連続投稿!
今なじみに同行させていた分身体の反応が消え、なじみから緊急SOSの連絡がスキルによって伝達されました。体のスピードを上げるスキルでは間に合わないですし、なじみからコピーした『
私が『贖罪証明』で場所を移動すると、前方には獅子を思わせる様な大男が立っていて、後方には膝をついて血を流すなじみの姿がありました。
「来てくれたんだな、お兄ちゃん!」
「なじみ、後は私に任せて傷の回復をして休んでいて下さい。」
さて、周りの状況から推測するにあの大男は獅子目言彦なのでしょうね。なじみがここまでやられるのも納得です。アイツは原作でなじみが唯一勝てなかった男にして、なじみを殺した男なのですからね…
「げっげっげっ!!!この展開は今までに無かった!新しい!!新しいぞ!」
「そう言うあなたの名は
「儂の名前をすでに知っているか!新しい!!新しいな!」
正直に言って、言彦はかなり強いです…言彦の発する威圧感の強さで近くに立っているだけで常人や精神が弱い人は気絶してしまうでしょうね。さて、相手も名乗ったのですし私も名乗るとしますか。
「自己紹介しましょうか…私は安心院ふじみと言います。安心院なじみの兄にして、この世界で唯一あなたの持つ力である『不可逆のデストロイヤー』が効かない存在でもあります。」
そう言い終わった瞬間、その言葉を確かめるかの様に言彦は私に殴りかかってきました。それを私は
「げっげっげっ!!!儂の力が効かない存在で、しかもこの平等主義者が散々言っていた兄がお前だと?新しい!だがなぜ儂の力が効かんのだ?」
「それは簡単ですよ。私がこの世界ではなく、別の世界から来訪した存在だからです。あなたの力はこの世界の物に対してダメージを与える力。故にこの世界の存在ではない私にはあなたの力は効果範囲外なのでしょうね。」
「別の世界からの来訪者だと!?それは新しいな!!」
これで戦闘を諦めて欲しいのですがね…
「儂の攻撃が効かんのでは勝負にならんな…仕方ないから今回はここまでにするとしよう。では来訪者よ、さらばだ!」
そう言うと、言彦は猛スピードでこの場から立ち去りました。良かった、なんとか納得してもらえた様です。それにしても、なじみが死にそうになるまで戦うなんていつものなじみらしくないですね…
「まさか別の世界から来てたなんて、流石はお兄ちゃんだぜ!」
「ありがとうございます。さて、なじみはどうして今回はあんなにボロボロになるまで戦ったんです?いつものあなたなら上手い事逃げれたでしょうに。」
「言彦がお兄ちゃんの事を…いつも出て来ないが、本当に存在しているのか?って言うからつい頭に血が上っちゃったんだ。」
私の為に怒ってくれていたんですね!?お兄ちゃんは嬉しいです!そうだ、忘れない内に伝えておかなければいけませんね。
「なじみ、3400年後に日本に行ってみなさい。そこで私達の同類に会えますよ。」
「僕達の同類か…そんな存在と会えるのは、ちょっとワクワクするぜ。」
こうしてなじみと獅子目言彦に関する出来事は一旦ですが、幕を閉じました。出来ればもう会いたくないですけどね。