人外狐お姉さん(身長が大きい)大好きな男   作:覚め

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不良「俺さ、電車乗ってたら変な場所ついたんだよねw」
菫子「きさらぎ駅なら私三回くらい行ってるから。黙ってなさい」


余命十日以内

「で、10日以内とは?」

 

「そりゃその通りよ。私もそこまで詳しくはわからないわ。貴方、なんかイベントが多いのよ」

 

「そう?」

 

「私はちょっと…」

 

「圭さんが死ぬわけないでしょこの能無し」

 

「貴方が死ぬまでに十回くらい大きめのイベントが起きるから、それを回避させましょうかって話をしてるのよ」

 

つまりは、お前死にそうだから助けたるわってこと。しかしだ。十回イベントが起きるから死ぬのか?そんな余命みたいなさ…んー、でも死んでてもおかしくないことは何度もあるから、どーせ生きていられるでしょ。そのイベントの一つでも起き起きて当てられたら話は別だけど。妹君も俺を殺しに来なくなったし。風見幽香?ありえるね

 

「じゃあ一つ目の助言。博麗神社から引っ越しなさい。紅魔館でもそこのお姫様のところでも、どこでも良いわ」

 

「無理だな」

 

「永遠亭に来ましょう!」

 

「紅魔館なら職もついてきますよ」

 

「…まあ、分かってたけど。博麗の巫女から離れるのは?」

 

「八雲藍さんと会いにくくなるのがなぁ」

 

「カ・モ・ン!カ・モ・ン!永・遠・亭・に・カ・モ・ン!」

 

うるさいな輝夜。三三七拍子で催促するんじゃない。十六夜咲夜も真似しようと韻踏み始めたぞ。あーもううるさいの多すぎて訳わからんよ。どーなってんの?俺はどうやって死ぬの?意味わからんよ、レミリア嬢が何やらしてくれんじゃないの?せめて十六夜咲夜はどうにかなるでしょ?おいなんでそんな微笑ましいような顔でこっち見てんだお前。

 

「八雲藍が良いのね。意味わからないわ…でも確実に引っ越さなければ死ぬのよ。分かる?」

 

「まあ、アレだな。死んだらそこまでだし、助けは呼んでみるけど」

 

「…そう。じゃあもうだめね、貴方死ぬわ。こう、わーって感じで死ぬ」

 

「色々と抽象的じゃない?大丈夫?」

 

「妖怪にもならず、亡霊にもならず。死ぬだけ。わかる?」

 

「そもそも体のほとんど死んでるんだよな」

 

「あらほんと、ひんやり」

 

「胃袋を大きくしてもらうのではどうでしょうか」

 

それこそ青蛾さんに頼らなければなるまい。まあ死ぬなら死ぬでそれだけだし。レミリア嬢の顔を見るに、見るに堪えない死に方はしなさそう。良し!帰るか。輝夜とも別れ、博麗神社へ。十六夜咲夜に連れられて行く。空は飛べても、十六夜咲夜の方が早いのです。俺はどうやら遅い部類らしいということだけを聞いた。それ以上は知らん。

 

「うおっ!?」

 

「…お嬢様の言っていたイベントの一つ、かしら」

 

「神社から弾幕飛んでくることをイベントって言うの?」

 

なんだ?弾幕ごっこ大会でもやってんのか?いやでもそしたら弾幕はここまで飛んでこないわけで。と、一瞬違和感を感じた後に少しの浮遊感を味わったところ、十六夜咲夜が時を止めて見に行ったらしい。どうやら八雲紫が集中的に狙われてるらしい。永琳さんと神子と巫女さんと、後数名がいたらしい。

 

「祭りみたいだな」

 

「どうする?今行くのは危険すぎると思うけど」

 

「やめよやめよ。弾幕で死ぬとか洒落にならん」

 

「ではどこへ?」

 

「…どこ行こう?」

 

「紅魔館」

 

「またお前動き始めるなよちょいちょいちょい」

 

有無も言えずに紅魔館へ。嫌いだ、この館。美鈴さんの首に足で捕まってせめてもの抵抗をしていると、美鈴さんが動き始め、俺は何やら神輿のような運ばれ方をしながら館へと入れられた。あ、そこの妖精笑うな。火炎放射でお仕置きだ。畜生俺が何したってんだ。泣くぞ。

 

「お嬢様」

 

「ああ、戻って…えぇ…?一応聞くけど、何やってるの?」

 

「連れ込まれたから、美鈴さんの首に捕まって抵抗をしていたら美鈴さんも館の中に入って来た」

 

「後頭部に気持ち悪い感触があるので早く離してください」

 

「あ、ごめんなさい」

 

「はぁ…まったく。久々の感覚でしたよ。それでは!」

 

「…あいつクビにしないの?」

 

「ウチは一応終身雇用だから…」

 

「ここ終身雇用なんだ…」

 

「まあ、そもそも私が妖怪だから」

 

まあそれはそれとして。イベントの一つであろう神社の弾幕祭りについて聞いてみる。すると何とやばいことが発覚した。そもそもレミリア嬢の能力では、俺を周りから見ているような風景で運命を見るらしいのだ。つまり、弾幕が飛んでくることがイベントではなく、そもそも弾幕関係の運命は見えていないと言う。

 

「一つ目のイベント、ついでに言ってあげるわ。ちなみに、私の言うイベントは絶対に変わらない。どれだけ避けても出会う。」

 

「はよ言え」

 

「おちついて」

 

「簡単に言うわよ。この後、貴方は襲われる。」

 

「襲われる?誰に?」

 

「貴方以外は見えないわよ。他の人物は黒塗りで、貴方がどう言う状況になるのかを知れるだけだし」

 

「…心当たりが二人いる」

 

「誰と誰?」

 

「風見幽香と…まあ、微妙だけどさ」

 

言おうとした途端に馬鹿でかい音がする。ここの妹君、フランドールである。俺が何をしたのか、十六夜咲夜に身体を掴まれて倒された。そんな俺の上に乗るフランドール。そんな妹君に槍をぶっさすレミリア嬢と、そのまま俺をどこかへ連れ去る十六夜咲夜。姉妹喧嘩に巻き込まれたのかな、なーんてね。まあでも今のがイベントの一つか。

 

「絶対回避出来ただろ」

 

「多分だけどあの予言は襲われること。誰かは関係なしに、貴方が襲われることだけを予言した。それこそ紅魔館に帰ってなかったら風見幽香だったかもね」

 

「紅魔館で良かったとも限らんがな」




八雲藍「そんなに悩むなら、いっそ全力で取り組むべきでは?地底に置いたり風見幽香の前に置いたりする意味はないかと思います」
八雲紫「…確実に殺してくれる相手、ってことね」
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