歌い手の女子校ライフ   作:アッシュクフォルダー

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第六話 Avemujicaのマスカレード

ある日の事だった。

 

花咲川女子学園の高等部に、

いつものように登校していたら、大騒ぎになっていた。

 

(Avemujicaのメンバーが、初華ちゃんと海鈴ちゃんだって!)

 

「Avemujica…?」

 

と、純那は何だろうと思いつつ、教室に中へ…

 

「初華ちゃんが、Avemujicaのボーカルだったの?」

 

「うん。なかなか、正体を公言したら、

ダメだって、言われていて…」

 

「海鈴ちゃんがいない!」

 

「今日は見てないな…」

 

と、純那は何気に海鈴を探し出す。

 

「見つかりましたね」

 

「えっ?」

 

「南条純那。歌い手として、

ネットでは別のハンドルネームがありますが、

その名を、轟かせているようですね」

 

「どうして知っているの?」

 

「動画を観て、南条純那さんの声と似ていましたから」

 

「海鈴ちゃんって、鋭いね」

 

「そうですか」

 

「そうだよ。私だって、一発で見抜けるなんて、

ある意味、才能だよ?」

 

「私には才能が有りますから」

 

「自分で言うんだ…でも、凄いって思う」

 

「そうですか」

 

と、淡々な会話が続いていった。

 

「海鈴さんが、Avemujicaのベースだったのですか?」

 

「はい」

 

「そ、そうなんだ…」

 

「貴女も歌い手として、その地位を確実な物にしている。

私も負けてられませんね」

 

「そ、そっか…」

 

「南条純那。ちまたでは、歌姫。

って、言われていますね」

 

「う、うん」

 

「貴女なら、初華さんにも勝るとも劣らないでしょう」

 

「ど、どうして?」

 

「歌を聴いていたら、納得した位にです」

 

「そ、そうなんだ…」

 

「貴女の才能は、きっと私の脅威になるでしょう。

それでは」

 

「あっ、ちょっと!」

 

と、海鈴が立ち去った。

 

 

後日。初華と純那は一緒に会話していた。

 

「まさか、Avemujicaのボーカルだったなんて、

思いもよらなかったよね?」

 

「は、はい…」

 

「海鈴ちゃんがね、純那ちゃんの歌に関心があって、

興味を持ってくれているみたい」

 

「私の歌…?」

 

「私に勝るとも劣らないから、歌で勝負してみる?」

 

「わ、私が初華さんと!?」

 

「まぁ、無理にとは言わないからね」

 

「そ、そうですね…」

 

「純那ちゃんは、バンドしないの?」

 

「私は歌専門だし、一人で歌っているのが気楽だし」

 

「そっか」

 

「うん」

 

「純那ちゃんのチャンネルの再生回数凄いよね?

10万回だよ!」

 

「そんなに凄くないよ。もっと歌が上手な人なんて、

沢山いるはずだから」

 

「私は純那ちゃんの歌が好きだなー

動画で歌っている純那ちゃんの歌声。

純那ちゃん!って感じがして、世界観があると思うんだ」

 

「そ、そうなんだ…ありがとう」

 

何気ない会話が続いた。

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