歌い手の女子校ライフ   作:アッシュクフォルダー

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第十一話 南条純那と後藤暁美

ライブハウス。RINGにて。

 

「立希。それに…」

 

「燈は私の燈だけど?」

 

「あぁ?アタシの燈だけど!」

 

と、立希が誰かと口喧嘩していた。

 

「立希ちゃん。騒がしくしないで」

 

「だって、コイツが!」

 

「誰だ?コイツ?」

 

「南条純那。私と同じ学校でクラスメイトだけど?」

 

「ふーん。アタシは後藤暁美」

 

「よろしく」

 

「ひとまず、暁美。純那。注文は?」

 

と、立希の愛層が無さすぎる言動が目立つが、

そこは、誰も気にしていない。

 

「私はココア」

 

「アタシはカプチーノ」

 

と、純那はココア。暁美はカプチーノを注文した。

 

「純那。アンタ、立希とどういう関係?」

 

「友達ですが?

暁美さんこそ、立希さんと、どういう関係ですか?」

 

「馴染みだ。幼馴染」

 

「じゃあ、燈さんとは?」

 

「…守らねぇといけない存在」

 

「守るべき存在?」

 

「惚れたんだよ。燈にアイツの存在そのものに。

全部に惚れた。アイツの魂に惚れた。

それで、何か文句でもあんのか?」

 

「いえ、別に」

 

「ご注文の品ですが?」

 

「おう、あんがと」

 

「ありがとうございます」

 

純那はココアを、

暁美はカプチーノを片手に飲んでいた。

 

飲み終えた後…

 

「純那。オメェ、どこ中だ?」

 

「はい?」

 

「どこ中って聞いてんんだよ!」

 

「聞いてどうするのですか?」

 

「何だって良いだろ?」

 

「花咲川女子学園の中等部だけど?」

 

「ほーう、んじゃあ、頭のいい奴って感じか…

お嬢様って奴か」

 

「別にそうじゃないし」

 

向こうから、そよが言いだす。

 

「暁美ちゃん。純那ちゃんをあんまり、困らせないでね?」

 

「おう」

 

「そういう暁美さんは、どこ中?」

 

「二中」

 

「そうでしたか」

 

「立希とは馴染みだけど、中学から違う所に通っている。

でも、立希は大切なんだよ…」

 

「暁美。余計な事は言わないで。こっちが恥ずかしい」

 

「ワリィ、ワリィ。

でもな、アタシにとって、立希も燈も大切なんだよ…」

 

すると、愛音がちょっかいを出してくる。

 

「暁美ちゃんは、ともりんとリッキーのこと、

大事に思っているもんね」

 

「アンタが言うな!」

 

「自分で言っておいて、これかい!」

 

「でも、暁美ちゃん。いつも、どこかケガしてそうだし、

大丈夫かなって…」

 

「ちょっと、騒いだだけだし」

 

「ちょっとじゃないでしょう!」

 

「確かによく見たら、傷や痣があるような…」

 

と、ペンギンの絆創膏で、その傷や痣が隠されている。

 

「だから、喧嘩しただけだって!」

 

「どうもこうも、ちょっとじゃないし…」

 

「でも、何でペンギンの絆創膏?」

 

「あぁ?燈をバカにしているのか?

冒涜してんのか?舐めてんのか?ぶっ飛ばすぞ?」

 

「燈ちゃんから、よくペンギンの絆創膏を、

貰っているみたい。それで、喧嘩した後の傷や痣を、

治しているみたい」

 

「でも、喧嘩って、ガチの方だし…」

 

「いつも、燈に言われるんだよ。仲良くしろって…

無理そうだしな…」

 

「ヤバいな。こりゃ」

 

「悪かったな」

 

と、トンデモナイ会話が続く。

 

 

 

 

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