この小説でも誕生日編などを書きたいのですが、ちょっと難しいかも(汗)
それでは、第九話スタートです。
私の名前は小泉 花陽と言います、どこにでもいる引っ込み思案な女の子です。
子供の時からアイドルが大好きで、振り付けとか覚えて踊ってたりもして、アイドルになろうと少しながら思っていました、
そして、この間の先輩たちのライブを見て、アイドルになりたい気持ちがより一層大きくなったんです。
でも…………
「じゃあ次、ここを、小泉が読んで」
「あっ、はい…」
「アイ 、ワズ ボーン ……」
「はい、もうそこまででいいわ」
「次部分を、山田が読んで」
「はい!」
次の生徒はしっかりと大きな声で音読を始めました、
(やっぱり、こんなんじゃ無理だよね)
〜廊下〜
俺、熊切 一也は東堂の暗殺が成功したことなどを理事長に報告するために理事長室に向かっていた、
「あっ、かずや君!」
俺の名を呼んだのは希先輩だった、
「おはようございます!希先輩、そして…生徒会長」
そう、希先輩の隣には我らが生徒会長 綾瀬絵里先輩が居た、
「あら、あまり私には好意的じゃないのね」
生徒会長が少しムッとしてしまった、
けれども、可愛いな、とも思った、
「いえいえ、俺はこれから理事長に用があるので、それじゃ」
「ちょっと待って、あなたかなり理事長室にお訪れているけど、どうして?」
生徒会長が疑いの眼差しを向けてくる。
「それは……」
俺は、少し黙り、力を込めて言った、
「俺が、あなたの人生の中でもっとも興味深い男の一人だからだ」
「…………」
沈黙が流れる、が、
「…フフフフフフ」
生徒会長が急に笑い出した、
「あなた、それで私を口説いてるつもりかしら?」
「そう思ってもらっても構いませんよ」
実際はその場を逃れるための言い訳なのだが、
「いいわ、そういうことにしといてあげる」
「それじゃ」と言って、生徒会長と希先輩は行ってしまった、
ふぅ、何とか問い詰められずに済んだな、俺は急ぎ足で理事長室に向かった、
〜絵里side〜
「エリチ、さっき顔が赤かったで〜、かずや君にあんなこと言われて戸惑ってたんやろ」
「そっ!そんなんじゃないわよ」
「本当に〜?」と、希が茶化してくる、
本当は、男の人にあんなこと言われるの始めてだから、自分でも何を言えばいいかわからなかったのよね、
本当に彼って何者かしら?
「あぁー、今、かずや君のこと考えてたやろ」
もう、希ったら何で私の考えてることが分かるのよ!
「ほら、そんなこと言ってないで早く生徒会室に戻るわよ」
私たちは生徒会室に向かって行った、
〜理事長室〜
ガチャ
「あら、お仕事お疲れ様」
「いえ、東堂の方は始末しておきました」
東堂は始末出来たのだ、だが、
「そうね、東堂は始末出来たけど、まさか本校のスクールアイドルの活動に手を出してくるなんて」
そう、テンプル騎士が穂乃果たちの活動を妨害して来たのだ、
「ルシュルドの話では、東堂が消えたことによりUTXのテンプル騎士たちの間では動揺がはしっているようです」
理事長は暗い顔で口を開いた、
「確かに、UTXでのテンプル騎士の支配力に歪みを入れることは出来ました、けれど問題は本校の生徒に危害が加わるということです」
「えぇ、だからと言って彼女たちにスクールアイドルを辞めろだなんて言えません」
テンプル騎士が俺たちアサシンに対して攻撃するのは構わないのだが、それが戦いを望まない少女たちに向けられることは、かなり深刻な問題だ、
「そこでなのだけど」
理事長が何かを思いついたようだ、
「テンプル騎士の幹部を消しつつ、あの子たちのボディーガードを務めてくれないかしら」
「ボディーガードですか?」
「えぇ、彼女たちに危害を加えるものたちから守ってもらえないかしら、あなたなら出来るはずよ」
ふむ、俺が彼女たちをテンプル騎士から守って行くのか、確かに彼女たちの面倒を見れるのは俺くらいか、
「分かりました、引き受けましょう」
理事長は笑顔で頷いた、
「それでは失礼させていただきます」
その場を後にした、
〜昼休み〜
穂乃果たちと一緒に部員を集めるためにチラシを配り回ろうとしたのだが、
「ふへぇー//」
このように、ことりが学校で飼っているアルパカに見入ってしまって、チラシを配れない状態なのだ、
「ほら、ことり、もう行くぞ」
「そうだよー、部員を集めないと行けないんだから」
だが、
「もう少しだけー」
このようにまったく耳に入っていないようだ、
「そんなに可愛いかな?」
まぁ、可愛いといったら可愛いのだろうが、隣では海未が可愛くないもう一匹のアルパカに威嚇されてるし、
「ふふぅ、モフモフ〜//」
ことりがアルパカを撫でていた次の瞬間、
ペロッ
「ふわぁー」
ことりがアルパカに顔を舐められて転んでしまった、
「どっ、どうしましょう!ここは弓でひとつ!」
「海未ちゃん落ち着いて!」
おいおい、舐められたくらいで大げさだろ、と思っていると、
「よしよーし、大丈夫だからね」
花陽ちゃんがアルパカをなだめに来た、
「おぉー、スゴイ、アルパカ使いだね〜」
「いえ、飼育委員なので」
へえー、花陽ちゃんって飼育委員だったのか、
「そういえば、あなた私たちのライブ見てくれてたよね」
「え、あっ、はい」
穂乃果の顔が明るくなって、
「ねぇ、あなたアイドルやってみない?大丈夫、悪いようにはしないから!」
「おい、顔と発言が完全に悪役だぞ」
「えへへー、だよねー」と言って頭をかいている、
「あっ、あの!」
すると花陽ちゃんが、
「にしき、の…さんが、いいと…おもい、ます」
声が小さくて聞き取れなかったので、
「すまないが、もう一度言ってくれないか?」
「西木野 真姫さんがいいと思います!」
あぁー、真姫ちゃんか、
「いやー、実は真姫ちゃんを俺が結構さそっているのだけど…」
〜回想〜
「何であんた、いつも音楽室にいるのよ」
「何でって、真姫ちゃんのピアノと歌声が聞きたいからさ」
「いつも一緒にいる先輩たちの所に居なくていいの?」
「大丈夫さ、それより真姫ちゃん!」
「なっ、なによ?」
「μ'sに入らないか?」
ビクッ!
「な、なんで私がアイドルなんてやんなきゃいけないのよ?」
「だって、この間のライブ見に来てたじゃないか」
「そっ、それは、あんたが小泉さんに変なコトをするかもしれないから付いてっただけよ!」
「あれ、もしかして真姫ちゃん、ヤキモチ焼いてたりとかして」
カァァァ//
「もう知らない!」
ガシャン!
「出て行っちゃった」
〜回想終了〜
「てな感じでだいたい断られてるわけ」
「そっ、そうなんですか?」
花陽ちゃんはビックリしていて、カワイイと思った、
しかし、
「へぇー、最近どうも休み時間に見かけないと思っていたら、まだ、高校生になった女の子をはべらかしていたのですね?」
ニコォ
「かずや君、女の子にしつこくしたら…ねぇ」
ニコォ
「そういうのは、めっ!だよ」
ニコォ
三人とも笑顔なのに怖いんですけど、俺はただ部員を増やそうとしただけなのに、
仕方ない、ここは戦略的撤退を、
ガシ!
させてくれるわけ無いですよね、
「かーよちーん、体育始まっちゃうよー」
「あっ、凛ちゃん」
そのまま、花陽ちゃんは凛ちゃんの所に行ってしまい、二人で捕まっている俺に対して、お辞儀をして行ってしまった、
「さて、少し長いお話をしましょうか」
俺はその後の記憶を覚えていないのだが、とても痛かったのは覚えている、
〜放課後〜
俺は花陽ちゃんのことが気になったので一年生の教室に向かった、
「花陽ちゃん」
「あっ、かずやさん」
花陽ちゃんの手には真姫ちゃんの生徒手帳があった、
「それ、どうしたの?」
「ここに落ちてたんで拾ったんです」
なるほど、真姫ちゃんにしては珍しそうだな、私物を落とすなんて、
「ここに住所が書いてありますね」
そして、俺は花陽ちゃんと一緒に真姫ちゃんの家に行くことにした、
〜西木野家〜
俺と花陽ちゃんは真姫ちゃんの家の前に着いた、
「うわぁー」
真姫ちゃんは普段からお嬢様オーラをだしているが、本当にお嬢様だったなんて、その証拠に、今、目の前にあるのはものすごく大きい家である、
ピンポーン
「はーい、どちら様ですか」
「あの、私、西木野 真姫さんと一緒のクラスの小泉 花陽と言います」
「俺は同じ学校の二年生の熊切 一也と言います」
そして、俺たちは真姫ちゃんの家に上がった、
〜リビング〜
「来てくれてありがとうね」
この人が真姫ちゃんのお母さんのようだ、なんとも美しく、真姫ちゃんにそっくりだ、
「あの子、高校に入ってから友達を一人も家に連れてこないから心配だったの」
真姫ちゃん、クラスであまり馴染めてないのかな?
「ウチは病院を経営しててね、あの子が病院を継ぐことになってるの、それで、あの子は今、病院にいるのよ」
なるほどな、どうりでアイドルをやらないわけだ、
「ところで、二人は付き合っているのかしら?」
「ふぇっ⁉︎」
その質問に花陽ちゃんは動揺のあまり顔を真っ赤にして硬直してしまった、
「いっ、いや別に付き合ってないですよ」
「あら、そうなの」と不思議そうに見つめてきた、
「なら、あなたはウチの子と付き合ってるのかしら」
「そんなわけないでしょ」
あれ、真姫ちゃんいつの間に帰って来てたの、
「あら、おかえりなさい、そうなの付き合ってないの」
そして、真姫ちゃんのお母さんは席をはずした、
「やぁ、真姫ちゃん、おじゃましてます」
「おっ、おじゃまします」
真姫ちゃんは「何の用?」と言ってイスに座った、
「あっ、あのこれ」
花陽ちゃんは生徒手帳を真姫ちゃんに渡した、
「ありがとう」
その後、少しの沈黙が続いたが、それは花陽ちゃんの発言により破られた、
「西木野さん、放課後、廊下でμ'sのチラシ見てたよね」
「そうなの?」
と俺が真姫ちゃんに質問すると、真姫ちゃんは、
「うぇぇぇ、そっ、それは」
真姫ちゃんは返答に困っている、
「そっ、それより、小泉さんアイドルやりたいんでしょ」
「えっ?」
花陽ちゃんは驚いている
「やりたんだったらやればいいじゃない、あなた別に可愛くないわけじゃないんだし」
「それだった、西木野さんの方が」
「私はダメ、私はもう、親の病院を継ぐって決まってるから、アイドルなんてやってる暇がないの」
「本当にそれでいいのか?」
俺の発言に「何よ」と真姫ちゃんは言ってきた、
「それは自分で決めた人生じゃないだろ?」
「仕方ないじゃない、親が決めたことだもの」
真姫ちゃんは下を向いた、
「せっかく人生を選べるんだ、やりたいことを選ぶのをどうして恐れる必要がある」
「あなたに、あなたに私の何が分かるのよ!」
真姫ちゃんはとてつもない叫びを上げた、
「小さな時から、親に人生を決められて大好きなピアノも時間も取り上げられたの、好きな事をしているあなたには分かるわけないでしょ!」
そうか、真姫ちゃんはずっと欲しいものを取り上げられてきたんだな、
だが、
「わかるさ」
真姫ちゃんは、キョトンとしている、
両親が死に、俺はアサシンとしての人生を選ぶしかなかったから、
「俺は人生に選ばれた人間だから」
今回はエリーチカとかの絡みが書けて嬉しかったです、
さて、一年生組とは今後どうなるか?
次回もよろしくお願いします。