米花の向日葵の謎を追え!更新停止   作:アクドニアデフジム

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かけたのでとうこうしたよ、もう少しで名探偵コナン本編に行けそう。


第5話 戦中戦後そして平成へ、風見裕也生まれる

 

第5話

 

 

 

さて、私こと風見幽香は数千年の時を生きてようやく昭和初め頃まで生きてきたのだが、今世間では戦争特需も終わり、好景気だった日本は突如として不景気へと突入したことで、ストライキや一揆なども起きて治安が悪い大変な時である。

 

そして日本の政治は数々の汚職で事件で騒がれており、不満を抱いた軍部の過激派が事件を起こすなど、まぁまぁ物騒な世の中になったわ。

 

そんな時代になった頃、私は巨木の住みかから風見神社を管理する風見家の屋敷へと移住して、風見家の一家と一緒に居間に置かれた高級ラジオで、ニュースを聴きながら食事をするのが日常であり、そして偶に相談しに来る地元の妖怪や祓い屋などから米花町の土着神として相談に乗ったり、騒動の解決に挑んだりと騒がしい日々を送っている。

 

昔はのんびりと植物のように生きていたのだけどね、今は人間のように忙しなく過ごす毎日で大変だわ…何だか長い時を生きた存在みたいなこと考えているわね。

 

実際凡そ3000年以上は生きているので、その通りなのだけど、私が風見幽香の姿形に転生してからもう3000年以上は経っている訳だし、うーん名探偵コナンが始まる頃の私って、一体何歳ごろになっているのかしら?。

 

「あれ?幽香様、急に考え込んでどうしたの?」

 

「あぁいえ何でもないわよ、少し昔を懐かしんでいただけだから」

 

私は遊び相手になってあげていた風見家の息子であり次期神主になるであろう藤也ちゃんは、急に考え込んでどうしたのっと心配そうに聞いてきたので、私は何事もなかったかのように笑顔で、昔を懐かしんでいただけだと告げて、藤也ちゃんとの蹴鞠遊びを再開する。

 

いやまさか風見神社の蔵から平安時代に咲耶姫から貰った蹴鞠を持って来た時は懐かしくて、どうやって遊ぶ物なのか教えてあげたら、蹴鞠の相手をしてとお願いされて、遊んであげているけど、蹴鞠を高く蹴らずに藤也ちゃん渡すの難しくて、意外と集中できて楽しいのよね。

 

「藤也に幽香様、そろそろ昼食の時間なので手洗いお願いしますか」

 

と私と藤也ちゃんは蹴鞠遊びを続けていると、風見家の奥さんが来て、そろそろ昼食なので手洗いして来てくださいとお願いされたので、藤也ちゃんと一緒に手洗い場へと向かう。

 

もうそんなに時間が流れていたのね、何だか不思議よね、昔はたいして興味を持たなかったけど、多くの世代と交流し続けて来たおかげか、何だか親戚のおばちゃんのような親しみを覚えるようになったわね。

 

そういえば遊びに使った蹴鞠って歴史的にみたら相当貴重な国宝になるのかしらね?まあ今は藤也ちゃんの玩具でしかないし、私としても貰い物だからどうでもいい事だけど。

 

とまぁそんな不穏ながらも平和な日々は長く続くことは無くついに、日本が支配する満州にて中国国民党軍との軍事衝突が発生し、1937年に始まった泥沼の日中戦争が勃発し、米花町の人々の空気は戦時下へと窮屈で差別的な空間へと変わって行く。

 

そしてついに迎えた、1941年の終わりごろにて行われたアメリカ軍の軍港である真珠湾への奇襲攻撃をもって、始まった太平洋戦争へと進んで行く、町を歩けば、婦人会による西洋文化の排斥運動が頻繁に起き、軍の車が頻繁に見回りをしており、必然として時間が過ぎるごとに生活は悪く悪化していく。

 

最初は快進撃で南東アジアを勢力圏にして行った日本軍だったけど、1942年の中頃に行われたミッドウェー海戦での大敗によって、戦況は一気に悪化していくことになる。

 

続いてソロモン海戦での敗北、ガダルカナル島からの撤退、インパール作戦での大敗など、次々と負けが続いていき、そしてついにはアメリカ軍による日本本土空襲が始まったことで、大量の爆弾が米花町にも降り注ぎ、かつて風見神社から見えていた西洋式のレンガビルと瓦屋根の住宅街は、ほとんど破壊され焼け野原へと変わり果てしまう。

 

何とか風見神社とご神木と崇められている巨木は無事に燃えずに済んだが、不運なことに私が何千年も大事に育てて来たお花畑は町からそれた爆弾が直撃し、木っ端微塵となってしまったことに、激しい怒りと悲しみからなのか、米花町に通りかかったアメリカ軍機を数機撃破して、感情の爆発を抑えようとするが、風見幽香としての本能はその程度では怒りは収まらぬし、祟り神としての風見幽香も憎しみと怒りが満ちて行くのを感じとり、このままでは怒り狂い暴走していくかと思われた。

 

だが、遥か神話の時代から、風見家に代々受け継がれて来た、対風見幽香用の鎮静の儀式によって、何とか憎しみと怒りの波動を抑え込むことに成功する。

 

いやぁまさかこの世界に生まれてからずっと大事にして来たお花畑に、爆弾がちょうど直撃するって、心の底から悲しみのあまり怒り狂いそうになったけど、風見家のお陰で何とか正気を保てたわ。

 

大事な花が亡くなったのは悲しいけど、日頃から私直々の指導に従って結界術や空間術に陰陽術に仙人術などを習わせておいてよかったわ。

 

と言った感じに、かなり洒落にならない事態などが起きながらも、何とか風見家と共に苦しくも辛い日々も過ぎていき、1945年8月15日を持って多くの人々が亡くなった太平洋戦争は終結した。

 

さて、遂に戦後混乱期の日本にまで生きて来た私こと風見幽香は、ものすごく忙しい日々を迎えていた、まず人間に紛れて生活していた妖怪たちの多くは、自身の家が空襲で燃えてしまったことで途方にくれて助けを求めたり相談しに来たりなど、忙しなく風見神社訪問して来ており、中には米花町から離れて、強大な大妖怪が作り上げた異界に移り住むことを伝えにくる妖怪が居たほどである。

 

どうやら世界は違えど八雲紫が作り上げた幻想郷の様な隠れ里は存在する様だ、まぁ話を聞く限りどちらかと言うとゲゲゲの鬼太郎に出て来るゲゲゲの森に近い気もするが。

 

とまぁ米花町の妖怪達からすっかり相談役のような扱いになりながらも、時に神社の境内で食うに困った人間の為に炊き出しを行ったり、鈴木家から向日葵の種を捧げ物として貰って珍しくスキップして喜んだりしているうちに、戦後初頭の混乱期は過ぎていき、昭和中頃へと移っていく。

 

さて、世間では少し前まで東京オリンピックで盛り上がって居たが、今はアメリカによるアポロ11号の月面着陸に成功したことが話題であり、私も風見家の人達と一緒にテレビで流れたアポロ11号の月面着陸の映像を釘付けで視聴したほどであり、世間に流れる好景気によって高度成長期を迎えたりなど時が進み平成の時代へと移り、そして風見家に原作キャラである風見裕也が生まれた。

 

それにしても初めて出会う名探偵コナンのキャラが、風見裕也になるなんて、感想深いところだけど、うーん実物で見ると赤子の頃から苦労人気質な顔つきで思わず笑みを浮かべてしまうわね、そう言えば名探偵コナンが始まる頃には30歳になっているのよね確か?だとするとコナンくんこと工藤新一が生まれるのは13年ぐらい先の話と言うことになるのかしらね。

 

「あともう少しで名探偵コナンが始まるのね、何だか不思議気分だけど、コナンくんをこの目で見るのが楽しみだわ」

 

と私は縁側でそう呟きながら紅茶を優雅に楽しみつつ日々を過ごしていくのだった。

 

 

 




と言ったところでここまでです。

いやぁ5話目にしてようやく原作キャラを出せたぜ、まだ赤子だけど。

ちなみにお花畑を爆弾で吹き飛ばした理由は、風見家は代々風見幽香の指導のもとに術などを教えられているのを伝える為にしました。紹介した術のわかりやすく示すなら。

結界術:保護付与や障壁や封印などと言った、防ぐあるいは封じる術のこと。

空間術:浮遊や転移などと言った、空間などに干渉する術のこと。

陰陽術:風を起こし火を生み出し雷や地面を操作し撃ち放つ術のこと。

仙人術:治癒力の向上や肉体の強化などができる術のこと。

まぁこんな感じのイメージで扱ってます。まぁ魔法がある世界だし、これぐらい良いよね?。あと次回は別視点から見た風見幽香を書きたいですね。

*内容を整理して修正しました。
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