愛を拗らせた少女が東方で愛されるだけ(旧:東方転生愛語り)   作:スズキだ

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「Frandle Scarlet」(東方求聞史紀より抜粋)



8 愛を壊される

3歳になった時。地獄だった。

なんで私だったんだろう…

 

お姉さまもいるのに…

なぜ?お父様は私ばっかり…

 

「話が終わったら私の元へ来なさい」

 

お姉様が語り出した運命は、お母様が死に私が当主になるとのこと。怖くて何かに縋りたかった私にお父様がそっとつたえる。

ああ、なんか分かっちゃった。心に何かが()()()。きっとそれは不安の種だったけど、最近はちゃんと()()

 

 

 

私達はいま困難を乗り越えてるんだわ。スカーレット家の一員として頑張りましょう。私がついてるわ。私たちは誇り高き吸血鬼なのだから。今辛くてもその先には幸せが待ってる。そのための訓練なの。ルビー愛してるわ。

 

 

 

うるさい!!!!!怒鳴り散らしそうだった。

 

 

だって……そんな中でお姉様が私に伝えた言葉は暢気な言葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

……なんでお姉様じゃないの????

 

 

でもね、私も大好きだよ、お父様も、お姉様も私の為にやってくれることだって、、

 

 

私ちゃんと

 

 

分かってるよ。

 

 

 

『私もお姉様を愛してます』

 

 

 

手の中に咲いた花も一緒に渡す。お姉さまは最近花言葉を勉強してるみたい。

私は最近は逆に気にしなくなった。

 

花を渡すとお姉様は喜んでくれる。

 

良かった。今日もお姉様は笑ってくれたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○○○○○○○○○○○○○○○○○○

 

 

妹を地下に幽閉した後にお父様から一つ仕事を任された。それは、妹を面倒見るという姉にしては当たり前の仕事だった。

 

 

妹が狂っていなければ…。

 

 

 

地下に降りると同時に、吸血鬼として鍛えた感覚が下位の魔力の動きを予測する。扉の先には赤い光が四つ見える。

 

ああ、今日は光っているのか。

 

ため息を吐きたくなる気持ちを抑える。

私は扉の前に立ち、分厚い扉に手を重ねて能力を振動させる。

扉の奥の気配が静かになり、赤い光は花となった。

 

 

ようやく扉を開ける。すやすやと眠る狂った少女がそこにはいた。

眠ってる妹の頭を膝の上に乗せる。ボロボロのベットで歌い出す、幸せな子守唄。金色の美しい髪に指を通して願いを込める。

 

 

あなたの人生に  が咲きますように。

私は胸に手を当て  を咲かす。

 

 

 

 

 

ああ、可哀想な妹。私だけは愛してあげるよ…。

お姉ちゃんだから、しょうがないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お父様は問いかける。

妹が生まれた瞬間はどうだった。

 

私は答える。

心に赤い蕾が見えました。

 

お父様は問いかける。

その蕾を咲かせた瞬間はどうだった。

 

私は答える。

彼女の魔力が底をつき眠りにつきました。

 

 

 

 

私は問いかける。

 

いつまでですか

 

 

 

 

 

 

 

お父様は答える。

お前は狂った妹に花を咲かせ続けるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____

 

 

 




答えなどない
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