いせかるメンバーにナツキ・スバルの人生上映会を観せる 作:リーグロード
レムへの誓いの翌朝、スバル達は村の住人達を引き連れてクルシュ邸からメイザース領へと帰還の準備をしていた。
王都では色々とすれ違いや仲違いの展開もあったが、最後にはこうして笑顔で見送られる関係へと落ち着いたことに、感慨深いものを感じる。
「この後って屋敷に帰るだけだろうけど、なんも起こらねえよな?」
「ちょっと!そういうのってフラグになるんだから、不穏なこと言うのやめてよね!」
「しかし、実際複数の魔女教大罪司教が襲撃してきたという事実がある以上、帰還途中に怠惰以外の大罪司教、それこそ暴食が襲い掛かってきても不思議ではないがな」
何気なく漏らしたカズマの一言に、アクアが噛みつく。
しかも、その悪い予感に現実味をつけるかのように、ターニャもカズマと同じ懸念を口する。何の考えもなく呟いたカズマの発言とは異なり、ターニャの懸念は根拠があるため、本当にフラグが立ったのではないかと焦り始める一同。
さらに、その不安を駆り立てるように、レムを竜車に移送し終えたフェリスからスバルへ注意事項が送られる。
『レムちゃんもそうだけど、もっと大きにゃ問題はスバルきゅんでしょ』
『俺?』
『そだよぅ、とぼけちゃって。ゲート、また無理させちゃったじゃにゃい? 治療途中だったとこに無理くりマナ大量に流し込んで、ゲートの出入り口に少にゃくにゃいダメージがあったはずにゃんだよネ。体、だるかったりしにゃい?』
『んにゃ、問題なさげ。もともと、使ってるようで使ってなかったりした部分だしな。ゲート云々はともかく、魔法なんて日常普段から使うようなもんでもないし』
『魔法使いじゃにゃい人の発想だよネ。フェリちゃんからしたら、魔法が使えにゃいとか緊急事態以外の何物でもにゃいんだけど……ま、それでいいにゃらいいか。だけど、無理させたらダメにゃのは継続中だかんね。スバルきゅんの体の中の毒素は押し出したつもりだけど、それで傷付いたゲートがズタズタにゃのは治ってにゃい。じっくり時間をかけて修復して……二ヶ月は、様子を見てネ』
『二ヶ月、ね。十七年も魔法使ってなかった人間には低いハードルだよ。まぁ、さすがにそうそう騒動にばっかり巻き込まれるはずが……なんか、今の俺の発言ってフラグ臭くなかった!? ピコンって聞こえた気がしたよ!』
「うおぉい!なんか本当に厄介事が起きる気配がビンビンにしてきたんだがぁ!?」
「大丈夫!?ねえ、本当に大丈夫なの!!?」
本当に襲撃されそうな予感に、きっかけを作ったとも言えるカズマが焦る中、アクアがそのカズマを揺さぶりながら叫んでいた。
「落ち着け、フラグなんてものは所詮ゲームか漫画の世界の中だけだ。早々に現実で言葉にしたことがきっかけで問題が起こるような事例はない」
「「あっ~、まあ、そうなんですけれど……」」
騒ぐ2人に冷静なターニャが落ち着くように声を掛ける。確かに言っている内容は至極真っ当で間違ってはいないのだが、カズマらのこれまでの冒険でフラグが立って何も起こらなかったことの方が稀であり、その言葉に安心出来る要素がなかった。
スバルは白鯨から怠惰討伐、そして倒れたレムの面倒を見てくれたお礼をフェリスに伝え、差し出した握手を求める手にフェリスも応えてくれた。
『指ほっそ、手ぇちっちゃ。ごつごつして指は男らしい……みたいな展開になるかと思いきや、そんなこともないのね』
『こんだけ完璧に可憐に装ってるフェリちゃんが、そんにゃガッカリ展開にゃんて見せちゃうわけにゃいでしょ?無駄毛も肌荒れも一切にゃし、天然ものです』
『だが、男だ』
『そう、フェリちゃんは身も心も男にゃのです』
『その自負がある癖にその格好かよ。それって、男としてどうなん?』
『だってぇ、フェリちゃんにはこういう格好が似合うってクルシュ様が仰ったんだもーん。そのものにはそのものの、もっとも魂を輝かせる姿が似合う。──クルシュ様のお言葉に、フェリちゃんは全身全霊で応えるだぁけ』
『でもそれは……』
『──カルステン家がどうなろうと』
『……え?』
『クルシュ様だけは、必ず私がお守りする』
「やっぱし、ラフタリアが言ってたように、あいつクルシュに依存してんのか」
「少なくとも、カルステン家に対する忠義ってのは無さそうではあるな」
最後のフェリスの発言に、尚文とターニャが反応する。
別に誰が誰をどう思っていようと関係はないかもしれないが、今後の学園生活で急に転校生という形でこっちの世界に来るかもしれない人物の特徴や、弱点あるいは地雷ポイントを知れるのは非常に大きな意味を持つ。
こういう何気ない会話の中にも、色々な情報やヒントが眠っているものだと思慮深い面々は流し見などせずに、注意深く鑑賞を続ける。
『エミリア様、どうかご壮健で。近くまたお会いできるのを楽しみにしております』
『クルシュさんもどうかお元気で。私も今度は助けられるばっかりじゃなくて、誰かを助けられるような私になります』
『ナツキ・スバル様も、今後のご活躍を心よりお祈りいたします』
別れの握手を差し出すクルシュに対し、エミリアは真摯にそれを受け入れ、スバルは照れ隠しから素直に応じることができず、軽く触れるようにクルシュの手に触れた。
その後、クルシュ一行の見送りを背にして、スバルたちは竜車に乗り込み、クルシュ邸を後にした。
そして、レムとエミリアの乗る竜車に乗っているスバルは、陽射しがレムの顔に当たらないようにカーテンで遮光すると、ナチュラルにエミリアの隣に座る。
『よっこいしょ……』
『スバルって、当たり前のように私の隣に座るのよね』
『おっ!なんかおかしかった?』
「おかしかった?っじゃねえよ!ナチュラルに好きな子の隣に座るとかイケメンか!?お前はちげえだろぉ!!?」
「まあ、カズマさんがそれやったら下心見え見えでセクハラされるんじゃないかって、警戒されちゃうもんね」
プ~クスクス!と笑うアクアにカズマは苛立ちを込めた目で睨みつける。
プップー!と、アクアの嗤い声が響く中、カズマの沸点は限界に達しそうになる。
『最初はムズムズしたけど、今はそうしてくれないと変なカンジだからいいの……』
その時、エミリアがスバルの気安い態度にすっかり慣れてしまったこと、ある意味毒されてしまったと告白する。
その当の本人であるスバルは、物理的な距離だけでなく心の距離も縮まったことに喜び、全身でその感情を表現する。
「まったく、あれほどの偉業を成し遂げた男だというのに、まだまだ子供だな……」
「それでいいじゃないですか、大佐。子供らしくいられるということは、素晴らしいことだと思います」
「……っ、ああ、そうだな。その通りだ……」
喜びはしゃぐスバルの姿に、とても白鯨と怠惰を討伐した立役者には見えないとターニャが呆れると、隣に座るヴィーシャがいい笑顔で諭す。
それを聞いて、ターニャも呆れ顔から苦笑を零し、その言葉に賛同する。
『またそうやって茶化す。レムのこと、ずっと気にしてる。そのことを隠す必要なんてないの』
『大切!超大事!エミリアたんと同じぐらい大事!!』
「あの男、本当に最低な発言してますね。事情を知らないでこの場面を見てたなら、私の爆裂魔法が火を吹いてましたよ」
「まあまあ、わ……私は、どんなに雑な扱いをされても苦には感じんが……。むしろ、ドンとこい!!」
言葉だけ見たら二股を平然とかける最低男のそれだが、スバルがエミリアをどれだけ好きで、レムがスバルの事をどれだけ大事で好きでいてくれるのかを知っていれば、その発言にも多少は目を瞑れるというもの。
だから、そんなスバルの発言にめぐみんは若干イラっときながらも、ギリギリで堪えている。そんなめぐみんを宥めるダクネスだが、後半の台詞には
『今ボクのこと呼びました?』
『あっ?呼んでねえよ。ってか、オットーいたのお前?』
「なんだろう。あのオットーって奴、ゆんゆんに似た雰囲気を感じる。具体的にはいじめられっ子みたいな……」
「だとすれば、私はスバルってことになりますが、そこのところはどうなのですか、カズマ?」
確かに、キレやすいところやボッチ気質な奴をイジメるのは似てるかもしれないが、そこ2つ以外は死ぬほど似ていないので戯言は寝て言えとめぐみんにデコピンしておく。
「あうっ!?」
「お前とスバルじゃ全然似てねえよ。なんせ、お前なら白鯨も怠惰も爆裂魔法で一発だろ」
「むぅ!それを言われてしまえば今のデコピンも怒るに怒れないじゃないですか……」
叩かれて少し赤くなったおでこを隠すように被っている帽子を深く被りなおす。いや、頬っぺたも若干赤くなっているから、きっと照れ隠しによる行為なのだろうと察しが付く。
「あらら、随分とあっちもお熱いですね、大佐」
「やれやれ、まったくだ。にしても、私は案外めぐみんとスバルは似てると思うがな」
「そうなんですか?」
「騒がしい、調子に乗りやすい、仲のいい同性に対してツンデレの反応を見せる。随分と似ているだろ」
「前半のは悪口のような?でも、そのツンデレ?でしたっけ。意味は普段ツンツンしていて、いざって時にデレる態度を見せるんでしたよね。だったら、確かにめぐみんさんとスバルさんは似てますね」
「……その説明は誰に聞いたのだ?」
「えっと、前に女子会でアクアさんから色々と教えてもらった際に……」
別に間違った知識でもないし、変な内容でもないが、色々という言葉に不穏な気配をどうしても感じてしまうターニャ。
どうか純粋無垢な部下が誤った道に進むことがないよう、信じてもいない神に無意識に祈りそうになりながら、映像はどんどん次に進んでいく。
『それに、きっと我儘な理由で動いているって意味だと、私とスバルって似た者同士だと思う。私も身勝手な理由で王選に参加してる自覚があるから』
『身勝手?』
「そういえば、エミリア君が王選に参加している理由。あの広間で聞いた話はどこか建前めいていて、面接の模範解答のように思えた。やはり、別の真意があったということなのだろうか?」
「だとすれば、考えられる理由としては、嫉妬の魔女による風評被害が挙げられます。または、それによって過去に生じた被害の補填でしょうか?」
「なんにせよ、そんな事を考えてもしょうがないわね。私たちが見るべきものは、今後の学園生活で敵対しうる可能性のある魔女教の大罪司教。そして、その攻略法でしょ?」
スバルの視点で進む映像を見ながら、デミウルゴスは己の考察を語るが、アルベドはその考察には生産性が無いとばかりに切り捨てる。
そんなアルベドにデミウルゴスはむっと何か言い返そうとするが、それより先にアインズの静かな声が響く。
「いや、そうでもないぞ、アルベド。確かに、今後の学園生活で敵対する可能性のある存在を見て知ることも大切だが、それ以上に我々の味方である者が求めるもの、欲する物を知ることは必要だ。昔、ぷにっと萌えさんが戦場では前に立ち塞がる敵よりも、後ろに陣取る味方をどうするかの方が重要と言っていたからな」
「おお!ナザリック随一の軍師であるぷにっと萌え様がその様なことを!!」
「……申し訳ありません。確かに、アインズ様の言う通りです」
素直に謝罪するアルベドに、アインズはよい、許すとばかりに手を軽く上げて、その謝罪を受け入れる。
こうして映像の場面は一部省略され、昼間だった色は夕暮れへと移り変わった。そして、竜車が止まり、エミリア一行が降り立った村には、住人の姿が一人も見当たらなかった。
「道中襲撃もなく無事に到着してめでたし!……って、雰囲気じゃねえよな?」
嫌な予感だった襲撃フラグこそ折れて無事に到着したものの、聖域に避難しているはずの他の村の住人たちが見当たらないことにカズマは不審を抱く。
『誰もいないよ?』
『こっちも一人もいないぞ』
村を見回すペトラと村中を確認してきた青年が誰もいないことを口にする。
「どういうことだ?もう魔女教の討伐はラムが聖域に伝えに行ったんだから、王都から帰還したスバル達よりも早く帰還してるだろうに……」
「聖域……、如何にも次のトラブルの発生がしそうな響きだが、この上映会を観せている存在のことだ。今この状況を見せているということは、そこがスバルの次の苦難にぶち当たる場所になりそうだな」
尚文の疑問に対し、ターニャは渋い表情を浮かべながらも、淡々と嫌な予測を述べる。
しかし、これまでの流れを考えると、スバルが苦難に直面し、それに抗う場面が続いてきたため、その予測は十分に納得できるものだった。
さらに、聖域について知っているはずのエミリアも、その場所が何処にあって、どのような場所であるかを知らない様子であった。
「これは困ったな。どうにもターニャの懸念が当たっていそうな雰囲気だ」
「だぁ~っ!次から次へと問題事かよ!!俺らのクソッたれな異世界でも、問題事が起きてすぐには……いやあったわ」
アインズの不安げな言葉に、カズマは頭を抱えるように吠え、自分も似たような経験があるのか、げんなりした表情でぼやく。
魔王軍幹部を倒した直後に多額の金を背負わされ、デストロイヤーを討伐した直後にはテロリストとして逮捕されそうになるなど、他にも数々の理不尽な事を経験してきたカズマは、改めて異世界が理不尽の宝庫であり、本物の異世界はまったくもってクソだと痛感した。
「あいつも……、苦労してるんだな……」
「まあ、異世界なんて大抵はこっちの事情もお構いなしのクソだからな。能天気そうなあいつも相当な困難に遭遇したんだろうな」
勢いを失い落ち込むカズマに、珍しく同情の眼差しを向けるターニャと尚文。
この2人も異世界はクソだという認識を持っているため、カズマに対して仲間意識を抱いた。
結局、手掛かりを得るために屋敷へと向かうエミリア、スバル、オットー、そして眠ったままのレムの4人だった。
『そういえば、出かけるときに鍵かけた記憶ないな。泥棒とか入ってない?』
『ベアトリスが居てくれたから心配いらないと思うけど、ノックしたら出迎えに来てくれたりしないかしら?』
『パック目当てに飛び出すかもしれないしな』
『そうね。パック、パック。あれ、反応がないみたい。寝ちゃったのかしら?』
『こっちはどうだ?』
『はい。お待ちくださいまし』
「ん?誰だ今の声は??」
「ベアトリスでもラムの声でもありませんでしたね」
聞き覚えのない声にスバルとエミリアだけならず、カズマとめぐみんもまた頭を傾げて、疑問を抱く。
そうしてほんの少しだけ待つと、玄関の扉が開いて、そこから見慣れぬ金髪のメイドが姿を見せた。
『お帰りなさいませ、エミリア様。お戻りになられるのを、お待ちしておりました』
『フレデリカ!』
『ええ、わたくし、フレデリ……』
『牙怖ッ──!?』
笑顔で出迎える金髪メイドに対して、初対面ながらに失礼な態度というか、反応を示すスバルに、これまでの評価が一気に下落した音をアインズは聞こえた気がした。(主にターニャの方から)
「まっ、まあ、笑顔というのは威嚇のポーズでもあると聞いたことがあるからな。見るに彼女は亜人、それも狼……人狼の種族のようだし、見慣れていないスバルがああいう反応を取ってしまうのは──」
「アインズ君。あれにその様なフォローは必要ないだろう。いくらなんでも初対面の者に向かって出る台詞ではない」
「あっ、はい……」
社会人、それも企業で人事部という人に接する役職だったが為に、今のスバルの発言はいささか目に余るものがあったようだ。
下手にフォローを入れようとしたアインズも、その威圧感から自分が怒られている訳ではないのに、叱られた気分になって黙り込んでしまう。
『改めまして。わたくし、ロズワール・L・メイザース辺境伯の屋敷にて使用人を務めさせていただいております、フレデリカ・バウマンと申しますわ』
『そういえばちらっと聞いたことあったな。俺が屋敷にくる少し前に辞めたメイドがいたって。俺が屋敷きて一ヶ月だから……辞めて三ヶ月ぐらいか?』
「なるほど、今回の件で出戻りしてきたという訳か」
「まあ、ラムとレムと一緒に働いてたんだ。亜人であることも加味して、それなりに戦える戦闘メイドだろうな」
「ってか、あのフレデリカってメイド、誰かに似てるような……?」
スバルの思い出した内容に、ターニャはなるほどと納得し、尚文は彼女が戦闘要員である可能性を推測した。一方、カズマはフレデリカを見て誰かに似ていると感じたものの、それが誰なのかは全く見当がつかない様子だった。
「ふむ、それは恐らく、先日転校してきたガーフィール・ティンゼルではないでしょうか?」
「あっ、確かに!髪の色も顔つきも、なにより牙がそっくりなんだよな!!」
デミウルゴスからの指摘に、カズマはポンと手を叩いて、フレデリカの顔立ちとガーフィールの顔から受ける印象がそっくりだと気付く。
そして、カズマ達がそんな会話をしている間にも映像は進み、フレデリカが戻って来た理由も語られる。
それに対して、記憶のないエミリアは疑問を抱くも、すぐに原因がなにかを悟り口を閉ざす。それは、鑑賞していた者らも同様で、レムが記憶だけでなく、今まで屋敷にいたという存在自体が消えてしまったことに口を
『ねえ、フレデリカ。ロズワールから何か聞いてない?』
『あいにく、わたくしには旦那様のお考えの全てを知る術はありませんわ。あの方にとって、それだけの信頼に値するのは、この世でたった2人だけでしょうから』
『2人?』
『ラムとこのお屋敷の禁書庫の大精霊様』
「2人だけか……。確かに、ロズワール先生はあのような風貌の人物だが、その内面は、見た目とは相反するような性格の人物だからな。本当に心を開いている人間が2人というのも怪しいものだ」
「それは、その2人すらも真に信用していないという意味での発言かな?」
「さて、どうだろうな。ただ言えるのは、あの男は見た目によらず狡猾で腹黒いということだ」
ターニャとデミウルゴスの雰囲気が相まって、いかにも悪役らしい会話だが、その意見には洞察力のある者たちが内心で賛同している。
特に、見た目で痛い経験をした尚文は、良くも悪くも外見で人を判断しないため、ターニャの言葉に大いに共感している。
「そもそも、まともな人間なら、あんなふざけた格好はしないだろう。見た目によらずというよりも、ある意味見た目通りとも言えるんじゃないか」
「尚文様。いくらなんでも先生にそんな風な言い方は……」
「いいんじゃない?あのロズワール先生も、そういうの気にするような人じゃないだろうし」
「えっ、ちょっ……。アクアさん!?」
ラフタリアの咎めるような言い分も、アクアが気楽に言い放った言葉で台無しになってしまい、当の本人であるラフタリアはむぎゅっ!と不服そうな顔で口を閉ざした。
そんな子供っぽい姿に、尚文は久しぶりに見たと心の中で親心を湧かしながら、笑いを押さえていた。
「流石のラフタリアも、天然キャラには弱いんだな」
「もう!笑わないでください、尚文様!!」
「悪い悪い!」
怒るラフタリアを片手であやしながら、尚文は笑いを漏らす。
またそろそろアンケートを取ります。
今度は感想でも多かったスバル視点外の出来事を映すかどうかのやつにします。
スバルの第二の試練後にIFストーリーを入れる
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