愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り) 作:スズキだ
あんなものにのれるわけないと思ってたから嬉しい、でも驚きが勝つからまだ実感わかない。
昨日で約1ヶ月投稿記念日だったから、、色々感慨深い。
今日は時間あるから長め。
湖を抜け、森を抜け、もっと山の奥地へ__。
見知らぬ場所を飛ぶのは怖くない。ワクワクの方が勝つのか、まだ見ぬ景色は結構綺麗だった。最近そんな学びを得た私は、飛び立った直後の勢いを落としてふわふわののんびり向かっている。日傘が昼間遅い中で元気な太陽の光を遮ってくれていた。でも、その憎い光は眼下の森を照らして綺麗な青々とした景色を見せてくれていた。
途中妖精とすれ違ったと思う。思うと言うのはすれ違うなあって思った時に相手が超急スピードで逃げてしまったからだ。…いや別にいいんだけどそんなに?私は射命丸のことを聞こうと思ってたからちょっと驚いた。とは言え言ってしまったものはしょうがない。
そう、のんびり行こうか〜。
いや、いや、のんびりしてる場合じゃなかった。日差しの暖かさに寝ぼけた心を戻す。そう新聞の次を阻止しないといけないし、夜までにベットに帰らないと…。お姉様の顔が思い浮かぶ。夜に嫌と言うほど泣かされて、、。次の日に反省もなく外をふらついて、、やなの。私、お仕置きだけは嫌…!!ってかお仕置き見えてる世界でのんびりしてるほど私は図太くない。あの…赤い瞳が「ねえ、」って問いかけるんだ。そしてじっくりじわじわと…いやっやめよう!
あてもないが一気にスピードをつけて飛ぶ。
もうだるかったから魔力全開で何も気にせず飛ぶ。
私は時間が惜しいのだ。
ぴちゅん
鳥の声が聞こえる。ざわざわと森が風と合わせる音。そして、川のせせらぎの美しい音が合わさった。下を見ると美しい景色、そして何やら小さい人影、私は第一村人!なんてウキウキと下に降りる。
その小柄な人影は大きいリュックを背負って川で何かやってるようだ。私が急いで降りると広げてたものをしまってとことこと逃げ出そうとする。でも私のスピードはそれよりも圧倒的に速い。私に背を向けた少女の目の前にふわりと降り立つ。
小柄さは私ぐらいだ。私より少し大きいか?目が合う。目はナミナミと泳いでいるように逸らしつつ、、。
「な、なにか、ごようでしょうか?」
「ああ、射命丸文という妖怪を探している。」
「私には心当たりが…」「嘘つくなよ。私は嘘が嫌いなんだ。その小柄な身体を木っ端微塵にされたくなければ本当のことを言うんだ。」
「しっ、知ってます!!すみません。。。あの森の上に住んでます!!」
大きいバックを背中に背負い、前屈みになるように答える目の前の少女。知り合いなら助かった。私には時間がないのだ。新聞とはどれぐらいのペースで発行されるか知らないが、出てしまったら終わりかもしれない。
「もうこれで…」
逃げようとする目の前の青い髪をした少女のでかい鞄の取手を掴む。急につままれて勢いよく逃げ出そうとした少女は「ぐえっ」なんて潰れたような声を出した。面白い…。
「まてよ。その感じお前は知り合いだろう?急いでるんだ。案内してもらう。」
「いやいや、堪忍ください。わ、私はただのしがないの河童なんで、あの妖怪の山なんか行ったら、天狗に殺されちまうよ。」
「ふむ?河童に天狗か…。知らないがお前の事を守ってやるから安心しろ。」
私はそう言って、カバンを掴んだまま飛行する。そして先ほど河童が指差した位置を目掛けて全速力で飛んだ。
したから「うわうっ、やめて、助けて。」なんて声が聞こえたが、私の目的のためにはしょうがない。犠牲になってもらう。
可哀想な子だ。私だって無理やり戦わされた時に嫌だなって思ったけど、こう自分がやる側になると何とも、、確かに妖怪って何も考えてないんだな。…それはちょっと嫌かもなあ。でも今はしょうがない、傷一つつけずに返すから、ごめんね。なんて心の中で謝っておく。
森にそろそろ着きそう、そんな時に勢いよく私に向けて飛んでくる影が見える。一瞬射命丸か?なんて思ってが羽は白く、頭も白い。見た感じ友好的に飛んできているとは思えなそうだ。
「おい!何者だ!ここは我々の敷地だぞ。勝手に入ることは許さん。って、お前が連れてきたのか河童。お前も処罰対象だぞ。」
「これがどう見たらそうなるんだい!?拉致てるんだよ。助けておくれよ!」
「…ふむ。まあ、この可哀想な河童は別に返してやるよ。私はただ射命丸と呼ばれる彼女に会いにきただけなんだ。こいつの代わりに案内してくれるなら別にいいよ。」
「ちっ、、。射命丸様がどうしたと言うのだ。どんな理由であれ、ここに踏み入れたからには命は帰さんぞ。」
「ふむ、、面倒だな。
来るまでやるか?森を紅く綺麗に染めてやろう。
それとも、すぐ呼んでくるか選べ。」
「はっ、敵!!敵襲ー!!!!!!!」
「話が通じないのだな。河童お前のことは逃すよ。もうちょっと待ってね。」
「は、早くしておくれ!!あぶなっ、」
既に戦闘体制に入ったその白い天狗らしき1人の攻撃を避けながら静かに下に降りる。その攻撃はまあまあなもので、私にとっては見なくても避けられるものだったから焦ることはない。とはいえ、一つ一つ丁寧に避けていくのも面倒だ。…赤く染める。うん、こうしようか。
私は河童を逃すと共に地面に手を置き、妖気を流す。その妖気は地面に根っこのように生えてどんどんと広まって、、、
「綺麗に赤く染まったね。ハハッ」
「貴様何をした!?!!?」
緑の生い茂る山は、一瞬にして真っ赤な赤が咲き乱れた。それは異様とも言える不思議な光景。また、一つ見たこともない景色を見れた。自分で産むのも悪くないんだな。
わらわらと数を増やす白い天狗。私は両手からいくつもの魔力を放つ。…また幽香がやっていたように咲かした花から魔力を吐き出させた。それは自動ホーミング機能のように動くものを狙いつけて小さな魔力を飛ばす。小さな魔力も数が多ければ危険となる。私の前にいくつも出てきた白いのは落とされるようにどんどん下に墜落していく…。一つ骨のあるものもいたが、吸血鬼には叶うはずもない。
綺麗な景色に惚れ惚れしていた。また、幽香のような事をできてしまった事にも満足していた。
…満足したから、帰ろうか…。なんて思ったけど、そうだ射命丸思い出したように山の山頂を目指す。
「ってなんですかこれ!?!」
黒い天狗のようなものが現れた。白の次は黒か、そのうち赤いのとかもいるんかなとか思ったりしつつ、これ以上戦う必要もないので聞いてみる。
「射命丸文はいるか?」
「は?射命丸…?あ、いつが何かやらかしたんですか?」
「まあ、新聞の件で。」
「えっ、、。あ、何でこんなことになってるんですか?」
「こいつらに射命丸出せって言ったけど、聞かずに襲いかかってきたから。」
「…ちょっとお待ちください。あのすぐ戻ります。」
「ああ、別にいいけど、、。私はルビー・スカーレット知ってるよな?どれだけかかって来ようがお前らには勝つことはできない。わかるな?お前らも過去にうちの館に来たろう?これでチャラだと伝えろ。」
黒い天狗は最後まで話を聞き終えて一目散に飛んだ。私は手持ち無沙汰になってしまった。その時に先ほど白い天狗の中でも骨がある。そう思ったものが魔力を避けながらふらふらと私に剣を払う。
必死そうな表情。
クリクリとした目。
白い…犬…。
ああ、そうかうちの咲夜に似てるな。…可愛いな。
何となく愛着を持ってしまう目の前の必死な天狗。
ふむ、、。手持ち無沙汰だし、、、。
「あっ、、くそ!!!やろめ、っ、やめろ!!!?」
「ああ、可愛い、あはっ、もっと抵抗しないと…!」
くぅーーん、くんなんて犬みたいに可愛く声を出して私の下で暴れる白い天狗。別に食べてるわけではないんだよ、赤い絨毯のように惹かれた花畑の中で白いそのワンちゃんを下に引いて上に座って見てるだけ。服がお腹が見えてる服。そこに足をかけるように上にのる。
何とか抜け出そうともがいているけど、、その必死さが何となく可愛い。咲夜は受け入れるし、多分そうされるのが好きだけど、下にいる妖怪は本当に抜け出そうとその白い顔を真っ赤に染めて頑張っている。
…ああ、なんか可愛い♡
私はチラッと牙を見せながら、その子の頬に手をやって微笑む。反抗してた身体が止まり、目を大きく見開いてはあはあと頬を染めて…。
「な、なにをやらてるんですか……。」
気まずそうな表情で黒い天狗が立っていた。胡散臭い笑いはしておらず、急いで駆けつけてきたのだろう、汗で髪が少し張り付いてるように感じる。肩で息をしつつ、私たちをみて呆然と立つその姿。
…興が冷めたように、私は本来の目的を思い出してその場に立つ。下にいた白いいぬっころはかけ出すように逃げていった。
「あー、またくちびれたよ。この責任どうとるんだい?」
「えっ、は?あの、、楽しそうに待たれていたのかと…。「あ?」いや、何でもありません!お待たせして申し訳ございません。そ、それですね、この私めに何か御用でしょうか?」
「ああ、新聞の内容を変更してくれないかなと。」
「えっ、それだけ?」
「えっ、うん。」
「え、それだけで妖怪の森を半壊にさせたんですか??」
「半壊?そんなつもりないよー。まあ、チャイムがなかったからさ、だから門の前で騒いだだけ。良かったよ、出会えて。」
「う、うわーー。」
私の言葉を聞いてがっくしと力を抜けたように地面に倒れ込む射命丸文。シクシクなんて嘘っぽく泣いているが、本当に多少は落ち込んでいるのだろう。私はその射命丸の肩に優しく手をおいて…
「捕まえた。ねえ、あの新聞どう言うこと」
ぐりぐりと力を入れる。引き攣った顔で私を見る目の前の彼女。私はニッコリと優しく、、。
「言いたいことわかってるよね…?あれ、次私のこと書こうとしてたよね?許可取ってないんだけど…。」
「あやややや、、、待ってください。でも、もう印刷しちゃってて、、あの、、。もう今週の新聞は終わったといいますか、今変えられないと言いますか…?」
「うん、その話ぶりじゃまだ配ってはないんだね?
よかった〜!!
その印刷所を燃やされるか、今週を諦めるか、
私はあなたが頭がいい妖怪だとわかってるわ。」
パクパクと口を動かし、額を青白く、大量の汗を流してる。だらんとうでは垂れている様子を見ると話し合いは成功したみたいだ。
良かった、話がわかる妖怪で。
でも今度は本気で落ち込んでいるようだ、少し可哀想にはなってきた。あと、実はもう一つお願いしたいこともあったから、このまま後を去るのはできないってのもあったんだけど…。
「ねえ」
「はい、まだ何かようですか…。私はこの後上に謝りにいって、後始末をつけて、新聞を破棄する作業があるんです…。」
肩を落としたガクッと項垂れてる。
その下を向いた頬を私の方に向かせる。
「その代わり、新聞手伝ってあげるわ。多分だけど…多分だけど過去一売れると思うわ。」
やっとその瞳を私に当てて不思議そうな顔でこちらを見る。私も本当はやりたくないけど、手っ取り早く売れそうだなとは思ってて、、。最近知ったけど、何となく自意識高いかもだけど、たぶんね。いけると思うのよね。
彼女は立つ。立つと私よりも背が高い。私はその彼女のシャツを掴んで顔を引き寄せる。そして耳元で作戦を言う。
少し顔を赤くした彼女にまた会いましょうと声をかける。
飛び立とうとして、思い出す。
「あっ、そうだ。新聞今度から取りたいわ。なんか色々終わったら会いにきて、待ってるわ。」
私は、森を飛ぶ。
意外と面白い妖怪を見つけたと楽しく笑う。
文章がノッてる時は3000〜4000なんて余裕なのに、書かないとなとか焦ってるとまだ千文字??ってなる。
文編、後1話だけ続く。
追記:20日00時01分に更新予定
第二章より見たい話があれば教えてください!(短期間アンケート)
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