評価欄が赤色づいててビックリアップル。
感想、評価めちゃくちゃ嬉しいです。
戦闘描写が難しいよー。
俺達が管理者を創ってからしばらくした後、
神祖が頑張って作ってくれた真なる人間が、他国との戦争のために赤を召喚し、「敵国を滅ぼせ」との命令通り、召喚国ごと滅ぼした。
その時に、人々の悲鳴を元に自らに名付けをおこない、今はギィと名乗っている。
殺戮を重く見たヴェルダナーヴァが、直接赤に会いに行き、三日三晩戦い続ける事で調停者の役割を押し付ける事に成功した。
「……そしてこの有り様という訳か。」
「「はい……」」
眼下に広がる景色は、俺が手を加えて自然豊かな草原にしていたはずが……
ギィが『
「やり過ぎだお前たちは!!ヴェルダナーヴァ!お前は力を分け与えすぎだ!!本来ならギィなど瞬殺できなければならないのだぞ!!」
「はい……」
「ギィ!!お前はもう少し力を付けろ!!魔王となったからには、周りに被害を与えずに勝てる力も必要なのだぞ!!さっさと私のフルコースを食べろ!!」
「はい……」
俺が来てもまだ戦っていた二人には思いっきりげんこつを落としておいた。
全く……周囲の影響も考えずに争いおって。まだ修正が利くから良いものの、お互いに強大な力を持つのだから、むやみに争うべきではないのだ。
「……ところでアンタが美食神、アカシアだよな?」
「あぁ、その通りだ。」
「なら、俺と一回手合わせしてほしい。コイツの全盛期に等しい力があるって聞いたからな、いっちょ試してみたいんだよ。」
……ヴェルダナーヴァが吹き込んだな?
我関せずとばかりに口笛を吹いて誤魔化そうとしているが、バレバレだ。
「ヴェルダナーヴァ、今日の晩飯抜きな。」
「えっっっ!!??」ガーン
戦うと周囲の環境が変わってしまうから、あまりやりたくはないんだが、ギィ達悪魔は戦闘種族で戦いによって相手を認める。
ここらで一つ力を見せて、あまり逆らわないように教育といくか。
「ピィピィ喚いているそこのバカドラゴンは置いておいて、手合わせだったな?いいだろう、やってやろうじゃないか。」
「マジか!温厚だっていわれてるから逃げ出すかと思ったぜ。そんなら遠慮なく、行かせてもらうぞ……!!」
その瞬間にギィが消え、背後から斬り掛かってくる。
「先手は貰うぜ!サタンバーナー・星斬り!!」
「ワープキッチン。」
俺とギィをワープキッチンで包む。ワープキッチンは調理のために裏の世界を持ってくる事ができる技。その中では時間の流れは外に比べて遅くなり、表の世界には影響を与えずに調理が行える。
今回は外で一秒経った頃に、中では一時間が経っているように時間の流れを調整しておいた。
「
「チッ、火盾!」
ギィは星斬りを途中で中断し、火盾で陸切りを防いできた。
ボボボと陸切りが火盾にぶつかり、その高熱で陸切りが無力化される。
「ふむ。なかなかに美食能力を使いこなしているようだな。」
「よく言うぜ、星斬りをあっさりいなしやがって。まだまだ本気じゃないんだろ?さっさと全力を見せてくれよ。」
「調子に乗るな、お前に全力を出す必要などない。」
「へっ、そうかよ!なら無理にでも出させてやるぜ!!」
=『灼熱地獄・
美食能力と元素魔法の融合!!マトモに受けるとマズイが、逃げるわけにはいかない!!ここは調理して受ける!!
俺の愛刀、シンデレラに魔素を注ぎ、オーラを纏わせた状態で、調理之王の全力を注いで放つ!!
グツグツに煮えたぎる溶岩と飛ぶ斬撃がぶつかり、蒸気を上げながら空中で霧散する。
いやー、究極能力一個だけとはいえ全力を使ってしまったな。ヴェルダナーヴァにはああ言ったものの、俺ももう少し力を付けないとマズイかも。
「ゼェ……なかなか……ゼェ……やるじゃねぇか……」
「なんだ?もう息切れか?」
「ふざけんな……俺は……まだまだやれ……る……」バタン!
ギィがぶっ倒れてしまった。これはカロリー切れだな。
精神生命体である悪魔であろうと、美食能力を使うならばカロリーを用意しなければならない。そうとは知らず、魔素を消費しないからと美食能力を使いすぎたのだろう。
天使や悪魔は生きるだけなら飯を食う必要がないからな。時折美食を楽しんでいるとはいえ、それだけでは美食能力の使用には足りない。
とりあえず飯を食わせなければならないので、ワープキッチンを解除する。
「おかえりアカシア〜、ギィが倒れてるけど、何日ぐらい戦ってたの?」
「一時間程だな。美食能力の使いすぎでカロリー切れを起こして倒れた。」
「あちゃー、ボクとの戦いでも使ってたからなぁ。食没が足りなかったんだね。」
ギィの状態はかなり悪い。美食能力を限界まで使うと、まず体力の消費、堪えがたい飢え、思考能力の低下など、心体に悪影響を及ぼす。
それでも能力を使おうとすれば、オートファジー*2が始まる。
この状態になると、自らの魔素を消費しカロリーに充てようとする。その為まだ能力が使えるようにはなるが、すぐに飯を食べなければ、能力に魔素を食われきって死んでしまう。
ギィは見たところ、ヴェルダナーヴァの戦いからすでにオートファジー状態に移行していたようだ。それでも俺と戦いたい気持ちが上回り、魔素不足で使えない究極能力ではなく美食能力を使って戦おうとしたのだろう。
というわけでセンターをギィの口にブチ込む。
「ガガボッ!?ゲポッ、いきなり何すんだテメェ!!」
「起きたか、さっさとそれを飲み込め。大丈夫だ、毒はない。」
ギィの喉を通り、センターが傷と魔素を癒していく。
「おお……スゲェ、美食能力が進化してやがる。これが適合する食材とかいうやつなのか?」
「いや?今食べさせたのはセンター。この世界を支える、私のフルコースの一品だ。」
「マジかよ……」
ギィの次にはヴェルダナーヴァにもセンターを与える。このバカドラゴンもかなり魔素を消費しているからな。ヴェルダナーヴァには甘めの味付けにして食べさせる。
「うーん、とってもYummy。センターは調理で味が変わるから面白いよねー。」
「世界の旨みの元だからな。調理によって旨みの行き先を固定すれば絶品の甘味にも、激しい辛味にも変えられる。」
最後にはこの大地にもセンターを与える。センターは本当に万能な食材で、生命体が食べれば傷、魂、魔素の回復ができ、大地に注げば元通り、豊かな自然を生やす事ができる。
センターをほんの少し注いだ事で、ぴゅるるるんと若々しい新芽が生えてきた。百年も経てば元通りになるはずだ。
「よし、魔素も回復したしもう一戦やろうぜ!」
「バカな事を言うな、もっと飯を食ってから挑んでこい。」
「おっ、そんな事で良いのかよ?なら適当に食ってくるぜ!」
「ダメだよギィ、自分に適合する食材を食べないと。量だけあれば良いわけじゃないからね〜」
・オリ主
その後のギィとの再戦では完膚なきまでにボコボコにしてやった。なんだかんだ言う事を聞くギィの事は好いている。
星のフルコースとは違う、オリ主の真のフルコースは前菜だけ決まっている。
前菜はヴェルダナーヴァの松笠揚げ。捕獲レベルは測定不能。
暗技で傷を付けずに切り取って、メロウオイルを回しがけて揚げた。鱗はサクッと、中はしっとりジューシー。
・ヴェルダナーヴァ
大食いわんぱくドラゴン。すでに全知全能はないが、まだ究極能力はそこそこ残っている。
ヴェルダナーヴァのフルコース、前菜はフェルドウェイの羽のチップス。捕獲レベルは測定不能。
フェルドウェイが自分の抜けた羽を献上してきて、置き場所に困ったのでオリ主が調理した。パリパリで薄い塩気があり、食欲が進む。
フェルドウェイは自分が食われる事を喜んでいるが、他の天使達はドン引きしている。
・ギィ
美食能力の使いすぎでぶっ倒れた。その後、オリ主の指導のもと、他の悪魔達とは違い食没を完全に習得。他の悪魔達は食圧でカロリーを貯蔵している。
宿る美食能力は
フルコースはまだ一品も決まっていない。後にノワールにフルコースの進行具合で煽られ、オリ主達の美食の旅に同行する。
・原初の悪魔
ルージュがギィを名乗り、更に星のフルコースを一品食べた事でパワーバランスがギィに大きく傾いた。
それが気に入らない悪魔達は、それぞれが自らの適合食材、そして星のフルコースの捕獲に動き始める。
ノワールはすでにデザートが決まっており、
『ドン・スライムのダークマター黒蜜がけ』。捕獲レベルは118。
ドン・スライムは食べられても問題ないので、快く一部をノワールに与えた。そこに『セイン糖=ダーク』を溶かして作ったダークマター黒蜜をたっぷりかけたスイーツ。
ノワール曰く、「何も考えられなくなるほどの、暴力的な甘味が最高です。クフフ……。」
・美食能力
この世界でのグルメ細胞の悪魔とも呼べるスキル。所有者が死ぬと、新たな生命体に能力が宿る。
適合する食材を食べる事で能力が進化していく。もしくは星のフルコースを食べる事でも進化が可能。
一部には意思があり、完全に使いこなすには星のフルコースを食する必要がある。
ヴェルダナーヴァが生み出したスキルとは違い、オリ主の手による物なので使用にはカロリーが必要。技の強さなどでカロリー消費量が変わる。
やり過ぎるとオートファジーが発動する。