愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り) 作:スズキだ
赤ん坊の泣き叫ぶ声
母の悲鳴
妹の嘔吐
お父様の怒鳴り声……
誰かの狂った笑い声
「お前は!!!!!!母親を殺したんだぞ!!!!!!
「この娘は罪の子だ…。全てを壊す子だ。地下に幽閉する。そして、、、
「はい、分かりました。お父様」
【レミリア・スカーレット】
新しい妹ができるまで1ヶ月を切った。しかしながら、館の雰囲気は前回の時とは違い暗く、赤い。
その暗闇に飲み込まれたようにみた夢は、起きた時につかんだ手のひらが汗でびたびたに、濡れていた。
そして濡れていたのは手だけではなく…
飛ぶ。誰よりも早く------
「お父様、お母さまぁ!!!!!!!!!!!」
お父様の部屋には、訓練で負ったであろう怪我をお母様に治してもらうルビーがいた。勿論お父様もその隣で立ち何かを話していたことが伺える。
「どうしたのレミィ。レディがそんなに走っては行けません。」
「お父様、お母様、聞いてほしいの。
私も能力を持っていたの。
だと思うわ。」
そして今朝見た悲惨な夢の話をみんなにした。話終えた後のルビーの顔は真っ青で彼女だけでも外に出すべきだったと反省する。
お父様は唖然としていたが、考えるように黙り込み。
「レミィ教えてくれてありがとう。怖かったでしょ。大丈夫よ。運命が事前にわかるなんて嬉しいことはないわ。ほら2人ともおいで。」
私はお母様の胸にゆっくりと抱きつく。未だ固まったままのルビーをそして引き寄せる。ルビーは泣きそうな顔でお母様に抱きつく。そして震える右手で私のスカートの裾を握った。
私は左手でその手の上に重ねる。
私がいるから大丈夫だよ伝わればいいと、、そう思った。
先程まで黙り込んでいたお父様がルビーと私の頭に手を置き、
優しく撫でる。
それは昔のような温かさだった。
その後、ルビーに何か伝えて、私たち3人にゆっくりしてなさいと1人だけ外に出て行った。お母様は聞こえたようだったが、私には聞こえなかった。
お母様もその後、お父様と少し話しますと外に出ていった。
2人きりになった部屋で私はルビーと向き合う。
毎日ルビーのことを見ていたが、改めてみると彼女はボロボロだった。
首元は訓練のせいで青黒く変色し、綺麗な白い肌とのコントラストが痛々しい。彼女はとても早い回復力を持つとはいえ、3歳になったばっかだ。いくら成長が早いとはいえ、回復力までは追いつかない。
いつの間にか結んでいた手は傷が無数についている。きっちりとした白いシャツの下は色々な数ができているのだろうと想像が簡単に着く。
ルビーは泣きそうな顔でお姉ちゃんと呟いた。
私はそんな妹をみて、抱きしめることしかできなかった。
ルビーに伝わって欲しい、その一心で言葉を紡ぐ。
「私達はいま困難を乗り越えてるんだわ。スカーレット家の一員として頑張りましょう。私がついてるわ。私たちは誇り高き吸血鬼なのだから。今辛くてもその先には幸せが待ってる。そのための訓練なの。ルビー愛してるわ。」
「私もお姉様を愛してます」
彼女が一輪の花を渡してきた。
それはとてもとても綺麗な紫のアネモネだった。
花言葉は君を信じて待つ(嫉妬のための無実の犠牲)
あまりにも真剣な顔で渡すものだから可愛くて抱きしめた力が強くなってしまったわ。
そしたら、ルビーは泣いちゃうんだもの。まだ可愛い私の妹ね。
一部無色の色を使ってみました。
初めてこのサイトで投稿したけどこういう工夫が簡単にできるなは楽しいね!!この小説も楽しかい?