米花の向日葵の謎を追え!更新停止   作:アクドニアデフジム

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さぁ逃走回と戦闘回だよ。


第54話 ロシアより愛をこめての彼岸花⑥

 

第54話

 

 

 

:視点:風見幽香:

 

 

 

戦いの始めは斬撃波と妖力の光線による射ち合いから始まった。

 

私は時速にして約1000キロ以上で飛行しながら、竜胆彼岸が繰り出す斬撃波を次々と優雅にそして俊敏に躱しながら、陰陽術である【誘導光弾】を十五同時連射で攻撃し続けるのだが、小癪にも竜胆彼岸は巧みな飛行にて、攻撃を避けながら、私との距離を的確に保ち続ける。

 

「うぐぅ、やはり分身体でも流石は神格ですわね、躱しながら攻撃するだけで神経を相当使いますわ!」

 

と竜胆彼岸は額から冷や汗を流しながらそう告げつつ、19年前に何度も繰り出されるのを見た覚えのある細長いムカデを、25mほど一瞬で伸ばしながら、それを鞭のようにしならせながら私へと振るって来たので、以前の反省を生かして、咄嗟に日傘の先端に妖力によって生み出した巨大なビームサーベルを振るって振るわれたムカデは消し飛び、そのまま竜胆彼岸切り裂こうするが、ギリギリのところで自身を影として地面に入り込まれて躱されてしまう。

 

「あぁ面倒ね、影の中から出てきなさいなぁ!【影興し】おどりゃああああぁ!!」

 

だが、私はそのまま影として逃げられる前に、空間術【影興し】発動させながら、地面へと踵落としすると、凄まじ衝撃によって凡そ数百m範囲の大地が浮き上がると同時に、影から叩き出された竜胆彼岸へと目掛けて【達人放電砲】を射ち放つが、突如として竜胆彼岸を守るように現れた死霊ムカデによって攻撃は防がれて、そのまま私へと向かって来る。

 

「あぁそこ邪魔なのよぉ!この虫けらがあああああ!!【波紋衝撃】!」

 

と私は攻撃を防がれた挙句に向かって来る死霊ムカデに対して苛立ちを抱き雄たけびを上げながら、仙人術でも最高位に位置する大技である【波紋衝撃】を発動させながらまだ数m程離れている死霊ムカデへと向けて拳を放つと、空間が捻じれ、伝播する拳の衝撃波によって、死霊ムカデは大気を伝って体内へと伝わり反射され続ける衝撃によってみるみると内から膨らみ弾けて、辺りに血しぶきをまき散らしながら爆散する。

 

「はぁ!?なんと恐ろしい技を使うのですか、それでも神様ですの!?」

 

「私は人々からは邪悪な祟り神して崇められているのよ、これぐらいの攻撃で泣き言かしらぁ?」

 

と竜胆彼岸は私が放った【波紋衝撃】を見て恐ろしい技を使うなど、それでもも神様かと驚愕しているが、私は何の神だと言うことを忘れているようなので、笑顔を浮かべながら私は人々から邪悪な祟り神として崇められた存在であり、そこらの綺麗ごとばかり言う神々とは違うことを暗に告げてから、もう泣き言かと挑発してみる。

 

「えぇ私は泣き虫ですわ、だからこそあなたからはすぐにでも逃げさせて頂きます」

 

と竜胆彼岸は自身が泣き虫だと肯定しながら、私へと向かって怨霊を宿した蒼い炎を次々と放っちながら逃げて行くので、私的確に日傘にて怨霊宿した蒼い炎を消し去りながら、後を追っていくのだが、往生際が悪く次々と人造虫などを出現させて、私の追跡を妨害しようとして来る。

 

だが、私からすれば死霊ムカデよりも遥かに弱い人造虫程度など、追う片手間で対処可能な存在でしかないので、次々と向かって来る人造虫共を、私から溢れる出ている妖力と神力によって一瞬で消し去って行き、【誘導光弾】や【達人放電砲】連続して射ち放ちながらじわじわと、距離を縮めて行く。

 

「さぁ終わりにしましょう、追いかけっこをねぇ」

 

と私はそう告げて、日傘を構えてから一気に竜胆彼岸へと近づきそのまま心臓目掛けて突き刺してから横へと振るうことで、上半身と下半身へと分けて、血が大量に引き出すが、見る見ると赤い血は黒いインクになり、竜胆彼岸の身体はどろどろの黒い液体へと変化して行く。

 

「はぁ!?これは人形術の【完全影者】!完璧な自身の身代わりを作り出せる術、どこでこんな高位術を覚えているのよぉ」

 

と私はいつも間にか偽物に入れ代わっていたことに驚きを覚え、そして竜胆彼岸の巧妙な用心深さとその知識に、苛立ちと怒りを抱きながらも、恐らく入れ替わったタイミングは死霊ムカデが乱入した時だろうと推測し、そしてもう竜胆彼岸の気配が薄れていることから、空間術の何かで遠くへと逃げられてしまったのだろうと判断。

 

「あぁくそ、またしても逃げられた、まぁ良いとりあえずあいつの溜め込んだ戦力を削れただけ良しとしましょう、とりあえずまだ残っている死霊ムカデを全て倒し終えてから反省ねぇ」

 

と私はまたして竜胆彼岸に逃げられたことを悔しく思いながら、八つ当たりとして未だに残っている死霊ムカデ共の掃討に移るのであった。

 

 

 

:視点:石川五エ門:

 

 

 

拙者は今魑魅魍魎が蔓延る戦場にて、金塊の傍から離れずに居るラスプートンへと切りかかり戦っている最中である、戦う理由は拙者の斬鉄剣を隠したことと、個人的にあの指を全て切り落としたいが為である。

 

「うむ!?おのれぇ、裏切り負ったかぁ五ェ門!!だが、考えが浅い、儂の仙人術とこのテレパシーを用いればお前如きに負けるわけがないわぁ!」

 

とラスプートンはそう告げながら拙者の斬撃をぎりぎりで避けながら、反撃とばかりに蹴りから斬撃波を飛ばし、続いて指先から光の弾丸を射ち放って来るので、拙者は斬撃を斬鉄剣で切り裂いて霧散させ、飛んで来る光の弾丸を次々と見切りながら、隙を見て切りかかり続ける。

 

(まずいなぁ、思ったよりもこのイカサマ坊主、動きが洗練されている)

 

と拙者は想定よりも遥かに手強いラスプートンの実力に手こずっている、テレパシーありきとは言え、拙者の剣筋に反応することが出来る反射速度に、鍛え抜かれた脚力よって生み出される素早い蹴りの斬撃波や、岩すら軽々と粉砕できる指による突き指しに、遠距離から狙い放てる術など、間違いなくその強さは達人級と評価できる。

 

「ビックの仇討ちだぜ、グッパイだ、ラスプートン!!」

 

と突如として金塊の物陰から現れた、白いスーツにサングラスをかけた男が、ラスプートンへと向けてショットガンを射ち放つが、ラスプートンは的確に全ての弾丸を弾いてから、白いスーツのの男を殺そうと指先から光の弾丸を放とうとしたところで、それは焦りからなのか、それともただ偶然なのか。

 

拙者に対して完全な隙を見せる形となり、その隙を見逃さずに一気に距離を詰めてから、下段から上段への切り上げ繰り出したことで、ラスプートンの右腕を切り飛ばし、そのまま奴の首を切り捨てる。

 

「ぐはぁ!?馬鹿なこの儂が、すみません竜胆彼岸様ぁあああああ」

 

と首を切られたことを理解したラスプートンはそのようなことを叫びながら、地面へと頭が落ちると同時に、肉体が一瞬で腐敗して行き、見る見ると白骨死体へと変わり果てて、そのまま崩れ灰となってしまう。

 

やはり拙者の予想した通りの光景となった、既にラスプートンは竜胆彼岸によって殺されており、その死体は奴が使う術によって仮初の命を与えられて操られていたのだろう。

 

とにかくラスプートンは倒れた、後は金塊を奪われないように守らなくてはならないが、もし風見幽香と風見籐也にあの妙な気配を漂わせたピンク髪の女がどう出て来るのか分からないが。

 

(どちらにしてもジュディとの約束を守る為、この金塊は拙者が守らねばならない)

 

と拙者はそう心の中で彼女の容姿を思い出しながら、風見幽香の一派が戦っている巨大まムカデの中の一体が、拙者目掛けて向かって来るのが見えたので、拙者は一呼吸入れてから、一気に向かって来る巨大なムカデの前方へと向かって行き、そのまま斬鉄剣振るって巨大なムカデの真正面から一撃一刀両断にて、倒し終える。

 

「さぁ、物の怪共よ、金塊には触れさせん、拙者が全て切り落とす」

 

と拙者は更に向かって来る複数体の巨大なムカデへと斬鉄剣を構えながら、戦い赴き、そして倒し続けるのであった。

 

 

 

 

 




と言ったところでここまです。

風見幽香はパワーにパワーにパワーに手戦う超火力魔戦士スタイルであり、そして竜胆彼岸は数多くの技を巧みに駆使し、召喚獣などと連携して戦う幻術召喚師スタイルなので、相手が全力で逃げながら戦われると、まんまと逃げ切られてしまうんですよね。

そして石川五ェ門VS強化ラスプートンは、ラッキーの乱入が無くても五ェ門がちゃんと勝てます、テレパシーを逆手に取られて討ち取られる予定だったけど、ラッキーがきちんと生きていましたからね、彼にも活躍させないとね。

そしてラッキーは生存ルートに入りましたが、多分怪我も大きいのでそのまま引退して、どこかで自身の相方の名を関した酒場でも開いて、余生を過ごすんじゃないですかねぇ?。
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