愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り)   作:スズキだ

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人里:幻想郷において、人間が住む里。狭い幻想郷の中では『里』と言えばここを指す。
昔ながらの木造平屋が軒を連ねており、主要な店の多さもあっていつも人間で賑わっている。







60 花が咲く道は愛に溢れる〜人里EX〜

 

 

 

川が流れる、その上を木の橋が人のためにかけられている。私たちは妖怪だから使ったことがなかった。でも今日は羽を封印して、その辺の子供達に紛れて楽しむことにしよう。繋いだ手は温かく、見つめる瞳は赤く、はしゃぐ声は高い。

 

 

 

 

 

 

 

「フラン、私から手を離さないようにね。」

 

 

「ルビーお姉様…私の事をまだ5歳児か何かかと思ってる…?でも手は離さないけどね!!大好きお姉様♡」

 

 

「私も大好きだよ、可愛い妹」

 

 

 

 

初めての人里で私の手を引いて先を進むフラン。今の私達は仲の良い姉妹コーデ。いつものドレスであるが、羽を無くしたすがたは良いとこのお嬢様…、はしゃぐ私たち、後ろに控えるメイド、人里のものが声をかけずにそっと見守ってるのもわかる気がする。

私たちはその環境を存分に堪能する。話しかけられずに自分たちのペースで観れるというのはとても良い気分になるなあと思い足取りも軽くなる。

 

そんな私たちは一通り見て周り、甘味処という暖簾の下にいた。

 

 

なんでも買ってあげるよ〜なんて甘いこえをだす私がそこにはいた。

 

 

だって…

だって…

フランが可愛いすぎることに気づいてしまった、、そう私は!

 

私達は本当に館の外に出ていなかった。特にフランはずっと大人しくしてたのだ。だから、見るもの全てにはしゃぐフラン。正直、可愛くて可愛くて仕方ない。仕方がないっ!!

 

姉というものはそうだろう?もうはしゃぐ妹が可愛くてなんでも買ってあげたくなっちゃうだろ???

 

 

「ルビーお姉様とお揃いがいいわっ!」

 

 

 

まるで花が咲いたような溢れる笑顔で私のハートを撃ち抜いてくる。ドキュン素直に可愛い。そういえばこんなふうに何も考えずに遊んだのなんて初めてだったかも、身体が痛いと思わないのは素晴らしい。痛いと思ってた、その感情全てが『妹可愛い』に変換されているようだった。

 

 

同じ団子を食べた。

なんだったら私の分も一口あげた。

同じ団子なのにとても喜んでくれた。

 

 

 

 

 

あっ、そう言えば、と、

私は人里に来た理由を思い出す。

 

本居小鈴というものが営むらしい貸本屋「鈴奈庵」に訪れたかったのだ。そこには全ての妖怪について書かれたものがある。吸血鬼とはどんなものか調べてみようと思っていた。

 

…でもしかし、隣をチラッと見る。私と目があって嬉しそうに笑う何も知らないフラン。この時間を続けてあげたいなあとも思う。

 

 

私は姉として、そんなところをフランに見せたくない。かなり過剰になってしまってるのだが、最近の私は感情が表に出過ぎている。いまさらながら今回誘ってしまったことを後悔した。別日でもよかったかなあなんて。悩んでる私。

 

 

きっとフランは気づいたのだろう。

 

 

 

「先に帰るねっ」なんて、さっきまでの雰囲気から一転、軽く飛び去ってしまった。私は最近ダメだなって思う。顔に出てしまったのかな…ただただ申し訳なさがでる。帰り道フランにお土産でも買って行ってあげよう、、そんな気持ちで目的地へと向かう。

 

とぼとぼと歩いてたような気がする。目的地はそこにあった。私は形を変える。私の印象は赤だ。だからあえて黒く、そして、、

 

 

 

すぐバレた。

 

 

 

「ああ、紅魔館の有名な吸血鬼の方ですか。荒らさないでくださいね。ちなみに読みたい本は何ですか?」

 

 

「あっ、ああ、吸血鬼がどう描かれているのか気になって。」

 

 

 

「そうですか?個別と種族別どちらをお聞きしたいですか?」

 

 

 

「どちらもあるのか、凄いな。個別というのは個々の存在ごとか?」

 

 

 

「お褒めいただきありがとうございます。その通りです。」

 

 

 

「では、ルビー・スカーレットの所を教えてくれ。」

 

 

 

「…分かりました。ただ…こちらはまだ本にはなってない情報です。だから口頭でお話しする形ですが大丈夫でしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聞き終えた私は咲夜を連れて外に出る。顔が笑顔になっている。口元は上がり、目はいつも通り輝いているだろう。同じことを聞いてた咲夜を見上げる。冷静になろうとしたのだろう、思ったより心は落ち着きを持っている。咲夜は私の顔を見て、…そらした。

 

 

 

 

「可愛い顔をするじゃないか咲夜、…お前はどう思った。」

 

「…どこから集めたのか不思議には思いました。店員の態度には好感が持てます。」

 

「そうか…確かに余計に入ってこないあたり良かったと思う。」

 

 

 

 

 

 

私たちは歩く。

私は立ち止まる。

3歩後ろに着いてくる咲夜も止まる。私は咲夜の方を向く。その場所はちょうど何かの前でそのお店の看板ともなる提灯の下で私たちは向き合う。

咲夜は困ったような顔を前面に出す。

 

 

 

「咲夜ちゃんと()()()

 

私の事をどう見てみる?

 

 

「…赦してください…赦してください。ご主人様、わ、私には…答えられません。も、申し訳ございません。ご容赦ください。」

 

 

何度も言わせるなよ

 

 

 

声を静かに荒げるわたし。びくっと咲夜の身体が揺れる。咲夜の白い綺麗な肌はより一層白く感じる。

 

俯きながら咲夜は答える。

 

 

 

 

 

「わ、わっ、たしには、

 

 

 

      ()使()、に見えます…」

 

 

 

 

 

あはは

 

 

乾いた笑い声が響く。

泣きそうな顔をする咲夜を目の前の宿に連れ込む。

 

 

 

 

 

 

 

いくら払ったかなんて覚えてない。

 

 

 

 

 

薄暗い部屋でいつもより真っ白な咲夜を布団へと片手で投げる。私にひれ伏すように座り込む咲夜。私はその咲夜の白い美しい前髪を掴んで顔を持ち上げて目を合わせさせてやる。分からせるように、自分が自分を認めさせるように。

 

 

 

 

「おい、見上げてみろ。お前を今見てるのは本気で天使か…?お前の血も肉も心も全て支配するものが本当にそう見えるのか。」

 

 

 

 

咲夜は震えるように身体を、手を揺らして、私にしがみつく…。

 

 

 

 

 

 

 

「申し訳ございませんっ…。わ、わたしには、貴方様がずっと天使に見えていたのです。白い花を美しい羽、慈愛に満ちた瞳、抗えない幸福。わたしは…貴方様に、いや貴方様を見つめるだけでっ!幸せだったのです!!!そんな天使様がたまに…くださる愛が、私にとって奇跡であり、人生だったのです。」

 

 

 

泣きながら笑う咲夜。私はイラつく心を抑えきれない、何故、何故、私はだって、スカーレット家の当主で、家族の一員で、何故、、

 

 

 

咲夜は私を見つめてる。さっきの様子と打って変わって、青い瞳を私だけで満たして見つめている。その瞳の中の私は揺れ動いていた。私は見てらんなかった。咲夜のエプロンの紐をちぎって、その目をかくすようにしばる。それだけじゃ足りなかった。意志強く持つ目の前の人間に恐れすら感じていた。私は逃げるように咲夜の腕さえ縛る。硬く縛った紐は咲夜の白い腕に赤い跡を残していた。

 

 

 

「…お前の上にいる。私はお前の自由を縛って好き勝手やってるんだ。わかるだろ。」

 

 

私は咲夜の服を破る。咲夜は動くことなく、私の声を聞いているようだ。私は鋭い牙で剥き出しになった咲夜の胸ごと噛み付く。血を吸うように、咲夜はビクッと震える。ただ血を吸う私に対して恐れを感じていないようだった。でも私は気づかないで言葉を続ける。

 

 

 

「咲夜。お前はずっと私の下で生き続けるのだ。天使のする契約は結婚ぐらいだ。あいつらは幸せしか与えられん。でも私は苦しみも痛みも、甘美な刺激も悪魔らしく、お前の人生を惑わし続けてやる。

 

 

 

 

ゴクリ

咲夜の喉が音を鳴らす。

 

 

 

 

 

「逃げられると思うなよ。お前は間違えたんだ。天使ではない、悪魔と契約したんだ。

 

 

<<可愛い犬め、精々私の下で楽しませろ。>> 」

 

 

あの時と同じように耳元で囁いてやる。

ハアハアと息を荒げ始める。

 

 

ああ、何も見えない、可哀想な咲夜。目も手も縛られ、着てる服は切り裂かれたその姿に私はだんだんと優越感を覚え始めた。そうだ、私は悪魔なのだから、人を落としただけなんだ。彼女は間違えてしまった。その事実が自分が言葉を発するたびにしっくりきている。

 

 

私は咲夜の上にのる。いつのまにか剥き出しにされた彼女の下半身、パンツの上から上にのる。悪魔に唆されて離れられない可哀想な人間。弄ぶように前後する。咲夜の息遣いはどんどん荒くなってくる。

私は白い彼女の頬を撫でる。鋭く尖った指先、一本一本で丁寧に撫でる。

 

 

 

「ご、ご主人さま、、お、おねがいです。わ、私に、お恵みを与えてください。貴方様をお慕いしております。狂っているのです、貴方様にあって、私は狂ってしまったのです。」

 

 

泣きそうな声で、うっとりした顔で、腰を少しへこへこさせながら、私に対して下から震える声で伝える。

 

 

私は、優しく落とすように「いいよ」と甘い声で囁く。ゆっくりゆっくり入れてあげる。動けない身体、私の小さい隙間だけが繋がりを作る。彼女は滑稽なほど腰を振る。私はその姿を見て可愛いと思う。良いところに当たる。私のメイド(どれい)は優秀だ。

 

甘い声が漏れる。それに反応して咲夜が何度も何度も「お慕いしております」と、ただたださけぶ。

 

 

 

奥にずっしりと刺さる。私の身体は甘みで蕩けそうだ。でもこの可愛い子の為に震える足で動かしてやるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ルビー・スカーレット

 

種族:吸血鬼または天使

見た目:人を惑わす悪魔のように美しい。見るものによって年齢や見た目などまばらではあるが、共通することは赤い瞳、そして赤い美しい髪、花が咲き乱れる羽を持つとの事。

 

危険度:極高

理由は不明。

 

家族等:レミリア・スカーレット、フラン・スカーレットとは血がつながった姉妹である。

 

その他:紅魔館?という赤い館の元当主?メイドや門番などを従える。

 

 

 

 

_____________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン・スカーレット

 

 

 

 

私は遠くから、愛おしい家族の様子を眺める。獣のように交わるその姿に可哀想だとも感じるし、可愛いとすら感じる。

 

 

 

ああっ、お姉様、、そんな咥え込んで、、

やっぱりお姉様は可愛い。可愛いなあ。

 

 

優しいんだよお姉様は、、だから訳わかんなくなっちゃったんだよね〜。だから、そんなヒトごときに愛を与えてやるんだ。動物に愛を餌を与えて不安から解放されるそんなようで可愛らしい…。

 

でもね、お姉様。

大丈夫、フランが助けてあげるね。

 

フランがお姉さまを本物の悪魔にしてあげる。ヤクソク…ワタシタチモシタモンネ。

 

よだれが垂れる。

そんな自分の様子に少し呆れる。

 

きっとお姉様は疲れて帰ってくるだろう。そして優しいお姉さまは私を見て少しだけ罪悪感を持つんだ。大丈夫だよ、フラン分かってるよ。だからその罪悪感、解消させてあげるね。そして愛してあげる。愛してあげるんだ〜〜。私はウキウキで羽を動かす。

 

 

手に持ってたいつかの花は、すでに食べてしまったヨ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




((ニコニコ風、10話毎の大感謝祭))

読んでいただいております、全ての方に感謝を!
ここまでの長い話を読んでいただき誠にありがとうございます!!!


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猫好き12345様、だすまる様、
素敵な感想ありがとうございます!この作品に対してそんなふうに言ってもらえるなんて思いませんでした…。いや誰かが言ってくれないかと心待ちにしていました。だからこそ本当に言われてしまうと照れますね…。本当に嬉しかったんです。

それから合わせてご評価ありがとうございます!これからも精進します!
本当に応援して良かったと言っていただけるように少しでも楽しんでもらう話を書ければと思います!

ラスト誰に落ち着くか(4択ぐらいに絞っていて悩んでます。とはいえどうなるかも楽しみに想像してみてください。ここに選択肢がないゆかりさんは不憫だなあ)

  • 霊夢
  • レミリア
  • 咲夜
  • アリス
  • 幽香
  • パルスィ
  • ルーミア
  • 輝夜
  • ぬえ
  • さとり
  • 青娥
  • 諏訪子
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