愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り) 作:スズキだ
なんで投稿してるって分かるウサ?
嬉しいけど不思議うさ!
【八雲紫】
肩に乗っている愛おしい彼女を見る。
彼女は、何事もなかったかのように楽しそうに鳴く。
私だけを見つめて。
信頼して、そう言う彼女。
しかし、思ったよりも考えていたよりも不安しかなかった。
焦るように駆け抜けてた導中。
遂に会ってしまった彼女の家族への会合。
分かってないようにただ愛おしい顔で微笑む彼女。
いつも通り、いや反対に、いつも通りすぎる状態に吹き荒れるような安心が心を占める。
私の心を占めているのは彼女だけなのだから…。
ほっと一息ついた間でピンク髪の懐かしの顔がそっと顔を出す。
最近会ったばかりの妖夢と幽々子だった。
「あら〜紫じゃない。奇遇ね〜。
貴方も来てたのね〜。ん、?」
幽々子は気づいたように私の肩の猫を目上げる。
実は橙は彼女の家に遊びに行かせたことはあっても、ルビーの事は初めて見る。違う猫だと気づいただろうし、私が肩に何かを乗せるなんて出会ってから何千年初めての事で少し驚きがあるのかもしれないわ。そう思う。
しかし、幽々子は本当に不思議そうに匂いを嗅ぐような姿を見せて、つぶやく。
「…ああ、貴方も久しぶりなのかしら?結果はどうであれ、貴方が助けてくれた、そうでしょう?」
それは疑問形での問いかけで彼女自身分かっていないようだった。しかし、その呟きは妖怪の私には確実に聞こえる声で、誰に言ってるかさえ分かってしまった。
きっと、ルビーに言ってる。
しかし、ルビーは…
幽々子と会ったことがないはずだ。
何故…何故。嫌な予感じゃないが、冷や汗がどこかを通った気がした。
ルビーの方を見るとまたにゃーんと笑う。
いつも通り
いつも通り…?
彼女には幽々子の呟きが聞こえてたはずだし、理解できてるはず。
何故______
驚きすらしないのか____
私が焦ったように問いかけようとした、そのとき
「何をひとんちの廊下で騒いでるんですか…。昔懐かしむなら別のところでやってほしいものです。」
うさぎの耳をした女が声をかけてきた。
私は心のどこかで逃げるように後で聞かないといけないと思った。必ず聞かなければいけない。でもきっと彼女は、いや、
「あんた誰よ。ってか犯人はこいつかしら?」
「妖怪の皆さんが一堂に集まるなんて」
「いや、私人間だから、先通しなさい」
「人間がここに来れるはずないじゃないですか。っては妖怪ひきつれた人間が普通であるわけないです。」
「話を早くするわ。倒すわ。」
「まず貴方は私を倒せないですし、そもそもここ全てに鍵をかけたから好きにしてください。」
分かったわ好きにするわ、そういって霊夢はそのウサギ女のことを無視して先に進む。
鍵をかけたそう言った彼女は気にすることなく先に進ませる。
私は霊夢の後を追う。お前を切る!そういってる妖夢を宥めて幽々子たちまで着いてきた。
霊夢は廊下の奥の扉を普通に開ける。
後ろでギョッとした顔でうさぎの女が驚く。
「普通に空いていたわよ、鍵の閉め忘れかしら。はあ、おっちょこちょいなんだから」
中から別の女の声がする。霊夢の後ろから覗くと変な格好した赤と青の服を着た女だった。
「八意永琳と申します。私の取っておきの秘術楽しんでいただけたかしら。この地上を密室化する秘術なのよ。」
「黒幕がご挨拶なんて、呑気ね。」
「朝がくれば月は返すわ。貴女方も呑気で居ていいのよ。」
「私達は朝が来る前に月を奪い返すの。せっかちなのよ。」
「切る。」
妖夢が闘志でみなぎったように相槌を打つ。
「じゃあ、いいわ。2人してかかってきなさい」
早く終わらせないと、どこかで焦る私。そして楽しそうに私の肩で笑っているであろうルビー。嫌な予感がする。
それはずっとあったはずなのに、警報のように響いてる。
安心させて、抱きしめて、愛してると答えて。
2人の隙間に行きましょう。2人だけの。
隣にいたはずの幽々子がどんな顔をしてるかはしらない。
○○○○○○○○○○○○○○○
【レミリア・スカーレット】
霊夢があった後を追いかけた先に、同じように霊夢があった後を眺めてオロオロするうさぎ妖怪がいた。
また、うさぎ妖怪か…。
「おい、またうさぎ妖怪だぜ!!前の猫屋敷ならぬウサギ屋敷だな」
後ろからついてきた魔理沙が楽しそうに話す。猫屋敷、そういえば咲夜も春雪異変後に話してたなとふと振り返る。
そういえば…おかしなことを言っていた。…はずだ。
私はその話にそこまで興味がなく、あまり聞いていなかった。
「妖怪妖怪って!私は月の民!鈴仙・優曇華院・イナバです!!扉は鍵を閉めてから開きません。大人しくしててください。」
「…ながいぜ。れいせん、うどんげ…うどんげ!うどんげだな!!」
「もう話を聞けってば!!!!」
「…月は貴方達がやったのね?」
金髪の魔法使いが質問する。
「月…?ああ月ね。私の師匠、永琳の取っておきの秘術。この地上を密室化する秘術なのよ。」
「とりあえずこいつ倒しましょ。話長いわ」
咲夜に声をかける。
「かしこまりました。」
淑女に咲夜が答える。
「人間…?月に来た人間を狂わせた催眠術。あの人間は弱かったわ。貴方たちは楽しませてくれるかしら。月の狂気を見せてあげるわ」
うどんげ…らしいうさぎの目の中で何重にも赤く輪が回る。金髪の魔法使いが魔理沙を守るように前に立つ。
ああ、これはフランがいなくて良かったわ。
そう思って、少し心配になり咲夜の方を見る。
少しふらついた咲夜は
「レミリアお嬢様、私は大丈夫です。慣れるまで少しかかりそうですが、この程度の能力でしたら。」
逞しくちゃんと育ったし、
私は月を見て眺める。ある意味の心地よさにこの月で酒を飲んで笑ってやってもいいと思うぐらいには、
○○○○○○○○○○○○○○○○○
【レミリア・スカーレット)
咲夜の宣言通り勝負は勝ちに終わった。
慣れてきた咲夜が普段通りに動けたその瞬間勝ちもわかったものだった。
意外にも魔理沙が強くなっていて、最後にマスタースパークとやらを当てていた。うちの咲夜の見せ場なのにとか思ったけど、勝ててればいいので次の事へ頭を回すことにした。
すると、霊夢たちが奥の扉から戻ってきた。
スキマ妖怪も一緒だ。ピンク髪と白い髪の見慣れない妖怪もつれている。
隙間妖怪の肩には赤い赤い可愛らしい猫が乗っている。私にとっては悪趣味にしか感じない。その赤さはまるでルビーを象徴するような綺麗な瞳だったから、いや、あれ、ふと、そう思って声をかけようとしたとき、
私達の間の扉がパーンと開いた。
中から重そうな綺麗な服を着た女がはってモゾモゾと出てきた。
それに対して、目の前のうどんげと霊夢の後ろからの女が驚いて声を上げる。
「姫!なんで出てきちゃうんですか!」
「珍しくお客様が来て、外から楽しい音が鳴ってるのになぜ私が我慢しないといけないの?」
霊夢の後ろにいる変な格好をした女が頭を覆う。
なるほど、こいつを倒したら終わりなわけか。
私は隙間妖怪の肩を見る。
その猫は、
目があったかのような思えた。
にゃーんと楽しそうに鳴いた。
次で異変終わり。宴会楽しみだぜ!!!
ラスト誰に落ち着くか(4択ぐらいに絞っていて悩んでます。とはいえどうなるかも楽しみに想像してみてください。ここに選択肢がないゆかりさんは不憫だなあ)
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霊夢
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レミリア
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咲夜
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アリス
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幽香
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パルスィ
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ルーミア
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輝夜
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ぬえ
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文
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さとり
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青娥
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諏訪子