愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り) 作:スズキだ
最近投稿数多くて、1日に何話出したかわからなくなってきた。
まじご飯作る以外小説書いてる。
この話は39話をちょっと見るとわかりやすい
【アリス・マーガトロイド】
赤い赤い口を歪めるように笑う悪魔は楽しそうに私に囁く。
「貴方の努力に花咲かせることもできるわ…求めてることがあるのでしょう?」
隙間を潰す悪魔。花を咲かせる悪魔。
大妖怪を狂わせてある意味幻想郷を混乱に陥れた悪魔。
人形は私の命令の元、紅茶をティーカップに注ぎ、読みかけの本を持ってくる。しかし、私はその本を開かずにぼうっと窓の外を見る。
窓は磨いたばかりだったからか、外の様子を映し出す。そして、私の姿も映し出していた。
カップに手を伸ばす。伸ばしただけだった。
その縁をいじるように指で遊ばせる。
カップからは白い煙がゆらりゆらりと立ち上がる。
私は、妖怪になんて興味がない。
大妖怪のスキャンダルも美しい吸血鬼も興味がない。
だから、あの悪魔になんか接するつもりなんてなかった。
興味なんて持たれたくない。
あの時、帰ってれば良かった。
白い煙は少しずつ細く、細く上に消える。
だから、次の日、あの館の前まで行ってしまった事は気の迷いだった。そう考えたかった。だから思い返すように考えを整理していたのだ。
ふと、部屋の中を見渡す。
空っぽの花瓶が目に映る。
秋も終わり、飾る花も
そして、目的の為に次にどう進めれば分から
私は手に持っていたカップを口元に近づける。
少しぬるくなっていたが、気にしない。
…そう、気にしないで立ち上がった。
○○○○○○○○○○○○
【アリス・マーガトロイド】
握りしめた魔導書。それは客人にしては似つかぬものなのだろう。身体が隠れるように抱きしめて何故か持ってきてしまった魔導書。
赤い館、そしてその下に佇む門番に会いに来たと言ったところ、通されてしまった。少し歩いた先の扉に案内される。
そこでは優雅に足を組み、細いメガネをかけて本を読んでいる彼女の姿があった。隣には彼女の妹らしき人物もいる。ただ、妹らしき吸血鬼は机に倒れ込むように寝ているようだった。
本から顔を上げて私に気づいた彼女は少し驚いたような表情を見せた。そして妹が寝ているからと中庭の方に案内してくれた。
魔法使いは寒いとは感じない。しかし、気を使うように膝掛けをメイドに持って来させて、いつのまにか目の前には紅茶の準備までしてある。
私の関わる人は、霊夢、魔理沙、幽香、そして人里の子供達ぐらい。たまに見かける外から来る人なんかも出会うことはあるが、特段話すことはない。
だから、私は人見知りだ。
魔理沙に言われて否定するが、とても人見知りなのだ。
そんな私が初めての人の家に行く、緊張しないわけがない。しかし、その緊張を解きほぐすような外の空気、そして紅葉残る西洋式の美しい中庭。気遣いで温かさまで感じて、、肩の力がスッと抜けたような気がした。
彼女はメガネ越しに私の方を向く。
しかし、何も話さない。準備された紅茶をまた優雅に綺麗に一口口をつけるだけだ。
私も相手に合わせるように口をつける。
…美味しい。
すると、クスッと目の前から笑い声が聞こえた。
目の前の悪魔、そしてルビーと言われる彼女は楽しそうにクスクスと笑った。
私は思わず少し恥ずかしい気持ちになった。
「気に入ってもらえたようだね?うちの咲夜は入れるのがとても上手いんだ。」
心地良い音程で話す彼女。
「咲夜があんな態度なのは初めてみたわ、仕事はちゃんとやってるのね。」
思わずどうでもいいことが口から出る。
咲夜という、今まで見たことある少女の話題は、とても助かったのかもしれない。
すると彼女は、そうなんだねえなんてゆっくり同意するように笑う。赤い瞳が柔らかく細まる。それは、なんか嫌いじゃなかった。
この場の雰囲気のせいかもしれない、なんとなく温かいこの空間は、今まで幻想郷で出会った誰よりもどこよりも落ち着いた、私が好きな空間だったのだ。
綺麗な草木の宿る空間で、のんびり紅茶を飲み、静かに話す。それは、私にとってとても居心地が良かった。
静かな時が流れる空間、彼女は気づいたように私が持ってきた魔導書を見る。降霊術の研究の後期作品、いわゆるグリモワールを持ってきていた。読みかけの本を持ってきた理由は自分でもあまりわかっていないが、胸の前に両手で抱えるように持ってたこの本は、いつのまにか紅茶と入れ替わり机に置いてあった。
彼女はその本を一瞥して
「ああ、降霊術を見てるんだね。1260年代のレメゲトンの第一部は読んだかな?このグリモワールはラテン原作だけ読んでるよ。そこに携わる悪霊の降霊術はとても面白かった。」
サラリとこの本の内容を超えてくる話をする。私は顔に出ていただろう、少し驚く。でもそれ以上に本の話について語りたくなっていた。
「私も読んだわ!今の研究で降霊術が使えないかと考えて、そして___________ 。」
私の話す内容に全て理解した上で同意してくれて、新しい見解を述べてくれる彼女。知らない本の話題もたくさんあがり、気づくと紅茶は2人とも無くなっていた。
それを見計らってか、咲夜が紅茶のおかわりを注ごうとしている。
彼女は手で止めて、私に図書館を案内すると言う。
私はワクワクした気持ちで彼女についていく。
想像を超えた魔導書の数、そして見たことのない気になる話。私はとても楽しかった。何冊か本を借りる。
帰り際、彼女が門の前まで送ってくれた。
彼女がソワソワとしだす。
どうしたんだろう…?そう思った。
「それでーー、えーーと、あの、、友達になってくれるのかい?」
小さい声で少したどもった声で話す彼女は、異変で見た彼女、ここまで案内してくれた彼女からは想像付かなくて…
私は思わずクスクス笑ってしまった。
彼女は少し赤ながら照れたように頭をかく。
そんな彼女に私は手を伸ばす。
彼女も理解したように手を伸ばして握ってくれた。
「紅魔館、ルビー・スカーレット、ただの魔法好きな吸血鬼」
「魔法使いアリス・マーガトロイド、友達になってくれるかしら…?」
門番が微笑ましそうに私達を眺めていた。
話してる時の態度で人間の拒否反応はわかりますね。
アリスが魔導者を胸に抱えてたのは防衛反応かもしれません。
自分の身体を守るように見えるでしょ…?
めいりんはまじで何も知らないまま生きていきそう。
ラスト誰に落ち着くか(4択ぐらいに絞っていて悩んでます。とはいえどうなるかも楽しみに想像してみてください。ここに選択肢がないゆかりさんは不憫だなあ)
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霊夢
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レミリア
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咲夜
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アリス
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幽香
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パルスィ
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ルーミア
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輝夜
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ぬえ
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文
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さとり
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青娥
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諏訪子