キヴォトス存続RTA(any%)   作:暁真

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アビドス編その2

 

 最速で最短で真っ直ぐに一直線に走り抜けるRTA、はーじまーるよー!

 

 

「先生、知り合い?」

 

"まあ知り合い……知り合いでいいのかな"

 

「その認識で構わない」

 

"そっか、それで……なんで此処にいるの?"

 

「言った筈、私は私が必要と判断した時貴方の前に現れると」

 

 というわけで先生とのセカンドコンタクトです、流石にこんなところに居るのは想定外だったのでしょうか、困惑している様子が見て取れます。

 

「……電波系?」

「にしては割と言葉は通じてますね……?」

「んー、まあ少なくとも只者じゃないってのはわかるかなぁ、いつでも戦闘に移れるようにしてるし」

 

「……別に戦いに来たわけじゃない、万が一に備えているだけ」

 

「万が一って……私たちにとっちゃ貴方が怪しすぎて何かあったらすぐに撃ってもおかしくない状況なんだけど?

 

「……わかった、これでいい?」

 

銃をホルダーに収めた。

 

おお、結構強気の判断。このゲーム、銃をしまっている状態で戦闘に突入すると最初の行動が自動的に「銃を構える」になります。故に油断しているところを奇襲等が大変有効なのですが……今回はそのデメリットを自分から被りに行ったようです。

 

"戦う気はないってことでいいのかな?"

 

「そう捉えてもらって構わない……今日の私は貴方に道を示しにきた」

 

"道?"

 

「そう、貴方の未来を決める、道」

 

「……やっぱり電波系じゃない?」

「でもカッコいいって思ってる訳ではなさそうですね……」

「おじさん陰口は良くないと思うなぁ……」

 

マン・マシーンの影響もありそうですが散々な言われようですね、まあアビドス視点唐突に現れた謎の存在ですししゃーないか。

 

「……先生、貴方はこれから先幾度も大きな決断を迫られることになる」

 

「それはこの世界の行く末を左右する決断。自分に従うか、社会に従うかの選択」

 

「貴方が選択を間違わなければこの世界は終わらない……少なくとも、あれが来るまでは

 

"決断と言っても、その時が来ても多分私は私にできることをやるだけだと思う"

 

「それでいい、きっとそれでこの世界が終わることはない筈だから」

 

「……それじゃあなんで君は来たのかな?よくわかんないけど君の言う通りなら先生の選択で悪いことにはならないんでしょ?」

 

「……万が一を起こさないため、それと」

 

「貴方が全てを任せられる人であるかどうかを、確認するため」

 

"全てって……私はそんなに高尚な存在じゃないよ"

 

「……そうであろうとなかろうと、この世界の行く末は此処に来た時点で貴方の手に握られた」

 

「貴方は「彼女」に未来を託された。私の役割は、その未来が潰えてしまわないか監視する事」

 

「……正直、何言ってるかよくわからない」

「奇遇ねシロコ先輩、私もよ……」

 

まあ思いっきり電波なことしか喋ってませんからね……

 

「……貴方が「選択」を迫られた時、私は必ず現れる」

 

「だから……その時聞かせてほしい、貴方の「答え」を」

 

……ああ、成程。

 

"……一つ聞いていい?"

 

「……何が聞きたいの?」

 

"話を聞く限り、君は未来を知っているように思える"

 

"それなら、どうして君は何もしないの?"

 

もっともなご意見です、先生。

 

「……」

 

「……私は相応しくなかった、それだけ」

 

うん、はっきりしましたね。

 

AI君は先生にキヴォトス滅亡案件をほぼ任せることにしたようです。まあ詰み状態にならないと項目操作できなかったからね、しょうがないね。ただキヴォトス滅亡案件に関連する事件が発生する日はスキップできないためRTA的にはボス戦だけ介入するような形になるでしょう、言ってしまえば助っ人外国人枠です。

 

"……どういうこと?"

 

「……それを話せば未来は不確定になる、だから話すことはできない」

 

「なんか急に胡散臭くなったわね……」

「……少なくとも、最初から怪しい」

 

うーん、マン・マシーンの弊害が出てますね。やっぱりどこまで行ってもデメリットはデメリット。

 

"そっか"

 

"じゃあ、私からはこれ以上聞かないことにするよ"

 

「……貴方はこの地で最初の選択を迫られることになる」

 

「その時、私はまた現れる」

 

やっぱり先生はマン・マシーンの影響を受けないようですね、流石の聖人だぁ……

 

「……今日は、それだけを伝えに来た。ついででゴミ掃除はしたけど……気にしないでほしい」

 

「気にしないでって……あの人数を一人で!?」

「……へぇ」

 

……ホシノの目つきが鋭くなった、潮時だ。

 

「……先生、そしてアビドス対策委員会」

 

「再会は、そう遠くない」

 

移動先を選択してください

 

「自宅」

 

此処でレズちゃんは意味深な事だけ言い残して転移。詳細を言え詳細を!と言いたいところですがこれはAI君の考えあってのことでしょう、過去に先生に過干渉した結果本来防げる案件を防げなかったとかがあったのかもしれません。かといってほぼ無干渉の今周も褒められたものではありませんが……まあタイムは全てに優先するので良しとします。

 

「自宅」

 

……目的は達成した、後は万が一がないよう適時介入すればいいだけ。

 

さて、確かアビドス関連でスキップできない案件は……風紀委員会襲来と最終決戦くらいでしたかね。特に最終決戦は確率でビナーが乱入してくるので万が一が起こり得る可能性があります、今周ではどうなるかはまだ分かりませんが此処からは恐らく風紀委員会襲来までスキップすることになるのかな?

 

……そしてその万が一は潰せる。丁度いいところだし奴の所へ行こう。

 

ん、奴?

 

任意目標追加『ケセドのパーツを持ち帰る』

 

おっとぉ?????????

なんと此処で大規模なフライング、てっきりデカマク……グラマトンはビナーから順に倒して行くのかと思いましたがなんとケセドから攻めて行くようです。でも一体何のため……あーいや、そういうことか。

詳しくは後で説明します、ひとまずレズちゃんはケセドに単騎でカチコミかけに行くようなので大人しく見守りましょう。

 

使用するアイテムを選択してください

 

「エナジーアブゾーバー」

次の戦闘中開始時のEXとEXの増加量が倍になる。

 

乗り込む前に使用したのはエナジーアブゾーバー、効果は単純で次の戦闘で自陣営のEX増加量が倍になります。EX連射ビルドでよくお世話になるドーピングアイテムですね、恐らくあれをやる気でしょう。

 

移動先を選択してください

 

「廃墟:軍需工場」

 

というわけで意気揚々とレズちゃん、ケセドの本拠へカチコミです。

 

イクゾー!

 

デッデッデデデデ!

 

カンッ(謎の金属音)

 

ハアァ……(クソデカ溜め息)

 

「廃墟:軍需工場」

 

というわけでケセドの本拠地こと軍需工場にカチコミです、無論正面から。

 

……気付かれたようだ、アラートと共にオートマタやドローンが出動するのが見える。

 

えぇ……(困惑)。いや最初からコソコソするんじゃなくてカチコミ前提でしたけどケセド君の感知早くなぁい?君デカグラマトン編だと雑魚差し向ける前に本体辿り着かれてなかった?

 

まあどうせ倒す相手だ、試し撃ちは此処で行おう。

 

そしてこの戦闘狂ムーヴ、いやまあ逃げるよりは正面突破の方が正しいのですが電波系だったり戦闘狂だったりキャラが定まりませんね。

 

"銃を引き抜く"

 

さて、というわけで此処からはケセド君……の前座、量産兵戦です、此処からケセド君まで3回に分けて戦闘が行われるわけですがなんとアブゾーバーは最終戦まで有効です。だから、使っておく必要が、あったんですね。

 

START!

 

完全記憶能力:筋力、知力上昇

 

TURN:麗樹ナズナ

 

戦闘開始。しかし今回は素早さ上昇を引かなかったようです……が、別に何の問題もありません。

 

HP 65524/65524 EX 10/20

:MOVE

:ATTACK

:SKILL

:EX

:ITEM

:RETREAT

 

何故なら……

 

EX「Eclipse」 RANGE:1~20×5 EX:10

・範囲内の敵性対象全てに攻撃力の1100%で攻撃。防御力70%無視、バリア貫通、障害物破壊。

HIT:100%

 

この最強EXスキル「Eclipse」があるからです。




〇◯年□月××日
あらゆる武器を試してみたけどAL-1Sには到底敵わない。そこで今回は思い切って廃墟で何か使える物がないか探してみることにした。
どうやら今日それは実を結んだらしい。廃墟の奥の奥、引くほど強いオートマタ達が犇めく区域の最奥部にそれは厳重に保管されていた。
横にあったデータによれば名称は「Sol」と「Luna」。実弾ではなくビームを放つこの銃のスペックは凄まじく、今まで歯が立たなかったAL-1Sにこれなら一矢報いれそうな気がする。……いや、一矢報いるんじゃなくてどうにか倒してこの世界の滅亡を止めないと行けないんだけど。

少し希望が見えた。やり直しの回数もそろそろ50回を超える。
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