「あらかじめ準備されていたとはいえ、何かが引き金になって顕現しかけているのは間違いない。だけど一体何が……」
「性能から察するにセトの憤怒は元々何かに対する防衛ないし殲滅機構。シェマタを破壊した事で私達を外敵と認識して……いや、それだけじゃ説明が付かない、何か他の要因が……」
えっ何それは(困惑)、結構このゲームはやりこんでる方なんですがそんな設定初めて聞きましたよ。いやまああくまで推測なんで違う可能性もありますが……
「そうか、朝霧スオウ、彼女が……ああクソっ、タイミングが重なったせいか!」
「元々地下生活者が小鳥遊ホシノに何か干渉することを目的にしていたのは話しただろ?どうもセトの憤怒はそれと連動して顕現する手筈だったらしい……ただこれには1つ落とし穴があってね」
「混沌の領域を通じて干渉している以上前提条件は幾らでも誤魔化しが効く。恐らくあいつは小鳥遊ホシノへの干渉が失敗した時点で顕現の依代を朝霧スオウに切り替えたんだ、何処までもタチの悪いことで……」
「朝霧スオウの暴走はヤケクソでもなんでもない、セトの憤怒顕現のための事前準備だったってこと。やってくれたね地下生活者……!」
なんという事でしょう、地下生活者は顔を真っ赤にしていたではなくヤケクソのフリをしてラスボス降臨の儀を進めていた策士だったのです……いやヤケクソにはなったんでしょうね、その途中で急遽オリチャーを閃いただけで。どうやら俺たちは……
「……まあ、不幸中の幸いと言っていいのかわからないけど」
「先輩!」
「この通り援軍も到着だ。事前連絡はしっかりとしておいたよ」
「あれ……ナズナちゃん、だっけ。君双子だったの?」
「ホシノ先輩……多分私と同じ」
「また大きいシロコ先輩みたいな並行世界の人間ってこと……!?」
当然と言えば当然の反応、しかもこっちはシロコと違って服装以外ほぼ同じですしね。
「あたりー。私の事はナズナVとでも……って言ってる場合じゃないんだよねぇ、これ」
「……!」
「抗いようのない終焉……?」
「そう、私の世界にも現れて……先輩はたった1人で立ち向かって……」
「でも、なんでいきなりそんな存在が……?」
「決まってるでしょ、全部糸を引いてるのは同じ存在だったってこと……というか今回の一連の騒動、全部先生を出し抜くのが目的の茶番劇だし」
「ちゃば……!?」
「……なるほど、そのためだけにまたアビドスは滅茶苦茶にされそうだったって……そういうこと?」
「肯定する。同族嫌悪かもしれないけど……私は嫌いかな、ああいうの。自己満足の塊というかなんというか……ま、ともかく重要なのは」
「嘘でしょ、急に雲が……!?」
「それに雷まで……明らかな異常気象です。これが……!?」
「そう、セトの憤怒の顕現。もう少し段階を踏む物だと思ってたこっちの不手際だ、謝る」
「……やっぱりどの世界でも変わらないなぁ、先生は」
「ん?」
「先輩?」
うーん紛らわしい、シロコテラーもクロコ名称もゲーム外の愛称ですから本編だと区別付けにくいんですよね。
「最初からそう言ってくれればいいのに、どうしたの?」
「……先輩、今回は前みたいに先輩1人でも、私と先輩だけでもないよ」
「そうそう、元は私達の問題なんだしあんまり部外者に出張られても困っちゃうよ?」
「正直なんで世界が滅びるとかそういうレベルの問題になってるのか分からないけど、とりあえずあれをやっつければいいんでしょ?」
「はい!」
「だからナズナVって……いやまあ先生がそう呼びたいならそれでいいけど。んじゃそっちの統率は任せたよ
「同感、そっちのシロコちゃんはともかく君と肩を並べるのは初めてだからね。どっちもよく知ってる先生に指示してもらう方が気楽かな」
「こっちはいつでも、シロコちゃん達もいいよね?」
「ん、問題なし」
「私もよ」
「いつでも行けます!」
「じゃあ今度いい案考えて、先輩」
「全員の準備も良いところでそろそろお出ましだ!奴の体質に気を付けて戦えばきっと勝てるはず……というか勝ってね!私の努力無駄になるから!」
「あれだけ雷が落ちているのにまるで雨が降ってない……本当にとんでもない物を相手にしちゃってるみたいですね、私達」
最終決戦に相応しい前口上も終わりました。後地味ポイントですがプラナの存在により制約解除決戦が解放されているため本来パーティキャラ5人以上で効力を失ってしまうシッテムの箱による支援が引き続き有効です。1.2倍は馬鹿にできない数字なので嬉しいところ。
さあいよいよアビドス3章ラスボス戦もとい本RTAラスボス……
セトの憤怒戦、大量のバフ込みでお送りします。
……ん、繋がった?
あー……ダメだこりゃ、映像じゃなくて文章しか送れないのか。不便だね別の時空って。
まあいいか。コミュニケーションは一方的とは言え取れる訳だし。
という訳で……
こちらからは初めまして、そっちからは……どうなんだろうね。
まさか私と同じように並行世界の私をずっと観測し続けてる人達が居るとは思わなかったよ、もしかして相当な暇人だったりする?
いやまあそういうのはどうでもいいか。
君達が観測してる並行世界の私、彼女の長い旅はもうすぐ終わる。
だからまあその……その時は、素直にあの子の事を褒めてあげてほしい。
私からはそれだけだよ、じゃあね!
……あ、でも個人的にもう一回繋げるかもしれないか
番外編だよー!
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星の名を冠する銃
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1周目
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ナズナとの記憶が引き継がれてる……?
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各自治区人力RTA