一年前・埼玉県・陵桜学園・・・・
また、この夢だ・・・
原因不明の、地震それによってか現れた『灰色の壁』。
私は、それに飲み込まれようとしていた・・・でも・・・
ガシッ!
あいつが、私をつかんで皆のほうに押し出した・・。
そして、灰色の壁は、次第にあいつを飲み込みだした・・。
ちっこくて、いつも私をからかったりしているけど、いつもいたあいつ・・・
私の大事な『親友』と呼べる子・・・
?「にげ・・て・・か・・・・み」
?「ちょちょっと!!」
そして、壁は、あいつを飲み込まれ消えていった・・・。
?「いやあああああああああああ!!」
叫ぶ私の妹・『柊 つかさ』
?「そんな・・そんなあああああああ!!」
?「おねいちゃあああああああん!!」
泣き崩れる友達の『高良 みゆき』とあいつの従妹『小早川 ゆたか』ちゃん
?「ちびっこ~~~~!!」
?「先輩―――――――!!」
?「コナターーーーーー!!」
?「泉――――――――!!!」
あいつを叫ぶ5年連続の同級生・『日下部 みさお』
あいつを先輩と呼び慕っている『田村 ひより』さん
あいつと同じオタク仲間の『パトリシア=マーティン(以後パティ)』さん
あいつとつかさとみゆきのクラスの担任『黒井 ななこ』先生
?「・・・・」
呆然とあいつの消えたほうを見ている『岩崎 みなみ』さん
?「う・・うう・・う・・」
消え入りそうな声で泣く『峰岸 あやの』
そして・・・・
?「バカバカバカ!!なんで、あんたが消えなくちゃならないのよ!?」
罵倒しながら、涙をぼろぼろこぼす私・・・
?「こなたーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
?「はっ!?」
私は、起き上がった。・・・夢?・・・ああ、またのあの夢だ・・・・
パジャマを見ると汗でびっしょりだった・・。
つかさ「お姉ちゃん?」
そこへ、つかさが部屋に入ってきた。
つかさ「・・・また『あの夢』を見たの?」
無言で頷く私。
つかさ「大丈夫だよ。きっと、こなちゃんは、どこかで元気にしてるよ」
?「・・・そう・・よね。あいつが、あんなことぐらいで死んだりはしないよね」
そういいながら私『柊 かがみ』は、ベッドからでた。
かがみ「さっ、学校へ行く準備しましょう」
つかさ「うん」
そういって、つかさは部屋を出て行った。そして、私はカレンダーを見た。今日はあの日・・・
『泉 こなた』が、私達の前から消えた日だった・・・・。
放課後・・・。私とつかさとみゆきは、校舎裏手に来ていた。大学に通いながらだったが、ここにはよく来ていた。そこは、あいつが消えてしまった場所・・・。先客らしく、ゆたかちゃん、みなみさん、田村さん、パティさんが来ていた。
?『自分らもきとったんやな・・』
声に振り向くと、黒井先生と日下部と峰岸が、やってきていた。
あの事件は、原因不明とされたが、私達はあの一部始終を見た・・。あいつが、きえた瞬間も・・。言っても信じてもらえないと思ったので、普通にこなたの捜索届けを出したが、結局あいつは見つからなかった・・・。
そのあと、私達は学校を出た・・・すると・・・
みさお「お、おいおい!あれは!?」
日下部が、指を指す方向を見ると、あのときの灰色の壁がものすごいスピードで、私達を飲み込んだ・・。思わず目を瞑ってしまったが、目を開けると、私達は、周りにいた人たちとともに雨の降る廃墟にいた。
みゆき「ど・どうなっているんでしょう!?」
みゆきにも説明できないほど混乱していた。
男「がっ!?」
すると、近くにいた男の人の首筋にキバのようなものが刺さり、その人は、まるで命を吸い取られたかのように倒れこみ、透明な姿になった・・。
ゆたか「きゃああああああああ!!」
あまりのことに悲鳴を上げるゆたかちゃん。すると、廃墟の上のほうに異形の怪物が現れた。
怪物「貰うぞ、貴様らのライフエナジー」
ひより「ちょ、あれって!?」
田村さんは、心当たりがあるかのように叫んだけど・・・って、まさか!?
みなみ「『仮面ライダーキバ』にでてきた・・・」
みさお「『ファイガイア』じゃね!?」
そう、あれは、私達がこなたの影響でよく見ていた『仮面ライダーシリーズ』の一つ『仮面ライダーキバ』に登場した怪人『ファンガイア』そのままだった。
黒井「とにかく逃げるんや!」
先生に一喝で、私達はすぐに走り出した。後ろからは、逃げ遅れた人たちの悲鳴が聞こえてくるけど今は逃げなきゃ!!
逃げているうちに私達は、様々な怪物に襲われた・・。『仮面ライダークウガ』の『グロンギ』、『仮面ライダー龍騎』の『ミラーモンスター』、『仮面ライダー剣』の『アンデッド』・・・どれもこなたが行方不明になる前に見た仮面ライダーシリーズに登場した怪人ばかりだった・・・。
そして、それらから逃げ切った私達は、幾つもの灰色の壁を越えて町の廃墟に来た。
あやの「ねえ、あれなにかな?」
峰岸が、指をさしたところには、廃墟の壁に埋め込まれているかのような何かがあった。私は、『それ』を取り出してみた。すると、それはまるでカメラのようなものとカードケースのようなものだった。カードケースの中をあけてみると・・・・
パティ「OH~、『クウガ』デースネ」
黒井「これは・・『アギト』?」
カードケースの中には、カードが入っていて、そのカードは『クウガ』、『アギト』、『龍騎』、『ファイズ』、『ブレイド』、『響鬼』、『カブト』、『電王』、『キバ』・・・俗に言う『平成ライダーシリーズ』の主人公ライダー達が描かれていた。しかし、その中に一つだけ紫色の体で緑の目をした知らないライダーがいた・・・このスペルは・・・
かがみ「D・・EC・・ADE・・・『ディケイド』?」
それが、このライダーの名前なんだろうか?
つかさ「あれ?」
つかさが、何かに気がつき見ると・・・
かがみ「え!?」
そこには、『私』と『つかさ』がいた。
みゆき「ど、どうしてお二人がもう一組いるんでしょう?」
黒井「・・・ここまで、ライダーの怪人が出てきたんや・・ひょっとすると・・」
すると、もう一組の私とつかさが、緑の怪物へと姿を変えた。
黒井「やっぱり、『ワーム』かいな!」
『ワーム』・・・仮面ライダーカブトに登場した怪人で人間に擬態する。そして、そのワームたちは、私達を狙って一歩一歩近づいてきた・・・そのとき・・・
ドドドドドドドドン!!
銃撃のようなものが、数発ワームに命中し、ワームは、爆発した。銃の軌道上をみると、誰かがいた。青い銃のようなものを持った・・・って!?
かがみ「こなた!?」
見間違うはずがない、灰色の壁の向こうに消えたあいつを・・・。それが、私達の目の前にいた!
つかさ「こ・・こなちゃん?」
ゆたか「お姉ちゃん!?」
でも、こなたは私達の前から消えたときと雰囲気が違っていた。いつも、不真面目な雰囲気がなく、よくわからないが・・・ラノベで読んだ『戦士』という感じをかもし出していた。
こなた「とうとう私の世界にも『滅びの予兆』が・・」
こなたは、悔しそうな声でそういった。滅びの予兆・・今までの現象のことを言っているのだろうか?
すると、今度は複数の灰色の怪物が、現われこなたを睨み付けていた。
こなた「・・『オルフェノク』」
そう、こなたのいうとおりあれは、『仮面ライダー555』に出てきた『オルフェノク』だった。すると、こなたは、銃の先のほうをスライドさせ、青いライダーが描かれたカードを挿入した。
KAMEN RIDE
電子音と共に、こなたは銃口を空に向け・・・
こなた「変身!」
DIEND
こなたが、引き金を引くと空に、数枚の青いカードのようなものが放たれると、こなたの周囲に赤、青、緑の何かの影のようなものが、現われ周りを動きながらそれらは、次第にこなたへと集まり、こなたの姿は、黒いスーツの何かに変わり、上空に飛んでいたカードが、変化したこなたの頭部に刺さると、体の色右側と左側が、水色に変化した・・。
ひより「あれも・・・仮面ライダー?」
そう、田村さんの言うとおり、こなたのその姿は、仮面ライダーに酷似していた。そして・・・・・
こなた(?)「・・・『仮面ライダーディエンド』」
こなたは、そう名乗った・・・・・。
そんなわけで、こなたがディエンドになりました。海東とは違うタイプのディエンドにご期待ください。