第77話
「さてさて、ルパン三世と次元と五ェ門の気配が感じている方角はこっちね、それにしてもまぁ盛大に暴れているわね」
と私は銀座の上空を飛びながら、忍者風の人間達から逃げているルパン一味を追っているのだが、道中で暴れていたのか、辺りに破壊されたと思われる道路や建築物の瓦礫に、騒ぎを聞きつけて外へと出て来た野次馬の民衆などなど、夜だと言うのに銀座の大道路には忍者風の集団とルパン一味の逃走劇を見物する群衆に溢れている。
「これは後から騒動を聞きつけて来た警察の事態解決がかなり大変になるわよね、いくつかのビルも巻き込まれて倒壊したりして、かなりの被害総額が予想できる、事態を担当する警察の人は徹夜になるし、明日のネットニュースは大々的に放送されたりして楽しくなりそうね」
と私はこの逃走劇で起きた騒ぎを解決しに来る警察の苦労と疲労を予想しつつも、盛大に道すがら暴れつつルパン一味の様子を楽しくなりながら見物していると、忍者風の集団の頭領と思われる人間が、爆発する投げナイフを逃走先にある大型ビルの基盤へと投げて爆破し、そりゃあ盛大に大型ビルは倒壊し、そしてルパン一味が居る方へと倒れて来るのだが。
そこは人型機動兵器と仇名される五ェ門が、斬鉄剣を構えながら倒れて来る大型ビルへと向かって行ったかと思うと、五ェ門から凄まじい気迫が溢れ出し、斬鉄剣を素早く振ると刀身から斬撃波を飛ばして大型ビルをサイコロステーキのように切り分けてしまい、ルパン一味は平気顔で切られて崩れていく大型ビル内を一瞬で駆け上って行き。
後から追って来た忍者風の集団も同じように崩れていく残骸内を登って行こうとするが、間に合わずにそのまま大型ビルの倒壊へと巻き込まれて全滅すると言うことで、銀座で起きた逃走劇が一時終わりを迎えることになった。
「へぇ、なんとまぁ倒壊するビルの中を、あぁも身軽に登って行くことが出来るだなんて、流石はルパン一味と言ったところかしらねぇ」
と私は倒壊していくビルの中を身軽な動きで駆け上がって行くルパン一味の様子を見て、純粋に流石だと感心を抱く、これも数々の苦難を乗り越えて来た実力と言うことかと、だが私がより関心を寄せたのは五ェ門の方だった。
「それにしても、いくら斬鉄剣が何でも切れると豪語されるほどの業物とはいえ、どう見ても物理的に刃が届かないだろう箇所まで細切れにしてしてしまうのは、五ェ門の変態技法有りきなのだろうけど、いつか理由を付けて戦ってみたい存在ねぇ」
と私は明らかに刀身が触れてい無い箇所まで切り分けた変態技法を見て、今の五ェ門の実力がかなりの高みにまで成長していることを実感し、そろそろ何かしらの理由を付けて戦ってみたいと強く興味を抱くようになった。
そんな風に思いを抱いていると、一体どこから嗅ぎ付けたのか、銭形警部が警視庁の警察を引き連れて銀座に到着し、ルパン三世を捕まえ秘策なのか、その後から六本アームのクレーンが取り付けられた大型ラジコン飛行船を引き連れて登場した。
「ルパンあぁ!!銀座のど真ん中で、こんな騒動を起こすとは言語道断、今すぐに逮捕する!!」
「うげぇ、いけねぇとっつぁんが来やがったよ」
そんな銭形警部の怒声とルパン三世のうげっとした嫌そうな反応を遠くから聞き耳を立てつつ見ていると、逃げようとするルパン三世と次元とは別の方へと逃げて行く五ェ門の様子に何か焦りを抱いているような印象を憶え。
そして銭形警部はルパンキャッチャーとそのまんま過ぎるネーミングを叫んで、徐に手元にあるラジコンコントローラーのボタンの一つを押すと、大型ラジコン飛行船が動き始め、取りつけられていた六本アームのクレーンが一瞬で伸びて行き、ルパン三世と次元を掴み持ち上げてしまう。
(あらあら見た目は結構手抜き感あるのに、中々面白いギミックをしているのね)
と私は動きを止めていたとは言えば、ルパン三世と次元を一瞬で掴んで持ち上げて拘束した大型ラジコン飛行船ことルパンキャッチャーの機能に感心を抱き、そしてパトカーの上で子供のようにはしゃいでいる銭形警部を見て、恐らく深夜テンションであぁも感情が高ぶっているのかと考察する。
そんな思考を巡らせている間にも、銭形警部率いる警視庁の警察は、ルパン三世と次元を捕まえたルパンキャッチャーを引き連れて、牢獄がある場所まで向かって行進していく光景が見えるが、それもルパン三世と次元が六本アームから抜き出て、道路に会った地下の下水路へと続くマンホール蓋を開けて中へと入って逃げてしまったことで、終わりを告げることとなる。
「あらあら抜け出されること事態を想定してなかったのかしら?やっぱり深夜テンションで思考力が落ちて居たってことなのかしらね、入っていた地下の下水路へと続く入口に、見張りを置かずに他の下水路を封鎖に行くとか、疲れていたのかしら?」
と私は近くの下水路から出れるんであろう入り口を封鎖する考えがあるのに、ルパン三世と次元が入って行った下水路への入り口がそのまま出口になることも抜けてしまっている銭形警部に、呆れを抱きつつ、まんまと誰もいなくなった下水路への入り口から出て逃げて行くルパン三世と次元の様子を遠くから眺めつつ、夜の大空を飛んで後を追っていく。
(さて、ひっそりと上空からルパン三世と次元を追っているけど、いつ声を掛けたらいいかしら、今実体化の術を切っているから普通の人には見えないから、いつでもいい気もするけどってあれって、五ェ門よね、そして何あのパチモンな水晶占い師は、凄く腹が立つわねぇ)
と私はルパン三世と次元が逃げて行く先にある電車が通る線路の橋下に通っている道にて、怪訝な表情で佇んでいる五ェ門と、パチモンなことを呟いている水晶占い師の姿を見かけた。
私は何故かすげぇあのパチモンの水晶占い師にムカついたので、空間術の【次元歩】を発動させて、パチモン水晶占い師の背後に音もなく転移すると、そのまま軽く手を刃物の要に振るって、頭部を切り落としてしまう。
「あら、久しぶり会ったわね五ェ門、こんなところでどうしたのかしら?何か狙われているようだけど…あれ?」
と私は手に付いた血を払いながら、こんな薄暗い橋下の道どうしたのかと問うが、五ェ門は何故かずっと斬鉄剣をいつでも抜けるように構えながら、私に対して警戒する視線を向けて佇んでいた。
思わず疑問符を浮かべて、一体どうしたのかと頭を傾げていると、ルパン三世と次元の気配が近づいて来ていたので、そっちに視線を向けて見るのだが、何故か私を警戒しながらいつでも銃を構えられるように手を添えており。
その表情は最初の頃に出会った時のような、底知れない存在に出会った時のように震え畏怖を抱いているような反応に見えて見える。
(あれ?何でこんなに怯えって言うか、恐れ畏怖されて警戒されているのかしら?そんなパチモン水晶占い師をやった時の殺気に、怯えてこうなっているとか?…うーんとりあえず本人に聞いた方が早いわね)
と私は何故かいつでも動けるように警戒しながら佇んでいるルパン一味の様子に疑問符を浮かべながらも、とりあえず話を聞いた方が原因が分かって早いだろうと考える。
「ねぇちょっとどうしたのよ、そんな武器をいつでも抜けるように構えて、何か私から出ている気に怯えて警戒しているとか?」
と私は何故そんなに警戒しているのかとルパン一味に問いかけるが、五ェ門は少しづつ私から距離を開いて行き、そして次元は顔から冷や汗を流しながら早撃ちの構えのままじっと固まったままであり、どうしたものかと改めて考え始めようとしたところで、少し怯えながらもルパン三世が勇気を振り絞った様子で話しかけて来る。
「いやぁあの幽香さん、出来ればそのぉ恐ろしい気迫と言うか、オーラを抑えてもらえないかでしょうか、ちょっと俺らには精神的に刺激が強すぎって言うか、体が本能的に怖がって身構えちまうぜ」
とルパン三世は恐る恐るそう告げて来たので、私は渋々自身に実体化の術をかけると、ルパン三世と五ヱ門と次元の表情が明らかに安心した表情を浮かべたので、私は一体何故忍者風の人間達に追われて居たのかと問いかけたのだった。
と言ったところで、更新停止となります。今で米花の向日葵の謎を追えを読んで頂きありがとうございました。
話の途中で止まってしまうのは心苦しいのですが、もう話を続ける気力も尽きた、遠回りばかりのすえ終わること申し訳ないです。