ライブハウス。RINGにて。
「立希。それに…」
「燈は私の燈だけど?」
「あぁ?アタシの燈だけど!」
と、立希が誰かと口喧嘩していた。
「立希ちゃん。騒がしくしないで」
「だって、コイツが!」
「誰だ?コイツ?」
「南条純那。私と同じ学校でクラスメイトだけど?」
「ふーん。アタシは後藤暁美」
「よろしく」
「ひとまず、暁美。純那。注文は?」
と、立希の愛層が無さすぎる言動が目立つが、
そこは、誰も気にしていない。
「私はココア」
「アタシはカプチーノ」
と、純那はココア。暁美はカプチーノを注文した。
「純那。アンタ、立希とどういう関係?」
「友達ですが?
暁美さんこそ、立希さんと、どういう関係ですか?」
「馴染みだ。幼馴染」
「じゃあ、燈さんとは?」
「…守らねぇといけない存在」
「守るべき存在?」
「惚れたんだよ。燈にアイツの存在そのものに。
全部に惚れた。アイツの魂に惚れた。
それで、何か文句でもあんのか?」
「いえ、別に」
「ご注文の品ですが?」
「おう、あんがと」
「ありがとうございます」
純那はココアを、
暁美はカプチーノを片手に飲んでいた。
飲み終えた後…
「純那。オメェ、どこ中だ?」
「はい?」
「どこ中って聞いてんんだよ!」
「聞いてどうするのですか?」
「何だって良いだろ?」
「花咲川女子学園の中等部だけど?」
「ほーう、んじゃあ、頭のいい奴って感じか…
お嬢様って奴か」
「別にそうじゃないし」
向こうから、そよが言いだす。
「暁美ちゃん。純那ちゃんをあんまり、困らせないでね?」
「おう」
「そういう暁美さんは、どこ中?」
「二中」
「そうでしたか」
「立希とは馴染みだけど、中学から違う所に通っている。
でも、立希は大切なんだよ…」
「暁美。余計な事は言わないで。こっちが恥ずかしい」
「ワリィ、ワリィ。
でもな、アタシにとって、立希も燈も大切なんだよ…」
すると、愛音がちょっかいを出してくる。
「暁美ちゃんは、ともりんとリッキーのこと、
大事に思っているもんね」
「アンタが言うな!」
「自分で言っておいて、これかい!」
「でも、暁美ちゃん。いつも、どこかケガしてそうだし、
大丈夫かなって…」
「ちょっと、騒いだだけだし」
「ちょっとじゃないでしょう!」
「確かによく見たら、傷や痣があるような…」
と、ペンギンの絆創膏で、その傷や痣が隠されている。
「だから、喧嘩しただけだって!」
「どうもこうも、ちょっとじゃないし…」
「でも、何でペンギンの絆創膏?」
「あぁ?燈をバカにしているのか?
冒涜してんのか?舐めてんのか?ぶっ飛ばすぞ?」
「燈ちゃんから、よくペンギンの絆創膏を、
貰っているみたい。それで、喧嘩した後の傷や痣を、
治しているみたい」
「でも、喧嘩って、ガチの方だし…」
「いつも、燈に言われるんだよ。仲良くしろって…
無理そうだしな…」
「ヤバいな。こりゃ」
「悪かったな」
と、トンデモナイ会話が続く。