第63話
実験調査部・主任研究員:宮野志保:
対象YUK物体に関する実験記録・20××年4月12日
私はAPTXと言う新しい毒薬の研究をしていたのだけど、突如として研究施設に、謎多き物質か何かが持ち込まれた、それは数日前に任務として風河神社に赴いたコードネーム・アマレットの左腕全体を覆うように目のような模様がある根が生え、そして黒く赤い血に染まった花が一凛咲いてくると言う、極めて異常な姿となっていた。
アマレットの話だと、自身の左腕から木の根が生え始めたのは、風河神社に隠されていた物を回収した時に、突如として強烈な悪寒を感じると同時に、左腕に強く激し痛みを感じて疼いた時には、すでに木の根が皮膚の中から生えて来ていたそうだ。
そしてこの異常とも言える事態に、至急回収した物を持って帰還してから、ラムに報告し、命令によってこの研究施設に搬送されることとなった。
ラムからの命令では、組織が保持する医療技術を持ってして、原因究明及び左腕の治療を命じられて、いきなり私が実験調査部の主任に任命されてしまったことで、APTXの研究が一時停止にされてしまったけれど。
私が知る限り腕から花が咲く事例など聞いたこともないので、もしかしたら進展しないAPTX4869の新たな突破口として使えるのではないかと期待を抱きつつ、一応未知の病原菌ではないかと言うことを想定しつつ、私は対象に《YUK》と言う形式名を与えて、厳重な管理の元に、実験及び調査をして行くつもりよ。
対象YUK物体に関する実験記録・20××年4月28日
さて、治療対象であるアマレットの左腕に蔓延る木の根や黒い血のような花について、様々な医療機器にて調査分析実験などをしてきたのだけど、調べれば調べる程に、この植物に関して謎が深まって行くばかりよ。
何せ現状分かっていることなんかをまとめて行くと、アマレットの左腕の中身は、木の根に浸食或いは置き換わってしまっており、本来なら存在するはずの血管類が全て消失してしまっており。
現代医学の常識で考えるなら、普通に壊死して左腕も腐って行くはずなのだけど、一体どう言う原理なのか、左腕の皮膚や血管に筋肉に腕骨などは、木の根によって全て再現されて異常なく機能しているし、私が調べた限りでも正常に機能していることは分かるけど、ますます調べれば調べる程に、謎が深まって行くわね。
そして何よりも不気味なのが、アマレットの左腕には最初に見た黒く赤い血に染まった花がもう二凛増えており、箇所は小手と肘と肩下であり、もしや光合成でもしているのではと植物学に詳しい研究員に指摘されたことをきっかけに、もう少し知識分野を広げて、私の専門とは違う研究院に協力を願うことに決めたわ。
対象YUK物体に関する実験記録・20××年5月23日
さて、以前の記録から随分と経過したので、記録を書きするが、1か月にも及ぶ調査実験によって以下の現状判明させることができた。
黒く赤い血に染まった花と木の根の成分は、人間の血管組織及び骨格と皮膚が混ざり合い変質した物体ことであり、傷が付けば当然血が流れるし、痛みなどの痛覚は通常の腕と変わらないことが分かったこと。
記録と報告の為に、通常の映像機器による撮影した際に、対象の腕の形状が、黒く歪んだ濃い霧状の腕にて映し出されてしまうが、赤外線観測による形状した場合は肉眼と同じ形状で腕の形が映し出されること。
対象の左腕が破損や欠損してしまったとしても、凡そ15秒ほど経過すると、すぐさま何事もなかったかのように修復するが、その間に嘔吐と眩暈に幻視痛などが引き起り、アマレットの精神的疲労が蓄積されること。
アマレットの左腕で起きているこの症状は、空気感染するものではなく、過度な接触と経口摂取にて感染することを複数のモルモット実験によって判明したが、感染元の効果よりも格段に劣化していること。
その他にも恐らくこんな効果と機能があるのではないかと推測されているが、今確実に分かっていることだけを記載しておく、そしれにしても調べれば調べる程に、アマレットの左腕にこのようなことした存在の強大さに恐れおののく次第よ、もしかしたら私たちは神と言われる存在の根源に触れようとしているのかもしれないわね。
対象YUK物体に関する実験記録・20××年6月15日
YUKに対する実験と調査が行われ始めてから凡そ二か月も経過した訳なのだけど、治療対象であるアマレットの容態が急激に悪化の一途を辿っていた。
最初の頃は少し左腕が痛む程度であり、組織の仕事を問題なく遂行出来ていた、一応経過治療及び調査実験の為に、アマレットにはこの研究施設に通ってもらっていたのだけれども。
急激な悪化は、今から数えて三日ほど前のこと、任務を終えて組織の隠れ家に戻り、報告している最中のこと、突如としてアマレット苦し気に口元を抑えて倒れ込み、身体の全身から激しい激痛を訴え始め、そのまま怒涛の勢いで激しい眩暈の症状と、胃酸が逆流するほどの嘔吐を繰り返し始めたのである。
任務の報告中の出来事だったおかげなのか、偶然その現場に居合わせたジンとウォッカとテキーラはすぐさま、アマレットを看病し、最寄りの組織傘下の病院に搬送することとなり、未だに意識が目覚めないと言う話らしい。
対象YUK物体に関する実験記録・20××年7月2日
ここ2か月後半まで続いたYUKに対する実験や調査目的による研究は凍結処置となった、何せ治療対象であったアマレットの意識が、未だに目覚めておらず、このままYUKの研究は持続しても組織その物を滅ぼしかねない厄災になるのではないかと危惧し、あのお方より禁忌指定物品に決められ、アマレットから回収したYUKの欠片などを全て《第六実験保管室》にて管理封印となり。
そしてYUKに対する実験と調査を目的として結成された実験調査部も、事実上解散と言う方向になり、私も本来研究していたAPTXシリーズの研究に移ることとなり、ここの研究施設から別の施設に移ることとなり、他の研究員もYUKに対する実験記録などを整理しまとめ終わった者から、他の施設に行くことになったそうだけど。
まぁ私には興味ないことね、だけど大変だけ残念なことね、1人の科学者としては知的好奇心を刺激してくれるいい研究だったのだけど、もしかしたら今APTXの研究に取り組めば、別角度からの新たな発見などが見られるのかもしれないわね。
と言った感じで、実験記録で分かったことや不明だったことなどが長々と語り書かれており、そしてYUKに対する研究も2週間近く前に凍結処理へとなってしまったようだ、今は実験などの調査もされていないようだ。
そして実験及び調査目的で採取していたYUKの欠片は、実験記録を読んでみた感じ、恐らくここより奥にある保管室に厳重に仕舞われているのだろう。
つまりここを襲撃している星の智慧派は、第六実験保管室に封印されているYUKの欠片、僕ら側の知識で言うなら《幽香神の祟り結晶》を狙っているのだろう。
一体どんなことに利用するつもりなのか、ある程度あの連中について知っている身となれば、極めて嫌な予感しか考えられないが、奴らの目的が成功するのは日本としても大変不味いなので、どうにか第六実験保管室に辿り着き、星の智慧派の目的完遂を阻止しないといけないだろう。
と言った感じでここまでです。
とりあえず記録ぽく書いてみましたが、正直言ってすげぇぐだりました。
ホラーぽくなるようイメージしたけど、怖くなるようにするのって難しいですね。
次回はバーボン、第六実験保管室に向かうので、ようやく戦闘回に入れますが、果たしてこのバーボンの戦闘力で、どう星の精と戦うのか、楽しみですね。
ゲゲゲの鬼太郎を追加させたいけど、どの程度混ぜて良い?*6月20日まで。
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①鬼太郎と目玉親父だけ参加。
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②↑+猫娘などの主力メンバーも参加。
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③↑+アニメで語られた話も追加。
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④妖怪達の設定だけ参考にする。
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⑤追加も参考も例外なく全部ダメ。