愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り)   作:スズキだ

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ルビー「朝起きたら、なんかムラムラするな…」


ルビーは前世的に姉妹愛は禁忌として心のどこかに根付いているので、今のところレミリアやフランに対してそう言う欲が抱けません。

愛してるのであれば禁忌も乗り越えてくる方ってたまにいますよね、常識を覆すって意外と簡単なことかもしれませんね。

でもそれって二次創作ならではのエロさありませんか?
皆さんもルビーになりきってレミリアやフランに関しては姉妹だと思いこんでください。

自己紹介パートなんて無いので補足的に入れさせてもらいました。
勿論、これに触れた心情は作中で登場します。









では引き続き何も知らない日常をお楽しみください。



42 家族愛とぽちゃぽちゃお風呂

昨日の記憶は鮮明に覚えてる。

お酒はもともと呑めるが弱いタイプだった気がする。

 

だけど想像以上に呑めてしまったし、緊張してたからかほんのりふわふわするぐらいで記憶無くすほどやらかしたわけではない。

 

記憶なくなるほど呑んだみたい。それは何となく欲望として感情にあるなあなんて思う。

 

だってさ、記憶無くすほど呑めるなんて、甘えてる証拠でしょ。

誰かが助けてくれる。そんな無責任な事が出来るなんて羨ましいよ、どこがでそう叫んでたんだ。

 

 

この気持ちは起きる前に、何となく起きるのが勿体無くてそんな事さえ無駄に考えてしまった。しかし、、そろそろ起きないとな。

少しだけ憂鬱だった気持ちを立て直す。

目はまだ瞑って、朧げな意識を取り戻そうと努力する。

 

憂鬱だなあ、だって家出して色々バレて、色んな人に迷惑かけて、どんな顔して起きればいいのか、なんて考えたくもない。

 

 

 

 

意識が戻ると同時に身体を伸ばすように動かそうとする。

すると、手だけ何かに阻まれて動けない。

 

いや、右足も何か…

 

 

薄い瞼を頑張って開ける。

身体が動かないので顔を持ち上げるように自分の状態を確認する。すると…

 

 

 

 

 

 

「おはよう、私の愛おしいルビー」

 

 

 

 

 

 

近くにお姉様の顔があった。赤い目に、朝の眩しさに透き通った群青みがかった髪。

 

繋がられてたと今更気づいた左手を私とお姉様の間に持ち上げて私の手の甲にキスをするお姉様。

思わずぼうっとしてしまう。思ったよりも近い距離感に戸惑いさえ覚える。全てはなんとなく後になって気づくように思考が遅れてる。

パチクリと瞬きをする。

 

未だ寝ぼけてるような感覚で見つめる私に対して、お姉さまはフフフと可愛らしく笑う。そしてそのまま繋がれたままの左手に頬擦りするようにお姉様は愛おしそうに手に顔をつける。

 

なんとなく神秘的で美しいお姉さまに感情が追いつかない。

 

 

 

「お、おはよ、うございます」

 

 

 

掠れてただろうか。声を絞り出すように挨拶をする。

まだぼやけた感覚はこの状況をリアルなものだと理解できてないのかもしれない。まだ紫との生活の方がリアルだと感じてしまっている中、夢のように今の状況を感じるのだ。

 

 

そんな時、うにゅ…ぁ、っと右の方から声がする。

ハッとなり、ゆっくりと、いや素早かったかもしれない。その声の方を向くと、左足を挟むように、頭を私の右腕の間に入れるように寝ていた妹が起きたようだった。

 

久しぶりさを感じて、心の中で安堵感というものが生まれる。

 

 

 

 

 

「おはよう、」

 

 

 

なんて何かから逸らすように、声をかける。

 

 

 

私の方をむき、パチクリと目を開けて止まる。

私もその状況に合わせて目をぱちくりとしてしまう。

 

フランは

 

 

 

 

無言で

 

 

 

 

そのまま片膝を私の足の隙間に立てて

 

膝立ちで私の顔の両隣に手を置いた。

私は左手がまだ姉に繋がれている。

 

 

そして、寝起きということも相まってか、、動けずにその状況を見る。

瞬きしかすることができずに。

 

 

 

フランはその赤い目でただ無言で私を見つめる。

 

 

なんか私はいたたまれないような、どうしていいかわからない気持ちを持ちながらその状況に戸惑う。

 

何故ならば、フランは常に狂っており、何をしてくるかわからない妹その印象しかなかったから、静かにただ見られると言う状況になんとも言えぬ感情を抱いてしまったのだ。

 

いや、昨夜のことがあったからかもしれない…。心にはまだどこか罪悪感というものがあって()()()()()()()()()()()()という申し訳ない感情がどこかにあった。

 

 

 

 

「ルビーおねえさま、、」

 

 

 

そうフランは言って…私の顔を胸で潰すように抱きしめた。

戸惑いは増す。え、これ、どんな状況…!?!

 

 

そう思ったのも束の間、

 

うぅゔ…

 

 

 

 

 

泣き声、嗚咽が聞こえた。

 

 

 

 

 

私は空いた左手でフランの羽ごと抱きしめるようにポンポンと手を動かす。嗚咽は止まらない。こんな朝は初めてだな、そんな感情を抱いて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________

 

 

 

 

 

 

 

 

フランが落ち着き、いや、まだ、その可愛らしい赤い瞳に透明な涙をまだ溜めている可愛らしい妹が立てるようになった頃、私達は並んで布団に腰掛けていた。

左手は未だお姉様が、右手はフランが、握って離さないと言う意思表示を感じる。

 

 

とはいえ私は、昨日呑んだし、動いたしで、お風呂に浸かりたいなんて思った。昔から水が苦手な吸血鬼だが半身浴のようなものでカラダをサッパリさせる習慣があった。シャワーのような流水も魔力が使えなくなるだけ。弱点ではあるが、館でも、紫の家でも気にせずに使っていた。

そもそも、強い妖怪の家にしか滞在したことがないので不安になる要素をあまり感じなかったのだ。人のほうが弱い。

 

 

 

それで、

この雰囲気、

 

罪悪感も相まって、崩すことができずにいたが、

もう1時間近く経ってる気がする。

 

言わなければ入れないかな、なんて冷静な心を取り戻すには十分な時間だ。

 

 

 

 

「ねえ、とりあえず話したい事は沢山あるんだけど、お風呂に入ってもいい?その後落ち着いてティーでも嗜みながら2人の時間もらえたら嬉しい…」

 

 

 

 

罪悪感もあるが、当主としての時間が長かったからか、ふたりにはなんとなく言うことを聞いてもらえる、そんな気持ちがあった。

 

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

「そうね、さっぱりしましょう。でも、もう少し貴方を感じていたいの。だから、今日は一緒に入りましょう」

 

 

 

 

お姉様が言う。正直、ひとりでのんびりとした時間をとりたかった気持ちがあった。ひとりで考える時間が欲しかった。

 

 

でもこう言われてしまったら、断れなくて、もちろんなんて言って、3人で移動することにした。お姉さまは流石に移動中手を離してくれたけど、フランは手を離さなかった。

 

 

…そういえば、手が痛くない。

どこも壊れてない。

 

フランは力の加減を覚えたんだ。

 

今更ながら気づいた。

 

 

 

 

______________

 

 

 

 

 

 

 

白い煙で充満した水の中で手足を伸ばす。

 

それは中々に心地の良い時間だった。

 

 

 

脱ぐ直前に赤い跡に気づき、身体を元に戻したのはよくやった自分と褒め称えたい。レミリアは何かを思ったのか私の太ももを少しみた後に何事もなかったかのように脱いだ。何故か知っているような気がしたが、気のせいだろうか…。

 

 

 

目の前の紅魔館は西洋式のバス。小さいバスタブが一つにシャワーがついてるだけだ。しかし、どこからともなく咲夜を呼び寄せたお姉様はいつのまにか3人が入れるぐらいには大きいバスタブにしてくれた。

とはいえ、狭いと言ったら狭いのだが。

 

お姉さまは優しく髪を洗ってくれた。フランはただじっと私の身体を顔を見ていた。フランにはずっとお兄様として接していたから女性らしさを見るのは初めてかもしれないな、戸惑いもあるのだろうと無言で何も話しかけずにいた。

お姉さまは鼻歌を歌いながらご機嫌な様子で私の髪や羽を洗う。

背中と羽の間は少しくすぐったい。

 

キュウ…

 

なんてなんとも言えぬ我慢した声が自分からたまに出る。

 

お姉さまは気づいてるらしい。私の肩の上に両手を伸ばして、後ろから抱きしめるように可愛いなんて声をかけてくる。

 

思わず体重が後ろに行かないように踏みとどまる。

 

 

ただみていたフランが手を伸ばす、

私の右胸に

 

 

そしてそっと触った。

 

 

 

 

「本当におねえさま、なんだね、、。」

 

 

 

確かめるように触れる。

 

 

 

 

色々あったからなあ、なんて思いつつ、右手をその手に添えてあげて、

 

 

 

 

「騙していたわけじゃないんだ、事情があったんだ。でも、ほらお姉さまでも何も変わらない。生きてるだろう。」

 

 

 

フランには鼓動の音が聞こえてるはず。

優しい声をかける。

 

 

フランは私の顔を見て小さくうなづいた。

 

それから3人で並んで湯船に浸かり、なぜ男性でなければいけなかったのかフランに話した。フランは後ろから抱きしめた私の手に重ねながら静かに小さくうなづいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○○○○○○○○○○○○○○○○○

【フラン・スカーレット】

 

朝起きてお姉様を見て、

感情がぐちゃぐちゃになって、

 

ただ、

 

ただ、

 

 

 

確かめるように見つめた。

そこからは温かさを感じることへの安堵感から涙が声が止まらなかった。

昔のような優しい声で慰めてくれるルビーお姉様。

 

 

 

 

 

 

お風呂に3人で入ることになった。

レミリアお姉様がとても楽しそうだった。

 

 

男性っぽい服を着ていたから、脱ぐまであまり気にしていなかったお姉様の性別を目の当たりにした。お兄様がお姉様だった。やっぱり戸惑った。

 

 

思わず手が伸びた。ドクンドクン、音が鳴り、ああ、お姉さまだ。そんなことをただ思った。

 

しかし、

目を上げた先のお姉さまの顔が、、

 

 

透き通った白い肌、

そんな肌に水をまとって張り付く赤い髪

 

その合間から私を映す、赤い瞳。

金色の私を移してるからか、目の奥の反射で少し金色が混じってるように感じる。その目が優しく優しく見つめてくる。

 

 

 

美しい。

 

 

 

 

何度も見たはずの顔。しかし、何故かとても印象に残るようにお姉さまの顔を見た。

 

水の温度のせいだろうか、その白い肌が少し赤みを帯びたものに感じる。今更ながら気づく。

 

 

ドクンドクン。

 

 

 

お姉さまの心臓の音が映ったように私に響く。

 

 

 

 

美しい。

 

 

 

 

アア、ホシイナア

コノウツクシイモノガホシィ…

 

 

 

 

動物のように短絡的な感情がザワザワと胸の奥をドクンドクンと駆け巡る。血のように駆け巡る。

そんな感情の戸惑いを理解するように駆け巡らす。

 

 

その後、後ろから抱きしめてくるように少し温かい水に浸かる。

さっぱりした身体とは裏腹、心は複雑に駆け回る。

 

重ねられた手に何重もの思いを重ねて、今後について考えるように何も考えられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




1000字超えたぐらいでわけるか、タイトル通りのとこまで書き切ってわかるか(1000〜3500)悩んでます。
皆さんはどっちがいいとかありますか。
日常パートは楽しくて長くなりがちです笑

投稿頻度は早い方ですが、一気にまとまって4〜5話投稿している状態です。1000字で日常パートを区切ってと8〜9話投稿になる気がします。それはそれで読みづらさあるかなと思ったりしたのですがどうなんですかね?この辺は自分で読んでいても分からなくなるとこなのでもし気になればコメントいただけると嬉しいです!

いつも読んで頂き、またお気に入り登録、しおり、感想、評価まで本当にありがとうございます!励みになります!
アンケートも答えて頂いてるようで票数含めて忖度しつつ楽しく書いていきますのでどしどし反応いただけたら嬉しいです!!
今の所ナンバーワンはラッキーに恵まれてる運命があるかも…

ラスト誰に落ち着くか(4択ぐらいに絞っていて悩んでます。とはいえどうなるかも楽しみに想像してみてください。ここに選択肢がないゆかりさんは不憫だなあ)

  • 霊夢
  • レミリア
  • 咲夜
  • アリス
  • 幽香
  • パルスィ
  • ルーミア
  • 輝夜
  • ぬえ
  • さとり
  • 青娥
  • 諏訪子
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