まさか連邦生徒会唯一の男が夜な夜な謎の美少女としてミステリアスムーブかましてるとは誰も予想だにしないだろうなぁ   作:ゆずっこ

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なぜだか分かりませんがアビドス2章までのプロットが出来ました。
それまでは続きます。


俺って学生だよね?本業は勉強する事だよね?なんでこんな社畜してんの?

 

 拝啓、お父様お母様。

 

 お元気ですか?

 私はここ一週間ずっと元気ではありません。

 理由は単純です。

 うちの上司が何も言わずに消えやがったせいで連邦生徒会は行政権を失い大混乱が生じたおかげで他学園との緊急の打ち合わせ、迷惑をかけていることについての謝罪回りにより美少女化する時間が取れていないからです。

 うちの上司が消える直前に呼んだ『先生』という大人の人が今日来るらしいですが…どうなる事やら一切見通しが持てません。

 願わくば俺の書類だけでも全部代わりにこなしてくれ………

 

 

 

 「その書類は貴方の落書き用紙では無いのですが?」

 

 「げっリン…お前こっち来てたのか…」

 

「当たり前でしょう?最近ずっと働き詰めで大丈夫かと心配して来たのですが…その様子だと大丈夫そうですね」

 

 さて、とリンは続ける。

 

「貴方に朗報があります」

 

「と、いうことはついに休暇が…!?」

 

「残念ながらそんなことはありません。今日来る先生の出迎えと護衛をしてもらおうかと」

 

 まあいい気分転換になるでしょう。と付け加えるリンに俺は―――

 

「先生の性別は?」

 

「自分で行って確認したらどうですか」

 

 先生が男性ならミステリアスヒロイン小野川ライとしてヒロインムーブでもしてやろうと思ったのだが、性別の確認もさせて貰えないだなんて辛辣だな。

 

 しかしリンの目元の隈を見る限り余計なお喋りをする余裕が無いことが分かり、余計な口を挟む気は失せてしまった。

 

「分かった。迎えに行くよ。どこに行けば良い?」

 

「ありがとうございます。場所は――――――」

 

 

 

 

 

 

 

 連邦生徒会のオフィスの一角、指定された場所に着くと、ヘイローの無い女性が立っている事に気づく。

 立ったまま気絶してるのかと思ったが本当にヘイローが無いだけで意識はあるらしい。

 ヘイローが無い外の人間は銃弾一発でも致命傷になるというのは聞いたことがあるが……目の前にいる先生もその例に漏れないのだろうか?

 

 ……それはそうとこの人、めちゃくちゃ美人だな…

 

 このキヴォトスに存在する人間はほとんどが未成年であるため、リンのような大人びた女性の生徒はたまに見ても、本物の大人の女性は初めて見たかもしれない。

 

 黒髪ロングは被ってるけど…目の色は黒だし身長も170くらいありそう。何より見た感じはミステリアス美少女ではなくクールで物静かな美女って感じだからライとはキャラ被りはしてなさそうだな! ヨシ!!

 

 

「えぇっと、貴女が生徒会長の呼んだ先生、ということでよろしいですか…?」

 

"うん、そうだよ。君の名前は?"

 

「私の名前は天竜ハネタです。よろしくお願いします」

 

"こちらこそ、よろしくね"

 

 そう言って握手を交わそうとした瞬間…

 

 バンッ!と大きな音を立てて扉が開き、ユウカ、ハスミ、チナツ、スズミが押し掛けてくる。

 

「ハネタ書記長!ようやく見つけましたよ。一体全体この事態はどうなってるんですか?」

「…と、そこにおられる大人の女性は…?」

 

「ハネタ書記長、ここにおられましたか。連邦生徒会長はどこへ行かれたんですか?」

 

「連邦生徒会長へ、風紀委員長が事情の説明を要求なさっています。ハネタ書記長、お願いできますか?」

 

 ユウカ、ハスミ、チナツが俺に事情の説明を求める。

 

 そんなこと言われても分からないものは分からないよ!

 むしろ俺が説明を受けたい!!!

 

「あんたらの言いたいことはよく分かる。たしかに発電所は止まってるしただでさえ悪い治安はさらに悪化の一途を辿っている…が、俺も細かい事情は分からないんだ」

 

「分からないだなんてふざけたこと言わないでください!発電所は今大急ぎでシステムの再構築を行ってますが、それでも安全確認を含めて再稼働には最低でも一週間はかかるんですよ!?」

 

「出どころの分からない武器の不法流通は以前に比べ2000%増加しています。早く対処しなければキヴォトス全体の治安悪化に繋がる可能性があります」

 

「それを俺に言われたって何にも出来ることなんか―――」

いや待てよ、シャーレの部室の地下には未だに誰も起動出来ていない『シッテムの箱』があるとか言ってたな……

 

 生徒会長の選んだ先生ならもしかしたら……?

 

「先生、ついてきてください」

 

"分かった"

 

「ちょっと!?どこに行くつもりですか!?」

 

「シャーレの部室だ。あそこには『シッテムの箱』があるからな。先生ならば起動して何とか行政権を取り戻せるかもしれない。」

 

「なるほど…貴方の考えは分かりました。ですが現在シャーレの部室は不良により包囲されていてとても中に入れる状態では…」

 

"私が指揮するから大丈夫だよ"

 

「指揮…?私達の戦闘を指揮するということですか?」

 

"うん、そうだよ"

 

 

「銃弾一発で致命傷になる様なキヴォトス外の人間でも指揮という形ならば一切負傷を負わずに戦闘に参加出来る、ということか」

 

 さすがは生徒会長、人を見る目はあるな。

 

「えっ、銃弾一発で致命傷に…!?」

 

「安心しろ。万が一に備えて俺が先生の護衛はしておくから気兼ねなく戦え」

 

 動揺する4人を落ち着かせるために、俺が直接先生の護衛をして他の4人が実際に先生の指揮を受けて戦う事にした。

 

 俺自身はそこまで強い訳じゃないが……肉壁くらいならなれるし、万が一行動不能になっても美少女化すれば傷は引き継がれないからモーマンタイだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわ…何人いるんだこれ…」

 

「あ! あれトリニティのところの戦車じゃないですか!? なんであんなところに…」

 

「…トリニティに帰ったら兵器の流通を制限する必要がありそうですね……」

 

"あはは…"

 

 4人でこれほどの人数と戦車を相手にするのは無理があるな…せいぜい時間を稼いでその隙に中へ入り込むのが限界といったところだろうか。

 

"それじゃあ、戦闘開始!"

 

 

 

 

 

 

 人数的な差によって不利に思われた戦いは先生側の大勝利だった。

 損害は先生を流れ弾から守って俺がちょっと怪我をしたくらいだな。

 最悪の場合、俺が美少女化して戦うなんてことも――――なんて考えていたが余計なお世話だったようだ。

 

 シャーレの部室棟周辺にいた不良は撤退し、4人には先に部室で待つように指示して俺と先生だけでシッテムの箱がある地下まで行くことにする。

 

「先生、ここ変な寒気がするんですけど……」

 

"確かに、冷却装置が至る所にあって部屋が冷やされてるね…"

 

「そんなに熱を発するものがここにあるってことなんでしょうか…?」

 

"あれ、書記長でも分からないんだ"

 

「お恥ずかしながら、ここに直接関わったことは一度もなくてですね…」

 

"あはは、そっか変なこと聞いてごめんね"

 

 

 

"…君は……?"

 

「えっ、誰かいましたか?」

 

"今一瞬お面を被った着物の生徒が居たような気がして……"

 

 七囚人にそんな特徴をした生徒がいたような気がするな…狐坂ワカモだろうか。

 男の状態と美少女化状態で1回ずつ戦ったことがあるんだが、天竜ハネタ=小野川ライであることがバレかけてて超焦った。何とか誤魔化せたけども。

 

 

 

「あれが『シッテムの箱』です。先生」

 

"うん、ありがとう"

 

 先生が『シッテムの箱』に触れ、奇妙な言葉を発する。

 

"……我々は望む、七つの嘆きを"

"……我々は覚えている、ジェリコの古則を"

 

 

 おいおい、その言葉…………………めちゃくちゃカッコいいな!!

 というかそれがパスワードだったのか、生徒会長も中々粋なパスワードを作るもんだ。

 俺もそういう合言葉みたいなの考えとこうかな? 謎の言葉を残して去る正体不明の美少女………想像しただけで脳汁が出るな。

 

 ……それはともかく、先生があのパスワードを言ってから微動だにしなくなった気がするんだけど、これ大丈夫なやつか?

 

 

 

 まあいっか。初めて来たところだし探索しちゃおっと。

 

 あの機械の上で浮いてる石版っぽいやつはなんなんだ…?飛行石のプロトタイプだったりするのか?

 

 

 そう思い近くに寄ると、何かが書かれたメモ用紙が貼られているのを見つけた。

 

 どれどれ…って何だこの字の汚さは!なんか親近感が湧くな…

 近くで見てなんて書いてあるのか見てみようじゃないか。

 

 メモ用紙を手に取った瞬間、先生が動き始めたことに気づいた。

 

 ――――やばっ!

 

 咄嗟にメモ用紙をポケットの中へ押し込み何事も無かったかのように振る舞う。

 

「先生、大丈夫でしたか?返事が無いので外の4人を呼ぼうかと……」

 

 大嘘である。このまま動いてなかったら放置してじっくりメモを読もうとしていたところだ。

 

"大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。それで、そこにある機械────クラフトチェンバーなんだけど…"

 

 うわ、またカッコイイやつがでた。

 ネーミングセンス良すぎ…?

 

 

"うん…うん、これがこうで…"

 

 先生がクラフトチェンバーをたどたどしく操作している様子を食い入るように見る。

 

 ふーむ、美人が近未来的な機械を操作する様子は様になるな……そうだ! メガネでも掛けさせてみるか!?

 

"了解…よし、そろそろシャーレの部室に行こうかな"

 

「分かりました。部室まで案内しますね」

 

 ところで、先生は誰と会話してるんだ…?

 

 

 

"少し気になってたんだけど…それ、ハネタの素じゃないよね?"

 

「あれ、もしかして気づかれてた…?」

 

 まさか俺が美少女化してロールプレイングしてたのがもうバレたとでも言うのか!?

 

"うんうん、そのくらいフランクに接してくれていいからね"

 

「分かった分かった。これからはちょっと崩した態度で接しよう」

 

 良かった……全然バレてなかった。妙に勘が良さそうだからバレる時はバレそうで怖いんだよな。

 

 

 

 

 

「ここがシャーレの部室だ」

 

 いくつか積み上げられたダンボールと1人用のパソコンとデスクのみが置かれている広い部屋に入室し、先生に紹介する。

 

"なんというか…すごいシンプルだね!"

 

「無理に良く言おうとしなくても良いだろうに………まあ確かにここまで何も無いのならこれから思い出や記録を残していくのにちょうど良いかもな」

 

"そうだね……ところで、シャーレは何かするべきことがあるの?"

 

「特にはない。が、自由に自治区へ出入り出来て、生徒であるならば所属に関係なく誰でも部員として加入させることができる超法規的な捜査部。それがシャーレだ」

 

"そんなことができるだなんて…"

 

 ちょっと前に生徒会長がボソッと言っていたことをそのまま先生に伝える。

 

 実際ここに来たのは初めてだしこれから何をするのかも分からない。

 

 ……はぁ、戻ったらまた書類の山の処理かなぁ。

 

 と一瞬落ち込んだものの、一つの名案を思い付いた。

 

 ここでシャーレの部員として加入すれば合法的に生徒会の仕事をすっぽかしてシャーレに居座れるようになるのでは…?

 

 どうやら俺の脳もまだ腐っていないらしい。そうとなれば―――――

 

 

「先生、折り入って頼みがある。俺をシャーレの部員にさせてくれないか?」

 

"もちろん! 大歓迎だよ!"

 

 っし! 勝った!!! へへへ、リンにこのことを連絡して生徒会の仕事は一旦止めさせてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数日が経ち、シャーレとしてのやり方も慣れてきた頃…

 

「書類、書類、ああまだこんなところにも……」

 

"大丈夫…? ちょっとこっちに回しても良いんだよ?"

 

 【シャーレの部員になったためシャーレを優先して働かせていただきます。】

 

 といったメールをリンに送ったところ、多少は渋られるかと思ったのだがそんな予想とは反し、返ってきたメールは快諾の意を示していた。

 

 少しは怪しいと思ったんだ! こんなクソ忙しい時期に抜けられたら嫌な顔するのが普通なはずなのに!

 

 だがそんなこと気に留めることもせずにルンルン気分でシャーレの部室に入った結果がこれだ。

 

 生徒会にいた頃と比べ2倍以上に膨れ上がった書類と学園同士の対立の仲裁など、明らかに仕事の量の増加だけでなく時々の治安維持にも駆り出される始末。

 

 先生がいるからかなりスムーズに書類は処理できていたんだが……

 1番面倒なのは仲裁だ。

 ゲヘナとトリニティが犬猿の仲なのはキヴォトス人なら当たり前のように知っている事だが、一度この両校の仲裁をした時はまるで地獄だった。

 

 とにかく雰囲気が恐ろしくて、俺なんかその場で倒れないようにするのが精一杯だった。本当にこれから仲良くしましょうって内容のエデン条約を締結する学校同士の態度がそれか…?

 

 

 

 それはともかく、だ。今日はアビドス高等学校の『アビドス廃校対策委員会』の奥空アヤネから救援の要請が来ていた。

 

 この件については俺だけでは判断しかねるので先生に判断を仰いだところ、"行こう"と即決。

 その日のうちにアビドスへ行くことになった。

 

 それにしてもアビドスか…ユメを助けてからもライとして何度か訪れたことがあるが…それでも行くのは2年ぶりかもしれないな。

 

 あの時は周囲に誰もいない砂漠の学校で美少女が3人、何も起こらないはずがなく――――なんて淡い希望を抱いていたが本当に何も起こらなかった。ずっと借金の効率的な返済方法とアビドス砂祭りについて話し合ってた気がするぞ…………青春って何?

 

 

 

 

 

 

 アビドス高等学校の最寄り駅で先生と共に下車すると、まだ昼前なのにも関わらず太陽と地面からの熱に溶かされそうになる。

 

「暑い…先生は大丈夫か?」

 

"大丈夫だよ。それよりもアビドスの生徒達が助けを求めてる。早く行こう"

 

 そう言って先生はアビドス校舎があると思われる方へ急ぎ早に歩いて行くが………

 

 

 

"あれ…?ここどこ…?"

 

 俺達は迷子になっていた。

 

「…コンパスはありますが、時々変な方向を向き出すのであまり信用はできません」

 

"そっか………あっちょっとやばいかも"

 

 そう言って倒れそうなる先生を手で支える。

 

 水は持っていないのかと先生のバックの中身を見るが中には弾薬でほとんどが埋め尽くされている。

 

 他に俺の持っている水は…口を付けたやつしかない!どうしたものか……

 

 少しの逡巡の後、意を決して俺の水を飲ませようとした瞬間。

 

「あの……大丈夫?強盗にでも遭った?」

 

 ロードバイクに乗っている狼のような耳をついた少女がこちらを見つめてきていた。

 

"み…水を…どうか…"

 

「……今この人が熱中症になりかけてて飲み物が必要なんだ。何か持ってないか?」

 

「ん、ならこれを…」

 

 差し出してくれたスポーツドリンクを急いで先生に飲ませる。

 

「それ私の飲みかけ…」と聞こえた気がするが、俺のよりはマシだろう。

 

 

"助かった〜ありがとう、シロコ"

 

「なんで私の名前を…?」

 

"私は先生だからね。生徒の名前と顔くらい覚えてるよ"

 

「先生ってあのシャーレの先生?救援要請を受理してくれたの?」

 

"もちろん。先生として見逃せるわけが無いよ"

 

「良かった。来てくれるんだ」

 

 あまり表情が変わるタイプではないみたいだが、わずかに変わった表情からは安堵と喜びの感情を感じとれる。

 …貴様、ライと同じタイプか!?

 

"ええっと、それについてなんだけど…遭難しちゃっててアビドス校舎にたどりつけないんだ。道案内してもらえないかな?"

 

「ん、それなら私の後ろに乗るのが1番早い」

 

"それだとハネタがどうするか……"

 

「俺は大丈夫ですよ。方向さえ分かればあとから追いかけますから」

 

"そっか…ならお願いしてもいいかな?"

 

「わかった。しっかり掴まってて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、先生とは一時的に別行動になったのだが、周りには誰も居ないこの状況でやることは言わなくても分かるだろう。

 

 そう、美少女化だ!!!!!

 

「んんっ、あーあーあ。これで良し」

 

 美少女化すると声が高くなるので少しだけ低くなるように調整する。

 ミステリアスでクールな美少女は少し声が低いのが相場で決まっているんだよ。

 

 2年ぶりのアビドス砂漠。長袖のこの服だと一見暑そうに見えるが、その実案外暑さには強いのだ。

 

 久しぶりのこの時間、ゆっくり楽しんでからアビドスへ向かおうじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キヴォトスへ赴任した初日、私を出迎えたのは一人の男子生徒だった。

 

 

「えぇっと、貴女が生徒会長の呼んだ先生、ということでよろしいですか…?」

 

 身長は170cm後半といったところだろうか。かなりガタイが良く、一目で男性だとわかる。

 

 先に聞いた話だとヘイローを持った男子生徒はいないと聞いていたんだけど、彼は一体…?

 

"うん、そうだよ。君の名前は?"

 

「私の名前は天竜ハネタです。よろしくお願いします」

 

"こちらこそ、よろしくね"

 

 挨拶を交わし、握手をしようとするとバンッ! と大きな音を立てて扉が開き4人の生徒が入ってくる。

 

 どうやらこの4人は女子生徒のようだ。

 うーん、ハネタは例外なのかな? それとも………まあいっか! もしそうだとして個人の趣味の範囲だし。

 

 細かいことは考えないことにして、『シッテムの箱』があるシャーレへ向かうことにした。

 

 

 

 

 ただの偶然だった。ユウカのバリアに弾かれた弾丸がこちらへ向かうだなんて予想出来るはずがない。

 だが起こってしまった。弾丸がこっちに来ていることを認識することは出来たものの、咄嗟のこと過ぎて体が動かない。

 

 避けることを諦め、当たり所が良いことを願っていたが……弾が体を貫通する感覚や痛みはいつまで経っても訪れなかった。

 

「大丈夫ですか?」

 

"ハネタ…? ッ! その傷は…!"

 

「このくらい日常茶飯事です。ほら」

 

 そう言ってハネタ少し袖を捲って見せた。

 そこにはいくつかの銃痕と大量の切り傷や挫創のようなものがあった。

 

「死にそうになったことはあんまりないですし、深く考えるだけ無駄ですよ」

 

"…そっか、でも無理はしないでね"

 

 彼も私の守るべき生徒だ。だから――――いつか事情を聞かせてね、ハネタ。

 

 

 




先生はハネタに壮絶な過去があると思っているようです。
神秘の量を増やすための訓練で出来た傷が残ってるだけなんですがね。

あ、アンケート結果も考慮して女先生ルートになってます。
色々とグチャグチャにするつもりなのでお楽しみに
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