キヴォトス存続RTA(any%)   作:暁真

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最終編その4

 

「???」

 

……

 

何処だろう、此処は。

 

記憶にはない……本当に、何処だ?

 

 負けイベのクロコ戦に敗北したことでレズちゃんは最終編開始早々方舟に拉致られてしまいました、これは1章〜3章中盤までの全てのイベントに関われなくなってしまったということですが逆に言えばそこら辺全てカットできるという事なので大規模な短縮とも言えます。

ん、いやいやレズちゃんには転移能力あるじゃんっていうツッコミが入った気がしますね。

 

……

 

……此処で転移は使えない、何か分からないけど……とても危険だ。

 

この通り方舟内部では多次元解釈が働いているため光の剣イベントが発生するまでは転移能力が封殺されます、クロコといいなんで此処までレズちゃんがギミックに被弾するんですかね(困惑)。

ただ問題はそこではありません、別にこれは先生達が侵入するまで待機していればどうにかなります。問題は……

 

こんな所にいる暇はない、早くカイザーをどうにかして赤い空を……

 

そうだ、救わなければ、私が、この世界を、救わなければ。今度こそ、今度こそコンドコソ……

 

……えー、明らかに様子がおかしいですね。これはついさっき付与されてしまった精神異常「錯乱」によるものです。

キャラ状態的にも言動がおぼつかない目がラリるなど明確な変化が訪れますが厄介なのは戦闘においても同様です。

 

『錯乱』

言動が不安定になり全ての会話成功率が低下。対象決定時50%の確率で対象がランダムに決定される。

 

5割で対象が味方への誤射含めランダムに決定されるとかまず味以外の何物でもありません。しかし厄介な事に錯乱の解除手段はアイテムでは不可能、誰かに正気に戻してもらうか自分で正気に戻るしか治療手段はないです。

鉛弾ぶち込めば元に戻るってわけでもないのが本当面倒臭い、これを治さない事には単騎以外で戦闘できないので早いとこどうにかしたい所でしょう。

 

まあ光の剣イベントで多次元解釈が抑制されるまではする事もないので大人しく待機ですかね、セフィラ・コードを使用してハッキングしようにもした所で何ができるかと言えば何もできませんから。

 

……!

 

「セフィラ・コード」がない……何処で落とした……?

 

とか言ってたらなんかセフィラ・コード無くしてるんですけど。クロコのドナドナはアイテムを没シュートされることはないっぽいんですが一体何処で……もしかしてシャーレ地下での戦いで落とした?

こうなると本格的に何もできませんね、さっさと時間経過で最終編3章に進みましょう。

 

……扉が開く気配もない、今できることは……ない?

 

"銃を連結する"

 

ん?

 

"連結銃を放つ"

 

超強引な手段に出ちゃったよ……

 

……びくともしない、相当頑丈な……それとも別の……?

 

多次元解釈君が頑張ってるのでこの通り扉は無傷です、無駄行動せずにさっさとRTAしてほr

 

"連結銃を放つ"

 

え。

 

"連結銃を放つ"

 

ちょ、

 

"連結銃を放つ"

 

ちょっと待てやぁ!(ONDISK)

 

錯乱の影響か分かりませんが流石にこれは無駄行動連発し過ぎです、何かイベントが起きるわけでもないのにこれはロス以外の何物でもありません、ほらAI君さっさとやめ

 

"連結銃を"

 

「何回試しても無駄だよ、ナズナ先輩。この方舟は先輩には壊せない」

 

イベント起きたぁ!?

 

"連結銃を向ける"

 

「……それも無駄、私に先輩の弾丸は届かない。さっきわかったでしょ?」

 

"連結銃を放つ"

 

完全にトリガーハッピー状態ですねクォレハ……

 

「……先輩がそうしたいのなら好きなだけ撃ってくれて構わない。けど先に根を上げるのは先輩だよ」

 

……まるで、効いていない。

 

無駄……のようだ……今は……

 

流石に此処まで意味がないとトリガーハッピーも切れたようです、大人しく銃を下ろしました。

 

「……大丈夫、先輩はもう戦わなくていい。此処で永遠を生きる事になるから」

 

「……」

 

「先輩が何度も何度もやり直しを続けているっていうのは……先生から聞いた。いや、正確には……死ぬたびに並行世界の自分に意識を転写し続けている、かな」

 

「……なんで、しってる?」

 

「この方舟はあらゆる可能性が混在する空間……だから先輩の事もすぐに分かった。どうして未来がわかっているような行動ばかり取れるのか、気になっていたから」

 

「……」

 

星の本棚もびっくりの検索性です、なんだこのWikipediaは、私も攻略チャートの最適解知りてぇなぁ……

 

「だから先輩は殺せない、殺してしまえばまた先輩は次の自分に意識が転写される。きっとそれは終わらないし……私はまたその世界を滅ぼさなきゃいけない」

 

「巫山戯るな……」

 

「ふざけてない、それが私の役割。先輩がキヴォトスを滅亡から救うのが役目のように……そして、その在り方も同じ」

 

「何を……言っている?」

 

「先輩、先輩がもしキヴォトスを救えたとして……それで全部が終わると思う?」

 

「……それが役割だというのなら、完遂された筈だ」

 

「いいや違う、そうなったとして先輩は「そのキヴォトス」を救っただけ。まだ救われていない並行世界は無数に存在する……」

 

「……やめ」

 

「貴方はキヴォトスを救うという使命のためだけにまた記憶の転写を続ける。何度も、何度も何度も、終わりなく」

 

「……やめろ」

 

「きっとそれは終わらない……先輩は未来永劫、この世界を救うという大義名分の元世界の機構として存在し続ける」

 

やめろ!!!!!

 

「だから私が先輩を此処で終わらせる、世界を救うという役割から解放する」

 

「……」

 

「それが……私の役割の中でできる精一杯。貴方だってこれ以上やり直したくない筈、違う?」

 

「……人の気持ちを、分かった風に……!」

 

「……気持ちの整理が必要か。先輩も、私も」

 

「また時間をおいて来るよ……このキヴォトスが滅んだ後で」

 

「待て……!」

 

……シロコは何処かへと行ってしまった。

 

私の……私の役割は……

 

……頭がおかしくなりそうだ、少し休もう。

 

なんかクロコが若干ヤンデレ気質になってる気がするんですが気のせいですかね?

まあそれはさておきイベントが終了したのでこれでようやくRTAが進みます。最終編3章になれば多分レズちゃんも此処から抜け出せるので後は先生と一緒にクロコを倒して最終編は恐らく終了です、さっさと錯乱治してくれよなー頼むよー。

 

……他に行ける場所があるわけでもない、此処で無理矢理にでも休息を取ろう。

 

『時間を経過させる』

 





〇○年∀月∀日
前周より変化なし。

◯◯年△月◯日
前周より変化なし。

◯◯年□月×日
前周より変化なし。

◯◯年≠月××日
前周より変化なし。

◯◯年⭐︎月◯×日
前周より変化なし。


 
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