愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り) 作:スズキだ
ラストまでにあと何回あるかな
木漏れ日の中、お姉さまに手を引かれて歩く。こうやって手を引いて歩いてくれたのはもう何百年前だろうか、、お姉さまの背中に安心感を覚えるのはやっぱりわたしが妹だからなのかな…。
森の中あるところで止まる。
それはちょうど日陰になっていて、鳥の小さな囀りが聞こえるような風通しのよく、美しいなんてことない場所だった。
お姉さまは立ち止まりわたしを見る。
風に揺れたお姉様の蒼い美しい髪。
「フランの件は片付いたわ。ルビー、貴方はどうしたい?何もなかった?いや気持ちを受け止める?」
「受け止めるって…いうのは…?」
核心のような話に言葉が詰まる。正直何も考えたくなかった。そんな私を見透かすように優しい目をしてわたしを見る。風に揺れた目の合間から見える赤い目。わたしと同じ赤い目は優しくわたしを見つめる。ああ、お姉様ってこんな目をしてたんだっけ…?
久しぶりに顔を見た気がした。
今までそらしちゃってた。のかな、
「そうね、後で考えるでもいいのよね。
私ね一つだけルビーに伝えたいことがあるの。」
変わらぬ優しさを私だけに与えてくれるようにゆっくり話す。
「貴方が好きよ、ルビー。姉妹とかそういうの全部わかんないぐらい、貴方を愛してる。」
ただその言葉を聞く。何も考えられなかった。そんな私の頭をゆっくり姉のように撫でる。その優しい手つきは昔何度も体験した。その記憶がじんわり、ぽつりぽつりと蘇る。ただ、なんかね、無性に泣きたくなったの。
「…お姉様、、わたし愛が、好きがわからないわ。信じられないの…。信じられないのよ!
「そうよね。あなたが言うように愛は難しいわ。私だって貴方への感情で振り回されているもの…。でもね、貴方が言うように、愛は素敵で尊いものだと思うわ。だから求めずにはいられない。」
「お姉さまは…わたしを好きになって、、どうしたいの?私達にどんな運命があるというのよ…?」
「私は…
貴方と
結婚したいわ。
毎朝貴方の顔を見ておはようって微笑みたいし、綺麗なものをあなたと分かち合いたい。美味しい食事をとって貴方のその顔を眺めて対し、夜は気持ちよく可愛い顔をした貴方にキスをしたい。そしてそのまま手を繋いで寝るの。またねっていって、朝にまた会うのよ…。それが愛おしくてたまらない貴女にまた朝会えるのよ…。
なんで素晴らしいのかしら、、。」
「……。」
「あなたが悩んでることは知ってるわ。ルビー、色々な言えないことは言わなくていいわ。貴方がね、素敵な人生を送って欲しいの。それがルビー、貴方が生まれてからずっとわたしが思ってることなのよ。だけどね、貴方が愛を求めてると言うならわたしが一番に叶えられる自信があるの。
それぐらい貴方を愛してた自信があるから…。」
綺麗に微笑む。ぐちゃぐちゃとつぶれるように湧いた感情は、ポツンと落ちては消えていく。水に落ちた水滴のように広がって、でもただ消えていく。そんな中でもお姉さまはとても綺麗で、、青い髪が風に揺れて、見知ったはずの優しい赤い瞳が、初めて会った人のように気になってしまった。
「………いつから好きだったの…?」
「あなたが生まれてすぐ。」
「結婚って、、」
「そんな文化が人間にはあるらしいわ。お互いが好きですと神に誓うらしいわ。神なんて好きじゃないけど、お互いに誓うなんて素敵じゃない?」
「姉妹がおかしいよ…?」
「愛を前に止まる理由ではないわ。」
「そ、そんな、、好きなの?」
「うん、好きよ、愛してるわ」
ぞわぞわと広がる何か、それは喜びだと思った。心の底から求めていたものがストンと落ちるような、干からびた砂漠に帰る水がオアシスのように広がって、それは…安心感だと思う。
私の花畑に、木漏れ日の中佇む目の前の女性にわたしは目を奪われていた。なんて、、美しい光景なんだろうと…。
レミリアお姉様は手を伸ばす。そしてわたしの左手をゆっくりととる。そしてひざまづいて、私の左手の薬指をゆっくり撫でる。そこには赤い傷跡。その後をうっとりと眺める。その光景に少しだけまた違う人のような存在だと認識してしまう。こんな顔見たことないよ、、。だって、お姉さまはお姉様で、でも、、。
お姉さまの口元が近づいてくる。また、噛まれるって思ったので手を引っ込めてしまう。胸元に置いた手を、少し寂しそうな顔で見つめるお姉様。その顔が少しだけちょっ前にあっていた、あっ、そうだ「アリス…」
「そうね、嫉妬してしまうわ。
アリスと付き合ったんだっけ?
でも貴方はわかってるはずよ。
たまたま出てきた愛に期待が持てないことを。
だからね、もはや色々回ってきなさい。
そして色々ゆっくり考えて、、
それで私に答えをくれたら嬉しいわ…、
わたしの愛はそれぐらいじゃ揺らがない。
またね、ルビー。」
レミリアお姉様はゆっくりとわたしの頭を再度撫でて、飛び立ってしまう。残されたわたしは、呆然とその姿を見る。眩しい光が視界を遮ってしまって、お姉さまは見えなくなってしまった。
ふらふらとわたしは歩き出す。
どこにいく宛もなく、ただ歩き出す。
考えるように、迷うように。
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「おーーい、そんなとこで何やってるんだぜ!
ってルビーじゃないか、珍しい。なんでこんなとこにいるんだ?」
日陰で休むようにぼおっと花を見てたわたし、そこに声をかけてきたのは白黒の魔法使いだった。…魔理沙、だなあ。魔理沙いるなあってほどのうすい感情しか今のわたしには湧かない。やばい…なんだそれ、、。
「ああ、魔理沙、久しぶり。相変わらず元気そうだね。」
「元気だぜ!!!!ってか、霊夢怒ってたぞ?
この花お前の影響だろ?神社だけじゃなくて、人里にも、湖の周りにも、挙げ句の果てには魔法の森まで花一面じゃないか…!それになんか幽霊がたくさん出てきちゃってるらしいぞ?異変だー!なんて騒いではみたものの、犯人はルビーしかいないようなもんだろ?」
「うーーん、確かに…。」
「納得しちゃうのか…。ってか本当にルビーが異変の犯人なのか?」
「花を咲かせまくっちゃってるのは私だけど、でもその幽霊とやらは本当に知らないよ。ってか異変なのこれ?月隠したり、なんか赤く染めたりとか人に迷惑かけてない気がするけど…」
「そうなのか…でも幽霊多いんだよなあ」
「わたしを倒したら解決するのかな?」
「聞かれても困るんだぜ…」
ゆるく魔理沙と話してるの楽しいな、、。なんてのんびり考えてたら呆れるようにこっちを見る魔理沙と目が合う。ここで会ったのも何かの縁かななんて思って、せっかくだから魔法の森案内してよなんて言うと、いいぜ!なんて張り切って案内してくれることとなった。魔理沙っていいやつだよなあ。本当に人に好かれるのもわかる。
まじまじと魔理沙の顔を見ると照れたように顔を薄く赤く染める。そして胸の中に淡い光を見つける。
……そう言えば、タネまいといたんだっけ、、咲かせないのも、咲かせる能力あるのにもったいないよね、、。
試して、試す、うーーん、色々回ってみるってこう言うことなのかな…?
私がそんな考えを持ってるとは知らずに、魔理沙は変なきのこや池、そして植物まで結構丁寧に楽しく説明してくれた。最後は魔理沙の家まで案内してくれて、至れり尽くせりだ…。
でも家に案内するなんて、、魔理沙って、、そう言うことなんだよね。
わたしは完全にアリスと付き合ったことを忘れていた。
家に入った魔理沙の手をしおらしく引いてみる。魔理沙は顔を真っ赤にさせて、「ど、どうしたんだぜ、、」なんて可愛く焦る。
無言で金色の髪を手に取って、魔理沙が好きそうな顔で笑う。大人びた笑顔が結構好きみたいだったから意識してみる。
金色の透き通る綺麗な瞳はぐるぐるとわたしから目を離せないように、耳は真っ赤に染まり、そして、、イチゴのような頬の色が可愛らしく染まる。
ああ、おいしそう。
そんな感情が口元に出てぺろっと舌が出る。
息を飲むような音が聞こえる。
まりさ…と呼んで、耳元に口を近づける。そんな行動をとっても魔理沙は時が止まったように動かない。そして、、耳元で、、
疲れちゃったから休憩してもいい?
なんてね。
はあはあと金色の目を潤ませて、わたしだけを見つめる魔理沙。シャツ一枚になった魔理沙はいつもの活気の良さはなくなって、ただ可愛いらしい、ただの人間の少女だった。
ちゅ…
唇が当たる。目を閉じて受け入れる魔理沙。
開いた口から舌を伸ばすと、おそるおそる重ねるように絡ませる。
口元から雫が垂れるようにお互いの液体が垂れる。
口元を離すと架け橋のように透明な糸がだらっと垂れる。それをみて名残惜しそうにこちらを見る。
ああ、可愛い花が咲いたなあとわたしは満足げに微笑む。
肩をそっと押すと、そのままベットに力無く倒れ込む。
魔理沙の上に乗ってキスを続ける。もっとして欲しいという欲求が見えて、心地よい。
お互いシャツだけの姿だ。そのシャツが擦れて少しこそばゆさを感じる。
「さ、さわって、も、いい?」
手のひらまで真っ赤に染めた震える手を私に向ける。
わたしはその手を持っていって、胸に持ってってあげる。
ゆっくりと円を描きながらシャツの上から撫でる。
わたしは手を後ろに持っていって、そっとブラジャーのフックを外す。また魔理沙の顔が真っ赤に染まって、私をただ、ただ見つめる。
その熱い視線に蕩けそうだと口元を歪ませるわたし。
服の上から撫でていた手がシャツのボタンを一個一個開けるように動く。だけど彼女は手が震えて、なかなか開けられなそう…。
少し焦りさえ感じる。
大丈夫だよなんて伝えるように魔理沙の顔に手を添えて、熱いキスをする。一個ずつボタンが外れて、素肌が空気を感じる。
そして指先が直接触れる。また胸を撫でるように円を描く。
もどかしい気持ちよさにうっとりする。
でもその私の顔に見惚れる魔理沙。
わたしは境界をいじる前に、魔理沙の下半身に手を伸ばす。
クチャリ…と音がしてグジャグジャになった愛液を手で触る。ひざをはの字にまげるようにわたしを上にする魔理沙。焦ったような顔になる。でもキスの中で舌に吸い付くように巻き取ると、その気持ちよさに流されてそのわたしの指の動きすらも気持ちよさそうに悶える。
それが可愛くてキスなんてやめてあげない。
魔理沙の指の動きが変わって、真ん中に優しく擦るような動きに変わる。片手をわたしの下の方に伸ばして、わたしと同じようにマネして入れてくる。あら、意外とお上手なんて思う。彼女は物覚えが良いようだ。
わたしは魔理沙から出たトロトロした液体を見せびらかすように舐める。真っ赤な顔の横に流れる汗が人間らしくて可愛かった。
「ねえ、百合の花束飾っていい?」
裸のまま、後ろから抱きしめる魔理沙に問いかける。彼女は甘えん坊だ。まだ若いなあなんて思いつつ問いかける。未だ赤みが抜けない顔を隠すように、でも甘えたいのかわたしのことを離さない可愛い魔理沙。彼女の金色の髪がふわふわして少しくすぐったい。
でもきっといいぜなんて落ち着いたら言うのがわかってたので、上半身を起こして花を咲かせる。
魔理沙は、そんなわたしを抱きしめてベットに戻す。
目の前には可愛らしい百合の花が咲いている。
魔理沙はわたしの肩にキスをする。それは小さな花のような可愛らしい跡になる。わたしはそれをみて、左手の薬指の跡を眺める。歯形がくっきりと残ってるその跡をわたしは治してなかった。
あえて直してなかった。
赤い、赤い、その跡をみて、
くすり指ってそう言う意味かなんて、今更気づくのだった。
ルビー、あんた立派な妖怪だと思うよ、。魔理沙かわいそうで可愛い。
左手薬指に指輪を着ける意味としては、古代ギリシャの言い伝えで「左手薬指には愛の象徴である心臓と繋がる血管=愛の静脈があるから」とされています。 このほか、右利きの方が多いことから日常生活で邪魔になりづらい左手薬指に着けるようになったともいわれています。