「...七聖召喚?」
「そ。今テイワットで流行ってるんだって」
キャッツテール。モンドの、猫がいる酒場くらいの印象だったのだが、最近はこのゲームの中心地として賑わっているらしい。
「ちょうどレンタルしてできるらしいし、やってみない?」
「うーん、それならやってみようかな」
目の前の少女──蛍に誘われて、俺はカードとサイコロに手を伸ばす。
七聖召喚というゲームは、33枚のカードといくつかのサイコロを使って進めていくらしい。
カードには2種類あるらしい、主に戦うキャラクターカードと、デッキとして置いておくアクションカードがあるらしい。どれも、このテイワットの人や物事をもとに作られているらしい。
サイコロは8面。テイワットに存在する7つの元素と、どの元素としても扱うことのできるカードが1つある。
ゲームの進め方はとても単純だ。サイコロをコストとして消費することで、アクションカードを使ったり攻撃したりして、相手のキャラクターを全員倒すと勝ち。単純だが、カード同士の相性やシナジー、さらにはサイコロや手札の運次第で戦況は大きく変わってくる。
要するに、運と実力、どっちも必要らしい。
そんなことを考えながら蛍試合をしていると、あっという間にじかんが過ぎていった。
「このゲーム、思ったよりも奥が深いね。初めてみてもいいかもな...」
「ここにスターターセットも売ってるはずだし、それで始めよう!」
確か、リトルプリンスとかいう猫に声を掛ければいいんだっけ?バーテンダーのジョインさんが通訳してくれるらしいが...
「にゃ〜ん!」「スターターセットは1つ30,000モラだ!」
「「いや高いわ!」」
その後は、蛍の人脈で値切ってもらい、結局1つ15,000モラで譲ってもらった。
ついでに、色々なカードを見てきた。6週間に1度くらいの頻度で新しいカードが増え、その度に強いデッキなんかも変わってくるらしい。
このゲーム、なかなかやりがいがありそうだ。
「...よし、決めた」
「ん?」
「召喚王に、俺はなる!」
「...君らしいね。ま、相手にはなってあげるよ」
俺にとって、このゲームは人生を捧げるだけの価値はある。そう直感的に感じた。とはいえ、今はまだ初心者だ。成長するためにも、明日から回数をこなしていこう。
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なんとなくで彼に勧めてみたけど、ここまでハマってくれるとは思ってなかったな。思ったよりもやる気になってくれて嬉しい。
...まあ、あんなこと言っちゃうのは彼の悪い癖だよね。調整の相手をするなんて言ったけど、私だって召喚王を目指してるんだから。そう簡単に抜かされないように、私は私で練習しないとね。
主人公の名前はまだ決まってません!!
次話から戦闘の描写は入れる予定です。
カードプールに関して
登場するカードは、実際のゲームに沿って変化させる予定です。常に最新のカードが登場するわけではないのでご注意ください。