【手直し中】魔法少女リリカルなのは!?「ヘルカイザーと覇王」   作:ヘルカイザー

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ども〜。

では、よろしくお願いします。


第2話《プロローグⅡ》

〜美花サイド〜

 

「なのはちゃ〜ん、準備はいい?」

 

私は向かい合っているなのはちゃんに手を振りながら訪ねる。

 

なのはちゃんは初めてのデュエルに緊張しているみたいで少しオロオロしている。

 

デュエルディスクとデッキは涼から借りた物を使っていて準備はいい筈だ。

 

「う、うん。OKだよ、美花ちゃん!」

 

同じように手を振りながら返してくれたなのはちゃんの後ろには涼がいて、私の後ろにはお兄ちゃんがいる。

 

「美花〜頑張れー!」

 

私の後ろでお兄ちゃんが応援してくれている。

 

勿論お兄ちゃんに応援されるのは嬉しいけど。

 

でもどうせだったら涼に応援してほしいなぁ〜。

 

それにしても涼はなのはちゃんに特別優しい気がする....むぅ〜、何かよくわかんないけどムカつく!

 

美花にはあまり優しくない癖に…………

 

「美花ちゃん?」

 

なのはちゃんがふくれてる私を呼ぶ。

 

その声で我に返り、早速デュエルを始めようとなのはちゃんに言った。

 

「「デュエル!」」

 

◇

 

〜デュエルゾーン〜

 

《なのはのターン》

 

ライフ4000

手札5

 

「わ、私のターン!」

 

確か先攻はドローできないはずだから.....うーん。

 

どうしよう……これ?それともこっちかな?

 

初めてだからよくわかんない……

 

取り敢えずこれを〔グォォォオオオオオオオ!!!〕え!?な、何今の声!?

 

私は突然聞こえた恐竜の咆哮の様な声が聞こえ、周りを確認した。

 

でもそんな咆哮をあげそうな生き物はここにはいない。

 

美花ちゃんも私が急に周りをキョロキョロしだした為に首を傾げている。

 

私は最初気のせいだと思った。

 

でも違った。

 

〔グォォォォオオオオオオ!!!〕

 

「また聞こえたの!?」

 

不思議な事にその声がしているのは私のデッキからだった。

 

私は驚いたと同時に何か凄く心強い気持ちになれた。

 

この咆哮の主に守られている、そんな感覚。

 

その時だった。

 

あんなにどうしたらいいか迷っていたのに、まるで初めから知っている事のように手が動いた。

 

私はこのデッキのエースがわかる。

 

どうしてかはわからない。

 

でも今の私はこのデッキの回し方が、この子の呼出し方が、私にはわかる!

 

「私はマンジュゴットを召喚!」

 

マンジュゴット攻撃力1400

 

「マンジュゴットは召喚した時、デッキから儀式モンスター又は儀式魔法を1枚手札に加える。私は儀式魔法、白竜降臨を手札に加えるの!」

 

私はデッキから迷わずに宣言したカードを取り出し、美花ちゃんに確認させて手札に加える。

 

「そして、白竜降臨を発動!フィールドのレベル4モンスター、マンジュゴットをリリース。手札から白竜の聖騎士を特殊召喚するの。」

 

そして、私の前に白いドラゴンに乗った騎士が降臨する。

 

白竜の聖騎士攻撃力1900

 

だけどまだ終わりじゃない。

 

「私は更に、この白竜の聖騎士リリース!」

 

「な!?お前本当に初めてなのか!?」

 

後ろで涼介君が驚いているけどそのまま続ける。

 

「デッキから青眼の白龍を特殊召喚、おいで!ブルーアイズホワイトドラゴン!!!」

 

〔グオオオオオオオオオオオ!!!〕

 

青眼の白龍 攻撃力3000

 

私の後ろに白く美しいドラゴンが舞い降りた。

 

それを見た時私は思った。

 

綺麗……って。

 

「ブルー……アイズ……涼、なのはちゃんに貸したデッキってまさか!?」

 

美花ちゃんが驚いて涼介くんにそう尋ねた。

 

「ああ、そうだよ。母さんの……形見だ。」

 

そこで涼介君が言った言葉に私は思わず振り返った。

 

私が振り返ると涼介くんは少し悲しい顔をしていた。

 

そんな大事な物を私に貸してくれたんだ、そう思ったら何か嬉しかったの。

 

「私はカードを1枚伏せて、ターンエンドなの。」

 

ライフ4000

手札2

伏せ1

 

◇

 

《美香のターン》

 

ライフ4000

手札5⇒6

 

「私のターン、ドロー!」

 

涼があのデッキを他人にそれも今日会ったばかりの子に貸すなんて……そんなのって、そんなのって……ムカつく!!!

 

私がいくらお願いしても見せてもくれなかったくせに!

 

ムカつく、ムカつく、ムカつく!!

 

なんでなのはちゃんばっかりぃ…………

 

どうしてこんなにムカつくの?

 

涼がなのはちゃんに優しくする度に特別扱いする度に……ムカつく!

 

なのはちゃんには悪いけど、八つ当たりしてやる!

 

手加減なんかしてあげないんだから。

 

「私はマドルチェ・エンジェリーを召喚!」

 

私の前に小さい妖精の様な女の子が現れる。

 

マドルチェ・エンジェリー攻撃力1000

 

この子はエンジェ、私の友達。

 

〔美花ぁ〜やほぉ〜♪〕

 

「やほぉ〜エンジェ♪」

 

エンジェが笑顔で挨拶してくれたから私も笑顔で返す。

 

私は生まれつきカードの精霊が見える。

 

しかも見えるだけじゃなく、話もできる。

 

でもこの力を持っているのは私だけじゃなくてお兄ちゃんも涼も持っている。

 

涼とはこの力がきっかけで友達になれた。

 

この力が共感できて凄く嬉しかったから。

 

〔美花ぁ〜あの子も美花と同じ力持ってるよ♪〕

 

「え!?」

 

エンジェがなのはちゃんを指差してそんな事を言ったから、私は驚いて思わずなのはちゃんを見た。

 

なのはちゃんは私を見て首を傾げている。

 

そっか...なのはちゃんにも見えるんだ。

 

決めた、このデュエルが終わったら友達になる。

 

私はそう心に決めデュエルを進める。

 

「私はマドルチェ・エンジェリーの効果発動、このカードをリリースしてデッキからマドルチェと名のついたモンスターを特殊召喚する。そして、特殊召喚したモンスターは次のエンドフェイズまで戦闘で破壊されない。私はマドルチェ・プディンセスを特殊召喚!」

 

〔じゃぁ〜頑張ってね、美花ぁ〜♪〕

 

「うん、ありがとうエンジェ♪」

 

エンジェがリリースされ、それと入れ替わるようにして私のデッキのエースが現れる。

 

その子はまるでお姫様のようなモンスターだけど、性格は全然お姫様っぽっくないんだよね。

 

マドルチェ・プディンセス攻撃力1000

 

〔あら?美花じゃない、何の用?私は今体力増強剤スーパーZを飲んでいた所なんだけど?〕

 

「あんた……本当にお姫様なの?」

 

紅茶とかだったらわかるけど……なんなのよその怪しげな飲み物は……

 

〔失礼ね?私は正真正銘の姫よ!それより早く済ませなさいな。これから帰ってマドルチェ流

撲殺拳の鍛練があるんだから。〕

 

普通のお姫様はそんな拳法たしなんでないよ…………

 

しかも撲殺って……物騒すぎるわ!

 

はぁ……もういい……相変わらずで安心したから。

 

「私はフィールド魔法、マドルチェ・シャトーを発動!」

 

私がデュエルディスクのフィールド魔法のスロットにセットすると私となのはちゃんの周りが変化し可愛い妖精の様なモンスターがたくさんいる村のような場所へと変わる。

 

「わぁ〜可愛い!」

 

その光景を見たなのはちゃんはすごく喜んでいる。

 

やっぱり可愛いよね?そうだよね?

 

涼はこれを見てなんにも関心を示さないんだよ?

 

この子達はこんなに可愛いのに。

 

「マドルチェ・シャトーの効果発動、フィールドのマドルチェと名のついたモンスターの攻撃力を500ポイントアップする。」

 

マドルチェ・プディンセス攻撃力1000⇒1500

 

「私はカードを1枚伏せ、ターンエンドだよ。」

 

ライフ4000

手札2

伏せ1

 

◇

 

《なのはのターン》

 

ライフ4000

手札2⇒3

伏せ1

 

「私のターン、ドロー!」

 

美花ちゃんのモンスターすごく可愛いの。

 

周りのこの子達も可愛いし、今とてもいい気分。

 

〔グオォォォ...〕

 

「うん、ありがとうブルーアイズ♪」

 

ブルーアイズが私も可愛いよって言ってくれたから私も笑顔で返した。

 

どうしてかわかんないけど私、ブルーアイズの言葉がわかる。

 

なんか今凄く楽しい。

 

デュエルって楽しい!

 

「私はブルーアイズでマドルチェ・プディンセスを攻撃なの!行くの、バーストストリーム!!!」

 

〔グォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!〕

 

ブルーアイズが大きな雄叫びをあげ口から熱線を放つ。

 

その熱線は真っ直ぐプディンセスに向かうが美花ちゃんは笑っていた。

 

まるでさっきのデュエルで攻撃を待っていた景太君みたいに。

 

「リバースカードオープン!罠カード、マドルチェ・マナー!このカードは墓地のマドルチェと名のついたモンスターをデッキに戻し、フィールド上のマドルチェと名のついたモンスターの攻撃力を800ポイントアップする。」

 

マドルチェ・プディンセス攻撃力1500⇒2300

 

「まだだよ!私の墓地にモンスターがいなくなった事でマドルチェ・プディンセスの効果発動、プディンセスの攻撃力を800ポイントアップ!」

 

マドルチェ・プディンセス攻撃力2300⇒3100

 

「そんな!?」

 

美花ちゃんのプディンセスの攻撃力が私のブルーアイズの攻撃力を上回ってしまい、バーストストリームはプディンセスに跳ね返されてしまった。

 

当然跳ね返された攻撃は私のブルーアイズへと向かい直撃する。

 

大きな爆発音と共にブルーアイズは消滅した。

 

爆発の衝撃が私を襲う。

 

「ぐぅ……ブルーアイズ……」

 

ライフ4000⇒3900

 

「まだだよなのはちゃん、プディンセスにはもう一つ効果があるんだ。このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、相手フィールド上のカードを1枚破壊できる。私はその伏せカードを破壊する。」

 

美花ちゃんがそう宣言した瞬間私の場に伏せられていたカードが弾けとんだ。

 

凄い、美花ちゃんは強いの!

 

今日始めたばっかりだけど、それでもわかる。

 

美花ちゃんは強い。

 

でもまだ負けたわけじゃないの!

 

「私はカードを2枚伏せて、ターンエンド。」

 

ライフ3900

手札1

伏せ2

 

◇

 

《美花のターン》

 

ライフ4000

手札2⇒3

伏せなし

 

「私のターン、ドロー!」

 

私は今確かになのはちゃんより優位には立っている。

 

でもそれも本当にそうなのかわからない……

 

初心者であるはずのなのはちゃんが一ターン目でブルーアイズを召喚した、しかも迷うことなく。

 

間違えなくなのはちゃんには才能がある、これから先絶対に強くなる。

 

そう思うと私はつい口元が緩んだ。

 

そんな才能を持ったなのはちゃんと友達に、ライバルになれるかもしれない。

 

こんな嬉しいことない。

 

これから先なのはちゃんが強くなればなる程、私も強くなれる。

 

負けられないって強く思える

 

「私はマドルチェ・プディンセスでなのはちゃんにダイレクトアタック!!」

 

〔せ〜やっ!〕

 

プディンセスがなのはちゃんに殴りかかるが攻撃が途中で止まった。

 

〔グォォォオオオオオオオオ!!!〕

 

何が起きたのかと思ったら突然なのはちゃんの前にブルーアイズが現れた。

 

「な!?」

 

私は一瞬驚いて固まったけどすぐになのはちゃんのフィールドを確認する。

 

すると伏せられていたリバースカードが1枚表側になっていた。

 

「罠カード、リビングデットの呼び声。このカードでブルーアイズを復活させたの。」

 

青眼の白龍 攻撃力3000

 

「で、でも攻撃力は私のプディンセスの方が上だよ!プディンセスでブルーアイズを攻撃!!」

 

この時私は完全になのはちゃんを心の何処かで初心者だからと舐めていたんだと思う。

 

「リバースカードオープン!速攻魔法、サイクロン!!このカードで美花ちゃんのフィールド魔法を破壊するの。」

 

その瞬間私のフィールド魔法はその場に発生した風の激流に呑まれ破壊された。

 

それと同時にプディンセスの攻撃力も落ちる。

 

マドルチェ・プディンセス攻撃力3100⇒2600

 

「そんな……馬鹿な……」

 

ブルーアイズのバーストストリームがプディンセスを呑み込みプディンセスは消滅した。

 

私は驚きで暫く唖然とした。

 

それは私だけじゃない、涼もお兄ちゃんも声がでてない。

 

私のモンスターの攻撃力を下げるためにサイクロンを使って私のフィールド魔法を破壊する事は別に凄いことじゃない。

 

そんな事は初心者でもすぐ分かる事、私が驚いているのはその発動タイミングだ。

 

まず、ブルーアイズを蘇生させたのはバトルフェイズ。

 

なのはちゃんがそんなつもりであったかわからないけど、この蘇生をバトルフェイズにした事で私のメインフェイズでのブルーアイズに対する処理ができないようにされた。

 

そして次にサイクロンの発動タイミング、完全に私が攻撃をするまでなのはちゃんは待っていた。

 

プディンセスを確実に返討にするために。

 

初心者の考える事じゃない……悪魔じみてる…………

 

ライフ4000⇒3600

 

「私のモンスターは破壊されたけどプディンセスの効果は発動する。私はブルーアイズを破壊!」

 

ドォォォォンっと言う効果音と共になのはちゃんのブルーアイズは破壊された。

 

「ぐっ……ごめんねブルーアイズ……」

 

「そして破壊されたマドルチェ・プディンセスはそのモンスター効果により私のデッキに戻る。」

 

ブルーアイズは破壊できたけど私の手札にはもうモンスターがない。

 

ここは耐えるしか…………

 

「私はカードを1枚伏せターンエンド。」

 

ライフ3600

手札1⇒2

伏せなし

 

「私のターン、ドロー!……!?」

 

このカード……

 

〔グゥ...〕

 

うん、私頑張るよブルーアイズ。

 

貴方が色々助けてくれたからこのデュエルすっごく楽しいかったの。

 

だから最後まで私に力を貸してくれるかな?

 

〔グォォオオオオオオオオオ!!!〕

 

にゃはは、ありがとうなの。

 

「私はロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者を攻撃表示で召喚!」

 

ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者 攻撃力1200

 

「私はロード・オブ・ドラゴンで美花ちゃんに直接攻撃!」

 

私の攻撃を美花ちゃんは何もせずに受けた。

 

ライフ3600⇒2400

 

「あうぅぅ……やるね、なのはちゃん。」

 

まだなの、まだ私の攻撃は残っている。

 

私は勝ちたいの、美花ちゃんに勝ちたい!!

 

「まだ私の攻撃は残ってるよ、美花ちゃん!速攻魔法、銀龍の轟哮。このカードで私のフィールドにブルーアイズを復活させるの。戻ってきて、ブルーアイズホワイトドラゴン!!!」

 

〔グォォオオオオ!!!〕

 

大きな咆哮と共に私のフィールドに美しいドラゴンが舞い戻る。

 

その姿はとても綺麗でとても神々しい。

 

「凄い……なのはちゃん凄いよ!!!初めてでこんなにブルーアイズを使いこなすなんて!」

 

美花ちゃんに褒められて私は嬉しかった。

 

デュエルってこんなに楽しいものなんだ。

 

これから絶対私もデュエルを続けるの!

 

「行くよ、美花ちゃん!ブルーアイズで美花ちゃんを攻撃!バースト〔グゥゥ...〕え?…そっか……わかったのブルーアイズ♪滅びのバーストストリーム!!!」

 

ブルーアイズもバーストストリームが美花ちゃんに向かう。

 

でも美花ちゃんはまだ諦めていない。

 

「なんで急にそんな物騒な言葉つけたの!?速攻魔法、収縮。モンスター一体の攻撃力を半分にする。これでブルーアイズの攻撃力を半分に!!!……え!?なんでならないの!?」

 

ブルーアイズの攻撃力が落ないに美花ちゃんは驚いていた。

 

でもそれも当然の事なの。

 

「ロード・オブ・ドラゴンがフィールド上に存在する限り、ドラゴン族モンスターを魔法、罠、モンスター効果の対象にできないの。これで対象にできるのはこのロード・オブ・ドラゴンだけ!」

 

ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者 攻撃力1200⇒600

 

「そんな!?……ぷっあっはははは!」

 

美花ちゃんは何故か突然笑いだしそのままバーストストリームに呑まれた。

 

ライフ2400⇒0

 

〜デュエルゾーンアウト〜

 

◇

 

〜美花サイド〜

 

「あ〜あ。負けちゃったなぁ〜。」

 

私は攻撃を受けて寝そべったまま仰向けでそう呟いた。

 

悔しいなぁ〜。

 

まさか初心者に……今日始めた子に負けるなんて思わなかった。

 

でも……不思議と嫌じゃないや。

 

「あ、あの…すっごく楽しかったの。それとごめんね...勝っちゃって……」

 

むぅぅ!

 

それはちょっとムカつく!

 

なのはちゃんにそんなつもりなくてもそれは言われたくない。

 

「なんで謝るの?違うでしょ?」

 

私が少し怒ったように言ったらなのはちゃんは少しオロオロしだした。

 

だから私は立ち上がってなのはちゃんの手を握って言った。

 

「なのはちゃん、またやろうね♪」

 

「う、うん!」

 

私がそう言うとなのはちゃんは笑顔になってくれた。

 

でももう一つ私にはやっておきたい事がある。

 

「なのはちゃん、私と友達になろう?」

 

私がそう言うとなのはちゃんは驚いた顔になり嬉しそうだったけど少し不安な顔になった。

 

「わ、私で……いいの?」

 

そんな事を言われたから私も驚いた。

 

だけどそうなんだ。

 

なのはちゃんはそう言う子なんだ。

 

私は少し笑みを浮かべて。

 

「私はなのはちゃんと友達になりたい!ダメ?」

 

「だ、ダメじゃない!?すごく嬉しい!私も美花ちゃんとお友達になりたい!!」

 

なのはちゃんは焦りながらもOKしてくれた。

 

嬉しかった。

 

こんなに嬉しいのは涼と友達になった時いらいだなぁ〜。

 

「そこに僕も混ぜて欲しいなぁ〜。僕もなのはちゃんと友達になりたい。いいかな?」

 

いつの間にかお兄ちゃんと涼も近くに来ていて、お兄ちゃんがそんな事を言った。

 

「う、うん!よろしくなの景太君!そ、それで....りょ、涼介君!!これありがとうなの!!それから私とお友達になって!!!」

 

なのはちゃんが涼にデッキを差し出して友達になりたいって言った。

 

「え!?……うん、勿論いいよ。よろしく高町!」

 

涼も少し驚いていたけどすぐにOKした。

 

けど……何かムカつく。

 

「ありがとうなの、よろしくね涼介君!!それでコレ……」

 

なのはちゃんがデッキを涼に返そうとした。

 

だけど涼は驚いたことにそのデッキを受け取らなかった。

 

「そのデッキは高町が使ってくれ。」

 

「え!?だ、ダメだよ!?これ涼介君の大事な!?」

 

そうだ、そのデッキは涼のお母さんの形見だ。

 

涼はそのデッキを凄く大事にしてた。

 

お母さんとの大事な繋がりだって言ってたから。

 

「いいんだ、ブルーアイズもお前がいいと言っているから。高町が大事にさえしてくれればそれでいいよ。」

 

なのはちゃんは少し困った顔をしていたけど、涼の真剣な顔を見て決めたようだ。

 

「うん、ありがとう!こ、これ大事にするの!絶対大事にするから!!!」

 

なのはちゃんがそう言うと涼は満足そうな顔で頷く。

 

むぅぅ……ムカつく。

 

なのはちゃんだけずるい。

 

「涼介君…その……涼介君の事、涼君って呼んでもいいかな?」

 

「ん?別にいいけど?」

 

なんでなのはちゃん少し顔赤いの?

 

なんでそんなにいい雰囲気なの?

 

むぅぅ…むぅぅ…ムカつく、ムカつく。

 

「そ、それから……私の事名前で呼んで?」

 

「名前で?まぁ〜高町がいいならいいけど。じゃ...なのは。」

 

ムカムカムカムカムカムカムカムカ…………

 

「うん♪」

 

も、もう我慢できない!!!

 

「涼、そんなになのはちゃんとくっつかないで!!!」

 

むぅぅ…ムカつく、ムカつく!

 

なんでムカつくの?

 

わかんないよ!

 

「ちょっ、いきなり何だよ美花!?」

 

「わかんない!わかんないけどムカつくから離れて!!!もうちょっと離れてよ!!」

 

私は涼となのはちゃんを無理矢理遠ざける。

 

二人がイチャイチャしてるとムカつくの!

 

「意味わかんないよ……美花。」

 

涼が何か言っているけど知らない!

 

「むぅぅ…ふん!涼の馬鹿!!」

 

そう言った私にお兄ちゃんは苦笑いで涼は呆れた顔をしている。

 

「み、美花ちゃん今日はありがとうなの!!それで……これからもよろしくね!」

 

ブーブー怒っている私になのはちゃんは改めてそう言ってくれた。

 

私は自然に嬉しくなり笑顔で返した。

 

「うん、私こそ楽しかった!これからよろしくね♪」

 

こうして私達は友達にライバルになった。

 




次回もよろしくお願いします。
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