蒼き魔神 グランゾンのグレ響バージョンです
本編のifと思ってお読み下さい

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グレ響でもいけると思ったから描きました。反省も後悔もない
なお続きも出す予定もない


蒼き魔神グランゾン IF STORY

 

ザーザーと、雨が地面に降り注いでいく

 

 今日は酷い土砂降りだった。雨粒が痛い程に降り注ぎ、視界を奪う。とっくに日は落ち、仮に雨が降っていなくても暗闇が全てを支配しているだろう

 

 そんな大雨の中を歩く少女は傘をささず、水たまりに足を踏み込みながら、どこかへと1人足を進める

 

 「…………」

 

 やがて少女の足は歩くことをやめ、近くの塀に背中を預け、雨で濡れた地面に座り込み、上空(うえ)を見た。大粒の雨が少女の顔に当たるのにも構わず、少女はただ上空を見ていた

 

 

 (…………そう言えば……どうして、こうなったんだっけ?)

 

 少女は自分の人生を変えたあの事件を、思い返す

 

 親友からライブに誘われるも、その本人は別の事情で行けなくなったから仕方なく自分1人だけでツヴァイウィングのライブに行った。そこからが地獄が始まった

 

 特異災害『ノイズ』

 

 突如この世界に現れた人類の天敵、人間を無差別に襲い、彼らに触れられた身体はノイズと一緒に炭に変わっていく

 

 そんな化け物が少女がいたライブ会場に出現。会場の人間はパニックに陥った。逃げ遅れた人々が襲われ、次々と炭になっていく。それを見た人達はまたパニックに襲われ我先にへと逃げ出していく

 

 少女はパニックの最中、不思議な光景を目にした。先程まで歌っていた少女達、天羽奏と風鳴翼の2人が、謎のスーツを着て次々とノイズを倒す姿を

 

 少女はいつの間にかその光景に目を奪われ、逃げることも忘れて、彼女達が戦うのを見るだけだった。そしてノイズの攻撃で破壊された何かが自分の身体を貫き──少女は意識を失った

 

 そして少女は病院で目を覚ました

 

 事情を聞き、リハビリを行い、家族を、親友を安心させようと努力した

 

 

 

 

 

しかし世界は、少女を受け入れようとはしなかった

 

 

 

 

 

 

 『人殺し』『貴女が死ねばよかった』『お前のせいだ』『貴女のせいで』『何故君が生き残った』『責任を取って死ね』

 

 

 

 

 学校に戻ってきた彼女に待っていたのは罵詈雑言。暴言を吐かれ、虐めや迫害の対象にされた。周りの人間は誰も助けに入ることもなく、ただ少女に向けて激しい憎悪をぶつけていた

 

 その原因は、件のライブ会場の悲劇だった。あの悲劇で数多くの被害者を出したが、その殆どはノイズと関係ない混乱で発生した2次被害の結果で生まれた死者だった。マスコミは『生存者は自分が生きるために他人を見殺しにした』と報道した

 

 その結果、少女とその家族は数多の人間から悪意をぶつけられた。最終的に少女の父は突然家を出てそのまま行方をくらまし、親友は家族と共にどこか遠い場所へと引っ越していった

 

 自分の家で母と祖母が嘆き悲しむ姿を見て少女は全てを理解してしまった

 

 自分は生きては行けなかったのだと、あの時死んでいれば良かったのだと──少女は知ってしまった

 

 そして少女もまた、家を飛び出し何処かへと去った。着替えも持たず、食事もせず、今の着の身着のまま、今に至った

 

 

 

 

 

 

 

 

 「──ノイズ、か……」

 

 自分の目の前に突如現れた己の人生を狂わせる原因となったノイズ。数分遅れ、鳴り響き始めたサイレン

 

 (私……ここで死んじゃうのかぁ……)

 

 「ハハッ……」

 

 自分の口から小さい笑みを浮かべる。何もできない己への嘲笑、やっと死ねると言うように────少女はただ無力な自分を嘲笑うだけだった

 

 

 

 

 『生きることを、諦めるな!』

 

 あのライブの時、意識を失う前に少女に向けられた声。しかし今の少女にはもう、その言葉は響かない

 

 やがてノイズがここに来て、自分を殺すだろう。既に何体かのノイズがこちらに向かって来てる。少女は己の運命を受け入れ、目を瞑った

 

 

 

 

 

 

 ──────しかし運命は、少女をまだ生き残らせる事を決めてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 「おや、こんな所に人がいるとは。一体どういう事です?」

 

 「────えっ」

 

 ノイズがいるとことは違う所から声が聞こえて来た。男の声だった。少女は声のした方へ視線を向けると、そこには1人の男がいた。男も少女と同じように、大雨の中傘をささず雨に打たれ、少女を見ていた

 

 紫色の髪をしており、服は髪色と同じ色をした紫のタートルネック、その上に着ている白衣の上からは、まるでカトリック教徒のように紫色のストラを身につけていた

 

 しかし少女を見る紫色の目は、冷酷。男は見るもの全てを見下すような冷酷な目を、少女に向けていた

 

 少女はその目を見たくないと言うように、無意識に顔を下に下げ、そのまま蹲ってしまった。そんな少女とは逆に男は少女に近寄ってくる

 

 「……いいんですか?そんな所で蹲ったばかりで。シェルターに避難した方がいいんじゃないですか?」

 

 「……五月蝿い……」

 

 男の問いかけに対し、少女は文句を言うだけだった

 

 「……あそこにはノイズの群れがいます。そのうち貴女も、死んでしまいますよ?」

 

 男は、少女にまた声をかけた。まるで少女の身を案じるように……

 

 「五月蝿い……!」

 

 しかし少女もまた、男に文句を言うだけだった……

 

 「ですが……」

 

 「五月蝿い五月蝿い五月蝿い!!!」

 

 今度は男が何か話す前に少女が叫んだ。男はそれ以上何も言わず、雨が落ちる音と、サイレンだけがこの静寂な夜を壊していた

 

 「もうなんも言わないでどっか行ってよ!なんで私なんかにそこまで構うの?!貴方と私にはなんの関係もないでしょ!!」

 

 しばらくして、彼女は叫んだ。自分に向けられてたあの目は、かつての少女に向けられていた目と似ていたからだろう。少女は吹っ切れたように、男に叫び文句を言うだけだった

 

 「似ていたんですよ」

 

 だが男は、少女に向けている目とは裏腹に、優しい声色で少女に語った

 

 「──えっ?」

 

 男の口から出てきた言葉。それは少女を驚かせるのには充分だった。少女はそれを知るために顔を上げ、彼と目が合った

 

 「その目、まるでかつての私と同じですね。()()()()()()()()()。私と瓜二つです」

 

 彼と同じ目をしている。その言葉に少女は疑問が浮かんでしまった

 

 「貴方も……あの事件のせいで……?」

 

 この男もあのライブの事件に関わっていたのだろうか、そう思った少女は男へと問いかけた

 

 「いいえ」

 

 しかし男はそれを否定した

 

 「ただ、全てを忘れてしまった。簡単に言うと記憶喪失という奴です」

 

 「っ……!」

 

 少女は再び驚愕した。男が記憶喪失だからという理由もある。しかし何故この男は自分でそう言っておりながら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。少女はそれを知りたかった

 

 「自分の本当の名も、いるのか分からない家族も、自分が何故ここにいるのかも。その全て、知らないだけです」

 

 「じゃあ、なんで私に……話しかけたの……?」

 

 「さっきも言いましたよ。貴女のその目が、かつての私に似ていたと。それと今度はこっちが質問する番です。貴女、何故こんなところにいるんです?」

 

 男に質問され、少女は悩むが、やがて口を開いた

 

 「……もう、私が生きてる意味なんてないから……」

 

 「……」

 

 少女は嗚咽混じりに全ての出来事を話した。ライブ会場での事件の事、周りの人間に心無い事を言われた事、父も親友も既にどこかへ去ってしまった事……自分の全てが、あの悲劇のせいで変わってしまった事。少女が嘆きながら話す中、男は黙って聞いていた

 

 「そうですか。それは災難に……」

 

 全て聞いた男はそれ以上答えることはなかった

 

 「一つ、提案があります」

 

 突如男が何かを言い出した

 

 「貴女には今二つの選択肢があります。一つは此処が死に場所と決め、ノイズに殺される事。そしてもう一つは──

 

 

 

 

 

 ────私と共に行動し、ノイズを倒す力を手に入れる事。この二つです」

 

 「…………」

 

 少女は一瞬理解できなかった。()()()()()()()。その言葉の意味を少女は後から理解した

 

 「……本当に……ノイズを倒せるん……ですか……?」

 

 「えぇ、とは言え保証は出来ませんよ」

 

 少女からの問いに男は即答した。しかし保証はできないと言う。それはつまり、少女が自ら力を望んでも、手に入らないかもしれないし、仮に手に入れても少女になんらかの悪影響を及ぼすかもしれないという事を意味していた

 

 「貴方と一緒にいれば……本当にその力が手に入りますか……?」

 

 「そうです。しかしさっき言った通り、保証は出来ませんから、妙な期待をしないでくださいね?それでもいいと言うのなら、話は別です」

 

 『保証できない』。それを聞いて少し尻込みしてしまった。今此処で死ぬか奴らを殺して死ぬか……少女の答えは──

 

 「──わかった。貴方についていく」

 

 「……ふふ、交渉成立です」

 

 少女は、力を得る事を選んだ

 

 (私にはどうせ帰る場所も、家族もいないんだ。どうせなら……この男について行って、ノイズを1匹残らず潰す)

 

 「そう言えば名前を聞いてませんでしたね」

 

 「響、立花響……貴方は……?」

 

 少女は名乗り、男に問い返すも──

 

 「そうですね……シュウ。今はそれが私の名です」

 

 「シュウ……」

 

 男は今思いついたように、自分の名を名乗った

 

 「っ!……そう言えば、ノイズが……!」

 

 響と名乗った少女はノイズの方に向く。響とシュウが長い話をしてると言うのに、あれだけのノイズが此方に来ないはずがない。少女は急いでノイズの方へと向くと

 

 「……え?」

 

 ノイズは響がシュウと出会った場所から一歩も動くことはなかった。否、正確には見えない壁みたいな物によって、それ以上進む事を許されなかった

 

 「何……これ……」

 

 驚く響を尻目に、シュウはノイズの方へと歩いていった

 

 「一体何を……?」

 

 「見ていなさい響。これが、私の力というものです。

 

 

 

 

 

 グランゾン、起動

 

 シュウがその言葉を言った瞬間、シュウの周りが光った

 

 「な、何……?」

 

 光が晴れるとそこにいたのは蒼い鎧をつけた()()がいた。まるで闇のように光を受け入れず、胸部を始め、肘や手甲と至る所に黄色く、鈍く輝く宝玉が埋め込まれており、圧倒的な威圧感を周囲に与えるその姿はまさに『魔神』だった

 

 「ど、どういう事?何が起きてるの……?」

 

 次から次へと起きる超常現象、それに響は追いつけず、疑問が浮かんでは消えていくばかりであった

 

 「さて、現れて早々悪いですが、これで一網打尽にさせていただきます」

 

 魔神から発せられた声はついさっきまで彼女と会話していた男、シュウの声だった

 

 何もわからない響には目もくれず、シュウはノイズと相対する

 

 胸部の装甲が展開され、内側が露わになると、そこから黒い球体が出現し、魔神────グランゾンはそれを掲げた

 

 「ブラックホールクラスター……」

 

 放たれたそれは瓦礫やアスファルトを削り、飲み込みながらノイズへ向かい、ノイズを消し去った。しかしそれはノイズを飲み込むだけでは飽き足らず、上空へと飛んでいき、全てを分解しながら飲み込んでしまう。やがてそれは爆発し、周囲の雨雲をも吹き飛ばしてしまった

 

 (あぁ……私が生きてる意味って、きっとこういう事だったんだ……)

 

 雨雲が消え去り、夜空に輝く星空を眺めながら、響は理解した。何故あの事件で自分は生きていたのかを……何故こんな目に遭ってまで、自分は生きながらえているのかを……

 

 「ハ……ハハッ……ハハハハハ……」

 

 憎んでいても、倒す術のなかったノイズが手も足も出ずにやられてる姿を見て、少女は狂った様に笑い出す

 

 (私が生きてる理由って……ノイズを殺すためだったんだ

 

 少女の心の中は、もはやノイズに対する憎悪、そして、己の人生を変えた憎たらしい奴らに、報復する事が出来ることを知った……その顔は、狂人にも等しい笑みだった

 

 

 

 ノイズの殲滅を確認したグランゾンは消え、そこからはシュウが現れた

 

 「何……あの鎧みたいなの……?」

 

 『圧倒的過ぎる』。その言葉しか浮かばなかった。それを目の当たりにした響からは、そんな言葉を飲み込み、彼に問いかけた

 

 「さぁ?私にも、何故これが使えるのか、何故これの使い方を知っているのか、私も知りたいですよ」

 

 男からの返答は、どうやら彼自身にもわからないということ。響は彼の答えに難色を示すも、それ以上踏み込むことはなかった

 

 「ただ、これを使って私がやるべき事はわかってるつもりです」

 

 「やるべき……事……?」

 

 「えぇ、それは()()()()()()()()()()()()。それだけの事です」

 

 「記憶を……?」

 

 「はい。私は今も自分が何者なのかはわかりません。だから記憶を思い出す事ができれば、()()()()()()()()()と、思っています」

 

 「そっか……」

 

 「おや?響さん!?ここで気を失わないでください!?ちょっと!」

 

 余程疲れが溜まっていた影響からなのか、響は意識を落とし、寝息を立てていた

 

 「……仕方ないですね」

 

 シュウはやれやれと溜息をつきながら、響を背負い、夜の闇の中へと歩いていった

 

 

 

 

 

 

 「これは……」

 

 シュウ達が立ち去ってからどれほど経ったのだろう。街の至る所に炭の塊が見られ、ただでさえ惨状としか言えない街に、何かが抉ったの様に、クレーターが出来上がっていた

 

 ()()()()()()()()()()()()()、翼はそのクレーターを見下ろし、息を飲むも直ぐに冷静さを取り戻し急いで司令部に通信を繋ぐ

 

 『翼、どうだった?』

 

 「……目視で確認しても、こちらのエリアで活動しているノイズはいません……恐らく……いえ、確実に例の魔神の仕業かと」

 

 『……そうか……恐らくその付近のノイズは魔神が殲滅しただろうな……もう戻っていい』

 

 「わかりました……」

 

 『翼、気負うな……』

 

 弦十郎からの連絡を聞き、通信を切った翼は再びクレーターに視線を移す。相棒を失いながらも孤独に戦う最中、突如として現れた謎の魔神。こちらに協力する素振りもなく、ただノイズを狩る存在に、翼は歯噛みしていたのだろうか

 

 「魔神……なんでそんな力を持ってるのに……奏を……」

 

 彼女は自分でも気づかないうちに、手を強く握りしめる。そこから流れ出した血は指をつたい、地面に小さい染みを作っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シュウと響が出会ってから2年の月日が経った。太陽は沈み、建物から光が照らす。少女の運命を変えたあの日とは、似ても似つかなかった光景だった

 

 件の少女──響は今、どこかのビルの屋上に座りながら、街を見下ろしていた。その瞳からは何を映し出しているのか、誰にも、少女自身にもわからない

 

 感傷に浸ってる様な雰囲気を醸し出している彼女の背後の()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 開かれたワームホールからはコンビニのレジ袋を片手にしたシュウが現れた。袋の中にはおにぎりやサンドイッチ等の飲食物が入っており、コンビニで買ってきた事を指し示していた。そんなワームホールで帰ってきたシュウを、響は冷たい目で見ていた

 

 「シュウ、またワームホールで此処まできたの?それ不審に思われるからあまり使わないって言ったじゃん」

 

 「これがあるとかなり楽なんですがね」

 

 シュウは悪びれる様子もなく、袋を開きサンドイッチとコーヒーを手にした。響もおにぎりを手にし、封を開く

 

 「響、街が懐かしいのですか?」

 

 「いや。単に綺麗だなって思っただけ」

 

 「なるほど、確かにここの夜景は綺麗ですね」

 

 2人はビルの屋上で夜景を眺めながら、食事を始めようとするとサイレンが鳴り始めた

 

 「別にいつもの事なんだけど……グランゾンに予知能力とかがあればいいのに……」

 

 「流石に無茶振りしないでくださいよ。でも確かにそれは欲しいですね。一々ノイズを待たなくて済みますよ」

 

 2人は軽口を言いながら、食料を入れた袋を放置し、屋上の端に移動し始める

 

 「さてと、行きましょうか」

 

 「うん」

 

 響とシュウはさも当然と言うようにビルの屋上から飛び降りた

 

 《Balwisyall Nescell gungnir tron》

 

 「グランゾン!」

 

 少女は歌い鎧を身に纏い、男はその名を呼び魔神を喚びだす

 

 

 そして少女と青年が地面に足をつけた時には、鎧を纏った少女と蒼き魔神は既に戦闘態勢に入り、ノイズの群れに狙いを付け始めた

 

 

 

 

 「フォニックゲイン反応と……異常なエネルギー反応を確認!!」

 

 「映像、出ます!」

 

 「ガングニールに…………アンノウン──魔神だとぉ!?」

 

 

 

 

 

 

 「何故貴様が奏のガングニールを?!」

 

 「うるさい!これはもう私の力だ!」

 

 戦場を駆けるのは片や自らを剣と決めた少女。片や復讐を望む少女

 

 「ひび…き……?」

 

 「未、来……?」

 

 運命に操られるように出会ってしまう、かつての親友だった2人の少女達……

 

 「あんたが噂の魔神様か。悪いが、ここで死んでもらうぜ」

 

 「このグランゾンに挑むとは……愚かにも程がありますね」

 

 争いを憎むもう1人の少女は、争いを生みだす存在をも憎んだ

 

 「アンタ達のせいで、私は何もかも失った!全部、全部全部全部!アンタらのせいだ!!」

 

 「貴女……」

 

 本来、人を守ると誓った剣は己のあり方に苦悩し……

 

 「馬鹿な……何故、奴がここに……!」

 

 『人類よ……我を恐れよ、讃えよ、跪き命を乞うがいい……そう、我こそは破壊の神……サーヴァ・ヴォルクルスなり…………!』

 

 史実通りならば、この世界に存在するはずのない、破壊を司る邪神は滅びを望み……

 

 「シュウ君。君は一体、何者なんだ……?」

 

 「私、ですか……そうですね。私は──」

 

 忘れた者は全てを語り……

 

 「響!私ごと……ヴォルクルスを殺しなさい!」

 

 「そんな……そんな事……」

 

 そしてとうとう訪れる、最期の刻……

 

 「テトラクテュス・グラマトン……」

 

 「響、その姿は……」

 

 『何故貴様がここに現れる!バンプレイオス!』

 

 全ては神の悪戯なのか、それとも因果が結んだ運命なのか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「見せてあげますよ!」

 

 「これが私の!私達の!!」

 

 「「力だぁぁぁ!!!」」

 

 「縮退砲……」

 

 「天上天下無双剣!」

 

 「発射あッ!!」

 

 「流星切りぃ!!」

 

 

 

 

 

 

────この物語は…………全てを忘れた1人の青年と、全てを失った1人の少女の、長い戦いを記録した物語である────




シュウ・・・向こうと同じく記憶喪失&グランゾン所持。ちなみにこっちのBHCの放ち方はどちらかというとアニメ、スパロボOGジ・インスペクターを意識してます
グレ響・・・作者の偏見だけど念動力とか玄武金剛弾とか使えそうなイメージだった
破壊神・・・こいつがラスボスとか読者不安よな。ご都合設定動きます
バンプレイオス先輩・・・ゲスト出演。もう出番ない

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