転生したら美食神だった件   作:あっそい

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投稿遅れて申し訳ないです。
21日の日間ランキング見たら53位でワッカになりました。
美食の旅編はトリコリスペクトでサブタイトルには!!を付けていきます。
書けば書くほど、書きたいネタが湧き出てきて楽しい〜

書きたいネタリスト
・BBコーン編 ・トリコ編 ・鬼人達の美食能力 ・メテオスパイス


美食の旅!!
お菓子な魔物!!


 

 現在俺達はヴェルダナーヴァの上に乗って移動している。

「しかし、オレも参加していいのか?アカシア。」

「良いんだよペア。どうせプリン山は一人では食いきれない食材だ。それに道中魔物が出てきたら、そいつらも食べてみたいからな。」

 

 毒猪を食べ終えていたペアを誘い、このプリン山攻略に連れてきた。毒猪は『舞筍(まいたけのこ)』と一緒に角煮にして食べたとのこと。いつかご馳走してもらいたいな。

 

「そろそろ着くよ〜。」

 

 ヴェルダナーヴァが地面に着地し、俺達が降りる。そしてヴェルダナーヴァが人化する。

 

「これがプリン山……見たところ普通の山のように見えますが。」

「良く見てみろ、生えている草は砂糖菓子だ。おそらく、長い年月が経ち、プリン山の甘味を栄養分として成長したのだろう。ほら、『わたがしの木』にある蜂の巣から『蜜蝋燭(みつろうそく)』が生えているぞ。」

 

 わたがしの木の蜜をロイヤル蜜蜂が回収し、結晶化した物が蜜蝋燭。火をつければ明かりになるだけではなく、甘味調味料としても使える。更に舐めれば疲労回復の効果もある優れものだ。

 

「さっきから『チョコ食いゼミ』が鳴いているねぇ。近くに『チョコの噴水』が湧いているのかな?おっ、こっちには『ドーナツムリ』が!」

「……しかし、甘みがあればそれを食う魔物も集まってくる。何か来たぞ。」

 

 ペアの目線の先にある茂みから、『クッキーアルパカ』が4体飛び出した。

 

「全身にクッキーが付いてるアルパカだ!捕まえろ!」

「はい!」

 

 ルドラが剣を振るうと、一瞬にして4体のクッキーアルパカから全てのクッキーが切り取られた。素晴らしい技術だ。

 クッキーを剥がされたアルパカ達は、俺達に目もくれず走り去っていった。

 

「良くやったルドラ!」

「ありがとうございます。しかし妙ですね、まるで何かから逃げているような動きでした。」

「間違いないね、まだ来るよ。」

 

 クッキーアルパカの群れが、一目散にこちらに向かって突進してくる。

 全員で傷つけずにクッキーを剥ぎ取ったが、アルパカの群れはそのまま走り去っていった。

 

 明らかに異常だ。アルパカの鬼気迫る動きに、怯えが強い香り。追い立てた魔物がいるに違いない。

 

 その時突然、茂みから氷で出来た槍……『水氷大魔槍(アイシクルランス)』が俺達に向かって放たれた。

 

「『美食の手』!」

 グルメハンドで槍を握り潰す。

 

「キッキッキ……」

「なるほど、クッキーアルパカはコイツから逃げていたのか。」

 

 茂みから姿を現したのは、猿の上半身に馬の下半身を持ち、魔法を使う魔物……『魔ジョッキー』。

 

「キャーー!!」

「来るぞ!」

 

 魔ジョッキーはこちらに向かって突進しながら、更なる魔法を唱える。更にその手に持った鞭を振るい攻撃を仕掛けて来た!

 

「『ミキサーパンチ』!」

 

 ペアの拳が魔ジョッキーの顔面を吹き飛ばし、呪文の詠唱を止める。

 

「はい、捕まえた!」

 

 ヴェルダナーヴァが鞭を掴み、ぐっと引き寄せる事で魔ジョッキーの体勢を崩す。

 

「『美食の拳』!」

 

 そこに俺の拳が入り、魔ジョッキーは空の彼方へ吹き飛んでいった。

 

「分かってはいたが、ここいらの魔物では俺達の相手にはならないな。」

「そうだね、でも全力を出したら環境に影響が出るだろうし、簡単に勝てる方が良いと思うよ。」

 

 ヴェルダナーヴァの言う通りだな。ある程度本気で戦いたいなら原初か八王、ブルーニトロ達に相手してもらえば良い。

 

 さて、今魔ジョッキーを吹き飛ばしたことで、この山の周りの魔物は居なくなったようだ。

 それではプリン山、実食と行こうじゃないか!

 

「この世の全ての食材に感謝を込めて……いただきます!」

「「「いただきます!」」」

 

 食べやすいよう、美食の手でプリン山を少しもぎ取る。ここから食べ進んでいき、頂上から下へ下へ食べていくとしよう。

 

 うん、凄いな……俺達が乗っても問題ないほど弾力を感じるのに、とろけるほど柔らかい。

 川になるほどたっぷりかかっていたカラメルソースは、ほのかな苦味があり、それがプリン山の甘みを引き立てている。

 

「おお、これが美食能力の進化……!!今まで感じたことがないほど、力がみなぎっている……!」

「見立ては間違っていなかったか。適合おめでとう。」

 

 ルドラの力が目に見えて増した。美食能力は進化する時、持ち主の身体も強化する。

 その為適合食材を見つけて食べ続ければ、それだけで力がどんどんついていくのだ。

 俺の見立てでは、後3種類も適合食材を食べれば、ルドラは星のフルコース巡りに挑戦出来るラインまで力が付くだろう。

 

「ねぇアカシア、これには『ミネラルらっきょう』のソースが合うんじゃない?」

「そうだと思って用意してあるよ。ペアとルドラもかけて食べてくれ、糖の吸収を抑えて消化を助けてくれる。」

「ありがとうございます。」

 

 しかし……まだまだ量があるな。しっかり食べきれるだろうか……?

 





 この後頑張って完食した。

・『舞筍』
 オリジナル食材。名前の由来はマイタケ+タケノコ。
 『舞竹』、別名ダンシングバンブーのタケノコ。その名の通り四六時中踊っている竹であり、捕獲にはダンスを披露し、舞竹を納得させなければならない。
 ペアは猿王と猿舞でよく遊んでおり、ダンスは一発で認められた。
 マイタケの旨み成分がたっぷり入っていて、踊りで鍛えられたタケノコの食感が心地よい食材。捕獲レベルは5。

・『わたがしの木』
 原作登場食材。葉がわたがしで出来た木で、通常のわたがしよりスッキリしていてベタつかない。
 捕獲レベルは1以下。

・『蜜蝋燭』
 原作登場食材。滋養強壮剤として知られている希少なロイヤル蜜蜂の蜜から作られており、滴り落ちる雫を一滴舐めるとたちまち元気になるほど疲労回復に優れる。
 ロイヤル蜜蜂の気性が荒いため捕獲レベルは47。

・『チョコ食いゼミ』
 原作登場生物。チョコレートやお菓子の木の蜜を食べて成長する。お菓子の家で寝ていたトリコの目を覚ましたセミ。
 捕獲レベルは1以下。

・『チョコの噴水』
 原作登場食材。幾層にもわたって地中に沈殿したカカオ豆が、自然熱で加熱されチョコレートとなり、湧き出る噴水。
 以前にカカオの木が生い茂っていた場所から湧き出ることが多いと言われるが、その噴水場所を特定するのは油田を発見するほど困難。
 捕獲レベルは11。

・『ドーナツムリ』
 アニオリ食材。絶品のドーナツの殻を背負うカタツムリ。亜種にキャンディ付きのドーナツを背負う、キャンディドーナツムリや、毒のあるドーナツを背負うものがいる。
 捕獲レベルは1以下。毒持ちの亜種は9。

・『クッキーアルパカ』
 原作登場食材。体毛のかわりにサクッと香ばしいクッキーを付けたアルパカ。
 高い山に住むものほど美味しいクッキーを付けている。
 捕獲レベルは7。

・『魔ジョッキー』
 オリジナル魔物。名前の由来は魔女+ジョッキー。
 猿の上半身と馬の下半身を持ち、強力な魔法を使いながら、鞭で近づかせないよう立ち回る強い魔物。
 しかしオリ主達には適うほど強くはない。
 捕獲レベルは58。

・『ミネラルらっきょう』
 原作でソースのみ登場。ミネラルがたっぷり含まれているらっきょう。そのままでも美味しいが、漬け込むことで糖の吸収を抑え、消化を助ける効果が出る。
 捕獲レベルは1。

・ルドラ
 プリン山はフルコース入りしなかった。理由は食べる事と用意する事が大変だからとのこと。
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