1人の男子生徒は学園生活部の一員として『日常』を取り戻したい 作:Kagura_fbk89
て言うか明後日からテストなの草w(←笑ってる場合じゃ無い)(←何なら小説書いてる場合でもない)
…まぁ、そんな話は置いといて…第8話です、今までで1番文字数多いです
「へ〜、じゃぁ2人は駐車場で出会って学校を出た後 今までずっと一緒に行動してたってわけか」
「ゆうくんすっごくかっこいいじゃん!危ないとこだったみーくんを颯爽と現れては助けてあげるなんて、まるで絵本に出てくる王子様みたい!!」
「ははっ そう言ってくれると嬉しいよ」
話す場所を移すために移動している最中 軽くではあるが、俺と美紀が一緒に行動している経緯についてを軽く説明していた
「先輩には色々と助けてもらってますから…本当に、これからは足を向けて寝れませんね」
「ちょっぴり過剰評価な気もするが…」
「良いじゃんか、それだけ後輩に慕われてるってことだろ?羨ましいぜ…っと、着いたぜ、この教室だ」
「ここは、生徒会室か?」
「そうだ 元々、テーブルやら椅子やら なんならソファーとか水道もあったからな、おありがたく今日の昼から使わせてもらってる」
「バリケードはお昼から今までの間に作ったんですか?」
「そういう事だ…まぁ詳しくは中で話そう、りーさん めぐねぇ いるか〜?入るぞー」
少しの間だが話をし、目的地である教室 元々は生徒会室であった部屋の前に到着した
胡桃さんは部屋の中にいるであろう 先程由紀ちゃんが言っていた『りーさん』という名前と『めぐねぇ』と言う2人に声を掛けながら扉を開く…
…ん?めぐねぇ?
りーさんと言う呼ばれ方をしている人間は知らないが、めぐねぇという呼ばれ方をしている人には 1人だけ心当たりがある
開かれた扉に先に入っていく胡桃さん…今の位置からは部屋の中が見にくいが、するとその時 声が聞こえてきた
「胡桃!大丈夫だった?!噛まれてない?どこか怪我したりは…」
「胡桃さん、大丈夫でしたか?帰りが遅くて心配してたんですよ?」
後者の声、それは自分の良く知る 美紀にも少し話したことのある、絶対に俺の忘れることの無い人の声
「もしかして?!」
「おっと?!どうしたんだよ急に!」
俺はその声を聞き、その場から弾かれるようにして 先に入室した胡桃さんの隣を、若干押し除けるような形で自分も部屋へ入り そのまま俺は、その人の名前を呼ぶ
「佐倉先生!!」
「あら あなたが生存者の方?…待って、その呼び方に その声……もしかして秋乃くん?!」
ヘルメットとガスマスクを急いで外し、再び声の主に対して向き直る
ワンピースに似た洋服、腰まで伸びた紫に近いその髪に 頭上にある大きなアホ毛、丁寧な口調でとても優しそうな顔…間違いない
「佐倉先生っ!!…無事だったんですね!…本当に、良かった…ッ!!」
「秋乃くんも…無事だったんですね、姿が見えなくて ずっと心配してたんです…本当に、無事で良かった…!」
互いに、お互いを認識し合った瞬間 秋乃に至っては泣きそうになる寸前まで 再会に安堵し、その相手である佐倉も秋乃との再会に…こちらは少し泣いていた
しかしなぜここまで教師と生徒の関係とは思えないほどお互いの再会を喜んでいるのか、周りにとっては不思議で仕方なかった、その場にいた美紀 由紀 胡桃、そして「りーさん」ーと呼ばれるもう1人の生存者は唖然としていた
なぜここまで距離が近いのか…その理由、察しの良い人はもう何となくわかるだろうが 何を隠そう、実はこの人物 『佐倉 慈』先生は 昔、当時中学生であった優也が両親を失い 荒れていた時期、まだ大学4年目に教育実習生ではありながら 『教師』という立場が完全に確立されていない状態のフットワークの軽さを活かし プライベートから何から何まで優也へ寄り添い、危うかった当人を正しい道へと戻した まさに優也にとっての『恩人』であり、更には自分のクラスの担任であることから『恩師』にも当たる人物なのだ
優也が危険を冒してまで学校へ行こうとしていた本当の理由、それは『生存者の捜索』という名目の 実際は『佐倉慈の捜索』がメインであったくらい優也にとっては恩のある人なのだ
それに優也は内心で「既にもう『奴ら』みたいになっているのでは無いか」などと大きな不安を持っており もしそうだった時は、何よりも他人 ましてや自分の教え子達を傷つけるのは本人にとっても絶対に嫌だろうと思い「せめて自分の手で…」なんて考えてしまっていた事から 余計再開できた事に対する安堵に拍車が掛かり、男泣き寸前まで行ったのだろう
佐倉も佐倉で、教育実習生時代に親身になった生徒と再開し 自分の担当したクラスの教え子でありながら、その風格から舐められがちであった自分を慕い何事も手伝ってくれ「自分は上手く先生をやれているのだろうか」と気に病んでいた時期には、かつて自分がそうした時のように相談にも喜んで乗ってくれ真剣に考えてくれた(尚本人は「この程度で恩を返せたとは到底思っていない」と言っている) まさに優等生の鏡である優也を パンデミックが発生した時から常に気に掛けていた、言うなれば…
この教師にして この教え子あり
と言った関係なのだ
結局、この後5分近くお互いの再会を喜んでいた2人だったが 流石にこれ以上自分達だけで話すのもアレだと思った佐倉は話を一旦切り上げ 周囲で傍観するしかできなかった他4名を部屋の中へ招き入れ、ようやく本格的な情報交換の席が設けられたのであった
「それじゃ、さっきも言ったが改めて…まずはアタシ『恵飛須沢 胡桃』3年C組に所属してた、呼び方は適当に…いや、下の名前で呼んでくれ 変に苗字で呼ばれたらちょっとむず痒いんだ…で、そっちのが」
「はーい!!私の名前は『丈槍 由紀』って言います!クラスは胡桃ちゃんと一緒で3年C組で 気軽に由紀って呼んでね〜」
全員が教室内に入り、改めて自己紹介をする事になった まず最初は胡桃…さん?…本人が適当に呼んで欲しいとのことで、どのような名前で呼べば良いのかイマイチよく分からない為この後聞いてみる事にする、やはり最初のエンカウントの時点で男気まさりな口調だとは思っていたが 個人的には結構付き合いやすそうな性格をしていて好感が持てる、そして それに続き2人目は由紀ちゃん…こっちはなんかこう、ね たまに見かける事はあったが、それでも自分と同学年だと言われても疑ってしまうような…はっきり言ってしまうと子供っぽい、だが ある程度の距離感は定まっているようで 変なとこまでグイグイ来るような様子は現時点では見受けられず…やはり高校生である以上、その辺りに関しては人並みに弁えているのだろう、当人の印象に関しては…うん すっごい明るい、ゾンビパンデミックという非現実的な非常事態が発生しているのにも関わらず 自分だけでなく周りに笑顔を撒き散らしていく…ちょっと失礼だが、例えるなら空気清浄機みたいな子だと思った。
まぁここまでが既に自己紹介を聞いたことのある面子で、後の2人…いや、正確に言えば1人か の話は聞いていないので、しっかり聞くようにする
由紀ちゃんが喋り終わったあと、少し間を開け 喋り出したのは…佐倉先生だった
「…それでは、私も自己紹介をしておきましょうか あまり私の事を知らない人もいるので」
と言って、佐倉先生は美紀の方に目をやりながら話し始めた…確かに2年生ある美紀は3年生担当に佐倉先生のこともよく知らないだろう そのための自己紹介か
そして佐倉先生は少し背筋を伸ばし 改まった様子で喋り始めた
「改めまして、私の名前は『佐倉 慈』巡ヶ丘学院の教師で、知っている人もいるでしょうが3年B組の担任兼 3年生の国語科を担当しています…めぐねぇと言う呼ばれ方をしていますが、ちゃんと佐倉先生と呼んでください…特に由紀ちゃん、胡桃さん?」
「「うっ…」」
由紀ちゃんと胡桃さん(とりあえず今はこう呼ぶ事にした)はめぐねぇと言う呼び方をしょっちゅうしているのか、先生に釘を刺されていた
…そんな事は置いておいて、先生の自己紹介が終わったタイミングを見計らい 最後の1人、りーさんと呼ばれていた1人が自己紹介を始める
「それでは、最後に私から…私の名前は『若狭 悠里』そっちの2人と一緒で3年C組よ…他の2人と同じように呼んでくれて構わないわ、よろしくね」
最後は若狭悠里、こと りーさん?…で良いのか、は 全体的に落ち着いた雰囲気で知的な感じだ、あとは…うん すっごいオブラートに言えば家庭的というか 母性に満ち溢れていると言うか…包み隠さず言ってしまえば『ダイナマイトボディ』だ、出るところは出て 締まるところは引き締まっている、まさに男が望む理想の体型と言っても過言ではないだろう
そうやってりーさん(結局他2人と同じように呼ぶ事にした)の体型をまじまじと目に焼き付けていると、隣にいた美紀が足を踏んできた…え?この子こんな事する子だったっけ?て言うか自衛隊の半長靴って中に鉄板入れてるから踏まれたら結構痛いんですけど?…
…まぁ、何はともあれ こうやって向こうの自己紹介は終わった、今度はこちらのターンだ
「…それじゃ、今度はこっちの番だ まずは俺から言わせてもらおう……俺の名前は『秋乃 優也』3年B組で何度か見かけた事はあるんじゃないかな、佐倉先生は言わずもがなでしょうけど…あと、こんな形をしてるが 生憎自衛隊の関係者ではない、単にこう言う格好をしているここの生徒だ…名前は秋乃でも優也でも よっぽど変な名前じゃない限り好きに呼んでくれ、よろしく頼む…それで こっちのが」
「はい…お二方には改めまして、私の名前は『直樹 美紀』です 学年と組は2年B組で、秋乃先輩とは先日のパンデミックから一緒に行動させてもらってます…私にとって皆さんは先輩に当たりますので お好きに読んでくれて構いません…えっと、よ よろしくお願いします」
俺は普通に、美紀は目上の人しかいない中で少し緊張した様子で 畏まった雰囲気で自己紹介を終えた
さて、これで全員の自己紹介が終わった この後は本格的な情報交換と行こう
そう意気込み 俺は口を開いた
「…それじゃあ、自己紹介も済んだわけだし 先日と今日までの間にお互いで何があったか、お話と行こうか」
「ああ、こっちも聞きたいことが盛りだくさんだ…それじゃ まずはアタシらから話させてもらって良いか?」
「構わない、むしろ俺たちの方が後のが良い」
「それじゃぁまずは___…」
「…これが、今現在までの アタシらの話だ…」
「随分と苦労したようで…」
「…まぁな、だが 今生きている それだけで十分だ」
「…違いないな」
まずは学校側サイド、胡桃さんの話から始まった 一体どのような事があったのかを纏めると…
1 パンデミック発生時は胡桃さんは部活動中、由紀ちゃんと佐倉先生は教室で補習、りーさんは園芸部で屋上にいた
2 グラウンドにいた胡桃さんが真っ先に非常事態に気付き、部活のマネージャーが『奴ら』に噛まれ 負傷したマネージャーに肩を貸しながら校舎の屋上へ避難する事に、その際の由紀ちゃんと先生はりーさんのいる園芸部の見学に行っていたそう
3 園芸部(りーさん1人しかいなかった模様)が活動している屋上へ負傷したマネージャーを担ぎ血相を変えた胡桃さんが飛び込んで来た事により全員が緊急事態に気づく、尚その際 既に校舎内にまで感染が拡大しており、屋上へと向かう胡桃さん等を追いかけてきた複数の『奴ら』が屋上の扉までついてきて、叩かれ破ろうとされる扉を押さえつけなんとか難を逃れる
4 ドアパンラッシュを凌ぎ切った物の、既に噛まれてしまった胡桃さんの連れてきたマネージャーは『奴ら』に豹変、襲われそうになった際に胡桃さんは近くにあったシャベルで これを『処理』し その日は屋上で一夜を過ごした
5 夜が明け、一同は屋上だけで生活するのは厳しいと判断 安全圏を拡大すべく胡桃さんを筆頭に3階の制圧に乗り出す
6 『奴ら』との戦闘もありながら、なんとか階段付近の生徒会室と2つの教室を制圧し 中にあった机や椅子で簡易的なバリケードを構築、仕上げに視界を遮るために生徒会室にあったブルーシートを被せ その日の昼過ぎまでに3階の一部ではあるが安全圏を確保する事に成功
7 血痕の清掃や生活エリアを整える中、屋上から学校周辺の状況確認をしている際 学校にやって来た自分たちに気付き、中へと招き入れた
…ざっと纏めるとこんな感じだろう
話を聞いていたが…俺達とは比べ物にならないくらい苦労しているのだと知り 少し申し訳なく思った
「…よし、それじゃ 俺達からも今までの経緯に関して、改めて詳しく話していこう…まず____…」
今度は俺達の話だ
こうして俺は 高校脱出と美紀との出会い 今までどこにいたのか 自分たちの格好について 話すことにした
「…そうか、やっぱり街の方も駄目だったのか」
「ああ、俺の家周辺はあんまり『奴ら』は見掛けなかったが 街中の大通りとかは、周囲を見渡したら絶対に奴らが視界に入ってくるレベルで多かったな」
「ゆーくんとみーくんってばずる〜い!!2人ともご飯食べてお風呂も入って布団で寝たなんて!」
「アハハ…その点に関しては何とも言えんなぁ…」
「…しっかし、2人とも イカつい装備してるな…それはどうしたんだ?」
「あぁ、これは俺が個人的に集めた物で___」
こっちの話も終え、今は和気藹々とした質問交換となっている
「あの…秋乃くん?…教師として聞いておくのだけど、その刀って…」
「これですか?」
俺が胡桃さんと俺等2人の装備について話していると、美紀と話していた佐倉先生が 自分の腰に差している刀について聞いてくる
教師として、今や殺伐として世の中になってしまったが 教え子が危険物を持ち歩いているのは見過ごせないのだろうか 真剣な眼差しで聞いてくる
「…そのことも話しておいた方が良いでしょう…美紀、今持ってる武装を一旦机の上に置こう…机 お借りしても良いですか?」
「…ええ、大丈夫ですよ」
机の上を使用する許可を取り、俺たちは今持っている武装を机に並べ始める
「これは…すげぇな」
「よくもまぁ、これほどの武器を…」
脚に着けていたナイフや腰に回していたマチェーテ、美紀は木刀に俺は刀を 机の上に並べて行くと胡桃さんは感嘆とし、りーさんは驚いた声色で 出てくる武器達に圧倒されていた
「…これら全て、本物 なんですか?…」
それを見ていた先生が再度、俺に問いかける
「…ええ、全て刃がついてます その刀も、本物です…詳しい説明は省きますが、これら全ては法には触れませんのでご安心を…」
「あぁ…なら__「ですが…」?…」
俺は先生の言葉を遮り、肩に掛けていた一つのケースを机に置く
美紀も同じように、手に持っていたソレを 俺が置いたケースの隣に並べる
「…これは?…」
先生が困惑した様子で聞いてくる
「…驚かないでくださいよ」
俺は事前に驚かないよう、美紀以外の人物へ向けて言い放つ
「なぁ、さっきから思ってたんだが それなんなんだ?」
「見たらわかるよ…」
そして机に一度置いたケースをおもむろに手に取り 美紀にも目配せして、意思を汲み取った美紀がもう一つのケースを手に取ったのを確認すると同時に端のチャックを開ける…そして俺たちは 中にあったそれを抜き出した
「…まじかよ」
「それって?!…」
「わーお…みーくんとゆーくんって、悪い人 だったの?…」
「秋乃くん…美紀さん…」
ケース内にソレ…銃を手に取った俺達への反応は 予想通りの物だった
「それって…“銃”…ですか?」
まず最初、佐倉先生が少し震えた声で問いかけて来る…無理もないか、だって今 俺の手にあるのはただのおもちゃなんかじゃない、本物の実銃だ
俺達が両手に持つレミントンとサベージが放つ重厚な雰囲気は、おもちゃとは思えないような 小さな刃で肌を突き刺すようなオーラを感じる
「…先生 ご安心を、弾は抜いてあります…さて…今から、俺と美紀の持っているコイツに関して 話しておこうか」
ひとまず 俺は先生に弾は入っていない旨を伝え、再び4人へと向き直って おそらく今日一番真剣であろう表情を作り、今持っている銃に関しての詳細を伝えておくことにした
「…ではまず最初に、コイツと 美紀の持ってるそれは両方とも実銃だ…ここに来るまでの間に回収してきた、決して非人道的な手段を用いて手に入れた物では無いとわかって欲しい、これらを見つけた場所は巡ヶ丘東にある銃砲店、両方の弾薬に関しても 店内をくまなく探し回った上で100発程度、他にも銃のクリーニングキットがあったりするが 現時点で保有している銃器はこの2丁だけだ……ひとまず、ざっと言うとこんな感じだ この時点で何か質問は?」
ひとまず、今持っている銃器関連の物とその数を伝えておき ひとまず入手に至るまでのざっくりな説明だったので とりあえず何か気になる事はないかと聞いておく
「…1つ、良いか?」
そこで手を挙げたのは胡桃さんだった
「ああ、聞きたい事は何だ?」
答えられる範囲ならばいくらでも答えるつもりで構えていたが…少し 胡桃さんの様子が変だ
何かこう…殺気立っているというか、警戒している雰囲気だ
「…お前らは、その銃や刀で アタシ達をどうこうしようってわけじゃ…無いよな?」
部屋の中にあったパイプ椅子に座っていた胡桃さんが立ち上がり、シャベルを持った状態で聞いてくる
「ああ、勿論だ 確かに俺たちには君らと違って絶対的な武力の差がある…失礼だが、言ってしまうと 今の俺ならこの学校を制圧して奪う事だってできる」
「ッ!…だったら!」
「だが…」
自分達は銃という一方的なアドバンテージが存在する、口には出さないし出せるわけないが はっきりいうと今この場にいる美紀を除いた4人を射殺し ここの校舎や物資を奪う事だって容易にできるだろう
遠回しにその事を伝え、ヒートアップしかける胡桃さんであったが それを俺は遮り…
「…俺は 敵意の無い、友好的な人を殺すというのは 絶対に許してはならない行為だと思っている、そんなの ただの虐殺だ、だから…そうだな……俺はこの銃に誓って、絶対に君たちに危害を加えるつもりは無いと誓おう…」
無論、友好的である限り そのような事は断じてやるつもりはないので、俺は誓いを立てる事にした
「…口先では、いくらでも言える」
…やはり銃を持っているというだけで、先ほどまではフレンドリーだったのに 一気に警戒度を引き上げられてしまった…どうしたものか…
完全に危害を及ぼすつもりがないとわかってもらうにはどうすべきか…そう悩んでいた時
「…胡桃さん、もう それ以上はいいんじゃ無いでしょうか?」
胡桃さんとのやりとりを先程から見ていた先生が 助け舟を出してくれた
「確かに、胡桃さんと秋乃くんの接点は今までに無かった…お互いに話すのも 今日が初めてでしょう、胡桃さんからすればそのような相手が…その、数多くの武器や銃を持っていて 力量や装備の質も断然違うような人から「危害を加えるつもりはない」と言われても…その言葉を信用するのは難しい事だと思います」
佐倉先生は、卓上に陳列する俺達の持っていた武器や銃、そして俺が着用している装備を見ながら話す
さっきも言ったが 俺達の装備類は明らかに、シャベル1本だけの胡桃さんとは天と地ほどの差がある、それを踏まえた上で 先生は言葉を連ねる
「ですが…胡桃さん、私は 秋乃くんが今までに積み上げて来た『信用』に値する行動を数多く知っています」
「だから胡桃さん…彼が私たちに危害を加えるつもりはないということを、私が保証しますので…彼、秋乃くんを 信じてあげてはくれませんか?」
「……」
両者の間で、沈黙が流れる……が、その静寂を破ったのは 胡桃さんだった
「…ハァ〜…担任だったとはいえ、めぐねぇにここまで言わせるって事は 事実なんだろうな」
少し関心するような 呆れるような雰囲気で話し出す
「…わかった!…さっきの秋乃の言葉、信じるよ!!…もっかい言うが、ここまであのめぐねぇに言わせるって事は、相当努力してるんだろうな…それを踏まえた上で アタシはあんたを信じるよ…さっきまで、疑っててすまなかったな、ただ……守らないといけない人がいるってのは お互い様なんだよ」
「…だな」
最後の部分、小声で胡桃さんは 美紀の方に目をやりながら俺に語りかけて来た……なるほど、彼女も前線で戦う以上 俺と同じような理由があるわけだ…一体 昨日と今日の短時間で何が彼女をここまで強くしたのか 気になる所だ
だがまぁ、こうして 先生の仲立ちがありながら、一発触発の空気は払拭され 胡桃さんの信用を勝ち取る事ができた
「…あ、でも さっきの誓いは死んでも守れよ」
「もちろんだ」
「せ、先輩?無茶はしないでくださいね?」
こうして、俺達と学校グループの情報交換会は 危うい所もあったが、無事にお開きとなった…
「…そういえば、お前らって 一旦外の拠点に帰るのか?」
「あー…」
それは情報交換を終え、佐倉先生と他2人が 美紀に俺との馴れ初めを聞き、俺と胡桃の(さん付けで読んだら怪訝な顔をされたのでこう呼ぶ事にした)2人は少し離れた場所で、俺の装備や持っていた武器に関する話とアニメトークで盛り上がっていた時だった
当初の予定では、一応日帰りで行くつもりだったが 外を見てみると既に陽は沈みかけており、腕時計で時刻を確認してみると 今の時刻は18時を回ったくらい、帰るにしても見通しの悪い夜間の移動は避けたいので 胡桃の問いに対する俺の答えは…
「…一晩ここにいても良いか?」
結局、ここで一夜を明けることにした 幸いにもこうやって生存者と合流でき、簡易とはいえバリケードもあるため ある程度安心して眠れるだろう
一晩ここにいても良いかという願いに、胡桃は
「全然構わないぜ、多分他のみんなも良いって言うだろ…何ならここに住んだらどうだ?電気も水も使えるし、仲間もいるんだから」
返答はyesだった、何ならいっそのこと ここで共に生活しないかとまで提案して来た
「あー…別に俺はそれで構わないと思うが、その点に関しては美紀と要相談って言った所だな」
俺としてはこの提案、悪くないと思っている まず第一として、衣食住がここで完結させれるからだ 電気も水道も使えるし、服だって購買のストックからいくらでも使える、雨風も凌げるし 現段階で食料自体は購買などで確保できる、あと何気に ここからアクセスできる場所が多いってのもある
まぁ、これに関しては美紀の思いも聞いた上で決めたいので 返事はまた後日という形にする
「そうか、ま 話が決まったらいつでも言ってくれ、アタシは2人とも歓迎するぜ」
「ありがとよ」
「あ、それでさ そのレミントン?だっけか、ちょっと持たせてくれよ!」
「良いぞ、結構重いから気をつけろよ」
ひとまず、今日はここで過ごす形で決まったため 俺と胡桃は再び、他愛の無い事を話し始めた…
そして…
「今の時間は…19時か、まぁまぁ話し込んだな」
「お?もうそんな時間か…にしても この学校を要塞化するって話、面白そうだな ある程度余裕が出てきたら着手してみるか?」
「ああ、それが実現できれば かなり出来ることが増えるぞ?」
「例えば?」
「そうだな〜、グラウンドでサッカーとか?」
「なんだよそれ、子供かよ」
「子供には違いないぜ?」
「確かに」
「「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」」
「おぉー、胡桃ちゃんとゆーくん もう仲良くなってる〜」
「由紀か、(ちゃん付けしたら胡桃から「ちょっとキモい」と言われたので呼び捨てにした)どうしたんだ?そっちはもう話終わったのか?」
あれから1時間、美紀にもここで一晩過ごす事を伝えた後 必要ないと判断した防弾チョッキを外しシャツの前側を開けてラフな格好で再び胡桃と話に花を咲かせていた時、先ほどまで3人であれこれ美紀に聞きまくっていた(チラッと見たが美紀は少し顔が赤くなっていた)由紀が俺達に話しかけてきた
それでもう話す話題が尽きたのかと思い問いかけてみると
「えーっとね、りーさんとめぐねぇが夜ご飯にしようって!」
「あーね」
どうやら夕食にするらしい、それを聞いた俺らは部屋の端からテーブルの方へ向かい チラッとテーブルの上に並べられている献立を見てみると
「…野菜とお菓子、それとパスタか」
「ごめんなさいねぇ、元々そんなに食べれる物が無くて…お昼に作ったパスタの残りと 屋上で育ててる野菜に少しのお菓子しか出せれる物がなくて…」
「いやいや!急に来たのは俺達だから、そんなに気にしなくて良いさ」
りーさんが少し申し訳なさそうに言ってくるので、急いで俺は急に来たりーさんに非がある訳ではないと釈明する
「…近いうちに購買に行かないとな」
「明日は3階の完全制圧を目標に動くのか?」
「ああ、時間があれば夜中に購買も見に行きたいが…」
「胡桃、秋乃くん とりあえず食べましょ!難しい話は後よ あと」
俺が胡桃に今後の行動予定について聞いて話していると、りーさんが飛び込んできて先に食事にしようと提案して来た
まぁ難しい話は今するべきじゃないだろうと、大人しく話を切り上げ 用意してもらったパイプ椅子に座る
全員が座った事を確認し、上座に座る先生が音頭を取る
「はい、それじゃぁ 秋乃くんと美紀さんの出会いと、今日一日を無事に過ごせた事に かんぱーい!!」
「「「「「かんぱーい!!」」」」」
各々が手に持つ紙コップの中身はただのお茶だが、全員が今日の出会いと今日一日無事であったことを 『奴ら』に気づかれないよう声量を抑えながらも 互いに喜び合った
途中、秋乃がコンビニで回収した駄菓子類の半分ほどを解放し まるで平時かのような、パンデミックが起こる前のように 友達同士で集まりお菓子を食べてはしゃぐような雰囲気に、そんな些細なことでも秋乃は
「あぁ……『日常』って、やっぱり良いなぁ」
この小さいながらも日常を感じられるこの状況に、愉悦に浸っていた
が、その呟きが隣の席であった胡桃に聞こえたようで…
「こんな時間に学校にいるってだけで既に非日常じゃねぇか」
「うぐっ…そ、そこは触れちゃ駄目だろぉ」
鋭いツッコミをもらったとか
そして、このような楽しい時間はあっという間に過ぎるわけで…
「…それじゃ、そろそろ片付けてお開きにしようか…」
「もう2時間も経ってたのか…」
楽しい時間は、過ぎるのがあっという間 机の上のお菓子や料理は無くなり、最初と比べると随分殺風景な姿になっていた
「楽しかったなぁ…」
「…そう、ですね…私は少し疲れましたけど」
「あ〜…色々と 根掘り葉掘り聞かれたようで…」
今、りーさんはゴミの片付けやフライパン(元から生徒会室にあったパスタを調理するのに使った物)を洗い、他3人は勉強の事について話している。
そこでようやく由紀たちからの尋問から逃れられた美紀は余韻に浸る俺の元でまさに疲労困憊と言った様子でくたばっていた…が、顔に浮かぶ表情は嫌な物でなく 先輩の由紀やりーさん、ましてや教師である佐倉先生に対して呆れるような表情を少し浮かべながら その顔は笑顔であった
「なんだか、この2日間 今までの人生で一番濃いように感じます」
「俺もだよ、急に知り合いが4人も増えて…死にそうなくらい危ない目にあって、殺して……本当に、色々あった」
今日は、絶対に忘れてはならない日となるだろう…自分の犯した罪と この奇跡の出会いを忘れない為にも
少し憂鬱な気分になってしまったが…そこで美紀が
「…でも、いつかはきっと そんな思いせず、また笑える日が来ますよ」
ちょっと意気消沈した俺の様子に気づいたのか 美紀は希望を忘れないような、昨日の美紀の様子からじゃ想像できないくらいに 覚悟の決まったような、まっすぐな目でこちらを見つめて来た
「美紀……ああ、その通りだ またいつか、心の底から笑える日が…きっと来る」
俺も、美紀の言葉に共感するように 美紀を見つめ返す
「ありがとう、美紀 随分と気持ちが軽くなったよ…」
「…助けになれたらなら、良かったです」
「「……」」
だがそこで、お互いに無言で見つめ合う時間が続く
少し気まずくて、目が合いながら何か喋ろうと思った俺は そこで何を血迷ったのか…
「…綺麗な瞳、してるな」
「……えぇっ?!!」
黒歴史に刻まれるような発言をかました
「…あ、いや…い 今のはな…あ〜……忘れてくれ」
「えっ、いや その…今のって、ど どう言う意味、です か?…」
くそっ、やらかした いくら目があっている中で話す事無いなと思って放った一声がこれか?
10数秒前の自分をぶん殴ってやりたいと思うと同時に、遠回しに口説いているような自分の発言に だんだんと顔が熱くなってくる
ちなみに、それは美紀に至っても同じで こちらはさっきまで由紀達に色々と聞かれていたことがあってなのか、俺よりも一層頬を赤く染めている
そうして、お互いに気まずい雰囲気が流れ どうするべきかと頭をフル回転させていると…
「…お二人さん、あっつあつだねぇ…」
「「なっ?!!」」
いつのまにか隣にいた由紀が、俺達を見ながらしれっと爆弾を投げつけて来た…ていうかいつから隣にいた?…
まぁ、今美紀によって投げ込まれた爆弾によって 美紀は顔を真っ赤にしながら俯き、俺は少しオマージュして例えるなら「燃え上がったせ…真っ赤にな…」とどこぞのジョーがしていたような体制で内容は違えども椅子に座り込んでいた(こちらも顔は真っ赤である」
「…どうしたんだ?…由紀」
だが、これに関しては完全なる俺の自爆なので由紀は悪く無い そのため無視するわけには行かず、自責の念に駆られながら やって来た由紀の用件を聞く
「えっと、そろそろ寝る準備を始めるんだけど…ゆーくんとみーくんってどこで寝たいか希望ってある?部屋は分けた方が良いな〜 とか」
「もうそんな時間か…別に俺はどこでも良いぜ、美紀の方に聞いてやってくれ」
由紀がここに来たのはそろそろ寝る時間である事を伝えるのと、就寝場所の希望を聞きに来たようだ すでに時計は22時に近づきつつあり、明日の行動に支障が出ないようにするにはそろそろ寝た方が良いだろう、今日は色々あって疲れているから尚更だ
ぶっちゃけ、俺自身はどこでも構わない 強いて言うなら最初の時点で隣の適当な空き教室で寝ようかと考えていたくらいだ
美紀は先生達と寝るのを選ぶだろうか、いや 間違いなくそうだろう…と言うか同じ場所で寝るなんて無いか、すでに他のみんなとはある程度仲良くなれたようでこんな気まずい状況になって 更にそれでも同じ場所で寝るなんて言い出したら、それはもう…
「…私は先輩と同じ場所で構いません…」「お、だいた〜ん でもわかったよ、胡桃ちゃんに伝えとくね!」
「由紀先輩!茶化さないでください!!先輩とはそんなじゃありませんから!」「アハハ、ごめんごめん…」
…おっやぁ?聞き間違えか?…今 美紀が俺と同じところで寝るとか言っているように聞こえたんだが?
「…美紀?…今 俺と同じ場所で構わないって…」
俺は美紀に、聞き間違えかを確認するべく聞いてみる…帰って来た答えは…
「は、はい……そう、言いました…ご迷惑 でしたか?…」
「いや、別に迷惑ってわけじゃ無いんだけどさ…」
…まさかの聞き間違えでは無かったという…
……俺はもう、この事に関してはあまり深く考えない事にした
そんな一幕がありながら、結局 美紀と俺は生徒会室の一つ横の空き教室となっていた場所で寝る事にした
他のメンバーに「おやすみ〜」と言われながら荷物を持って美紀と一緒に真っ暗な廊下へ出る
まだ少し、気まずい空気感が漂いながら 俺は電気をつけるわけには行かないので事前に取り出しておいた灯油ランプにライターで火をつけ 優しい光が周囲を薄く照らし出す
「じゃ、行こうか 足元気をつけてね…」
「…はい」
短い距離だが ランプがあると言えど暗い為躓かないようゆっくりと歩き、隣の空き教室の前扉を開ける
中はいくつか机と椅子が並んでいるだけでかなり殺風景だった、俺が先に中へ入り 美紀も続いて室内へ入った事を確認して扉を閉める カーテンは閉まっているため少しランプの灯りを強め、先ほどより一層教室の内部が強く照らし出された
「さて…どこで寝るかな」
「私は…できれば奥の方が良いです」
「…だったら黒板の奥っ側にしておくかね」
どこで寝るかと美紀に聞き、奥側をご所望との事だったので 教室を入って正面の角あたりで寝る事にした
「…床に直接寝るのは嫌だろうって事で、佐倉先生から銀マットを貸してもらったよ」
「おぉ…」
「ちょっと待ってな…準備する」
だがまぁ、準備と言っても 銀マットを強いて持って来たブランケットを取り出すだけなんだが
そうして俺は、パパッとマットを敷き背嚢からブランケットを2人分取り出す
「ほい、これ美紀の分だ」
「あ、ありがとうございます」
今のうちにブランケットの片方を美紀に手渡しておく
「美紀は奥側が良いか?…って言うか、男は基本扉側か」
一応手前と奥ではどっちが良い?と聞くと 奥がいいとの事だったので、先に美紀に寝っ転がってもらう
「カバンは枕の代わりにして…上に着てるシャツは脱いで畳んで背中に挟んどくと、明日背中が痛くなりにくいぞ」
「そうなんですか?だったらやってみます…」
そうして美紀は、カバンを頭の方に起き 上に着ていた迷彩シャツを脱ぐ(ちゃんと下はグレーのTシャツだった)とそれをちょうど良いサイズに畳むと 背中の辺りにそれを起き、半長靴を脱いでマットの上に転がりブランケットを被っている
「…お隣失礼…」
「ど、どうぞ…」
少し畏まりながらも、俺は美紀の隣に同じようにして転がる…すると美紀が…
「真ん中…スペース空きすぎてませんか?…」
「…一応 ある程度の距離はあった方が良いだろう?」
自分と俺の間に 少し大きめなスペースが空いている、これに関しては…まぁ相手が年頃の女の子だからと言うのもあり、少し多めに距離を取っているわけだ
「…先輩、腕とかちょっとはみ出てますよね…」
「…まぁ、別にちょっとくらいは誤差の範囲だし 構わない」
ま、そうやって距離を空けてるせいでマットの上から体の一部がはみ出してるんだけどね、これに関してはあっさり美紀にバレた
だが、特に気になるわけでは無いので 構わないと言っているが、美紀には思う所があったようで…
「…わ、私は…別に、近くても構いませんよ…」
「…でもなぁ…」
との事で、美紀は別に構わないとのことだが…男女の間で、このような事をそう易々と二つ返事で返すわけには行かない これにどう対応するべきか悩んでいると…
「それの…私のせいで 先輩に迷惑が掛かるの、嫌なんです」
「……美紀…」
ここで美紀の優しさが炸裂した…この子 本当に良い子だなぁ
「ですから先輩…」
こちらをジーっと見つめてくる美紀の目線…流石にこれ以上は断るわけにも行かず…
「…いつか、セクハラだって訴えるなよ〜」
「もうっ そんな事、しませんよ…」
…結局、俺は折れた
そして俺は 不自然に空いていた距離を縮め、美紀の呼吸する音がはっきりと聞こえる近さ もう少しで腕が当たるほどの距離まで接近した
「…これくらいで良いか?」
「はい、大丈夫です…」
「灯り、消すぞ…」
そう言って俺は、近くに置いてあったランプの灯りを消し 完全な暗闇が広がる
「「……」」
真っ暗な部屋の中 お互いに、息をする音だけが聞こえる
そうやって、双方無言のまま深呼吸を繰り返していくにつれ だんだんと意識がボーッとして来た
特段、緊張とかは無く どちらかと言えば緊張よりも疲労が勝っていると言った感じだ
そうして、眠りに就く前に 俺はもう寝ているかもしれないが美紀に対して…
「…おやすみ、美紀…」
そう一言 言い放った
そして、自分が完全に眠りに落ちる寸前
「…おやすみなさい、先輩…」
そう、美紀の声が聞こえた
うーん…なんかしっくり来ない感じがしますねぇ…
なんぁ若干無理やり感というか 微妙な感じがあるんですよね…あと駄文が多いというか、話は進まないくせに無駄な話は多いと言う…あまりよろしく無い書き方になった気がします。
まぁでも、頑張って仕上げさせてもらったので 温かい目で見てくださると幸いです。
て言うかまたこんな時間に投稿しちまった…学校がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
…はい、気を取り直しまして 誤字脱字があれば、ご報告 お願いします!!
あ、そういえばみなさんってバレンタインにチョコレート貰いましたか? 私は4つ貰いました(唐突な自慢)
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