リグル「じゃあなんでタイトルはほぼ君なの?」
ミスティア「知らん、メタい鈴仙に聞け」
鈴仙「何も お もいつ
かなか ったから」
ミスティア「うわいた」
「人里に久々に来たけど、なんかあったかな」
「そもそも働いてないものねぇ」
「買う金がないんだよな。巫女さんどうにか」
「ウチは食費でカツカツでーす」
「だよねー」
甘味処で何も食わずに巫女さんが食ってることだけを見ている。あれ、天子と飯食いに行った時もこうだったな。あの時は桃食ってたけど、今は何も食っとらん。ぼーっとして時間が過ぎるのを待っていると、なんか変な騒ぎが。巫女さんの仕事じゃないか?俺は行かないけど。目の前を妖精が走っていくのを横目に…ん、妖精が走ってんの?
「私は今甘味食べてるでしょ」
「わかりましたよ、行って来ます」
妖精が走って来た方角か。なんかあるのかな、死にたくはないんだけど。人集りは…あった。あっち行くか。あっちになんかあるんだろお父さん知らないけどな。お父さんでもないし。んー、人集りが避けていく。これやばいな?絶対やばいぞ、人集りが避けて、その間を走る刀を持った奴。え、これ俺死なない?死ぬよね?死にたくないんだけど!
「退いてください!あの妖精を斬ります!!」
「投げ出さないことが大事って習ったから退かない退かない」
「では貴方を斬ります!!」
つまりは殺害予告。魔法でなんとかしなきゃいけないのか。緑色を基調とした服、白髪、刀。そして女。されど人外、力は尋常じゃなかろう。ではどうするか。どうしようもないね、炎でなんとかできると良いけど無理だな。右腕で止められるなら止めたいけど切られた時が怖い。そろそろパチュリーさんに怒られるんじゃないか。
「せいっ!はぁっ!」
「剣道みてーな斬り方するよなぁ」
「あら」
「十六夜!」
「…妖夢に痴漢でもしたの?」
「いや助けてくんなっだぁ!?」
うわ切られてる、と声を出されて少しキレそうになったが抑えよう。俺の役目はこいつをなんとかして巫女さんのところへ連れて行くこと。良し。目的を再確認して甘味処へ逃げよう。十六夜咲夜の助太刀は期待できなさそうだし、今日に限って宗教勧誘は見ないし。守矢はどうした。あそこは毎日やってるだろ。元気な元女子高校生が。
「霊夢はどうしたのよ」
「甘味処!あと並走しないで!」
「斬る!!」
「うっわ」
「私が抱えて走りますね」
「待って待って怖い怖い」
甘味処はここ!のはずだが、なぜか巫女さんがいない。なんでいないのさ。帰って狐のぬいぐるみ拝みたい…八雲藍さんの尻尾一本を使った贅沢な嗜好品を、拝んでおきたい。だがなぜかこうなっている。どうしてだ。最近イベントが多すぎる。満月眺めてたら宴が始まりかけたし、鬼が騒ぐと眠れないし。
「ぁぐっ」
「はぁっはぁっ…」
「っ!」
考え事してたら背中刺された。ちなみにだが俺は今背負われている。なぜ言ったかって?十六夜も若干刺されてるからだ。俺を貫通して十六夜にまで刺さったのだ。こりゃ紅魔館に頭下げに行かないと…いや、それはこの白髪二刀流の仕事か。あー、死体でよかった。後で青蛾さんのところに行って治してもらうこと以外にやることないし。
「…次は…!」
「なーにやってんのあんた」
「今度は誰ですか…」
「…あー、妖夢のやつ、お酒飲んだのね。人斬りだわこれ」
「十六夜、ほれ、さっさと抜け」
「抜いてるわよ。手当も終わってる。けど…貴方の体は無理。」
「3センチくらい刺さってたくせによく言う。化け物かお前」
「これでも割と無理してるのよ…」
「まあ巫女さんいるから大丈夫だろ。俺は青蛾さんに体直してもらわないとだな」
「はぁったく…」
「ごめんなさい…」
「本当よ、面倒な仕事増やして。次やったら甘味を何か奢ってもらうつもりだから」
うわこの巫女怖い…とかやって。血も出ない身体で青蛾さんを探さなきゃいけないのは面倒だけど、まあなんかいるだろ。最悪神子を呼べば良い。最悪な。いなくても無事なら無事で良いんだけどな。多分それはないだろ。巫女さんに連れられて神社へ。あの白髪二刀流もついてきた。刀持って暴れてたのは妖精が原因らしかったが知らん。酒も入ってた?その酒のせいで浴びた太刀筋だみろ
「ちゃんとしなさい」
「すみません」
「おー、いたー」
「お仲間が来たわよ」
「仲間?」
赤くて肌色が悪くてキョンシーな人外、芳香だった。仲間ってそっちの意味なんだ。全然違うからやめて欲しいかな、あっちは傀儡で俺は自律してる。まあ良いけど。そんな芳香俺に何かを押し付けていった。青蛾さんのメッセージ入りだったので読んでみると、『損壊パーツ渡します。パーツを怪我した部位に押し込めば治りますよ』と書かれていた。
「…こんな直し方あるんだ」
「キョンシーって便利なのね」
「キョンシーなんですか?」
「体の八割はキョンシーだけど、一割は人間」
「変な人ですね」
「酒飲んだからって俺に斬りかかるお前ほどじゃない」
納得したような素振りを白髪二刀流が見せると、どこかへ行った。空飛んだからわからない。巫女さん曰く、奴は冥界の人外らしかった。半人半霊らしい奴がなぜ現世に来ていたのか。なんやお前、死人の飯を食わせてガチの飯テロする気だったのか?黄泉戸喫しようってのか。巫女はんあいつぶち殺しましょうや
「ま、それはいいとして。狐のぬいぐるみを愛でます」
「いちいち報告しなくていいから」
「八雲藍さんを感じる…抱擁感!?」
「口に出さないでよ気持ち悪い」
「違うこれ酒呑童子か」
「わっはは!なんでわかったのさ」
「うっそ萃香に抱擁感あったの!?」
萃香、能力的にどれだけ小さくしても重さ変わらないならめっちゃ小さくなったほうが有利なはずなんだよなぁ