人外狐お姉さん(身長が大きい)大好きな男   作:覚め

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永琳に毒を盛られたうどんげ「初っ端から 終わらせ
てや るわよ!!
       終
     制作・著作
     ━━━━━
      優曇華院
!!」


ポーカーフェイス

「…聖さん」

 

「なんでしょう?」

 

「この無表情娘は何?」

 

「こころと言います」

 

そうじゃない、いやそうではあるんだが。名前以前にだな、うん。頭につけてるお面がかなり変わりまくってるのには何の意味があるのか。この人外はどんな人外なのか。先ほどから変わりまくってるお面の中に神子に近しい顔をしているお面が混ざってるのは何故かを聞きたい。どーなってんの??ねえ、マジで。

 

「希望」

 

「あの顔が希望とは、お前もかなりイカれてる」

 

「まあまあ…」

 

「私は秦こころ。面霊気で、お前の感情を操れる」

 

「よくわからんが、わかるつもりはないのをわかってほしい」

 

「そういう感情は知らない」

 

「…で?聖さんはこいつを紹介して何がしたいんですかね」

 

「いえ?紹介したかっただけです。」

 

何だこいつ。まあ良いが。しかしこんなことのためだけに前酒飲んでた星さんに手紙を持って来させる意味はなんだったんだろうか。多分ないだろ。しかも星さんの顔死んでたし。あれか?また酒飲んだのかあの人?まあそれなら仕方ないか…もう酒飲みたいんだったらこの寺抜け出せば良いのに。いかん、泣きながらもうやだってなってる星さん想像したら笑えて来た。

 

「それでね?こころちゃん、おつかいをして欲しいの」

 

「わかった!」

 

「初めてなのか?」

 

「はい。金田さんはどうされます?」

 

「こいつほんっとに…」

 

「そういえばこころちゃんの希望のお面を見てましたね」

 

「だってあの顔嫌いだもん」

 

「本人にお会いしたことが?」

 

ある。アレは嫌な思いしかしなかった…しかも片足と腹を少し失うし。俺このまま行けば人間部分の方が少なくなるのでは?人外狐お姉さん(大きい)=八雲藍さんに出会い会話をするためと思えば、まあ、うん。内臓に及んでも問題はないか。もう一回あのキャンシーに会いに行こうかな?流石にもう治してくれなさそうだな。

 

「なるほど…あそこの方々、そんなにおかしかった覚えはありませんよ?」

 

「そう?俺はあんな感じに引っ越し迫られて嫌だったくらいには記憶に残ってるけど?」

 

「はい…あそこの布都ちゃんがここに放火しに来るくらいで…」

 

「それはそれでおかしいだろ何言ってんの」

 

「ウチは防火製なので」

 

「マジかよ負けたな法隆寺」

 

「呼んだ?」

 

「呼んでねぇっぁあ!?」

 

「…え、なんで来れてるんですか?」

 

「愛かな」

 

八雲藍さんの感じを知ってからというもの、俺の身の回りはほとんど藍色に染められたものばかりであることを伝え忘れていた。まあそれくらいには俺は八雲藍さんにゾッコン、LOVE、えーと…一途。そういう人間なんだからさっさと帰れと伝えまくる。どうやら無理っぽいわ。巫女さんこいつ退治して欲しいな。

 

「やはり霊廟に引っ越そう」

 

「…ずーっと言ってるけどさあ。なんでなの?」

 

「いやぁ…君さ、私と同じように感覚の一部がすこぶる良いよね?」

 

「…いや?聴力は並より下、味覚も…あんまりだしな」

 

「目。目が良いはずだ。私たちを一目見て人外だとわかるくらいには良いだろう?」

 

正解である。肯定したらフフンと得意げになった。こいつめんどくさいな。まあそれはそれとして、それがわかったのはこいつの耳によるものなんだろうが。つまりはなんだ。私と同じ感覚が良い人間だから引っ越そうぜ引っ越そうぜ言ってたわけか。何言ってんだこの聖徳太子。歴史の人間ってこんなんだったのか。マジで厩戸で生まれただけにしか見えん。

 

「そこでだ。君が我が霊廟で修行を積めば、それこそその目を活かすことが出来るんだ」

 

「…他人に得するようなことはしない。そこまで俺にも余裕があるわけじゃないしな」

 

「そうかい?」

 

「そもそも金田さんは博麗神社の人間です。なんなら命蓮寺側です」

 

「何言っちゃってくれてんの?」

 

「うーむ…しかしだ。そのままでは宝の持ち腐れだ。どうだろう?修行積む気は…」

 

「ない。そもそもお前の現状見てるとそんな良いことばっかじゃなさそうだし。」

 

だってぇ、こいつ自身耳が良すぎて聞きたくないことまで聞くらしいじゃん。じゃあそんな人外にはなりたくないよね?って。まあ本音で言えば修行とかしたくないだけだが。その先に人外狐お姉さん(大きい)=八雲藍さんがいるならば俺は嬉々として飛び込むが、恐らくはそうではない。しかも神社には輝夜が来る。アレを巫女様に押し付けるのは…なぁ。

 

「そう言った意味でも難しいのか…」

 

「ただいま!買って来た!」

 

「あらあら…まあ、知らない果物がこんなに」

 

「トランプで子供に爆勝ちして来た」

 

「トランプもあるのか…まあ、感情を操るなら当たり前か」

 

「三百戦して二百六十八勝した」

 

「え、負けるの?」

 

普通ポーカーフェイスなのに負けるはないだろ。なんだ、お前の見抜く力か??いやそもそも300戦して来れたのか?子供達最後の方飽きてない?わからねえもんだな子供達って…いやそうではないか。まあこころとやらにも会えたし。さっさと帰っちまうか。帰って紫さんに帰れコールしよ。

 

「あ、そうだ。君」

 

「名前で呼ぶとかないんすか」

 

「人外かどうか、見るのが嫌になったら私を呼んで欲しい。その時は力になるよ」

 

「ないよそんな時」

 

さっさと博麗神社に戻り、八雲紫を…あれ、八雲紫が起きてる。なんなら皿洗ってる。なんだろ、星さんみたいにやらかしたのかな。つーか星さん、俺に手紙届けてからずっと博麗神社にいたの??

 

「巫女さ〜ん」

 

「何?」

 

「里で甘味買って来ました」

 

「良くやった。アンタの分は?」

 

「そんな高い甘味は二人分も買えませんでしたね〜」




ちなみに金田君は人を見た時に見える模様のような物で人を識別しています。尚模様はマミゾウが変化しても変わらず、ぬえの力でさえ変わらないものとします。やったぜ。
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