いせかるメンバーにナツキ・スバルの人生上映会を観せる 作:リーグロード
これからも投稿を頑張っていきますので、どうか見放さないでこの小説を読み続けてください。
目が覚めたスバルは近くに立っていた双子に遠慮なく抱きしめにいった。
『俺はお前らを信じてるから、仲良くやろーぜ』
その言葉の意味を2人は理解することなどできないだろう。
だけど、その言葉の意味を、その裏に秘めたスバルの意思を知る人間からすれば、その言葉がどれほど優しくて、どれだけ覚悟の籠った一言だったか。
それを推し量れるのはスバル本人と、その軌跡を見守り続けていた異世界の友人達だけであった。
「あ~あ、さっきまでイイ感じだったのに、すっげぇ~つまんなくなっちゃったっす!」
「こら、ルプー!あなたって子は!!」
スバルの絶望に内心で興奮しながら鑑賞していたルプスレギナだったが、変なところで立ち直って見せたスバルに、その興を削がれてしまう。
そんな彼女の態度に、長女であるユリはアインズの学友に対しての無礼な発言に怒り心頭だ。
だが、そんなユリの怒りもどこ吹く風で、ルプスレギナはおちゃらけた態度で流して反省を微塵も感じさせない謝罪をする。
「まあ、あの仮面がどこまで持つか見守るのも一興よね」
スクリーンの映像の中で必死に道化を演じているスバルの内面を見抜いたルプスレギナは、再び妖艶な笑みを浮かべながら本気で楽しそうに呟くのだった。
『グッモーニング! 今日も晴天、洗濯物に絶好調! 俺によーし、お前によーし、みんなによーし! グッドスマイル!』
朝から喧しいくらい元気なスバルの姿に、カズマ達はほっと一息ついて安堵する。
前回までのスバルに比べたら、今のスバルは元気すぎるくらい元気で、死ぬ前に覚悟を決めていたとはいえ、本当に大丈夫なのか心配だったが、これなら上手くいきそうだと椅子の背もたれに体を預ける。
カズマ達の心配を余所に、スバルは調子よく口上を続けながら、仕事を続けている。
「よくもまあ、自分を殺した相手と一緒に笑いながら仕事ができるものだ」
「でも、尚文様!スバルさんは本気でレムさんとラムさんを救いたい一心で頑張ってるだけなんです!!」
「それだけならいいんだがな……」
尚文はカズマ達と違って今のスバルの状態を好意的に受け止めていない。
正直、スバルの精神が正常に戻っているかと問われれば、尚文は違うだろうと即答する自信がある。
あれは自分にも覚えのある状態だ。必死に虚勢を張って自分は弱くないと、無能なんかではないと誰に見られるでもなく、自分で自分にそう思い込ませている状態だ。
勿論、スバル本人は自分は役に立つと屋敷の住人達にアピールしているつもりだろうが、人を見る観察眼がある奴ならば、今のスバルがどんな状態なのか、薄々と勘付くレベルでスバルの虚勢は酷かった。
現に、いまこの場でスバルの虚勢を見抜いているであろうターニャは険しい顔をして睨み付けるようにスバルを見ているし、アインズ達の方は多くの者がスバルの精神状態がまともでないことを察している様子だ。
今こうして庭でエミリアとパックに何でもない風を装いながら雑談をしているスバルを、尚文は痛ましい者を見る目で見ていた。
そしてそれは、そう遠くないうちに決壊の予兆を見せ始めた。
『──気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い』
スバルの心の声が笑顔の表情のまま部屋中に木霊し始めた。
「ほ~ら、道化の仮面なんてすぐにポロッと外れるもんなんすよ」
スバルの心の中身を暴露され始めて、ルプスレギナが愉悦に浸る。
本当に趣味が悪いと思うが、それが創造主に求められたルプスレギナの本性であるのならば、それを否定する権利はNPCである自分達にはないとプレアデス達は口を噤む。
まあ、好きか嫌いかで言えばルプスレギナと同じ感想をプレアデスも抱くが、それでもスバルの心の声は本当に聞いていて心地よいものではない。
残忍な性格のソリュシャン的には絶望にもがく悲鳴の方よりも自分の体内でじっくり溶かしていく方のが好みだから、ただ単に趣味嗜好の違いでしかないが……。
「クッソ!!マジでスバルの精神タフ過ぎるだろとか、楽観視してた俺が馬鹿だった!!」
ガン!!と椅子のひじ掛けの部分を叩き、スバルの精神がまともに戻ったと思い込んでいたカズマは、本気でスバルの異常に気が付いていなかった自分のバカさ加減に殴り付けたい気分だった。
今も洗面台で吐きながら弱音を無理矢理に抑え込むスバルの姿に、見てられないと顔を歪ませる。
「カズマ、きっと……、きっと大丈夫ですよ!いつか、スバルとレムも学園に来た時みたいに笑顔で……」
「それはいつの話だよ!!!」
「っ!?」
「あっ、その、ごめん……」
思わずめぐみんの楽観的な発言に八つ当たりしてしまった。
怒鳴り返されためぐみんは怯えた顔でカズマを見る。
そのことに思わずやってしまったと、後悔の念に押し潰される。
「くふ~、思わぬオマケがついてきたっすね!どうにもできない友の苦痛の悲鳴。そして、己を心配する可愛い彼女への八つ当たりによる自己嫌悪!ここへ連れてきた奴はよく分かってるっすよ!」
「少しは声を押さえなさい。モメ事を起こしてはダメよ!」
「分かってるっすよ、ユリ姉!ちゃ~んと、スクリーンの映像の音声に合わせて喋ってるっすから、周りの連中には聞こえちゃいないっす!」
ルプスレギナの種族が人狼であるからこそ、音には敏感であるため、どのタイミングでどれくらいの声量なら聞こえないかは十分に把握している。
『スバル、きなさい』
『……へ?』
『いいから』
痛ましげな目を向けてくるエミリアに若干怯えてみせるスバルは、そのまま引っ張り込まれて部屋の中へと連れ去られる。
「あ~、こりゃちょっと興醒めになりそうっすね」
この先の展開が見えたのか、ルプスレギナはつまらなさそうに呟く。
『特別、だからね』
戸惑うスバルを座らせて、エミリアはその膝にスバルを寝かしつける。
俗に言う膝枕というやつだ。
『恥じらうエミリアたんも最高だけど……そもそも、これってどういう状況?俺、いつの間にご褒美貰える手柄立てたっけ?』
『そういう変な強がり、よくないわよ』
いつもならば、素直に気持ち悪い感じで喜ぶはずのスバルが、この状況でも変な強がりを言っていることに、エミリアを始めとして多くの者が見透かしていた。
『言ってたでしょ、スバル。疲れ切ったら膝枕してって。だからしてあげる。いつもってわけにはいかないけど、今日は特別』
『特別もなにも、まだ二日目ですよ?これで疲労困憊のグロッキーに見えたってんなら、俺ってば古今無双の虚弱体質……』
『打ちのめされてるの、見てればわかるもの。詳しい事情は、きっと話してくれないんでしょ?こんなことで楽になるだなんて思わないけど……こんなことしかできないから』
エミリアの優しさに触れるたびに、スバルの拙い道化の仮面は剝がれ落ち始め、口から出る声が段々と上擦り、喉に詰まっていく。
「スバル様、その若さでよく頑張りました。しかし、あなた様はまだ子供です。泣きたい時は無理にこらえる必要などないでしょう」
エミリアの膝の上で泣き崩れそうになるのを必死になってこらえるスバルの姿に、セバスが思わず口から漏らしてしまった本音は、近くに座っていたユリも同意するように頷いていた。
『疲れてる?』
『ま、まだまだ、やれる。全然、平気だし……』
『困ってる?』
『優しくされると、ほら、惚れちゃうぜ?そうやって、また……そんな……はは』
『──大変、だったね』
寄り添ってくれるエミリアの最後の一言に、スバルの道化の仮面は完全に剝がれ落とされた。
『大変……だった。すっげぇ、辛かった。すげぇ恐かった。めちゃくちゃ悲しかった。死ぬかと思うぐらい、痛かったんだよ……!』
涙と共に流される心の奥底に隠していた弱音と恐怖が溢れ出す。
そこにはナニカを決意した主人公などいない、ただの小さな子供の姿が映っていた。
「……あのさ、めぐみん」
「はい、なんですか、カズマ」
「さっきは、その本当にごめん!」
両手を合わせて本気の謝罪をするカズマに、めぐみんはやれやれと言わんばかりに首を振って、 カズマの頭を軽く小突いた。
「今回はこれで許してあげます」
「っ!ありがとうな……」
「どういたしまして」
ニッコリと笑うめぐみんに、カズマは小突かれた箇所をちょっぴり痛がりながらもどこか安心を得たのだった。
画面の中のスバルも本音と涙を流しつくして、疲れ果てて眠っていた。
「あ~あ、どっちもつまんない方に落ち着いちゃったっすね」
退屈とばかしに席にもたれかかりながら、円満になったスバルとカズマの2人を期待外れとばかしに見つめる。
『女の子の膝の上で、頭撫でられながら穏やかな眠りを迎える。……それ単体で見たら、そりゃもう極上のイベントだったけどさぁ』
目が覚めてジャージに着替えたスバルが禁書庫に行き、女々しい叫びでグルグルと読書中のベアトリスの周りをうろつき回る。
『意中の女の子相手に、超泣き喚いて泣き言ぼやいて涙と鼻水で顔面ぐっちゃぐちゃにして眠りこける。おまけにその状態で何時間もその子の膝の上独占とか……もはやどんな羞恥プレイだよ』
「どうやら、今度こそちゃんと立ち直ったようだな、スバルは」
「愚かな人間ですが、その精神性だけは少しだけ見るものがございますね」
エミリアに慰められる前とは違う、いつものふざけた態度のスバルに、アインズは安堵し、アルベドは呆れながらも微笑で評価する。
なんだかんだ言いながらも、友であるレムが惚れた相手。それも一度殺したレムに対して、学園内では殺された嫌悪感を一切見せない態度。そして必ず救ってみせると言ってのけた事にアルベドの中で地味にスバルの評価は上がっていたのだ。
『そう言うなよ、ベア子。俺とお前の仲じゃんかよ』
『ベティーとお前の間にどんな関係が……待つのよ。その前に、今なんてベティーを呼んだかしら?』
前回のループで契約ありきとはいえ、味方になってくれたベアトリスにスバルは全幅とまではいかないが、それでも大きな信頼を寄せていた。
故の愛称呼びだが、どうやらベアトリスにはあまりお気に召さなかったようだ。
『切羽詰まって八方ふさがりだ。ぶっちゃけ、お前の手が借りたい』
スバルがベアトリスに頭を下げて助けを求める。
「やれやれ、前回の王都の時といい、今回の屋敷でのこともそうだが。スバルの奴は誰かに助けを乞うのがヘタ過ぎるな……」
「でもですよ、必死に頑張った結果の末に、誰かに助けを求められるのは良いことだって、私は思いますよ、少佐!!」
呆れたターニャの呟きに、スバルの奮戦を見てきたヴィーシャがフォローするように口を挟む。
その意見にターニャもまた認めるところだとばかしに、小さく頷きはする。
だが、実際問題として、スバルにはもっと気軽に誰かに頼るという事を知ってほしいとは思うというのが、大人の視点から見るターニャの感想だった。
スバルがベアトリスに助けを求めた結果、事態は大きく好転する。
呪術師の呪術の発動条件、居場所の手掛かり。この2つは停滞していたスバルには大きな光明だった。
『助かった、お前のおかげで光が見えたぜ!ベア子超愛してる!』
「むう!」
「こらこら、ステイ!」
乱暴にベアトリスを持ち上げて振り回すスバルに、またもや殺意を膨らますマーレ。それを姉であるアウラが宥める。
「それにしても、マーレがそんなにナザリック以外の誰かに入れ込むって珍しいね。そんなにベアトリスが気に入ったの?」
「えっと、ダメかな……?」
「いいや、ダメではないぞ、マーレ」
2人の会話を盗み聞きしてしまったアインズが口を挟む。
親代わりであるアインズとしては、マーレが誰かと仲良くなることは喜ばしい限りだ。
『──ヴィクトリー!!』
死に戻りしてからは村人とは初めて会う筈だというのに、まるで長年付き合いがあったのではと疑問を抱く程に親密な関係になっているスバル。
「あいつ、本当に俺と同じ引きこもりか?」
「あら、そう言うカズマさんだって、初対面のロリッ子お姫様とか、アクセルの街の皆とか結構初対面から仲良くやってたわよ?」
「ん?あ~、そう言われれば確かに。もしや、異世界って引きこもりに優しい世界だった……!?」
「んなわけないだろう。異世界なんざ、どこも大抵は地獄だ」
驚愕の事実に驚くカズマだが、ちょっと離れた席に座っていた尚文がそれを否定する。
まあ、実際にスバルは死にまくっているし、尚文は裏切られて犯罪者の烙印を押され、ターニャは戦争中という地獄。
アインズはゲームデータで転移とかいうチートだから、あの世界でも地獄を見ていないだけだし。
割と本気で異世界が甘いのはカズマのところだけかもしれない。(本人に聞かれれば猛反発されるだろうが)
村人全員との接触を終えたスバルが屋敷へ帰る頃には夕暮れ時になっている。
『あはぁ、二人とも一緒だったんだね。手間が省けて助かるよぉ』
『余所行きの格好、か?』
明らかに外出する服装に着替えたロズワール。
「今までこのようなパターンがあったか?」
「さあ?スバルの視点のみが映像になっていたからな。スバルが見ていない時に外に出ていたとしても不思議ではあるまい。だが、もしかしたら、本当にスバルの行動によって展開が変わったやもしれん」
アインズとターニャが考察している間にも、映像の中ではロズワールが空を飛んで一瞬の隙に、遠くの空の果てへと消えていった。
「ふむ、空を浮くのは
「恐らくは、飛行魔法の他にも未知の魔法、あるいは加護の力とやらを使用したのではないかと?」
ロズワールが使用してみせた飛行魔法に、魔法マニアでもあるアインズは興味を引かれ、デミウルゴスが自らの知識の中から照らし合わせて検討する。
『ちょっと俺が呪われてると思うんだけど、確かめてくれない?』
前置きも置かずに直球ストレートでスバルはベアトリスに自分が呪われているか確かめてくれるように頼み込んだ。
当然、最初はどんな被害妄想だと聞き流すベアトリスだが、呪いの気配を感じたのか、その顔つきはすぐに真剣なものに変わり、スバルを怪訝な瞳で見上げる。
「さて、これで呪術師の正体が判明するわけだが、お前らは誰が犯人だと思ってるんだ?」
「え?」
「ほぉ……」
挑発するように尚文がアインズとターニャに問いかける。
その問いに対してアインズは意表を突かれたように震え、ターニャは感心するように声を上げた。
(ま、マズい!?スバルに呪いを仕掛けた犯人なんて全然分かんないんだが!?)
「面白い挑発だな、尚文。だがそうだな、今回の一件が王選候補であるエミリアの妨害であると考えるのならば、犯人は比較的最近村へ移民してきた若者だろう。とはいえ、メイザース家に対してのスパイが呪術を得意としており、ナツキ・スバルというイレギュラーの乱入に好機とみた可能性も捨てきれんな。アインズ君はどうかな?」
(どうかなって言われても!?そんな政治のドロドロした内容の話なんて元サラリーマンの俺が分かるわけないじゃないか!!っていうか、ターニャも今は軍人だけど、元の世界じゃ俺と同じサラリーマンだった筈だろ?いや、本人は出世街道を歩いてたっていうし、小卒の俺と違ってエリートなのか!?しかし、ここで黙ったままは無理だし。ユグドラシルで呪術を扱うのは呪術師みたいな専門の職業を選択したプレイヤーか、あるいは……)
「モンスター……。あっ!」
「ほぉ、なるほど……」
「モンスターか、そうなるとまさか……!?」
思わず考え事の途中で一部内容を声に漏らしてしまうアインズ。
だが、その漏らした一言を意味深に捉えたターニャと尚文はありもしないアインズの答えを読み解いた。
「なあ、めぐみん。なんで俺はさらっと無視されたんだ?」
「きっと、カズマでは犯人なんか分かりっこないと思われたのでしょう。実際、ターニャの言い分はもっともですし。アインズ君は犯人を特定出来ていたみたいですからね」
「ぐっ、いや俺もコ○ン君とか読んでも、ネタバラしされるまで推理とか特にしないタイプだけど。ハブられんのは気に食わん!」
めぐみんに正論という名のビンタをかまされ、若干拗ねるカズマ。
『──は?』
ベアトリスの掌から出る光がスバルの肌に染み込んでいくと、犬に嚙まれた箇所から黒い靄が溢れてくる。
「これで確定だな。犯人はあの犬だ。いや、正確には犬ではなくモンスターか。呪術師という言葉に踊らされて犯人は人であると錯覚しちまってたって訳か……」
「流石はアインズ君だな。まさか、犯人が犬とは思いもしなかったぞ。しかし、よくよく考えてみれば、ループ中に同じ箇所に3回連続で嚙みついたというのは、思い返してみればヒントのようなものだったかもしれんな」
「い、いや、偶然当たっていただけだ。私は大した推理など……」
「いいえ、アインズ様!こうして見事に犯人を見抜いたその慧眼こそはまさに智将のそれ!アインズ様はやはり素晴らしいお方です!!」
尚文とターニャに持ち上げられ、更にはヒートアップしたデミウルゴスに賞賛されて、恥ずかしさと申し訳なさで昂った感情が抑圧され鎮静化されるアインズ。
その間にも映像は進み、犯人が犬であると知ったスバルは、馬鹿にされたと感じたのか、憤怒の形相を浮かべて禁書庫を飛び出した。
『──ラム! レム! 話がある!』
双子のメイドを呼び出すと、短い説明と根拠がベアトリスのみという信じさせるには少々無理のある説得で、スバルは村へ行くことを告げる。
勿論、こんな事で許可が出るとは思っていないスバルは死に戻りの知識も利用して、ロズワールが秘密裏に何か命じたんだろうとハッタリを掛けると、案の定の反応が返ってくる。
そんなやり取りをしていると、騒ぎを聞きつけたエミリアが降りてくる。
『止めても無駄なんでしょう?』
『まぁ、そうなるかな。むしろ、止められると色々な場面に支障が……』
『はいはい、わかりました。止めたりしないわよ』
困った子を見る目で見つめるエミリアは、そっとスバルの胸に手を当てて、あちらの世界なりのおまじないをスバルに施す。
「ちぇっ、スバルの奴、主人公してやがんな……」
「カズマは羨ましいんですか、スバルのこと?」
「……死に戻りしまくるのを羨ましがる訳ねえだろ。俺にはお前らと一緒にバカやって冒険する方が性にあってるよ!」
「なら、あっちの世界に転生させた私に感謝ひなひゃっ!?やめ、頬を引っ張らないで!!!」
相変わらず図々しいアクアの頬を力一杯引っ張ってお仕置きするカズマ。
ただ、やっぱり自分にはこういう世界の方が合っているよなと、改めて思う。
そろそろ第二章も終わりかけ、第三章をきちんと書けることができるのか、今からメッチャ不安です!!!
4章でのスバル視点外の放送
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エミリアの試練
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ラムの告白
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ガーフィールとエルザのバトル