愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り)   作:スズキだ

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いつも読んでいただきありがとうございます!
ご反応を貰うことで更新モチベが絶えることなくここまでくることができました。よければ最後まで一緒に走っていただけたら嬉しいです!ご評価、コメント楽しみにお待ちしております。


ps.初めて裏編と同時投稿しました。どっちから読んでもいいとは思いますが、時系列順にはこの話の最初の話のところを裏に書いています。こういう書き方初めてですよね。どんどんと一線を超えてしまうルビー、またその周り、結末はどうなるんですか





ね?



61 花が咲く道は愛に溢れる〜魔法の森①〜

 

 

帰ってきたばかりの私は興奮していた。

貸本屋、私の存在、そして揺れる心。

 

結果として私に血を吸われすぎてふらふらになった咲夜を担いで戻ってきた私。勿論、フランに買うはずだったお土産も忘れていた。玄関の門を開き、戻ってきた私の顔をみて笑顔にするフラン。そのフランの顔を見て正気を取り戻すように思い出す。

 

フランは笑顔だった。

笑顔で私の手を引いた。

咲夜の部屋に一緒に行く。

咲夜をベットに寝かす。

フランは私を突き飛ばす。

 

私は驚いた。

 

 

フランは笑顔だった。

上から、下から、横から、手が伸びる。

私は驚いて声を出す。

 

 

 

ヤメテッ!!!!!!

 

 

 

口は塞がれ、胸部には血と赤い跡。

 

 

ただ耐えきれない状況に叫ぶ。

声は段々と出なくなる。

咲夜を見るが、咲夜は目を大きく開けたまま開けて動かない。

 

 

 

 

 

 

 

 

…誰か、助けて、、助けてよ、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン!!!!!離れなさい!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

声が聞こえた。

私はその声に泣きそうになる私を()()()

 

 

 

 

笑顔で言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フランと()()()たんだ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑顔を作り、言葉を作る。

 

 

「ただ、遊び疲れちゃった。外の空気を吸ってくるよ!」

 

 

 

夜の始まり。薄暗く、時折止まる光に私は立ち止まらない。

アあ、夜よ、私を抱きしめてよ。

優しい夜は断らずに優しい風を持って抱きしめる。

だけども、それでは足りなくて、、少しずつ何かが溢れる。

 

 

わたしの後に残ったのは花達だけだった。ただ花を咲かす、ただ花を咲かす。それは本能であり、私が唯一分かる、()()()だったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________

 

【アリス・マーガトロイド】

 

 

 

今日の夜はざわめく夜だ。何かの気配がうるさく夜を騒ぎ立て、それに反応した無象の妖怪たちが興奮したように走り回る。

 

はあ、、やってられないわ。私は読んでいた本を閉じる。彼女から借りた本だった。読み終わってはいるが、返しにいけていない本。あの日のことを反芻するたびに読んでしまう。後悔と少しの興奮、でもその興奮にまた後悔する。

 

上海が慰めるように私の肩にブランケットを添える。しかし、それは自分が望んでいる行為であることは理解できていた。

 

 

トントン

 

 

 

音が鳴る。この時間に律儀に扉を叩くものなど外来人ぐらいだ。たまにこの結界の外のものがこの世界に入る。面倒ではあるが、私は人を食べない。そして家の前で死なれては面倒くさい、そんな理由で家に泊めて次の日人里まで送って行くことがある。

 

私はゆっくり立ち上がり扉の方に向かう。

上海に開けさせた扉の前には、、

 

 

 

 

 

ルビーがいた。私の親友()()()

 

 

 

会いたくて、怖くて、でも会いたくて、、。

 

 

 

 

 

 

ルビーは赤い綺麗な髪をボサボサにしていて、前会ったときとは様子が違うそれが一目でわかるそんな状態だった。驚いて混乱する私。でもよく見ると、綺麗な白い肌はもはや青白いと言っていいほど顔色が悪い。

 

 

 

「ルビー!?!ど、どうしたの?顔色が悪いわ、早く中に入って」

 

 

 

私は焦るように暖かいお茶を用意する。さっきまでかけてたブランケットを上海にルビーに渡すように指示をする。

そしてお茶を提供する準備ができて、振り返ってルビーを見る。ルビーは一歩中に入り、そのまま呆然と立ち尽くしている。心配して駆け寄ろうとして、思い出す。

 

 

「あっ、あの、何があったか分からないけど、嫌だったら大丈夫なの。私が言っても信用できないと思うけど…お茶には何も入れてないわ…。ただ心配で、本当に顔色が悪いの、温まって欲しくて」

 

 

 

ルビーはゆっくりと私を見上げる。目はただ宝石のように輝いて見えた。美しいただそう感じた。

 

 

ルビーは無言でさっきまで私が座っていたテーブルに座った。私が用意したお茶をゆっくりのむ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わからなくなっちゃった。ごめんね、考える場所がどんどんなくなって、知ってるとこここだけで、、」

 

 

 

 

 

 

 

諦めたように笑うルビー。私は彼女の悲惨な笑顔に胸が締め付けられると共に、こんな状況にも関わらず、美しいと感じてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 






(今日の感想)
凄いですね、、ある方が10年ぶりに更新されてました…。
うわあ、、月日を空けると中々書けないものなので尊敬します。読んだことない人はぜひ東方の高評価作品で調べてみてください!私はその方の設定から何から好きで、、エンディングはとても感動しました。

ラスト誰に落ち着くか(4択ぐらいに絞っていて悩んでます。とはいえどうなるかも楽しみに想像してみてください。ここに選択肢がないゆかりさんは不憫だなあ)

  • 霊夢
  • レミリア
  • 咲夜
  • アリス
  • 幽香
  • パルスィ
  • ルーミア
  • 輝夜
  • ぬえ
  • さとり
  • 青娥
  • 諏訪子
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