「よく狙いを付けろ!討伐できなくてもいい!追い払うんだ!」
そう言ってバリスタで俺を迎撃しているのはドンドルマ有する騎士団の方々。
あ、挨拶が遅れましたね。
こんにちは、テルです。
いやね?こちとらまだ何もしてないわけですよ。
なのにこの扱いって・・・傷ついちゃうよね。
そう言いつつも飛んでくるバリスタの球を炎で溶かす俺氏の圧倒的火力よ。
「バリスタの球が溶けてる・・・」
おん?飛んでこなくなったぞ?
『あ~あ~、ブラジ・・・ドンドルマのみなさんきこえますか~!?』
「!?何だこの声は!!」
「声でかすぎ!叫ぶんじゃねぇよ!!」
『あ、ごめんなさいね。気を付けます』
怒られちゃった・・・
「って、喋ってるぅぅぅぅぅぅ!?!?」
お、いいノリだねぇ。
『聞こえてるみたいですね。結構結構』
『それじゃぁ本題に入りますね。俺たちと協定を結びませんか?』
「協定だと?どういうことだ」
『お、話を聞く気になりましたか』
「どうせ俺たちはお前に勝てそうにないからな。そっちから申し出てくれるならこちらとしても安心できそうだ」
『さいですか』
この人は装備の見た目的に隊長あたりかな?
『ちょっと降りますね』
「あぁ」
近くに降りるにあたってできるだけそーっと降りよう。
じゃないと危ないし。
「それで?協定と言うと?」
『はい。この町を守る代わりに俺たちを置いてもらえませんか?』
「お前たちが守るのか?一体何から・・・」
『俺たち古龍みたいな圧倒的存在からですよ。いくらドンドルマといえども滅びないとは言い切れない』
「確かに一理ある。申し訳ないがしばらく待ってくれないか?俺の立場でこんな大きな話を決めるわけにはいかないんでな」
『あぁ、確かにそうですね』
「書類にまとめて国王に進言する。だがそれまでの間に騒ぎになりそうだ。」
『正式に決定が出るまではそこらへんに身を隠しておきますよ。黒色の発煙筒で合図をください。そうすれば合流します』
「あいわかった。いい結果を期待しておいてくれ。さすがに王もお前と敵対するほど馬鹿ではないだろう。どちらかと言ったらお前の方がそこらの人間よりも知能が高そうだがな」
『そんなことはないですよ、多分』
「ハハハ、人間味のあるやつだな」
ギクリ
『そんなことより俺のほかにもう一体置いてほしい龍がいるんですよ』
「ほう、誰だ?」
『ナナ・テスカトルです』
「ふぁ~」
『なんですか、その反応』
「いや、テオとナナが揃うとか・・・とんでもない武力だぞ」
『確かにそうですね』
「しかも見た感じお前は亜種か?」
『ん~、そんなもんだと考えておいてください』
「了解」
そんなやり取りをして別れた後、あまり時間を空けずに発煙筒で合図があった。
最近は「小説家になろう」というサイトで「例の如く異世界転生した訳だけど・・・は?」
という作品を書かせていただいています。
良ければそちらもどうぞ(露骨な宣伝)