ハンタースギルド
梓「なぁ最上」
最上「どうしたんですか?」
梓「明日のレイド雫を外してくれ」
最上「向坂ハンターはS級。強制参加なんですよ」
梓「おれが雫の分まで働く。だから頼む。親友の頼みを聞いてくれないのか?」
ガチャ!
向坂「梓!私は大丈夫だから!」
梓「そうか・・・・・過保護だったな」
向坂「私の事を気にしてくれたんでしょ?ありがとう梓」ギュ
最上「お邪魔虫は外に出てますよー」
梓「悪いな最上」
向坂「ねぇ梓!梓の弟さんと妹さんの事を教えて!」
梓「弟の名前は水篠旬19歳。妹の名前は水篠葵11歳だったかな。旬は今日からハンターに覚醒した。祝いにプレゼントを贈った」
向坂「何を贈ったの?」
梓「装備一式だ。母さんの治療費も入れた」
向坂「弟さんと一緒にパーティー組むの?」
梓「どうだろうな。弟が一緒にパーティーを組みたいって言ったらおれは最上に頭を下げてでもこのギルドに入れる」
向坂「じゃあ抜けないって事だよね?」
梓「あぁ。お前を守る為におれはこのギルドに残り続ける」
向坂「ありがとう梓。愛してるよ」
梓「おれも愛してる」
ギュ
翌日
S級ゲート内
最上「とんでもない数ですね!」
白川「リザードマンか!多すぎる!」
黒須「このままじゃ全滅するぞ!」
向坂「くっ!」
梓「お前ら下がれ。おれがやる」
一同「了解!」ダッ
チャキンッ
リザードマンたち「!?!?」ビクッ
梓「紫電一閃」シュン
ジュシャジュシャジュシャジュシャジュシャ
タタ
梓「これで安全だな」
白川「こ、これがSSハンターの実力!?」
黒須「やっぱりとんでもねーな!」
向坂「スピードは私以上。剣術に関しては言うまでもないですね」
最上「流石ですね梓!」
梓「褒める暇があるなら先に進むぞ。この先ボス部屋だ」
最上「わかりました。皆さん気を引き締めてください!」
一同「了解!」
ボス部屋
白川「おい!嘘だろ!?」
黒須「マジでやばいぞ!?」
向坂「シャドウドラゴン!?」
最上「ここは一時撤退をします!」
シャドウドラゴン「ガァアァアァァ!!!!!」ボォォォォォォ
一同「!?!?!?」
ボカーーーーーーン!!!!!!!
向坂「あ、梓!」
梓「雫。愛してるよ」
向坂「い、いきなりどうしたの!?」
トンッ
クラッ
ギュ
梓「最上。全員を連れてゲートから出ろ」
最上「梓はどうするんですか!」
梓「おれが時間を稼ぐ。誰か1人でもあいつを抑えないと誰も逃げられない」
白川「何を言ってるんだ!逃げるなら全員だ!」
梓「おれ1人犠牲になるだけ全員が守れる。早くいけ」
最上「僕は!」
梓「親友の一生のお願いだ最上。頼む」
最上「くっ!全員!退却!!!!!」
一同「くっ!!!!!」ダダダダダダダダダ
シャドウドラゴン「ガァアァアァァ!!!!!」バサッ
梓「お前の相手はおれだ」シュン
グサッ!
シャドウドラゴン「ギャアァァアァァァ!!!!!!!」ポタポタポタ
一同「!!!!!!」シュン
梓(みんな逃げれたな・・・・・後はゲートを破壊するだけだ。)
ダッ!
バキンッ!
その瞬間おれはゲートと共に消滅した。だが何故か生きていた。
廃墟
梓「ここは?」(それに体に違和感があるな)
梓(以前よりも遥かに力がある。どういう事だ?再覚醒でもしたのか?それに頭の中に新しいスキルが思い浮かぶ。とりあえず使ってみるか)
梓「解析」
梓「なるほど。捕食。何も起きないな。飛翔」バサッ
梓「羽が生えたな。戦闘面で役に立ちそうだ。後で調べるか。それよりあれから何年経ったか調べないとな」
街中
梓(なるほど。色々調べてわかった。あの戦い以降5年が過ぎてるな。そして世間ではおれはもう死んでる事になってるな。もう隠れて過ごすしかないな。冒険者登録も新しくしないとな。名前も変えて顔の認識阻害マスクを使えばいい)
ギルド
受付嬢「冒険者登録ですか?」
梓をゼロ「そうだ。頼む」
受付嬢「身分証明書をお持ちですか?」
ゼロ「すまない。おれは海外から来たから身分証明書とかないんだ。新しくここで作りたい」
受付嬢「そうですか。ではお名前はなんですか?」
ゼロ「ゼロだ向こうではそう呼ばれてた」
受付嬢「そ、そうですか!では水晶に手をかざしてください!」
ゼロ「あぁ」(力を抑えるか。目立たないようにしないといけないからな)
受付嬢「B級ハンターですね!おめでとうございます!」
ゼロ「ありがとうな」(力抑えてもB級か)
受付嬢「それではこれをどうぞ!無くさないようにしてくださいね!」
ゼロ「わかった。ありがとうな」
外
ゼロ(あれから最上たちはどうしてるんだろうか。もう会うわけにはいかないからな・・・・・・雫・・・・・・旬・・・・・・葵・・・・・・・)
アナウンサー「速報です!ハンタースギルドが今日A級ゲートを攻略しました!舞姫の異名を持つ向坂雫さん!舞うように戦う剣姫!本当に美しいです!そして人類最終兵器の活躍もとんでもないです!」
ゼロ(おれが居なくてもやっていけてるようだな・・・・・」
ドンッ!
葵「ごめんなさい!大丈夫ですか?」
ゼロ「あぁ。君こそ大丈夫か?」(葵・・・・・元気そうでよかった)
葵「大丈夫ですよ!」(あれ・・・・・この人・・・・・すごく懐かしい感じがする・・・・・・すごく優しい声・・・・・・何処かで会ったことあるような・・・・・・思い出せない)
ゼロ「気をつけて学校に向かうんだぞ」スタッスタッスタッ
葵「は、はい!ありがとうございます!」
B級ダンジョン
ゼロ(本来なら8人のパーティーを組んで入らないといけないがおれの立場上ソロでやらないといけないからな。ボスを倒すとゲートが閉じてバレるからな。中にある鉱石を取ることしかできない)
狼「ガルルルルルル!!!!!」ダッ
ザシュ!
ゼロ「新しく手に入れたこの捕食者を使ってみるか」ガブッ
ピロンッ
ゼロ「なんだこのウィンドウ?魔気が上がった?なんだこれ?てか人間から不明になってる。どういう事だ?それにゲームみたいな感じだな。レベルアップしてるし」
数時間後
ギルド
受付嬢「こんなに掘ったんですか!?」
ゼロ「1時間しか掘ってない。ボス部屋まで行けなかったし魔物は1匹もいなかった」
受付嬢「な、なるほど。でもソロで行きましたよね?」小声
ゼロ「口止め料って事で鉱石の7割を渡す」
受付嬢「いりません!でも気をつけてくださいね?」
ゼロ「あぁ。ありがとうな。そういえば名前なんて言うんだ?」
受付嬢「雪と申します」
ゼロ「雪さんか。これからもよろしくな」
雪「はい!」
夕方
雪「ふぅー」
楪「雪ちゃんどうしたの?なんだか嬉しそう」
雪「そんな事ないよ!」
楪「あの新人冒険者くんの事気になるんでしょー?」
雪「違うって!」
楪「顔はすごくイケメンだよね!」
雪「う、うん。正直好みではある」
楪「受付嬢1番な美人の好みな男性!これはすごい事になりそう!」
雪「誰にも言わないでね!」
楪「わかってるよ」
ハンタースギルド
最上「ハァ・・・・・・」ゴクッゴクッゴクッ
ゴロゴロゴロ
最上「梓・・・・・僕がもっと強ければ・・・・・」
向坂の部屋
向坂(もう5年が過ぎたんだ・・・・・梓に会いたい・・・・・・私がもっと強ければ梓と一緒に戦えた!私が弱いせいで・・・・・)ポロッポロッ