愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り) 作:スズキだ
3歳になった時。地獄だった。
なんで私だったんだろう…
お姉さまもいるのに…
なぜ?お父様は私ばっかり…
「話が終わったら私の元へ来なさい」
お姉様が語り出した運命は、お母様が死に私が当主になるとのこと。怖くて何かに縋りたかった私にお父様がそっとつたえる。
ああ、なんか分かっちゃった。心に何かが
「私達はいま困難を乗り越えてるんだわ。スカーレット家の一員として頑張りましょう。私がついてるわ。私たちは誇り高き吸血鬼なのだから。今辛くてもその先には幸せが待ってる。そのための訓練なの。ルビー愛してるわ。」
うるさい!!!!!怒鳴り散らしそうだった。
だって……そんな中でお姉様が私に伝えた言葉は暢気な言葉だった。
……なんでお姉様じゃないの????
でもね、私も大好きだよ、お父様も、お姉様も私の為にやってくれることだって、、
私ちゃんと
分かってるよ。
『私もお姉様を愛してます』
手の中に咲いた花も一緒に渡す。お姉さまは最近花言葉を勉強してるみたい。
私は最近は逆に気にしなくなった。
花を渡すとお姉様は喜んでくれる。
良かった。今日もお姉様は笑ってくれたんだ。
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妹を地下に幽閉した後にお父様から一つ仕事を任された。それは、妹を面倒見るという姉にしては当たり前の仕事だった。
妹が狂っていなければ…。
地下に降りると同時に、吸血鬼として鍛えた感覚が下位の魔力の動きを予測する。扉の先には赤い光が四つ見える。
ああ、今日は光っているのか。
ため息を吐きたくなる気持ちを抑える。
私は扉の前に立ち、分厚い扉に手を重ねて能力を振動させる。
扉の奥の気配が静かになり、赤い光は花となった。
ようやく扉を開ける。すやすやと眠る狂った少女がそこにはいた。
眠ってる妹の頭を膝の上に乗せる。ボロボロのベットで歌い出す、幸せな子守唄。金色の美しい髪に指を通して願いを込める。
あなたの人生に が咲きますように。
私は胸に手を当て を咲かす。
ああ、可哀想な妹。私だけは愛してあげるよ…。
お姉ちゃんだから、しょうがないね。
お父様は問いかける。
妹が生まれた瞬間はどうだった。
私は答える。
心に赤い蕾が見えました。
お父様は問いかける。
その蕾を咲かせた瞬間はどうだった。
私は答える。
彼女の魔力が底をつき眠りにつきました。
私は問いかける。
いつまでですか
お父様は答える。
お前は狂った妹に花を咲かせ続けるのだ。
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答えなどない