米花の向日葵の謎を追え!更新停止   作:アクドニアデフジム

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小泉紅子視点での話が書き終えたので、投稿します。結構大苦戦しました、幼少期の紅子ってどんな感じだろうと、考えながら途中から精神が狂いそうになりましたw。


第73話 小泉紅子の初めての定例集会②

 

第73話

 

 

 

私は先程土御門天子とどのようなやり取りをしていたのか、召使い達に語りながら、屋敷内の廊下を歩き続けること数分経過したところで、今回の定例集会が行われる大部屋の出入り口に辿り着いたので、一応改めて自身の服装に汚れや綻びなどが出来ていないかを見直してから大部屋へと入室する。

 

そこには礼装の和服で身を固めた東洋魔術の使い手達が、畳に敷かれた座布団席に座って、色んなことを談笑しているのが聞こえて来る。

 

私は気品に満ちた表情と姿勢で、指定された座布団席にまで召使い達を連れて向かいながら、東洋魔術の使い手達が、一体どんな談笑しているのか意識を傾けて、聞き耳を立ててみる。

 

ある東洋魔術の使い手は、今の世間に対する愚痴を語っている者、ある人は改良した術の使い心地や改善点などを問いかけている者がおり、見たところ実力は中の上に位置する当主格に匹敵するであろう腕前をした方々が何人かおり、流石に外でうろついて居る連中とは、格が違うわねと東洋魔術の使い手達の自己評価を改めて感心を覚える。

 

ただ、そんな優れた術者達も、私から溢れ出る美貌と風格に当てられてしまったのか、鼻の下を伸ばして、視線を釘付けにしながら、あれが噂に轟く小泉紅子なのかと、私の話題に満ちて行く過程を見れたことで、自身の自尊心を大きく裕福して、思わず高笑いを出したくなるが、周囲の目があるので何とか理性に訴えかけて我慢する。

 

だが、一定の方角から聞こえて来る私に関する会話が、何か妙な気配だとか、魔の香りがするだとか、一体どんな魔性な奴だとか、あんまり良い意味ではない文言が聞こえて来たので、一体誰がそんな人の気分を害する事を言っているのは誰なのかしらっと、私は睨みつけたい心情を押し込めて、そちらへと視線だけ向けてみると。

 

その方には、我が家と同じ五大家の一角である菅原家の次期当主である菅原傑と、同じく五大家の一角である風見家の次期当主である風見裕也のが、私の方を見ながら談笑しているのが見る。

 

(へぇあれが《六結界》と言う異名で知られているあの菅原傑ねぇ、まぁ噂で聞き及ぶよりも遥かに塩顔なイケメンな容姿だけれども、それを帳消しにするほどのうっさん臭く感じる容貌をしているけれど、実力は間違いなく今の私よりも遥かに格上ね、纏う霊気の量もその質も極めて高く洗練されているのが、良く分かるわね)

 

と私が初めて菅原傑を見た印象は、中々に塩顔でイケメンな容姿をしているが、それよりも遥かにうっさん臭く感じる容貌をしているであり、もし彼のことを知らない人物が見れば、何か危険なカルト教団の教祖様でもやって居そうな雰囲気があると偏見を抱いてしまうことだろうと思う。

 

だけど私の【看破の魔眼】で見破ることで知った菅原傑の実力は、そこらに居る東洋魔術の使い手達とは比べられない程、遥かに強い存在だと理解出来る、少なく見積もっても私よりも一段階上の領域にまで極めていることは間違いないと考えられるわ。

 

そして風見家の次期当主である風見裕也の方はと言うと、辛気臭く苦労していそうな顔つきをしているが、見破った実力的には平均的な当主格に相応しい程度の強さは身に着けているようである、まぁ私よりも弱いですが。

 

ただ風見裕也の傍に控えている二人は、どうにも看破の魔眼から伝わって来る分析から、こいつらは人間ではなく術者に使役された妖魔の類であることが分かり、私はとりあえずどんな種族なのかと、よくよく集中して分析してみることに決める。

 

まず黒色のおかっぱヘアーで、黒い猫耳がある灰色の浴衣姿の女剣士は、どうにも猫から妖魔へと変じた《猫娘》のようであり、その強さはそこらに居る東洋魔術の使い手達よりもまぁまぁ少し強い程度であり、まぁ猫耳が有って可愛いこと以外は、特に気になることのない存在だけども。   

 

もう一方の桃色の髪に角が二本生やした長身の女性は、間違いなくヤバい存在だと【看破の魔眼】で見破ったその秘めた膨大な妖気の塊に怯えを感じてしまうは、何せその正体は恐らく日本において力の化身として、現代でも多くの人々から畏れ知られる有名な妖魔《鬼》であることが分かり。

 

ましてその中でも遥かに優れた鬼の上位個体であることも見破ったたが、一番の驚愕は強大に感じた妖力が、本来よりも三分の一ほど欠けている状態であることも分ってしまうので、私は無意識なのだけど怖れを抱いた。

 

(あぁあれが鬼って言う上級妖魔と言う奴なのね、私は初めて見たのだけど、あれは私の実力でも抵抗することすら不可能な程の強さ有しているは、一体誰があれほどの存在を使い魔にして使役しているのかしら…)

 

と私は人生で初めて遭遇した抵抗することすら無駄と分かる強大な妖魔に怖れの感情を抱きつつも、この定例集会が行われる大部屋に居ると言うことは、誰かがこの上級の鬼を使い魔にしていると言うことでもあるので、一体どんな化け物が東洋魔術の使い手が居るのだろうかと思考を巡らせる。

 

(ふーん…あれほどの鬼を使役するには、少なく見積もっても近くに居る、菅原傑氏よりも一段上の使い手でないと不可能だと私の知識から導き出されるけど、そんな存在なんて平安の世から千年以上不老の術で生き続けていると聞き及んでいる《安部清明》程の実力が無ければ不可能ね、それでもう一人近くに居るけれど?)

 

と私はあの桃色の髪をした上級の鬼を使い魔にするには、少なく見積もっても菅原傑のよりも一段階上の実力が無いと不可能だと結論付けるが、そうなると私が知る限り出来る存在が、千年以上の時を生き続けている伝説の東洋魔術の使い手である《安部清明》程の実力が無いと無理だと結論付けてたところで。

 

風見裕也の近くにもう一人ほど人間ではない存在が座っていることを今更ながら私は気付く、そいつは優雅に寛ぎながら興味深そうに笑みを浮かべながら私の事を見ており、一体な何者なのかしらとその人へと意識を集中させていく。

 

そいつの容姿は、癖のある緑色の長い髪に、真紅のように赤い瞳に、白よりの綺麗な肌色をした、どこか薄ら寒い威圧感を覚える美貌をしており、服装は和服だらけのこの場では珍しい洋服で、白いカッターシャツに、その上から赤いチェック柄のベストを着込み、下は赤いチェック柄のロングスカートを履いていると言う、印象としては紅白を思い浮かべる組み合わせかしら。

 

(あれって一体何で今まで気づかなかったのかしら?数回以上は視界に入っていたはずなのに…もしや認識阻害系の術を使っているとか?だとしても私の看破の魔眼前では欺くことなど無理なこと、その正体を暴いてやるわ!)

 

とこの謎めいた緑髪の女性の正体を見破る為に、私は自身の魔力を目に集中させることで、発動させてある【看破の魔眼】の効能を向上させることで、認識阻害系の術を突破してその中身を覗き込める。

 

(少し本気を出せばあの程度の阻害など簡単に突破出来るは、さぁその正体をお見せしな……えぇ?)

 

と私は緑髪の正体を見破る為に、その身の内底を覗き込んで感じ見えて来たのは、どこまでも深く深く続て行くような力と、そこから感じ取れる悪寒と吐き気を催す、陰湿で荒々しい邪悪な内を秘めた神格存在だった。

 

 

 

 

 




と言ったところでここまでです。

次回で紅子視点は終わりになりますが、紅子から見た、各々の評価いかがでしたか、内容で分かると思いますが、かなり調子にのっていると、まぁ幼少期からその才能で他人から天才ともてはやされて生きて居ればこうなるだろうなっと書いています。

まじっく快斗でもかなり高飛車だったし、原作準拠の性格に近いと思うけど。

さて、紅子から見た各々の評価ですが、まぁザックリと簡単にまとめると。

風見裕也:辛気臭くて苦労人なんだろうなって察せられる、実力はまぁまぁそこらより高いと言う程度の評価。

菅原傑:塩顔でイケメン容姿で、モテそうだと思えるが、絶望的にうっさん臭いので、紅子的には無しな人物、ただ実力は自身超えるので要警戒な評価。

鈴音:猫耳が可愛らしい猫娘と言う妖魔、実力はその辺の東洋魔術の使い手よりは少し強い程度で、個人的に興味を憶えない程度の評価。

茨木華扇:普通にヤバい、戦ったら絶対に勝てない存在、あれで力の一部が欠落しているとか何の冗談だと言う要警戒な評価。

風見幽香:正体が何なのかと興味本位で認識阻害を抜けて見たのは、滅茶苦茶ヤバい存在だったと言う超最高警戒な評価。

とざっとこんな感じの評価です。オリ主こと風見幽香の詳細は次回語る感じになるので、お楽しみください。
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