愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り)   作:スズキだ

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2話で一旦最終話。
第二章は不定期更新予定。


68 花が咲く道は愛に溢れる〜無縁塚〜

足も腰もキリキリと痛む。

今まで色々ヤッてたけど、、まあ、初めてぐらいに身体が痛い。ずっと家から出ているから疲れが溜まってるんだろうか…。

はあ、、痛いなあ…。休みたい。

 

 

だけど、最後の力を振り絞るように飛ぶ。

 

もう少しだけ、、。

 

 

 

その気持ちは山頂までとりあえず行こう。

そんな気持ちだった。

 

いつのまにか花畑を抜け、殺風景で高いものが何もない平地のような場所に辿り着く。まだ昼間というのにあたりは暗く、どんよりとした空気が流れる。

 

 

 

 

ああ、そろそろ終わろうか。

何故かそう思った。

 

 

平地の中に作られた石など地面に埋められるように幾つも立っている場所があった。幽霊…とはこれだろうか?魂みたいな何かがいくつも飛んでいる。いくつも飛び回る風景に、異変とはこれのことを言っていたのかと気がつく。

 

霊夢たちもここに来るのかな…。事変の中心はここなのだろうか…?私はある石の上に座るように飛ぶのを止める。

私の周りにはその幽霊らしき何かは近寄らないから何も考えることはなかった。だけど、ここからどうするか…何も考えてなかった。

 

 

 

霊夢がきたら事変の主として戦うのかな…

でも私負けたら解決するんだろうか…

 

 

 

戦いたくないなあ…

 

 

 

 

疲れた身体は後ろ向きに歩むように、嫌だなとただ思う。私はこれからどうしようか、、そんな事を考えることにした。

 

 

とはいえ、事変の主としてら私しかいないからていだけ繕っとくか、と花畑を作る。この場所には似合わない花畑。でも心なしか嬉しそうに飛び回る幽霊たち。喜ばせるつもりは全くないのである意味不思議な気分になった。

 

 

 

 

たくさんの妖怪や人にあった。私自身どう思われてるか色々聞けたよね。好きって、可愛いって、頑張ってるって褒めてくれた。そしてそのことを認めてなかったのは"私だけだった"気もする。それを認めるのはとても難しいなあ。

 

自信がないから、愛して欲しいと思ってたけど、

意外と私はわがままだった。

誰でもなんか全然良くなくて、、。

 

 

 

はあ…私ってどうしたいんだろうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おや、ただ仕事をしにきただけだったのですが…。

貴方はルビー・スカーレットさんですね。」

 

「だれ?」

 

 

 

緑の髪をした変な帽子を被った女。手には棒みたいなのを持っており、ゆっくりとこちらに歩いてくる。その棒は霊夢のやつとは違うが、彼女にも似合いそうだななんて思う。

 

 

「私は四季映姫・ヤマザナドゥ。

死者を捌く仕事をしております。

 

今回、幽霊騒ぎ、、いや仕事をしにきてます。」

 

「ああ、。事変を解決しにきたのね?

私を倒すの?」

 

「…事変?いや、今回のは周期的なもので事変ではありません。だから、あなたを倒す必要はありませんよ。」

 

「安心したよ、じゃあ、わたし、帰るね。」

 

 

「いや…

ちょっとおまちなさい。あなたには確認しておきたいことがあったのです。

 

あなたは少し…昔のしがらみに囚われて過ぎている。」

 

 

「…どういうこと?」

 

 

「貴方には前世というものがありました。他の人にもあるのでしょう。しかし、貴方は少しだけ覚えていたのです。そういった子はたまにいます。しかし、あなたは環境の違いも気にせず重ねてしまってる。

結果として、貴方は…本質が揺れています。また、貴方は何になりたいのか理解してない。それは妖怪として恐るるべき事実ではある。

私の元に来る前に変わらなければいけません。」

 

「…よくわからない。」

 

 

 

目の前の少女は難しい話をした。

私は正直わからなくて、前世とか、本質とか、事実とか、わからなかったんだ。

でも意外と目の前の少女は優しい瞳で、私の頭を撫でた。それは大人が子供にするような、、。

 

 

 

 

 

 

「しかしながら、迷ってもいいのです。良きことに貴方は妖怪ですからしばらく私の元には来ないでしょう。だから、その間にしっかり見つめ直して生きていくのですよ。

 

…実はあなたのことは見てました。他人を好いて、よく生きようと努力するあなたを、実は私は嫌いではありません。

また様子を見にきます。頑張って生きてみなさい。

 

 

 

…ああ、そういえばさっきあった者からこれを託されました。

これをお渡しします。お返事らしいですよ。」

 

 

 

 

 

 

そういって立ち去る少女。

私は、、渡された手紙を見る。

白い封筒に私の名前、誰からかはすぐにわかった。

見たことがある字だった。なんできたのかは分からなかったけど、私の心は何故か嬉しかった。きっと、私を呼ぶ手紙だと分かってたからだろう。私はそろそろ帰りたかったのかも知れない。その理由が欲しかったからかも知れない。この底知れぬ不安、羽を休めるように安心したかったんだと思う。

 

 

 

 

 

振ってみると少し音がする。

何かが入っているようだ。カサカサと音がするがそんなに重くない。

 

 

 

 

 

 

私は手紙を開ける。手紙、、ああ、そういうことか…。

私は意味を理解し、ただただ心が温まる。

だってこれは私のことを一番考えた手紙だった。

 

私は最後の目的地にあい()に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

_____________

 

愛しいルビーへ。

 

 

 

 

 

_________________

 

 

一切れの紙

 

 

青と赤のバラの花びら  

 

 




花言葉調べてみてね


今回短めでごめんね。
次回完結にする
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