南条純那は三角初華と一緒にデートに出かける事になった。
「お待たせ。純那ちゃん」
「どうして、私とデート?」
「前から気になっていて。
純那ちゃんのこと。入学した時から、ずっと興味を持っていたんだ!」
三角初華はAvemujacaでボーカル兼ギターをしている為か、
私の歌や歌い方に興味を持っていた様だ。
「早速だけど、公園に行く?
まったり、お散歩でもしたくて!」
「うん。いいと思うよ」
こうして、私と初華ちゃんは二人で公園の散歩に出かけた。
「うーん。天気も良いし、絶好のお散歩日和!
普段は祥ちゃんと一緒にお散歩に行っているけど、
祥ちゃん。睦ちゃんと一緒にいるから、今回は誘えなかったの」
「そっか」
「純那ちゃんの歌い方って、動画で観たり聴いたりするけど、
ライブの時。意識したり参考にしたりしているんだ。
純那ちゃんの力強い歌い声。私の心にも響くんだ」
「そうだったんだ…」
と、純那は謙遜し過ぎた。
「もーう!謙遜してるの?
もっと、自分に堂々とハッキリしないと!
こんなにクールでカッコイイ純那ちゃんだから!」
「私は…たぶん、違うと思う」
「どうして?」
「だって、根暗で陰キャだから…」
「そんなことない!純那ちゃんはクールでカッコイイし!
それに、顔も良いと思うけどな~」
「そんな…褒めすぎだよ…初華ちゃんに比べたら、
まだまだだよ…私なんか…」
「自分に自信を持とう!健康に良くないぞ!」
と、初華がバツを指で作った。
「えっ?」
「そんなに、自分を責めたり、ネガティブ思考になったら、
健康にも害を及ぼすから、メッ!だよ?」
「う、うん…」
「純那ちゃんは、もっと自信を持とう!
自分に誇りを持とう!」
「う、うん…」
と、純那自身は自信なさげだった。
その後、カフェで二人でまったりしていた。
初華はココアを、純那はカプチーノを注文していた。
ついでに、トマトとレタスのサンドイッチも一つずつ注文した。
「純那ちゃん!実はテストの範囲、聞くの忘れていて…」
「わ、私で良かったら…ノート見せるよ?」
「ホントに?ありがとう!純那ちゃん!優しいね!」
「そ、そうかな…?」
食べ終わった後、二人はのんびりと一日を過ごしていた。
「こんなにゆっくりする一日は、初めてかも?
アイドルやバンドもしているから、ゆっくりする時間が無くて…
それに、純那ちゃんと一緒に話がしたかったなーって思っていたし!」
「それは、良かった」
「これからも、一緒にいてくれると嬉しいな。
それに仲良くなりたいの!」
「わ、私で良ければ…」
「うんっ!これから、よろしくね!純那ちゃん!」
「うん」
少しだけ、自分に自信が持てるようになったと、純那は感じるのだった。