人外狐お姉さん(身長が大きい)大好きな男   作:覚め

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輝夜「私だと思った?残念、妹紅でしたー!鈴仙ちょっとこれ飲みなさい」
鈴仙「うわなにするやめ縺ゅ?繧ゅ≧縺サ繧画枚蟄怜喧縺代@縺。繧?▲縺」
輝夜「たいして妹紅も出ないけどね!」


天の上まで届くは不死の煙

「あががっぎゃぁ!」

 

「…」

 

「只今総領娘様は燃えることを楽しんでおられまして…あー!その先は蔵があります!燃えちゃう!!蔵の中が!!」

 

永江さん、疲れてんのかな。心なしか背中の布がいつもより位置低い気がする。というか妹紅さん、なんでそれ見て笑えるの?お前一応時代考えたら藤原のお嬢様でしょ?いや、なんで人外になった俺がそんなこと考えてるの?おかしくね?あーもう、そもそも妖怪になったからって思考が劇的に変わる訳じゃないのがムカつく。

 

「で、お前は今賞金首って訳だ」

 

「良い感じの土地と好きに使って良い十人の人間。けっクソが」

 

「ま、アレだ。妖怪になったんだからそう簡単には死なないだろ」

 

「残念、確実に当たる占い師、レミリア嬢に死ぬ宣言されてます」

 

「マジか。どうやって死ぬんだ?妖怪だろ?」

 

「八雲藍さんに触れられて死ぬのならどんな死に方でも死に切れるかな」

 

「…お前、気狂いだろ」

 

「お、わかる?」

 

そういう貴女もね、と返す。うーん。天子があの様子では、どうやら助けは見込めないらしい。妹紅さんも同様だ。天子の暇つぶしに付き合うらしい。はぁー、仕方ない。すごい久しぶりな気がするけど…一回博麗神社行くか。降り立って3秒で退治がなければまあ話せるでしょ。暴力は野蛮だからね。後それで退治されるなら酒呑童子がいること自体がおかしいから。

 

「よーっと」

 

「うわ、妖怪が降ってきた」

 

「こんなのでも俺は賞金首なんだよなぁ」

 

「可哀想に。お茶ならあるから飲んでおきなさい」

 

進められるがままに茶を飲む。飲んで眠くなってきたので陽だまりで寝る。眠れん。残念でした。巫女さんが何かしているようだが俺はもうわからん。さて恐らく最後のイベントはいつくるのか。いやでも死ぬのもイベントなら次で死ぬんじゃん。待って俺二日以内で死んでない??あ、やばいじゃんこれ。しかも俺寝不足なのに。

 

「んぁ…どうしたの巫女さん」

 

「はぁ…あんた、随分と人をほったらかすのね。ついさっき咲夜とレミリアと神子が来てあんたのこと聞いてきたのよ。そんなに追われてるの?」

 

「守ってくれた奴らだ。そうか無事だったのかよかったあ」

 

「あー?何言ってんのよ。あんたのこと心配だからって飛び回ってんだからね。アレもそうでしょ?」

 

「巫女さんあんた疲れてんだよ。ありゃ八雲紫だよ?八雲紫!?」

 

見てそれを認識したので逃げようと後ろに行った瞬間、ぶつかる。巫女さんは隣に居る。八雲紫は上。振り返ってみれば、金髪でその上に乗る可愛らしい頭巾、それとは似ても似つかぬ美しい顔立ちで、俺がぶつかったことが不快だったのか、少し不機嫌な顔をしている。若干顔が上にあるので見上げているのだが、それでも目に入る美しい毛並みをした尾。自然に目線が下がり、ぬいぐるみに使った尾はもう復活しているらしく、九本ちゃんとあった。どこを見ても綺麗な、黄金比の体現者であることを認識できる美しさであり、その模様は今までに見たことのない、誰よりも美しいものである。腕組みをしており、青い前掛けがよく似合っている。過去に一度見たことがある、八雲藍さんの正装である。

 

「…はぁ。」

 

ため息。その瞬間すらも美しく思えた次の瞬間、俺の首が締まる。どうやら八雲藍さんから伸びているらしい。

 

「はぁ!?」

 

「霊夢。紫様が賞金首にしているから容赦はできないぞ」

 

「いや、それ人間の時だけでしょ!?妖怪なのよ今は!」

 

「ぅっあ」

 

いかん、巫女さん色々と喋ってくれてるけど俺めっちゃ余裕だわ。今ね。喉炎で貫いたらね。息できてる。こんなので出来るんだって俺も驚いてる。八雲藍さんの手が俺の首に触れていることの幸福感と、八雲藍さんが俺を殺しに来ているということへの満足感。片手で締め上げられた俺は、八雲藍さんを見つめる以外にやることがない。どうやら俺は意識になく、巫女さんの方に向いてるらしい。良いね、これでも俺は幸せなのさ。

 

「…そう。じゃあ私も見なかったことにするわね。私は。」

 

「?」

 

空から飛来。降ってきたのは聖白蓮だった。お前監禁してた身分でよぉ!何しにきてんだお前さぁ!!!…まあ、それはそれとして。助けには来てくれたが…別に今ので死んで良かったんだけど。焼いた喉も治ったが…んー、懸念点は後ろの八雲紫。多分こっちに気付いてるし、もしかして俺確定で死ぬよね?なら八雲藍さんが良い!

 

「聖さん、退いて?」

 

「え?」

 

「八雲藍さんに殺されないと死に切れないからさ」

 

「だろうから、私がここに来ている」

 

「えはっ」

 

腹を貫かれる。気持ち悪い、だが八雲藍さんの腕が俺の腹の中に。俺の体力は全回復した。もしやこのまま泥沼な戦いをし続ければ、八雲藍さんと一生舞えるのでは?あ、やばいこれ。人生の盲点ついちゃったかな。勝っちまったか。うーんやっぱり愛。愛なんだな。

 

「おぶっ」

 

「…どこを貫いても生き返るんだな…」

 

「っぬぅ!はぁっ…ごっ」

 

「藍だから。なら、私が貫いちゃえば良いのよね?」

 

「紫様!」

 

あーいかん。八雲藍さんと俺の細胞以外を拒絶する体質の妖怪になったのか急激に意識が。こんな雑に死ぬのか俺。八雲藍さんの方に倒れちゃえ。あー、八雲藍さんの抱擁を感じる。そのまま抱き抱えず、俺をあたかももたれかかった軽い木の板のような扱いをしてくれ。あ、払いのけられた。

 

「金田さん!」

 

「あうあうあー」

 

「ちょっと!私、これをどうやって関係各所に言わなきゃ行けないのよ!?」

 

「え、そっち?」

 

「お腹から消滅が!」

 

「くっ‥遺言か…八雲藍さん…俺は、貴女以外の女性に、輪廻転生、次元を隔てても欲情しないことをここに…誓い、ます」

 

「死ぬ間際の言葉が多い!」

 

「(何を言い出してるんだこの男?)…紫様、どうしましょうか」

 

「地底にでも放っておくわよ。葬式くらいはさせるから、肉体はよこしなさい」




金田「これで終わると思った!?」
埴安神「魂以外自前!肉体工房埴安神様だねぇ!!」
紫「!?」
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