転生したら滅却師だった件   作:抹茶オレン

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今更ですが、今後原作キャラやオリキャラが死亡する展開があります。

本作品は強い敵キャラが転スラにいたら、という構想から始まっています。なので、誰も犠牲にならずに終わってリムルスゲーとはなりません。  

ちなみに、作者はシオンが死んだ時のリムルが一番好きです。


結末が綺麗とは限らない

 近藤は困惑していた。秘奥義は間違いなく決まったはずだ。ヨルムンガンドが抵抗する間もなく、まともにその一撃を喰らった手応えがあった。

 

 殺さないように加減したとはいえ、無事であるはずがない。

 

「(⋯⋯抵抗する間もなく? もし、わざと受けたのだとしたら)」

 

 その疑念が頭をよぎったと同時に、近藤は上から押さえつけるヨルムンガンドに視線を向ける。その姿は半ば異形と化していた。

 

 近藤の首を押さえ込む腕には紫の鱗がびっしりと生え、鋭い爪が食い込んでいる。さらに視界に入る首筋にも隙間なく生えていた。

 そして何より、ヨルムンガンドの瞳は蛇のように縦に割れた瞳孔を煌めかせ、怪しい光を放っている。

 

 だが、近藤はそんな見た目など一切気にする気にはなれなかった。自身のその目には、とても信じられない情報が映っていたのだから。

 

 

ヨルムンガンドは、竜種であるヴェルグリンドと遜色ない膨大な魔素をその身に内包していたのである。

 

 

「私にこの姿をさせる程度には磨かれた剣技なのは認めよう。だが、相性が悪かったな」

 

 冷たい視線で見下ろされ、近藤は動けぬままそう告げられる。そのとき、パチパチと拍手の音が響いた。

 

「勝負あったな」

 

 ルドラとユリウスが、二人が近づいて来たのだ。それは決闘が終わったことを意味していて、その声に、近藤は己が負けたことを実感する。

 

「にしても、なかなかの実力じゃねぇか。俺様の配下に欲しいくらいだ。どうだ? この堅物野郎より俺様と一緒に世界を獲らねぇか?」

 

 ユリウスの前で堂々と勧誘し始めるルドラは、失礼を通り越して豪胆だ。

 

「生憎と、私の主はこの世界でただ一人と決まっていますので」

 

 近藤の上から退いて立ち上がったヨルムンガンドは、ルドラに目を合わせることもなく勧誘を断る。

 

「これで協力は決まったな」

 

「おいおい、目の前で配下が勧誘されてるんだぞ? 少しくらい反応しろよ」

 

「貴様の戯れに付き合うのも飽きた」

 

 ユリウスはルドラの話に疲れ果てたようで、本題を進めようと冷たく斬り捨てる。ルドラはその態度に、「余裕のねぇ奴だな」と肩をすくめて呆れ気味だ。

 

「具体的な方針は別で決める。日程はそちらに合わせる」

 

 そう一方的に告げると、ユリウスはルドラの返答を待たずにヨルムンガンドを連れて転移してしまった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

銀架城 ユリウスの執務室

 

「⋯⋯⋯陛下?」

 

 ヨルムンガンドは、先程のユリウスの様子が気がかりだった。飽きたという言葉自体は嘘ではないが、それ以上にユリウスが焦っているように見えたのだ。

 

 長年配下として仕えているヨルムンガンドだからこそ気づいた違和感であり、あの場では他にその変化に気付いた者はいないはずだ。

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯なんだ?」

 

「何か、粗相をいたしましたでしょうか?」

 

「いや、ヨルの決闘は問題なかった。ただ⋯⋯⋯今は少し、この事実を受け入れる余裕がなくてな」

 

 皇帝としての口調ではあるが、雰囲気だけはユリウスと変わらないチグハグな姿を見て、ヨルムンガンドは微かな不安を覚える。

 

 星十字騎士団の者達は皆、ユリウスとユーハバッハを使い分けていることを知っている。それは信頼の証であると同時に、別の意味がある。

 

 ユリウスとして接する時は、どこか陛下の本質が見えてくるのだ。そんな状態で動揺していて口調すら安定しないのは、明らかに精神的に追い詰められている。

 

 ヨルムンガンドは気負わぬよう努めたが、それでも湧き上がる不安を隠せなかった。

 

「何か、あったのですか?」

 

 自分に陛下の真意が理解できると驕ってなどいない。しかしこの場には他に誰もいない。ならば、己にできることを尽くさねばとヨルムンガンドは心に決める。

 

「ルドラ・ナスカは、友人でもなんでもない存在だ。いずれは争うこともあるかもしれない。だが、俺はどこか共感していたんだろう」

 

 ぽつりと漏れるユリウスの言葉に、ヨルムンガンドは静かに耳を傾ける。

 

「人類を想う者同士として、たとえ叶わぬ願いであろうと、その終わりだけはしっかりさせたいとは思っていた。

 だが、それはもう叶わない。夢とは儚く、物語でもない現実に都合の良い結末などなかった」

 

 独り言のように語りだすユリウスの言葉の意味は、ヨルムンガンドには一切わからなかった。しかし、その表情が悲しみと哀れみに満ちていて、頬には一筋の涙が見える。

 

「最初の勇者が抱いた夢は虚しくも潰えた。皮肉にも、ルドラ・ナスカ自身の判断で⋯⋯」

 

 突如、ヨルムンガンドがユリウスをきつく抱き寄せた。

 

「⋯⋯⋯⋯ヨル?」

 

「申し訳ありません。私は陛下のようにあらゆるものを見透す目は持ち合わせていません。だから、私にはこんなことしか出来ません」

 

 ヨルムンガンドは、唇を噛み締め悔しげに謝罪する。どうすれば良いのかわからないなりに考えついたのが、包容だったのだろう。

 

「悪い、気を遣わせた」

 

 気を遣わせたことに気づいて離れようとするユリウスの頭を、ヨルムンガンドは更に強く抱き締める。

 

「今は、今だけはお休み下さい。雑務など、本来ならば配下に任せれば良いのです」

 

「⋯⋯⋯わかった、少し休む。だからベッ⋯⋯⋯ドに⋯⋯⋯⋯⋯」

 

 言葉を最後まで言い切る前に、ユリウスはゆっくりと意識を手放した。ヨルムンガンドは無理矢理眠りに落としたユリウスを抱えて、そのまま隣の私室のベッドへと運び入れる。

 

「この罰は、後で如何様にでもお受けします。だから、今だけはおやすみなさい」

 

 そうユリウスに囁き、ヨルムンガンドも寄り添って静かに目を閉じた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

銀架城 エレナの執務室

 

「それで? そのまま同衾したと?」

 

「ハッ! その通りであります!」

 

 ヨルムンガンドが冷や汗をダラダラと滴らせ、緊張した面持ちでエレナに敬礼する。その口調はいつもよりもずっと堅い。

 

 彼女がここまで緊張しているのは、陛下を除けばエレナが最も逆らっては行けない人間だからだ。

 

 エレナは数千年の間、光の帝国を宰相として支えてきた怪物だ。時には冷酷さと寛容さ、どちらの顔を使い分けている。

 

 膨大の資料の山の処理・貴族派閥の筆頭としての会合などの参加・現地の視察・反乱分子の調整管理を毎日続けている。トラブルが起きれば更に業務が増え、終わりの見えない忙しさとなる。

 

 生きた年月だけで見ればヨルムンガンドの方が年上だったが、それでもエレナには逆らえなかった。軍部と宰相は直接的な繋がりこそあまりないが、良い上司であるとヨルムンガンドは思っている。

 

 それだけに、陛下と同衾してしまったという事実はヨルムンガンドの背筋を凍らせるには充分すぎる行動だった

 

 エレナは冷静な視線でヨルムンガンドを見据えつつ、淡々と問いかける。

 

「責めているつもりはありません。いえ、少しはその気持ちもありますが、それよりも重要なことがあります。⋯⋯⋯陛下の様子がおかしかったのは事実なのですね?」

 

「はい、報告書に纏めた通り、ひどく動揺していたご様子でした」

 

 手元の資料に視線を落とし、エレナはユリウスの言動をもう一度読み返す。

 

「結末⋯⋯⋯ですか。未来を視たのか、それとも過去を視たのか。どちらにせよ、ろくなものではないのは確かですね」

 

「あの東の皇帝の結末がろくでもないものとするなら、情勢は一気に変わってしまうのではありませんか?」

 

 魔国連邦(テンペスト)という新興国がジュラの大森林に建国された以上、西方諸国は邪魔に思う者や利用しようと企む者が出てくることは必至だ。

 

 今までの情勢は東の帝国が攻めず、ジュラの大森林に支配者がいないからこそ成り立っていた状況だ。それは薄氷のように危うい状態であり、いつ崩れてもおかしくなかった。

 

 だからこそ、東の帝国の動向は細かく監視していたのだが、ここにきて魔国連邦というダークホースが現れた。

 

 情勢が変わるのは良いが、崩れ方によって事態は大きく変わりより悪化しかねない。

 

「いつ東の帝国が崩れるのかによります。今崩れるのは確かに不味いでしょう。陛下が協力を申し出たことと言い、代理決闘を行ったことと言い、あまり時間はないのかもしれません」

 

「やはり陛下に進言すべきなのでは?」

 

「ヨル。本来、未来や過去は観測出来るものではありません。陛下が可能だとはいえ、それに頼らなければ情勢を把握出来ないのは、配下として無能であると公言しているようなものです。

 我々は陛下の配下として、あらゆる憂いを断ち、覇道を邪魔する者を駆除しなくてはなりません」

 

 未来視や過去視に頼るようでは配下失格だと、エレナは思っている。確かに強力な力ではあるが、使用の判断はユリウスであって自分達ではない。

 

 ユリウスが必要だと判断すれば、使用して軌道修正を行うだろうが、そこまでさせずに結果出すのが配下の仕事だ。

 

「も、申し訳ありません。失言でした」

 

「許します、ですが陛下には言わないよう。下がって構いません」

 

 星十字騎士団には、最終的には陛下がいるから大丈夫という認識が強くある。確かに、自分達の後ろに誰よりも強い盾が存在するのであれば、精神的に楽で良いだろう。

 

 逆に言えば、それはユリウスが居なければ不安定になりかねないということだ。それは非常によろしくない。

 

 ユリウスはわかっていて放置しているが、エレナはその対応に危機感があった。

 

 エレナ自身、ユリウスが死ぬとは微塵も思っていないが、それでも不在が長引いたり、連絡が取れないことだってあり得るのだ。

 ならば、宰相としてリスク分散も仕事の内だ。

 

 これからますます増えていくだろう仕事を思い浮かべ、エレナは静かに溜め息をついた。そのとき、部屋の扉がノックされる。

 

「サリオンからのお手紙が届きました。お時間よろしいでしょうか?」

 

「入って下さい」

 

 そう言って部屋に入って来たのは、二十代後半の整った顔立ちに夕日のようなオレンジ色の髪を長い三つ編みに纏めており、白い軍服と丈の長いヴィクトリアンメイド服の混合させた不思議な装いを自然と着こなしている女性

 ⋯⋯⋯⋯ドーラだ。

 

魔法師団(メイガス)の隊長として役を用意したと言っておりました」

 

 転移魔法で光の帝国の近くまで転移したサリオンの使者にドーラが気づき、そのまま手紙を受け取ったのだろう。

 光の帝国への直接の転移は出来ないため面倒な方法になるが、セキュリティ的にはこれが最善なのだ。

 

「陛下の突飛な考えに、私も慣れたと思っていたんですがね⋯⋯⋯」

 

「フフフッ、慣れないくらいがよろしいと思いますよ?」

 

 呆れ気味なエレナに、ドーラは口を手で隠しながらお淑やかに笑う。慣れきった様子で受け入れるドーラが、エレナとしては少し羨ましく感じてしまう。

 

「まぁ良いでしょう。サリオンの天帝に甘えすぎな気もしますが、ユリウス様には必要な関係なのでしょうし」

 

「そう甘やかしていては、知らぬ間に関係が発展しているかもしれませんよ?」

 

 からかう様に聞いてくるドーラだが、エレナは今更その程度で感情を乱すことはないし、友達くらいで口を出す面倒な女とも思われたくも無い。

 

「ユリウス様は友人くらいにしか思っていませんよ。天帝がどうかは知りませんが、気にする必要もないでしょう」

 

「余計なお世話でしたか?」

 

「いいえ、色々とキルゲやドーラには感謝しています。私やユリウス様も、二人にはよく支えられています」

 

「従者として、そう言っていただけると幸いです」

 

 ドーラとキルゲは、古参の中でもエレナやユリウスと距離が近い。エレナから見ると、ドーラは姉のような存在だ。昔から影ながら支えられている。

 

 踏ん切りがついたのだって、ドーラとキルゲの助力があってのことだ。光の帝国で最も信用と信頼が厚いのがこの二人であることは間違いない。

 

「魔国連邦についても協議を進めなくてはなりませんし、ここ数十年でかなり流れが加速しています。ルベリオスもそろそろ限界ですかね」

 

「勇者はついぞ現れることはなかったようです。もはや待つ段階は過ぎたのでしょうか⋯⋯⋯」

 

「仕方のないことなのでしょう。大きな争いがないということは、成長を大きく止めることになります。西側諸国の貴族も、大半が金・女・奴隷売買といった欲の亡者と化している。

 誰かが手を汚してでもやる必要があることです。他ならぬ勇者がその役目のはずなのですがね⋯⋯⋯⋯」

 

 神聖法皇国ルベリオスは、神ルミナスがいることで成り立っている。しかし、その正体はルミナス・バレンタインという魔王だ。

 

 魔王が人類を支配する構図は光の帝国としては面白く無いが、オークディザスターの進軍で中央諸国が半ば壊滅しかけたり、光の勇者グランベルとルミナスが手を組んだから起きた構図でもあったため、一度は見逃した。

 

 だが、魔王を討伐する勇者が現れることはなかった。グランベルはいつまでも動くことなく、仮面の勇者もルミナスを討とうとはしなかった。

 

 数年程前に、ヒナタという異世界人がルミナスを討とうと動いていたことはあったが、結局ルミナスの下へと降った。

 

「遠くない未来、ルベリオスの対応が決定するでしょう。経過を観察を続けてきましたが、これ以上の意味はありません。ユリウス様も同意見とのことですし、準備の方はこのまま進めてください」

 

「かしこまりました。ルベリオスに潜入しているメイド達にも撤退の命を出しましょう」

 

「お願いします」

 

 また一つ、世界の流れを後押しするように大きな流れが合流する。その流れには、きっと多くの血が混ざっているだろう。だが、コップの水に血を一滴垂らした所で水が赤く染まらないように、大きな流れが変化することは未だない。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

首都エリュミンサリオン

 

 一週間後、サリオンに転移してきたユリウスをエラルドが迎える。

 

「久しいな、エラルド」

 

「お久しぶりです、皇帝陛下。天帝陛下がお待ちになっております」

 

 エラルドが他所向きの口調でユリウスを迎え入れると、案内するように歩き始める。その道中で、エラルドから話が振られる。

 

「一つ、聞いてもよろしいでしょうか?」

 

「なんだ?」

 

「何故、開国祭まで時間がある中で来られたのでしょうか? 歓迎いたす所ではありますが、些か疑問でして」

 

「すぐにわかる」

 

 開国祭が始めるまではまだ時間がある。ある程度余裕を持たせるにしても少々早すぎる到着だった。そんな小さな疑問にユリウスは短く返すが、エラルドにはその真意がわからなかった。

 

 それ以上の追求はせずにエルメシアが待つ大広間へと向かう。そもそも大広間に向かうのも疑問があった。いつものように庭園やエルメシアの私室に転移すれば良いのに(良くはない)、何故か今日は大広間だ。

 

 嫌な予感がエラルドの中で大きくなる最中、エルメシアの待つ大広間へと辿り着く。簡易的に用意された玉座に座るエルメシアが不敵な笑みを浮かべながらユリウスを歓迎する。

 

 エラルドが退室しようとした時、エルメシアから待ったがかかる。

 

「エラルド。開国祭当日に護衛する魔法師団を連れてきて頂戴」

 

「魔法師団をですか? それまた何故?」

 

「少し前にユーリと話したんだけど、魔法師団にはユーリのことは内緒にして護衛するじゃない? でも、それは彼らのプライド的にも、安全面としても納得いかないと思うのよ。

 魔国連邦にそんな隙を晒したくないってユーリがうるさいから、説得してもらおうと思ったの」

 

 今回、ユリウスは正体を隠してエルメシアを直接護衛する役目がある。魔法師団には、今まで知らされていないだけで影から護衛する者が存在していたという架空の設定を用意した。

 

 しかし、魔法師団は限られた者しかなれないエリート中のエリートだ。命令を受け入れはしても、納得はいかない者はいるだろう。

 

「⋯⋯⋯⋯納得はどうさせるので?」

 

 もう聞きたくなかったが、エラルドは言葉を振り絞って問いかける。

 

「この数日間で私が威を示す。言ってしまえば調教だな」

 

「(⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯もう勘弁して欲しい)」

 

 知らない間に勝手に決定していた事態に、エラルドは内心で泣き崩れる。いつもこんな感じで決定している無茶振りに、エラルドは終始振り回され続けるのであった。

 





Q,近藤達也の秘奥義を、何故ヨルムンガンドが無傷で受けきれたのか?

A,ヨルムンガンドが竜種と遜色ない肉体性能と魔素量を持っていたから。


[ヨルムンガンド] 
いきなりヒロイン顔してきたが、天然で気味で、ない頭を捻り出した結果添い寝になった。星十字騎士団の中ではまぁまぁ古参で、実力は上から数えた方が早い。聖兵軍の海軍大将を務めている。

軍務はしっかりこなす仕事人ではあるが、私生活はだらけ気味で家事は壊滅的。恋愛などにも非常に疎く、告白されても気付かないくらいには酷い。

添い寝に他意はなく、猫が飼い主の傍で寝るのと大して変わらない。

近藤にあっさりと勝てたのは、相性が良かったのが大きい。殺しが駄目な決闘+神滅弾の使用を制限した状態+まだ90前後という転スラ世界では若い方の近藤の勝ち目は薄かった。

179cmと女性としてはかなり背が高く、異性よりも同性にモテるタイプ。

種族は幻獣族で、普段は人間形態になって生活している。■型の幻獣で人間形態はかなり軽くはなっているが、本来はかなりの体長を誇るため充分重⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。


[エレナ・ハッシュヴァルト]
エルメシアやプライドバトルのせいでメンタルが弱い描写が多いが、普段はすごく安定してる人。
数千年も宰相やってたら、そりゃあバケモンメンタルにもなる。

宰相・貴族派筆頭・星十字騎士団副団長の役職を兼任していて、常日頃からブラック労働に務めている。その有能っぷりは凄まじく、エレナがいるだけで光の帝国の経済成長率が大きく変動する影響力を持つ。

星十字騎士団で最も才能に溢れていて、1位がエレナ、2位がレオナルド、3位がエリアスになっている。ちなみに5位がユリウスで6位が桐乃。


[神聖法皇国ルベリオス]
魔国連邦の建国以前に魔王が人類を支配している国家。光の帝国的には良くはないが、オークディザスターの一件や光の勇者のグランベルとの協力でもあったため、対応を経過観察に留めた。

結果、魔王を討伐する勇者は現れず二千年の時が過ぎてしまう。これにはユリウスも溜め息をついた。

ここらへんは終盤にも出てくる設定なので、頭の片隅に置いておいてください。

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