愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り)   作:スズキだ

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幽香編を前日の15時ごろ投稿してます。
r18になるのに本編に続く話がちょっと出てるので補足程度に。
ルビーは幽香に一つ手紙を託しました。それはお姉さまに向けた手紙でした。赤い赤い薔薇を一本添えただけの手紙。
幽香は友達なので快く引き受けました。


69 花が咲く道の終わり

 

赤いバラ

 

「 私を射止めて 」

 

 

 

青いバラ

 

「 一目惚れ、神の祝福 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

粋な手紙のお返事に私は心を揺さぶられる。あまりにも知的すぎる…。お姉様は花言葉に詳しかった。いつからだったか覚えてないけど。いつの間にか私を知るように詳しくなって行ったと思う。初めて手紙を書いた。いや、初めてというのには語弊がある。当主時代に何度か書いてはいた。

しかし、親しいものに想いを込めて書くのは初めてだった。だから、か、私はなんで書けばいいかわからなくなってしまった。私は自分の気持ちを花にした。咲いた花に運命を委ねた。レミリアお姉様は…

 

 

そうだった。運命を操る程度の能力だったか、委ねるなんて得意分野を渡すようなものだったか。心の中のお姉さまの姿がだんだんと高くなってくる。前から高かったかも知れないが、無意識に一番上に自分を持ってきていた。私の生きる目的は他人のためと言いつつ、結局は自分のためだった。自分探しの旅といっても、それに気づけただけだったなあ。

 

 

 

 

ジメジメとしたこの場所から未練もなく飛ぶ。もうこの場所にある意味などなかった。自分が咲かせた色とりどりの花畑。赤い花、黄色い花、青い花、固定色では表せないほど色とりどりに咲き乱れてる。これは幻想郷というこの場所に自分が居た、花咲いた、そう思わせるような自分だけの景色だった。そう、自分が出した景色だった。

 

 

色々な人に出会った、紅魔館のみんな、紫、霊夢に魔理沙、アリス、天界も鬼も妖精たちもみんな自由に生きてきた。そして、私も思ったよりも自由に生きることができていた。植物の根のように縛られ、過去に囚われるように蝕んだ心はいつのまにか赤く燃やすように生命となり、じぶんの糧となっていた。ある桜を思い出す。「咲きたい」ドス黒い花を綺麗に自由に最後に咲かせた、あの桜。私も一緒だった。

 

 

湖が見えた。館はすぐそこだ。

 

私はなんとなく帰りを惜しむように、湖の上に降り立つ。水面は心を表すような真っ青な色をしている。そこを歩くように飛ぶ。一歩一歩噛み締めるように飛ぶ。

帰り道は誰とも出会わなかった。何となく誰とも出会わないだろうなって予感がしていた。手に持ったボロボロになった日傘。傘としての役目はなんとか持ってくれてるように穴が空きながらも必死に私の上を影を作るように支えてくれてる。水面に反射して赤い色をしている。青に写った私の色だ。

…お姉様の赤い瞳にあかいわたしはどう映っていたのかな。ずっと好きだったって私、分からなかったよ。考えたいことはたくさんあった。でも私にとっては猛烈なラブレターに感じた手紙。何よりもたくさん話したかった。何となく、ごめんねって謝りたかった。

 

 

 

 

門には誰もいなかった。何故か門番の美鈴さえいなかった。赤い扉を開ける。咲夜もフランもメイド妖精たちさえいなかった。とても静かだった。自分の館のはずなのに何故か少しだけ緊張した。でもそんなの出せなかった。自分の館だよ、出せるわけがない。そんな館をゆっくりゆっくり歩く。

見上げると階段の上に、、既視感を感じる。多分お姉様だ。見上げると予想通りお姉様がいた。遮光のステンドグラスから暖かい光のような何かに照らされたお姉様。私は思わず、、飛ぶように駆け寄っていた。

お姉様の手すりに捕まった手を見る。白い手だった。何故か顔を見るよりも一番私に近かった手を見つめてた。

 

私は恐る恐る手を重ねるように、

掴まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()。もう離さないわよ。」

 

 

 

 

 

 

私の真っ赤な瞳は吸い込まれるようにその赤い瞳を見つめる。その赤い瞳は揺れるようにでも、真っ直ぐに私を見つめていた。

 

手を掴んだままお姉様は走るように歩き出す。私もその手を掴まれたまま階段を駆け上がるように登る。お互い言葉はなかった。お姉さまの後ろ姿だけが目に映る。青い綺麗な髪が起こった風に揺れて靡く。青空のように束になって揺れて風と並ぶ。繋いだ手は温かかった。しっかり握られた手。もう離されることはないのだろう。いや離された事はなかったはずだ。私が手を握らなかっただけなのだから__。

 

 

 

 

焦るように扉を開けて一つの部屋に入る。私は道中お姉さまの後ろ姿しか見ておらずどの部屋なのかわからなかった。記憶力がいいはずだった私。でもわからなかった。

部屋には一輪の赤いバラが花瓶にいけられてた。窓際に置かれた一輪の赤いバラ。美しくそこにあった。

 

お姉様がベットの淵に座る。私は立ったままだった。ちょうどその花瓶に手が届きそうだった。私は手を伸ばして青い薔薇を添える。それは短く切られたものだったけど、花瓶の口が短かったからか落ちることなく赤い薔薇と並んだ。そこにおきたかった。

お姉様は一連の私の行動を優しい顔で見守ってたと思う。

 

 

 

 

思うっていうのはそのあとすぐにベットに引きずり込まれるように手を引っ張られたから。よこにおねえさまのかおを私のお腹に上から腕を回すように。目の前にお姉様の顔があった。八重歯がチラッと見える。瞳は私を映して、私はその目の中に私の存在が見えた。少しだけ恥ずかしくなって目を逸らす。だけど、私は話に来たんだった!と思い直して恥ずかしい気持ちを隠してお姉さまに向き直る。なんとなく、お姉さまは全てをわかってる気がした。見通すような目をしてたんだ…。

 

 

「…ルビー」

 

 

 

お姉さまの声だった。久しぶりに聴いたようなお姉様の声。私はなんだか泣きそうになってしまった。なんか、なんか、泣きたくてたまらなくて。

お姉さまはギュッと抱きしめる。お姉さまの肩に私の顔が当たる。

 

う、うう…

 

 

「お姉ちゃん…、う…う、うう…」

 

 

ぎゅっとただ抱きしめる。

 

嗚咽が漏れる。

一つ。

一つ。

 

漏れ出す。

温かさに涙が一つ一つ落ちては溶ける。

 

 

 

 

 

温かかった。無償の愛に、無償の温かさに何かが解けるように消えていく。キツく抱きしめられた身体。だけど、苦しくなんか感じなくて、そうやっていたかった。私は求めてたんだ。

本質に近いこの愛に無性に飢えてたんだ。

 

長い旅を得て、回り回って空回って、

心が咲き乱れるようにだけど落ち着いた当たり前の日常のように。

 

 

 

 

 

 

「捕まえてて」

「勿論よ、一生離さないわ。」

 

 

 

「どこにも行かないで」

「貴方の隣に居続けるわ」

 

 

 

「愛して」

「愛してるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はお姉様の顔を掴む。お姉さまの瞳は赤く赤く私を映し出していた。私だけを写していた。

 

私は、そのまま顔を掴んでキスをする。触れるようなキス。また、安心を求めてか、瞳に私が写ってるのを確認して、またキスをする。何度も何度も繰り返して、キスをする。

噛み付くようなキスだった。縋るようなキスだった。愛を伝えるためのキスだった。お姉様は全部を受け入れてくれた。

 

 

涙が溢れる。お姉様が食べてしまう。涙を舐めるように頬を舐めて、食べてしまう。…私食べられちゃった!

 

変な喜びが頭を駆け巡る。ウフフ…とこらえらように笑ってしまう。嬉しかった。作り笑いなんてなんもなかった。きっとこれが心から出た笑いだったのだろう。

心なしかお姉様の目も楽しそうに揺れる。

 

 

 

 

 

 

 

お互いがお互いを見ていた。それだけで幸せだと感じた。愛おしいものを見るような目。言葉にしなくてもわかる愛おしさ、ああ、楽しいよ。私、嬉しいよ。

 

 

 

 

お姉様が舐めたから涙なんて消えたのに、お姉様が涙の跡を優しく拭うように手で拭く。私のお姉様の手を掴んでいた左手をお姉様が掴んで顔の前に持ってくる。そこにはお姉さまがつけた噛み跡。私は何故かずっと治さなかった。だから治りかけとは言え、ずっと跡が残っていた。お姉さまの執着心のような何かがドロドロと出ているようで心地よかった。お姉さまの瞳も嬉しそうに、愛おしそうにその指を見つめる。

 

私は私の涙を拭った指を、薬指を、私の口元に持ってくる。口に含んで見る。お姉様は私の行動をただただ見ている。私はその瞳から目を離さずに噛む。牙が当たる。口の中で甘い甘い血の味を感じる。私の唾液もついたテラテラと光ったお姉様の血と混じった指…私とお揃いの赤い跡。

 

お姉さまはうっとりと眺めたあと、私の赤い跡のついた薬指と絡ませる。それは、約束のような、ゆびきりげんまんのような、形となった。液体が私の指にどろどろとつく。それは液体だけじゃなくて、他にドロドロとした何かを含んでいるように感じた。

 

 

 

 

 

 

 

一生愛することをここに誓います。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、、うっとりと眺める。

ああ、血の契約だ。

もう裏切れない悪魔の血の契約。

 

 

 

 

どちらともいわずキスをする。舌から唇から何からもドロドロに溶かすような熱いキスだった。薬指は結んだまま。そのままお互い握るように求めるように。

 

 

 

はあはあ…息ができないほど熱く絡め合う。

お姉さまの唇が下に動く。

首元に吸い付く。

少しずつ下に吸い付く。赤い跡を残して。

 

 

首輪の跡など何から何まで残してしまっていた。少し焦るようにあっ、と思うが、お姉さまの雰囲気に何も出来ずただただされるがまま。吸い付く時に見える赤い舌がチラッと見えてそれだけが心を支配する。私の白い肌に一つ一つ残して。それは赤い花のようだった。私の着ていたシャツ。ボロボロだったから幽香に借りたちょっとおしゃれなシャツ。ボタンを一つ一つ丁寧に開けて胸元に花を残す。

 

胸まで行く。ピンクの先端を避けるように跡を残す。

ムズムズとして、、少し身体を揺らす。

 

 

それに気づいたのか、円をくるくる回すように遊ぶように指を動かす。私は急かすようにお姉様の服を脱がす。手慣れていた私だ。でも何故かボタンひとつ開けられない。お姉様は上半身を起こして服を下から脱ぐ。そして焦るようにお互いキスをする。肌がくっついて心地よい。

 

 

胸が何かに掠る。それさえも心地よかった。キスをしながら忙しくシャツを脱がす。私も境界を弄る。その瞬間ピンッと張った。それが尾骶骨に当たる。当たっただけなのにずんと何かが揺れて、じゅわっと出てしまう。でもキスしてる私たちは気持ち良さしかない。それしか考えられなかった。

 

 

お姉様のが入る。準備万端の私はすぐ入ってしまう。だけども思ってた衝撃が来ない。すぐ動かすと思った腰。でも一向に動かない。私は不思議に思ってつい繋がった部分を見てしまう。そのあとお姉様を見る。お姉様はそんな私に美しく微笑む。

 

じんわりならすようにうごさない。ピッタリとハマったそこを動かさないで、、私を見つめる。

 

 

 

 

 

「かわいい」

 

 

 

 

その一言だけで私はキュンと赤を締め付けてしまう。大切なところが求めるように段々と吸い付くように下に下がってる気がする。ちゅとキスするように先端に当たった気がした。

今更ながらいじらしさで私は照れる。そんな私にただただ可愛いと微笑む

だけ。ううう…ずるいよ、お姉さまは…

 

 

 

胸を弄られ、気持ちいいキスをされて、ただただ溜まってく快感。私が求めるように行動してしまうのを待っているようだ。お姉様はずっと私を待っていた。それが出ているようないじらしさだった。

 

恋なのだろう。愛なのだろう。

私は愛してるのだろう。

一貫して行なっていたその行為。

愛を求めてわたしは少し身体を下げてしまう。

ちゅうっとキスをするようにあたる。

その衝動で小刻みに震えてしまう。

 

 

自分から求めてしまう。

目の前の女性をただ求めてしまう身体。

 

 

自分からキスをする。激しくその気持ちをぶつけるようにキスをする。体すべてが繋がってるように熱く、汗が滴って、、。

 

 

 

 

 

 

「何も言わなくても伝わるのよ、誰よりも貴方を見ていたんだから。」

 

 

 

 

 

 

 

ゾッとするような愛の執着。生まれてからここまで狙い続けていたというのか、でも何故か心地よく感じてしまう。

 

私はそれでも良い、なんでも良い、貴方から受け取れる愛なら、そう答えるようにキスをする。嬉しそうな顔に私の顔も綻ぶ。

 

 

 

動き出す。ああっと口から漏れる声。それすらも食べてしまうかのようなどろどろのキス。私の全てを食べたいんだね。いいよ。

 

 

愛を一つ。一つ。

積み重ねるように。

一つ一つが揺れ動いて離さない。

 

 

 

 

 

「愛してる、レミリアお姉様」

 

 

 

 

「私もよ、私の愛おしい天使(ルビー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

「お姉様」

 

「お姉ちゃんはやめたの?昔みたいで可愛かったのに、、」

 

「う、うう、お姉ちゃん…。あのね、あのなんで外に遊びに行くのいいっていったの?私のやってたことだいたい知ってるでしょ?」

 

()()()()()()。だけど、私の元に最後は戻ってくるってわかってたから…私たちは運命だから」

 

「そうなんだ」

 

「ああ、あと、ルビーって意外と興味だけで動いてるから、きっとそういう行為に飽きたら私の元に来るって確信もあったわ」

 

「…すごいねお姉ちゃん。私のことわかってるんだ。そうなのかな、そう言われればそんな気もする。」

 

「けど、私とても嫉妬深いのよ。本当に他の女の匂いつけてきた時は…もう縛り付けて私の部屋から出さないようにしてしまおうかとおもったぐらい。手足を切って、私の愛を注いでしまおうかと…。でもね、貴方が楽しそうに色々学んでる姿を見るのも好きなのよ。」

 

「お姉ちゃんの愛の重さはなんか今日わかったよ。私の身体お姉ちゃんの痕だらけだよ。もう、全部食べられちゃった。」

 

「全部食べちゃったわ。でもまだ食べ足りないけど…」

 

「ひゃっ、お姉ちゃんの変態っ!な、な、もうやらないよ。なんか本当に食べられてる気分になるの…よ、」

 

「ふふふ、可愛い」

 

「う、うう、お姉ちゃんも可愛いよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、じゃあ飽きるまで…」

 

そんな事を口にしてしまった私は3日ベットから出れなかった。でも私はしばらくはやらかしてしまうんだろう。そして、やっぱりお姉様の言うとおりお姉様のもとで人生を過ごすのだろう。

 

 

 

愛のある華のある人生を

 

 

 

 

 

 




こんな拙い話を最後まで読んで頂きありがとうございました。設定や伏線を散りばめていたので最後まで繋がってればいいなと思いつつ、これから数日かけて見返すので多少の修正を入れるかも知れません。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。高評価やお気に入り登録、嬉しいコメントとても励みになりました。
付き合ったままだと思ってるアリス、やりっぱなしの方々、絶対出したい文や悟り妖怪などまだまだルビーさんの物語は続きそうなので細々と更新できればと思います。

ありがとうございました。
スズキだ。

ps.次の話はこの裏側をお姉様目線とかどうですか?
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