愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り) 作:スズキだ
だから、毎日見てくれたら嬉しい…19時ぐらいまでには毎日上げる予定。
「…わからなくなっちゃったよ。
自分自身がね、何をしたかったか。私、ただ愛して欲しかったんだわ。なんか、私、好きになった人と愛することをしてみたかった。でもね、愛されてみたの。埋まらなくてなんでかな?誰かが愛した私は本当に私だったのかなって…。」
温かい飲み物が体に染み渡る。味なんてわからない。その後、ぎゅっとあたたかい何かが身体を包み込む。ただ、温かくて、私はとても安心のような、そのままにして欲しいという"欲"が芽生える。その感情は花が開き、止まることなく言葉になる。
「ア、アリス。わたしね、、ただ自分の為に頑張っていたのよ。ただ愛されたいその為だけに、いつのまにか頑張っていたの。感情を作って、言葉を使って、笑顔を作って、、。常に正解の道を歩む努力をしたの。でもね、怒られちゃった。いつの間にか、間違えちゃってたみたいで、みんなのこともわからない…。」
アリスは私をただ抱きしめてくれる。肩には涙の跡が滲んでいる。言葉を発することなくただ、ただ、抱きしめてくれる。それが、すごい心地よくてたまらなくなってしまった。
肩に乗せた頭をゆっくりと撫でてくれる。アリスって呼ぶと答えるように抱きしめる力を強くしてくれる。温かさが広がる。アリスっ、意味もなく名前を呼ぶ。何度も答えるように抱きしめてくれる。
ぴちゃん。どこかで水滴が落ちる音が聞こえた。私は急に冷静になって、ちょっと恥ずかしい気持ちになってしまう。抱きしめてくれてるアリスの背中をぽんぽんって大丈夫だよって伝えるように叩く。アリスはゆっくりと私の身体に手を残したまま、私に向き直る。ぐずった鼻を啜るように、自分の肩で拭く。その間も優しくアリスは私を見つめている。
「あー、あっ、アリス!ごめん。大丈夫。もう大丈夫だよ!アリスのおかげでなんか元気出た…。」
「…ルビー。
…私はね、
いや、私からみた貴方の話してもいい…?」
今までで聞いたことがない優しい声で、優しい顔で青い目で私を見つめる。私は静かにうなづく。そしたら、背中を優しく撫でながら話す。私の羽は撫でやすいように縮こまって下に少し下げてしまった。それぐらいその優しさを感受したかった。
「貴方は本当に優しいわ。気を遣って、場を明るくして、だから誰もが憧れるし、欲しくなってしまうぐらい魅力的なの。…でも、正直、貴方は自分の魅力を
小さくうなづく。
「自分を魅力的に見せる方法を知ってるのに、何故かとても自信なさそうに見える時があるわ。」
「…そうなのかな。」
「そして、貴方自身の価値を確かめるように相手に認めてもらって、、安心してるように感じる。」
「あんしん…。」
「そう、安心。
私は貴方を本当に好きなのよ。とても優しくて、魅力的で、貴方が良くて、尊敬ができる友達。…私、人形や魔法以外に執着したことないのよ。興味がないの。貴方とはかなり違う考え方をしているわ。だけど、そんな私でも、貴方を尊敬して、
「…ほんとうに?本当にいいなあって思うの?」
「うん、思ってるわ。ああ、泣かないで、、貴方の可愛い目が赤くなってしまうわ。」
ポロポロと涙をこぼす私に、ただ、ただ優しく抱きしめる。私は、その気持ちよさに、ある意味心がポッキリと折れる。それは何か保ってきたプライドのような何かだった。
そのまま力が抜けるように……。
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【アリス・マーガレット】
目の前の彼女は赤い目を閉じてスヤスヤと寝てしまった。いつみても綺麗な赤い目の下には少しクマのような跡があったので安心する。羽が生えた彼女は、お姫様抱っこのように持ち上げると羽根のように軽かった。知りたい、彼女をもっと知りたい。そんな今までの欲望は眠ったように出てこない。ベットに寝かして薄い毛布をかける。すやすやと眠る彼女の横のベットの横に座る。目にかかった赤い髪を少し避けてあげると、美しい顔、いやあどけない少女の顔が見える。
また、、彼女は幼かった。そんな当たり前のことがやっと実感できたみたいだった。彼女が私を頼ってくれたそんな嬉しさよりも、彼女が言葉を吐き出せたことに喜びを感じる。そんな彼女の顔をそっと眺める。夜にもかかわらず、ライトスタンドに照らされた赤い髪が美しくて眩しく感じた。
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【スキマ妖怪】
「ねえ!!!!離して!!!!!!?!
お願いだから…友人の一生のお願い使っちゃうから…!!!!
だから、、、
離して萃香っ!!!!」
「だめ。流石に、流石にだめ。」
「今しかないのよ!?可愛い、私の可愛いルビーが泣いちゃって助けを求めてるのよ!私が行かないで誰が行くの?!ってか今、結界も何もない中ですやすや寝てるじゃない???今しかないのよ!?」
「…正直、ルビーには少し悪いことしたと思ってるんだ。その上で正々堂々と戦いを受けてくれて、そんな骨があるやつなかなかいないよ。楽しませてもらった恩を返しとかないとなー」
「知らないわよ!!!!!!!ねえ、お願いだから、、ゆかりちゃんの一生のお願いだから!!!!!」
「こっぴどく振られたんだから現実を見なよ…。」
「やめて!!!言わないで!!私のルビーがそんなこというはずがないわ!!!!!」
雲の中のどこかでただよう屋敷。とても騒がしかった。
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パチリ
薄い光がぼんやりと顔に注がれる。レースカーテンを通してわたしに降り注ぐ光は優しいうすい青色だった。ぽつりぽつりと屋根から滴る水滴の音が響く。私が苦手な雨、だから雨の日はゆっくり部屋の中で過ごすのが当たり前だった。だから雨の音を聞いた時、もう一度目を瞑ろうと身体が言っていた。
だけどもその淡い光に緩やかに照らされた金色の美しい髪、閉じている瞳は長いまつ毛で見えない。そんな美しい少女が目の前に眠ってる。あっそうか、昨日はアリスにしがみついたまま寝ちゃったんだ。
私と10センチぐらい距離を空けて昨日の格好のまま寝ているアリス。もしかしたら、私を布団に運んでそのまま寝てしまったのだろうか?遅い時間に行ってしまって申し訳なかったかな、なんてひとりごちる。
私だけにかけられた毛布。今日は雨ということもあって少し肌寒かったりするのだろうか?吸血鬼のため気温には疎い。…アリスは大丈夫かな、寒くないかな?そう思って私の毛布をアリスにかけるように伸ばす。
私は目の前にあるアリスの顔を見つめる。綺麗な顔をしてるなあって思う。昨日言われた"自信がない"本当にその通りだった。こんなに美しい少女にそんなこと言ってもらえるなんて、本当に…?疑問すら湧いていた。私は可愛いと言ってもらえてるが、霊夢も、魔理沙も、アリスも、みんな可愛い顔をしてる。その中で、、私がそんな特別ではないって思ってる。だからアリスの綺麗な顔を見るたびに嫉妬のようなそんな感情さえ持っていた。
そんな気持ちをぼんやりと持っていた私は、何も考えずにアリスの顔に垂れたゴールドの髪を耳にかけようと手を伸ばす。
あと数センチ、そのところでアリスがパチリと目を開ける。
私は悪いことしてないのにちょっと驚いてビクッとしてしまう。その後、あっ起こしちゃって申し訳ないなって感情になってくる。
「あ、りす、おはよう。ごめん、髪が目にかかってて…」
アリスはまたパチリと目を瞬きさせ、自分にかかっている毛布を見て私に向き直る。
「フフ、そんな焦らなくてもいいのに…。
おはよう、ルビー。よく眠れたかしら。」
私はその言葉で再度昨日のことを思い出す。気恥ずかしさも一緒に戻ってくる。
「…ありがとうアリス。よく眠れた。最近で一番眠ったかも…。
今日は雨だね。
ああ、それと昨日はごめんね、、でも言葉とても嬉しかった。」
アリスは優しく微笑み、私の頭を優しく撫でる。それは子供に対して行うような優しい手つきだった。
「アリス…大丈夫だよ、子供じゃない。
あっ…あと、昨日言おうと思ってたんだ。もう怒ってない。逆に怒っちゃってごめんね。仲直りしてくれる…?」
「…謝らないで、それは本当に私が悪かったと思ってるの…。」
申し訳なさそうに眉をハの字にするアリス。
…そういえば、、
「そう言えばなんで私を抱いたの?…私を好きとかじゃなさそうだったよね。びっくりはしたんだよ。あと、
昨日の一件があったからか、、素直な言葉が口から溢れる。
アリスは撫でていた手を止めて、自分の胸の前で祈るように手を握りしめる。
「あのね、信じてもらえるかわからないけど、、可愛いって思って、少しずつ身体を開いてくれるルビーの可愛さに…欲望が暴走してしまった…と言いますか…なんていうのかしらね。抑えきれなくて、、。
いや、ごめんなさい。私にも初めての感情で、、説明できない。でも一つだけ、本当に好き、可愛いって感情で溢れてたから、気持ちがない行為では絶対にないのよ。」
ごめんね、と申し訳なさそうに、再度あやまるアリス。
…?
「アリスは私の事好きと思ったの…?」
「…私も恋愛なんてしたことがないから、戸惑ってて…。でも、好きと思った…わ…。誰にも渡したくないってそう思ったの、、。」
「ハハハっ、わからないんだ。なんか私達似てるね!まだ勉強が足りないのかな?」
「ねえ…、いや、うん。」
私の笑い声で気の抜けたように肩の力を抜くアリス。そのあと、アリスが考えるように、悩むようなそぶりの後で、何かを決断したように頷く。
「ねえ…ルビー、
嫌だったら断ってもらって構わないんだけど…、
もし良ければ、私で試してみない?」
「何を?」
「………あい、、、愛することを
私達は友達じゃない?
私は、思うの。友達からお互いを知っていって好きになることってあると思うの。私は貴方を知りたいわ。貴方を誰にも渡したくないそんな友達って、こんなに感情を揺れ動かされる可愛い友達は初めてなの…。
だから、もっとお互い知っていって、、それで、良ければ私と試してみて欲しい…の。」
アリスはだんだんと小さな声になりつつ、でも私の目を見つめて話す。
「
「付き合う…、そう、そうね、私とお付き合いして、ほしい。
分からなくていい。
そう、それでいいのよ、
私は貴方が望むことをしてあげたい。
心から喜んでもらいたい。」
「それは友達と何が違うの…?」
「そ、それはね、、」
アリスの白い顔が真っ赤に染まり始める。私はなんか、そんな反応に可愛いなあなんてのんびり思う。こうした問答は好きなのかななんて気づく。
「それは、、たまらなく好きって感情が溢れて、可愛いなって、誰にも渡したくないなって、、。」
「なんで、アリスはそれをしてくれるの、、?」
目を瞑りながら真っ赤な顔に染め上げたアリスは呟くように答える。
「私は、きっとその感情をルビーに持ち始めてる、の。だから、お試しでもなんでも、、
私は真っ赤に染まったアリスの耳がとても可愛いと思った、そして指でなぞるように触る。アリスはビクッと身体を揺らして、細く優しく困った目で私を見つめる。ああ、花を咲かすためのタネをね、植え付けたんだね。私は心にひっそりと出た芽と目の前の少女に少しだけ愛おしいという感情が芽生える。
「いいよ。
付き合った記念に、試しにキスでもしてみる…?」
アリスは、青い綺麗な目とは反対に真っ赤な顔で、小さくうなづいた。
私はとても可愛いと思った。
ps.皆さんの推しのキャラクター教えてください。私は霊夢、アリス、幽香、文あたりが好きです。しかしルビーの相手となると藍、魔理沙、さとりなんか書きたくてうずうずしてます。
アリス欲は満たされた私。でもそれ以外は満たされてないよなあ!!!
って、レミリアお姉様の事を出さない辺り、私は天邪鬼なのかもしれませんね。
それより、レミリア、ルビー付き合っちゃったけどいいの?そろそろ重い腰あげないとアリスに取られちゃうよ…。いいのかな…。
今回のアリスは少女漫画でいう のようなそんな可愛らしさがあるかなって思います。ああ、そんな彼女はいい子のままで終わるのか、激情を出してしまうのか…。(空白は3文字)
(出します)
ラスト誰に落ち着くか(4択ぐらいに絞っていて悩んでます。とはいえどうなるかも楽しみに想像してみてください。ここに選択肢がないゆかりさんは不憫だなあ)
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霊夢
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レミリア
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咲夜
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アリス
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幽香
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パルスィ
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ルーミア
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輝夜
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ぬえ
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文
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さとり
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青娥
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諏訪子