歌い手の女子校ライフ   作:アッシュクフォルダー

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第八話 純那と初華のデート

南条純那は三角初華と一緒にデートに出かける事になった。

 

「お待たせ。純那ちゃん」

 

「どうして、私とデート?」

 

「前から気になっていて。

純那ちゃんのこと。入学した時から、ずっと興味を持っていたんだ!」

 

三角初華はAvemujacaでボーカル兼ギターをしている為か、

私の歌や歌い方に興味を持っていた様だ。

 

「早速だけど、公園に行く?

まったり、お散歩でもしたくて!」

 

「うん。いいと思うよ」

 

こうして、私と初華ちゃんは二人で公園の散歩に出かけた。

 

「うーん。天気も良いし、絶好のお散歩日和!

普段は祥ちゃんと一緒にお散歩に行っているけど、

祥ちゃん。睦ちゃんと一緒にいるから、今回は誘えなかったの」

 

「そっか」

 

「純那ちゃんの歌い方って、動画で観たり聴いたりするけど、

ライブの時。意識したり参考にしたりしているんだ。

純那ちゃんの力強い歌い声。私の心にも響くんだ」

 

「そうだったんだ…」

 

と、純那は謙遜し過ぎた。

 

「もーう!謙遜してるの?

もっと、自分に堂々とハッキリしないと!

こんなにクールでカッコイイ純那ちゃんだから!」

 

「私は…たぶん、違うと思う」

 

「どうして?」

 

「だって、根暗で陰キャだから…」

 

「そんなことない!純那ちゃんはクールでカッコイイし!

それに、顔も良いと思うけどな~」

 

「そんな…褒めすぎだよ…初華ちゃんに比べたら、

まだまだだよ…私なんか…」

 

「自分に自信を持とう!健康に良くないぞ!」

 

と、初華がバツを指で作った。

 

「えっ?」

 

「そんなに、自分を責めたり、ネガティブ思考になったら、

健康にも害を及ぼすから、メッ!だよ?」

 

「う、うん…」

 

「純那ちゃんは、もっと自信を持とう!

自分に誇りを持とう!」

 

「う、うん…」

 

と、純那自身は自信なさげだった。

 

その後、カフェで二人でまったりしていた。

初華はココアを、純那はカプチーノを注文していた。

 

ついでに、トマトとレタスのサンドイッチも一つずつ注文した。

 

「純那ちゃん!実はテストの範囲、聞くの忘れていて…」

 

「わ、私で良かったら…ノート見せるよ?」

 

「ホントに?ありがとう!純那ちゃん!優しいね!」

 

「そ、そうかな…?」

 

食べ終わった後、二人はのんびりと一日を過ごしていた。

 

「こんなにゆっくりする一日は、初めてかも?

アイドルやバンドもしているから、ゆっくりする時間が無くて…

それに、純那ちゃんと一緒に話がしたかったなーって思っていたし!」

 

「それは、良かった」

 

「これからも、一緒にいてくれると嬉しいな。

それに仲良くなりたいの!」

 

「わ、私で良ければ…」

 

「うんっ!これから、よろしくね!純那ちゃん!」

 

「うん」

 

少しだけ、自分に自信が持てるようになったと、純那は感じるのだった。

 

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