あれから100億年が経過しました。100億年の間に地球以外の惑星も沢山誕生しましたが、やっぱり地球より面白そうな惑星は見つかりませんでした。
「起きてください、なじみ。そろそろ前に言っていた地球が誕生しますよ?」
実はなじみは20億年前から眠っています。暇だから地球が誕生する頃まで少し眠っていることにしたぜ、お兄ちゃん!その時になったら起こしてほしいかな。と言って急に寝始めてしまったのです…
「まあ正直20億年程度、私やなじみにとってはそんなに大した時間じゃないんですけどね。」
「ん…おはようお兄ちゃん。独り言かい?」
「私やなじみはスキルによって寿命が存在しないじゃないですか。だから、時間がたっぷりあるなぁ…と思いましてね。」
「そうだな。僕達兄妹はこれから永遠を生きていく事になるだろうぜ。」
一応原作では発症していたから心配していましたが…この様子だと原作通りにシュミレーテッドリアリティを発症する事はなさそうですね。
そんな考え事をしていたら微惑星同士の衝突と合体の成長がひと段落つき、地球が誕生しました。
「なじみ、これが地球です。この惑星に私達と同じ見た目の生物である、人間と言う生き物が誕生するのですよ。」
「散々聞いたから覚えてるよ。でも、本当に人間は僕達と同じくスキルを所有するのかい?」
「もちろんです。と言うかスキルを所有する人間が誕生するのはこの世界において、法則に近いですね…」
それこそ《呼吸できる》とか《物が落ちる》とか、そう言う当たり前の法則としてこの世界に組み込まれてるっぽいんですよね。
「じゃあ、僕やお兄ちゃんにとっても未知のスキルを所有する人間が未来で沢山誕生するのは決まりかな?」
「その時が楽しみですね、なじみ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして紀元前3万8000年前になり、日本列島に人類がやってきて、ようやく旧石器時代になりました。ホモ・サピエンス自体は結構前から誕生していたのですが、なかなか打製石器や骨角器を使い出してくれなかったのです。
「これでやっと無事に文明が発展していきますね。私はしばらくここでこの子たちを見守っていますが、なじみはどうします?」
「僕はまたできないことでも探しに行ってくるよ。」
「そうですか、では私の分身体を同行させると良いでしょう。」
分身体を作るスキル『
「では分身体、なじみをちゃんと見ておくんですよ!」
「もちろんです本体。なじみが本体のいる場所に戻るまで絶対になじみに悪影響を及ぼしそうな事が無いように、ちゃんとお兄ちゃんを遂行してきます!」
「まったくお兄ちゃんは過保護だぜ。僕はそんな子供じゃないんだよ?」
「なじみがそう思っていてもお兄ちゃんは心配なんですよ!気を付けて行ってきて下さいね!」
「分かった分かった。じゃ、行ってきまーす!」
こうして私となじみはしばらく別行動を取る事にしたのです。そして、次になじみからの連絡が来たのは原作5000年前…獅子目言彦となじみが戦い、敗北した時でした。