人外狐お姉さん(身長が大きい)大好きな男   作:覚め

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早苗さんのところへ遊びに行くよ


お遊び

「で、またこうなったと」

 

「いや、実験は数が多いほど結果が安定するじゃん?」

 

「いや、まあ、そうだけど…」

 

それよりも。俺としてはもう一つ気になることがあって来ている。あーでも背中痛い。早くして。緑髪の巫女…早苗だっけ?早苗って、人間だよな?なんかちょこーっと違う気がするのは俺の気のせいか。巫女さんは人間だったから、ふと気になって来た。でもまさか背中をまた斬られるとは思わなかった。強がらずに巫女さんに連れて行って貰えばよかった。

 

「結構疲れるんですよ、これ。次からは…これを。」

 

「これはなんぞや」

 

「守矢の通行証です。それを見せれば山の妖怪も通してくれますよ」

 

「…あのさ」

 

「はい?」

 

「どーせなら初回で渡してくれないかなぁ…」

 

ここ妖怪の山。登山するだけでもかなりの苦労なのだ。つーか今回も運んでもらえてよかったとは思ってる。さて本題に戻して。立ち上がって早苗をまじまじと見る。あー、なんだろ。霧雨魔理沙みたいな感じだ。何かと人が混ざってるような…なんやろ。そっちの色々とデカい方の人外とも違うなんかなんだよなぁ…

 

「諏訪子も呼んでくるよ」

 

「あ、はい」

 

「ところで、金田さんはどうしてここに?遊びに来るとは言っても、遊ぶようなものは何もないですし…」

 

「お前」

 

「えっ!?」

 

「なんのハーフだ?」

 

「え、あ、純日本人です…」

 

「そうじゃなくて。種族」

 

「え?あー、人間、ですけど」

 

おや、おかしいな。と思ってる最中に色々とデカい人外、神奈子さんが色々と小さい人外、諏訪子さんを連れて来た。瞬間、理解出来た。こいつか。早苗と諏訪子さんを見比べる。ついでに神奈子さんも。うーん、見比べるとよくわかる。早苗と諏訪子さんは親戚だな。しかしまあ、外の世界でも俺はこういう見分けは出来なかったのに…見た瞬間にわかるくらい似てるってわけでもない。

 

「んー…不思議」

 

「何が?」

 

「私の種族聞いてくるくらいには、変な人ですよ」

 

「え…デリカシーがないんじゃないのか?」

 

「いや、早苗に見惚れてるに一票」

 

「…諏訪子様、それはあり得ないです。この方は霊夢さんにも反応しない方なんですよ」

 

「いやいや、早苗とあそこの巫女じゃ決定的に違う場所があるだろ?」

 

「どこですか?」

 

「胸」

 

目の前のセクハラ発言を見逃し、とりあえず思考するか。諏訪子さんは人外で、その親戚に当たるのはこの早苗。妖の類ってそもそも子供を残すのか?という疑問はあっても、それは置いておき。一体どうして似るのか。顔は似てないし…ただ、模様が似てるとしか言えないんだよな。んー、俺の目ってもしかしてすごい便利だったりするのか?神子の修行…いやそれはダメだな。

 

「諏訪子さん、ちょっと話しません?」

 

「えっ私!?」

 

「まさか諏訪子様目当てとは…」

 

「バツイチだけどな」

 

「見送っただけだよ!」

 

意味わからん会話はさておき。そもそも諏訪子さんは人外だが、なんなのか。神か妖か。妖のタグなら子供は産むのか。そもそも人外に血筋に値するものはあるのか。色々と疑問をぶつけてみる。

 

「んー…私は産んだよ。血筋も、多分あると思う。ま、神様だけど」

 

「神様か」

 

神かぁ…西洋東洋のどっちにしろ、産まない神は少なかったと思うが。産んだ神?知らんな。まあとにかく、その神と似ている早苗はなんなのか。

 

「早苗って、親戚?」

 

「…どうして?」

 

「見た目だな、目でわかる。けど…意味がわからない。外の世界にいたときはそういうことはなかった。親と子供ですらわかったことはないのに…」

 

「ま、私が祟り神として力があるってだけじゃない?」

 

「…そういうもん?」

 

「私も詳しくは知らないよ?でも確かに早苗は私の遠い親戚。」

 

遠い親戚…遠い親戚でもあんなに似るのか。実子ならどれだけ似るのか。親子関係にある妖とかいないものか。いやでも、紅魔館の主人達も姉妹か。いや、でもなぁ…妹君は突然変異的な物だってパチュリーさん言ってたし。そうなれば模様も似てるかどうかわからないしな。

 

「じゃあ、次。早苗って、本当に人間?」

 

「ん…人間だよ。現人神だけど」

 

「なるほどねー。つまりは神様の部分もあるわけか。」

 

「そそ。これ早苗には言わないでよ?まだ尊敬されてたいんだよね」

 

何言ってんだこの神は。だがまあ、気持ちはわかる。俺も菫子に炎で自慢してたけど、あいつ超能力使えるらしいからな。あー、恐ろしいことだ。巫女さんからそれを聞いたときは、あいつそんなことできるのに炎で驚いてたのかとこっちが驚いたくらいだ。まさか俺のせいであいつの感覚ズレたとか言わないよな。そうだよな??

 

「で、なんのお話をしたんですか?」

 

「早苗は黙ってれば可愛いよなぁって」

 

「えぇ!?なんですかそれ、私の内面無視じゃないですか!」

 

「八雲藍さんの方が魅力的だよなぁって」

 

「あの狐は…まあ、なかなかの美人だ」

 

「凛々しい人ですよね、藍さんって。」

 

「…私は早苗の方が美人だと思うけどー?」

 

「黙ってれば可愛いとか言った口から出る言葉は信用なりませんね」

 

「なっ!?」

 

「若干わかる」




早苗「…金田ぁぁぁぁああああ!」
金田「えっなに?」
早苗「えっ知らないんですか!?」
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