洗練された古き良き味ってのは、こういうことなんだなぁ」
と次元と俺は勇気を出して飲んでみた味噌汁の味が、芯から感じられる程の温もりを感じる優しい味に、脳内風景に、かつて祖母の家で過ごした幼少期の思い出が走馬灯のようにすぎ過ぎていき、そして手元にある焼きおにぎりと共に食すことで、よりどちらも味が引き立たせ、俺の食欲を更に掻き立てる。
「しても本当に美味いな、一体どれだけの時を費やせば、この温もる優しい味の味噌汁になるんだ?」
「あら好評で良かったわ、何せこの味噌汁は、私が長年かけて作り続けて編み出した味だからね」
「「あーなるほど、どうりでねぇ」」
と俺はこの温もる優しい味の味噌汁を作り出すのに、一体どれほどの長い月日を費やせばいいのかと、気になって呟くと、珍しく優し気な笑みを浮かべている風見幽香が、自身が長年かけて作り続けて味だと聞き、俺と次元は納得の言葉をほぼ同時に呟いてしまう。
なるほどねぇ、確か風見幽香の存在が最初に確認されている書物は、古事記及び日本書紀と言った凡そ1400年以上前のばかりだ、少なくとも書物の情報と本人の弁からして、少なく見積もっても3000年以上は生きているはずだ、そんな奴が長年かけて作り続けたのなら、あの温もる優しい味に出来るのも納得だ、いわゆるおばあちゃんの手料理って奴だ。
「それにしても五ェ門の背中の傷口周り、皮膚が紫色に変色しているけど、応急処置しなくて大丈夫なのかしら?」
「さぁなぁ、それで死ぬらはそこまでって考えで挑んでいるだろうな、男はバカな生き物だから」
風見幽香は遠くにいる五ェ門の後ろ肩にある傷を見ながら、応急処置しなくて大丈夫かと問いかけて来たので、俺は五ェ門が怪我を放置している理由が、それで死ぬならそこまでだったと言う考えだと言う予想を答える。
それにしても、本当に見ていられない惨状だな五ェ門、それでもしっかりと目的ある修行なんだろうが。
「はぁ・・・これ以上は野暮だろう」
と俺はそう溜息を出してから一言そう呟き、その場から立ち去る為に立ち上がると、それにこう追うするように立ち上がった次元と、続いて出したお椀などをどこかに収納して俺らの後に続いていく風見幽香と共に、石切場跡地から退去し、碌に整備されていない土道を歩きながら下山して行き、たどり着いた小道の道路を沿って歩きながら進んで行く。
「ねぇ、今下山しているようだけど、何か目的があって歩いているのかしら?」
と風見幽香は日傘をさして小道の道路を一緒に歩きながら、何か目的があって下山しているのかと聞いて来たので、どこまで答えようかと脳内で考えを少しまとめてから。
「なぁにちょっと調べたことがあるからな、情報源は丁度この辺りでうろついて居るだろうしな」
と俺は調べたいことがあるから下山していると曖昧に答えると、どこか察したような表情を浮かべてると、次の瞬間には口元に笑みを浮かべて。
「ぶっアハハハ、あー思わず笑っちゃう面白さがあるわね、本当に飽きがこない人間よね」
と風見幽香は静かに笑い声を出しながら、面白そうに笑みを浮かべつつ、本当に飽きがこない人間だと、褒めているのか貶しているのか、よくわからない評価に、俺はへぇそれは良かったですねっと不機嫌そうに告げながら、小道の道路を歩いて行く。
「うん? あぁおいルパン、クソついに雨が降り始めやがった、丁度あそこの橋トンネルの下で、雨やどりすようぜ」
としばらく歩いていると朝飯食べ終えた辺りから、山の天気が悪くなり、ついに小雨が降り始めたのに気付いた次元が、慌てた様子で橋トンネルの下まで走って行く、俺と風見幽香も雨が降り始めたのを見て、急ぎ足で次元の後を追うように橋トンネルの下まで向かっていく。
「はぁー、ここんところついていないなぁ、運がねぇて言うのかねぇ」
「あら、少なくとも悪運はありそうね、こうして雨やどりが出来る場所にたどり着けているのだし」
と何気なくタバコを吸い始めた次元と日傘に付いた雫などを落としている風見幽香で、そんなやり取りの会話を聞きく。
次元の奴、風見幽香に対して、かなり慣れて来たみたいだな、この調子ならトラウマも大分緩和されるかもな。
「まぁ山の天気は気まぐれだぁ、まぁそのうち車でも通るさ」
と俺は会話している二人にそう言ったところで、ちょうど遠くから車のエンジン音がこちらへと近づきながら聞こえて来たので、どうやらそう時間がかからずに下山できそうだ、内心ほくそ笑む。
「ほら来たぜ、おーいちょっとそこまで乗せて行ってくれないか?」
と俺は通りかかった黒塗りの車の運転手に見えるように、道路へと出て手を振るいながら声をかけると、黒塗りの車はちゃんと律儀よく停車して、窓を開けて会話した結果、無事に乗車させてくれると言うことで、次元と風見幽香声をかけてから、黒塗りの車から出て来た人物を見て、俺は訪ね人来ると脳内で呟きながら、ほくそ笑むのだった。
と言ったところでここまです。
とりあえず血煙でのルパンと次元と共に風見幽香が一緒に居たらこうなるかなっとイメージしつつ書いてみましたが、違和感なく書けたでしょうか?とりあえず、そう変な感じにはなってないと思います。
このシーンで居ても会話が少し増える程度と思い、銭形警部の車に乗るところまで進めました、次回からは戦闘シーンが入りますが、事前に言うと、大筋を変える気はないですが、細かい変化はなどはあると思います、この風見幽香はあくまでも分身体なので本体よりも弱い想定で動かしてます。
いい加減、私が考える今の風見幽香の実力なども記載しておきます。ちゃんと比較できるように他の原作キャラも出しときます。
風見幽香・本体:戦闘力☆108
風見幽香・分身:戦闘力☆36
石川五ェ門・現状:戦闘力☆27
京極真:戦闘力☆20
赤井秀一:戦闘力☆10
毛利蘭:戦闘力☆5