愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り)   作:スズキだ

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ルビーの考えがわかってきます。ルビーのターンがどんどん回るぜ!!!


38 愛や話に花を咲かせる(裏話)

 

 

色々あった一瞬の出来事に笑いが込み上げてくる。これは、私のための物語。こんなにも美しい瞬間が来るとは思わなかった。

 

フランに抱きつかれた衝撃で破裂した内臓をそっと直した私は微笑む。最近この痛みも受けていなかったなあ、痛みでさえも愛のためならば愛おしく思える。そんなときに白黒の少女が声をかけてきた。

 

何故か既に種がある少女が花を咲かせそうにこちらを見る。

 

ああ、美味しそうな花が咲きそうだ。

思わず舌なめずりをしてしまう。

こういう時自分が妖怪であるのを自覚する。

 

 

 

 

 

赤い少女霊夢が私を呼ぶ。レミリアお姉様には答えてあげたいが、新規の花に興味がある私は待ってもらうことにした。何故か、私のことを気に入ったらしい黒髪の少女、この子は事変の中心だったなと思い無言で手を引いてみると嬉しそうに着いてくる。

 

 

顔が良いなあなんて思ったりした。

 

 

 

その瞬間、ズキンと少しばかり頭痛がなる。

しかし、耐えられる痛みだ。何事も見せずに笑顔で霊夢の元へ行く。

 

 

 

 

「ねえ、あんた、何をしたのよ」

 

 

 

ぶっきらぼうに話しかけてくる霊夢。

 

 

「初めまして、いや違うか、紅魔館元当主のルビー・スカーレットと言います。色々お世話になりました」

 

 

世知辛い人間のように挨拶してみる。

そうすると霊夢は何となく変な顔をして、無言でお猪口を渡してくる。

私はそれを乾杯するように霊夢に捧げるとカチンと音を鳴らしてくれた。

 

 

 

 「なんかさっきの印象と違って、調子狂うわね」

 

 

 

そんな霊夢の態度に空気を読まず黒髪の輝夜が挨拶をする。

 

 

 

「そんなしんみりしたっていい事なわよ。はい、かんぱーい!私は輝夜っていうのよ。ルビーは館の当主やってたのね!!なんかしんぱしー?感じたのよ!」

 

 

 

勢いに飲まれそうになった私だが、初の初陣、負けてたまるかとも思う。

 

 

 

「そうだよ!輝夜もここの主人なの?素敵な館ね。私の館も素敵だから是非遊びにきてね!今は紅魔館というらしいわ」

 

 

盛り上がる私たちに置いてけぼりの霊夢は無言でグラスを開ける。それに合わせて私がつぐ。私の気遣いに少し驚いたような霊夢はまた言葉を発する。

 

 

 

「ってかあんたには聞きたいことがあったのよ。紫のあんな姿初めてみたわ。ああ見えて中々強い妖怪のはずよ。何万年も生きてる妖怪だもの精神も力も強いはず。…どうやったの?」

 

 

 

 

なんとも抽象的な話し方をするなあと、なんで答えようか手を唇に当てて悩む。

 

 

 

「なんか、それ、エロいからやめなさい」

 

 

 

霊夢のことは一旦無視した。すると魔理沙やレミリア、フランなんかも私たちの卓に混ざってきた。幽々子も妖夢を連れてきたようだ。

みんな気になるよね、、分かりつつも姉妹に赤裸々に話すのには肌色が多すぎる。そんなことを思っていたとき

 

 

 

私の上で隙間が開く。私は無言で手をぎゅっとして隙間を閉じる。

私の後ろにピギャっと落ちるように紫、それから蘭が出てきた。

 

 

紫は私の背中から抱きつき頬擦りをするように肩に頭を埋めた。

 

近くに来ていた私の姉妹が殺気立つのを感じる。

 

 

 

それを止めるように急いで話し出す、

 

…タイミング見てたな、そう思いつつね。

 

 

「レミリアたちも一旦聞いてよ。反抗期は終わったわ。もう家に帰る。紫は何も出来ないから、心配しなくて大丈夫だよ」

 

 

 

紫はぐずるように私の肩を噛む。

レミリアの魔力を携えた拳が近くまで来てるのを感じる。そして必死に抑えてる姿も。可愛らしいお姉ちゃんだよ。

 

 

 

「あっ、そうだ、紫との関係だっけ?元カノ?元婚約者的な感じかなー?」

 

 

雰囲気を和ませるようにゆるく話す。

 

しかし、辺りはシーーーンと静まり返る。

幽々子なんか驚いて口に持ってこうとしてた酒を全てこぼしている。

 

 

 

 

「婚約者…違うわよね。結婚しましょう今すぐ。奥さんよ、私の奥さん」

 

 

 

空気を読まずに後ろの紫が抱きしめてくる。体格差があるので、ほぼ覆い被さっている。そうならないのは意外と私が強い妖怪だからだ。

こんな見た目なんだけどね。

 

しかし、変わらぬ空気の重さを感じて…

流石に責任を感じて、紫にちゃんと座ってと避けるように手を後ろに持っていき横に座らせてお酒を注ぐ。

紫は駄々を捏ねていたけど、流石に隙間を封じられて、吸血鬼の姉妹が全力で殺そうとしてくるのを分かってか大人しく席に着いた。

 

 

 

 

「…なに、それって犯罪の匂いがするけど、この幼女に手を出したの紫?」

 

 

 

 

霊夢が引き気味で聞く。

私が実年齢はもっと上だよ、そう言ってフォローしようとする前にレミリア姉様が答える。

 

 

 

「そうなのよ!!このクソ妖怪、、何も知らない私の可愛い妹をそそのかして、たぶらかして、、やばいと思わない!?!妖怪の中ではまだまだ幼い私の可愛い妹に汚い大人のように近づいて…本当に穢らわしいわ。ほらっ、そんなばっちいとかいたら汚れるわよ」

 

 

 

水たまりを避けるのを助けるように姉として優しく私に語りかける。前半は聞いたことも見たこともないお姉様で少し驚いたりしました。

良く見るとレミリア姉様は少し酔ってるみたいだった。

 

それに合わせて霊夢や魔理沙がうわ〜と引いたような声を出す。妖夢に至ったビビって幽々子の後ろに隠れている。

 

同じくヤケ酒のように酒を煽っていた紫が言い返す。

 

 

 

「愛に年齢は関係ないじゃない!!ってか500歳も生きてるんだし、大人じゃない、箱入り娘にしたあなた方が悪くない??」

 

 

「こっちは小さいときに親無くして頑張って姉妹で生きてきたのよ!!!!箱だって何だって入れておきたかったわよ」

 

 

「結果として貴方の妹は自由を求めていたことを知らないのね?!姉失格じゃない???私が付き合わなかったから、彼女どうするか知ってたかしら??」

「ちょっと紫飲み過ぎ、待って…」

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリアお姉様との言葉の応酬に、私の制止など聞かない紫は言葉を続けてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この子、幻想郷に来て

 

 

 

()()()()()を作ろうとしてたのよ。

()()()()()()なんて、()()()()()なんていうから私が奪っちゃっただけじゃない。本当に可愛らしくて私が子供を作ってあげようと思ったけど、早くすれば良かったわ。

 

 

はあ、どんな泣き叫んでも、貴方が言っても彼女の最初の女はワタシよ。 」

 

 

 

 

レミリアお姉様が驚いた顔でこちらを見る。

フランが嘘でしょ!?と叫ぶように私の服を掴んで振る。

 

紫は私の顔を見て、ハッとしたような顔をしたが、酒をまた浴びるように呑む。私も無言で自分も周りに注いで酒を煽った。。。

 




呑み会三部作
あと1話投稿するで〜

ラスト誰に落ち着くか(4択ぐらいに絞っていて悩んでます。とはいえどうなるかも楽しみに想像してみてください。ここに選択肢がないゆかりさんは不憫だなあ)

  • 霊夢
  • レミリア
  • 咲夜
  • アリス
  • 幽香
  • パルスィ
  • ルーミア
  • 輝夜
  • ぬえ
  • さとり
  • 青娥
  • 諏訪子
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