あれから3兆年が過ぎました。例の如くスキルで予測した所、もうすぐ宇宙が誕生します!!なじみも私もあれから膨大な数のスキルを獲得しましたが、この瞬間はいくら悪平等かつ人外の私達兄妹もまるで通常のようにワクワクしてしまいますね!
「見てくださいなじみ!ついにこの空間に宇宙の種が生まれましたよ!」
「僕も楽しみにしてたぜお兄ちゃん!後少しでビッグバンが起きて宇宙が誕生するんだろ!」
そうして私達がはしゃいでいると、宇宙の種が膨張し始めました。そして膨張を始めた数分後に宇宙の種がビッグバンを起こし、宇宙が誕生したのです。
「これがお兄ちゃんの言っていた宇宙か!今までいた無の空間よりずっと広いな!」
「そうでしょう!それにしてもここまで長い道のりでしたねぇ…」
「僕が生まれてから3兆年も待ったからね…僕一人じゃだいぶキツかっただろうけど、お兄ちゃんが居たから思ったより暇じゃなかったぜ!」
なじみ…!なんて良い子なんでしょうか!お兄ちゃんはとても嬉しいですよ!!さて、そろそろ落ち着いて今後の事を話さなければ。
「なじみ、今から100億年後に地球という名前の惑星が誕生します。その惑星が誕生したら私はそこでしばらく暇つぶしをしますが、なじみはどうしますか?」
「お兄ちゃんが行くなら僕も行こうかな。一人でいてもつまらないしね。」
「そうですか!実はついてきてくれるかちょっと心配だったんですよ…」
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僕にはお兄ちゃんが一人いる。お兄ちゃんが言うには、100億年後に誕生する地球って名前の惑星に僕とお兄ちゃん以外の生命が生まれるらしい。
今更だけど、お兄ちゃんは何者なんだろうな?本人曰く僕が生まれる1億年前から無の空間に居たらしい。僕が言うのもなんだけど、無の空間に僕達みたいな人外が二人も生まれるなんてかなり都合の良い話だと思うぜ?
…僕はお兄ちゃんが居なければ今よりかなり捻くれた性格になっていただろうし、3兆年を孤独に一人で過ごす事になっていただろう。宇宙が誕生するって事も知らずに希望もなく3兆年を過ごしていたかもしれない。
お兄ちゃんにはすごく感謝してる。だって僕よりも膨大なスキルを所持しているお兄ちゃんが居てくれるから、僕は一人じゃないんだって思えるんだ。一緒なんだって思えるんだ。
「これからもよろしくな。お兄ちゃん!」
「ええ。これからもよろしくお願いしますよ、なじみ。」
安心院なじみブラコン化計画。