特急スーパー雷鳥「サンダーバード」 金沢・和倉殺人事件 作:新庄雄太郎
数分後、石川県警のパトカーが到着した。
「やはり、君たちがこの死体を発見したのね。」
と、如月刑事が言った。
「何しろ、ここは自殺の名所ですからね。」
「ええ。」
「あれ、この日と私知ってるわ。」
「えっ、知ってるんですかその方を。」
と、香取刑事は言った。
「ええ、私の中学時代の先輩なんです。」
「えっ、何だって。」
「それは本当なのか?。」
と、高山はさやかに言った。
「はい。」
「小沢警部、被害者の身元が分かりました、亡くなったのは七尾市の桧山正平さん21歳と分かりました。」
「おう、それは本当か。」
「はい。」
「警部、恐らく死因は溺死とみて間違いないでしょう?。」
「でも、その被害者は自殺をするような人には見えないな。」
と、高山は言った。
「高山は、そう思うのか。」
「ええ。」
「なるほど、今回起きた金沢の殺人と能登金剛の事件。」
「恐らく、関係あるそうと考えられますよ。」
「ほう、そうか。」
「今回金沢の殺人と能登で起きた殺人もいずれもさやかと慈に事件を関係しているな。」
「えっ、それは本当なの?。」
と、小海は高山に言った。
「ええ。」
「実は、南さんには話さなかったんだけど、私のおばさんがその男に会社を買いたいって言っていたら。その人に断ったんですが、無理やり加入されて、その男に騙されていたんです。」
「ああ、なるほど。」
「私のパパも、その男のせいでパパは死んじゃったのよ。」
と、慈は泣き崩れた。
「ほう、なるほどね。」
「やはり、一連の事件は金沢と和倉で起きた事件は犯人はあの人ではないかと思われます。」
と、そこへ歩夢は南と高山に言った。
「あっ、そう言えば私、その男を目撃したわ。」
「えっ、何処で。」
「私と侑ちゃんとしずくちゃんとシオン君と一緒に京都駅から特急に乗って金沢へ行く時よ。」
「という事は、京都駅か特急の車内の中でか。」
と、南は歩夢に言った。
「ええ。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、君たちはどんな人だったか覚えているかな?。」
と、小沢警部はさやかと慈に言った。
「うーむ、そうね。」
「そう言われてもね。」
「歩夢、この男かな?。」
シオンは歩夢とさやかと慈にその写真の男を見せた。
「あっ、この人だわ。」
「そうよ、この男よ。」
と、さやかと慈は言った。
「この男に間違いないんだな。」
「ええ、そうよ。」
「私も、この男を見たわ。」
歩夢は南に言った。
「歩夢ちゃん、その男は何処で見た。」
「そうね。私と侑ちゃん達が新幹線に乗って京都へ降りた時かな?。」
「ほう。」
そして、犯人はどんな列車トリックを使ったのか?。