ドギラゴンと青き世界   作:アオドラ

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前回のあらすじ!

・ユメは真のデュエリストでは無いか?

・ハムカツと再会したドギラゴン、しかしハムカツはドギラゴンの事を知らないようで・・・?


新たなる力 ドギラゴン天

 

 

 

 

 

 

 

「偽物だぁ・・・?俺のどこが偽物だって言うんだよ!!」

 

「何もかもやぁ!!第一口調も見た目も全然団長と違うやないか!!」

 

「何の騒ぎでい!?」

 

どたどたと店の奥から巨漢と和服を着た獣人の二人組が駆けつける。

あれはーーボスカツとカツえもんじゃねえか!

 

「ボスカツ!カツえもん!団長を名乗って知り合い面してくる不届きものが現れたんや!」

 

「何ぃ!?団長を名乗る不届きものだとぉ!?」

 

「ふむ・・・そこのドラゴンがその不届きものでござるな」

 

クソ・・・なんでこいつら俺がドギラゴンだって思わねえんだ・・・!三匹とも俺をしっかりと睨みつけてやがる!

 

「ちょ・・・ちょっと待って!喧嘩はダメだよ!」

 

「嬢ちゃん、舐めて貰ったら困るな。ワイらも別に乱暴な真似をする気やない、ただハムカツ団として団長を騙る不届きものは許せへん、それでな・・・」

 

いやだから俺は本物・・・

 

「やから・・・これで白黒付けようやないか!!」

 

そう言ったハムカツは懐からデッキを取り出しやがった。

なるほど・・・確かにそいつが一番手っ取り早いか、それにこれはチャンスかもしれねぇ。

 

「ワイらが勝ったら団長の名前を騙るのを辞めて貰う!アンタが勝ったら本物の団長と認めたるわ!」

 

「その勝負乗ったぁ!!ただし・・・一つ条件がある」

 

「条件やと?」

 

俺は羽でパタパタと飛び上がって

ーーユメの肩に手を置いた。

 

「デュエマをするのは俺じゃない・・・ユメだ!!!」

 

「え?・・・・・・ええええええええええええええっ!?!?!?」

 

「正気ですかドギラゴン!?ユメ先輩にカードゲームをやれるだけの知能なんて無いですよ!?」

 

「ひぃん!?」

 

今とんでもなく辛辣な事言いやがったなホシノ。

 

「大丈夫だって!ルールはやりながら教えるからさ・・・俺を信じろ!」

 

「ドギラゴン君ーー

うん!わかった!やってみるよ私!」

 

「面白いやないか・・・その方がその偽物もカードとして全力で戦えるやろうしな・・・大将!ちょっと休憩時間と机借りるで!」

 

そう言うとハムカツはデッキを机に置きシールドを展開する。

 

「ユメ、同じ様に並べるんだ!」

 

「う、うん!」

 

ユメもドギラゴンに言われるがままデッキを机に置きシールドを展開する。

 

 

梔子ユメ&ドギラゴン (夢と青春の物語!)

 

vs

 

ハムカツ団 (勇気と友情のハムカツ団!)

 

 

「「デュエマ!スタート!」」

 

 

 

 

 

ハムカツのターン

 

 

 

 

「行くで・・・ワイの先攻!マナをチャージして『ブレイズクロー』召喚や!!」

 

バトルゾーンに鋭い爪を持った黄色い鱗の竜人が降り立った。

 

「ユメ、ああやってマナをチャージしてそのマナを使ってクリーチャーを呼び出して相手のシールドを叩き割ってトドメ!・・・ってのがデュエマの基本なんだ」

 

「わ、わかったよドギラゴン君!」

 

「これでワイはターン終了や!」

 

 

 

 

 

ユメのターン

 

 

 

 

「えっとそれじゃあ私もマナをチャージして・・・呼び出せるクリーチャーが居ないからターンエンド!」

 

 

 

ハムカツのターン

 

※ここからは基本的に発言にマナチャージは省略します。

 

「行くで!呪文フェアリーライフや!その効果でワイは一マナ加速ぅ!!」

 

ハムカツの山札の上からカードが一枚マナゾーンへと送られる。

 

「呪文?」

 

「クリーチャーとは別でマナを支払うと自分が有利になる効果を使えるんだ、一回唱えるとカードは墓地にいく」

 

「なるほど・・・」

 

「行くで!ブレイズクローでアタック!する時に・・・!」

 

「よっしゃ任せろハムカツ!!」

 

シールドに向かって突然するブレイズクローの前に茶色の毛皮の獣竜が現れハイタッチをする。

 

「革命・・・チェンジ!!」

 

するとブレイズクローはカードへと戻り代わりに獣竜ーーボスカツがシールドをぶん殴り破壊する。

 

「えっ!?何あれ!?」

 

「あれば革命チェンジだ!!条件を満たせば手札のクリーチャーと攻撃中のクリーチャーを入れ替える事が出来る最強の能力だぜ!」

 

「いいんですかそれ!?バランスとか・・・」

 

ホシノの言う通り何も大丈夫では無いのだが一旦置いておこう。

ユメのシールドが一枚ユメの手札に飛び込む。

 

「・・・ユメ!ラッキーだ!こいつはシールドトリガーだぜ!」

 

「シールドトリガー?」

 

「ああ!シールドが割られた時、それがシールドトリガーなら使う事が出来るんだ!」

 

「そっか!それなら・・・シールドトリガー!フェアリーライフ!」

 

ユメのマナが一枚加速する。

 

(・・・にしても)

 

ドギラゴンは場に出たボスカツのカードを見つめる。

 

漢の2号 ボスカツ  火/自然文明 (5)

クリーチャー:メガ・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 5000+

革命チェンジ−火または自然のクリーチャー(自分の火または自然のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)

バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する

 

(・・・このボスカツのコストって4じゃ無かったか・・・?まぁ後で考えるか)

 

 

 

 

 

ユメのターン

 

 

 

 

「えっとそれじゃあ・・・マナは3だから・・・2のこのトップギアってカードを召喚!」

 

バトルゾーンに巨大な弓を持ったクリーチャーが召喚される。

 

「これでターンエンド!」

 

 

 

 

ハムカツのターン

 

 

 

 

「ふふふ・・・悪いな嬢ちゃん!もう決めさせて貰うで!」

 

「ひいん!?」

 

ドギラゴンは息を呑んだ。

 

「そうか・・・!コスト5のドラゴン・・・!」

 

「あったり!まずはワイ・・・ハムカツマン剣とブレイズクローを召喚や!!」

 

ハムカツがシールドから外に出、同時にブレイズクローもバトルゾーンに召喚される。

 

「そんでボスカツでアタックする時に・・・!」

 

ボスカツが駆け出すと同時に巨大なカタパルトが動きだしーー

中にいた巨大な機械竜が射出される。

 

「革命チェンジ!荒ぶる大佐ダイリュウガンや!!」

 

そしてバトルゾーンに降り立ったダイリュウガンは咆哮を上げた。

 

「そんままダブルブレイク!!」

 

ダイリュウガンの突撃によりユメのシールドが二枚破壊される。

 

「い・・・一気に2枚も・・・!」

 

「いや・・・まだだ!」

 

「その通り!ダイリュウガンは手札からドラゴンを捨てればも一回アタック出来るんや!ワイはボスカツを捨てる!」

 

ボスカツのカードがダイリュウガンに装填され、残りのユメのシールドが破壊される。

 

「ユメ先輩のシールドが!!」

 

「さあこれで終わりやぁ!!」

 

ハムカツマン剣がヌンチャクを構え、ユメに向かってダイレクトアタックを仕掛ける。

 

「まだ・・・まだ終わりじゃないよ!!」

 

しかし、ユメの割られたシールドから巨大な赤い手が現れ、ハムカツマン剣を掴み上げる。

 

「な・・・なんや!?」

 

「シールドトリガーのイフリートハンド!これでハムカツ君を破壊!」

 

イフリートハンドはハムカツマン剣をシールドの内側にぶん投げる。

 

「グエッ!?やけど・・・このターンでワイにトドメを刺さなきゃ次のターンで決着や!」

 

「そうだね・・・それならこのカードで・・・!ドロー!」

 

ユメは力強くカードをドローする、引いたらカードはーー

 

 

 

 

 

絶叫の悪魔竜 イーヴィル・ヒート

 

 

 

 

「そ、そんな・・・これじゃトドメまで行けないし召喚さえ・・・!」

 

「ユメ!トップギアの効果は召喚に使うコストを1下げるんだ!それにイーヴィルヒートの効果をよく見てみろ!」

 

「え?・・・あっ!これなら!イーヴィルヒートを召喚」

 

「俺の力を信頼しすぎてないか?」

 

「そして・・・イーヴィルヒートの効果で山札の上から一枚の墓地に送ってクリーチャーを回収できる!これでトドメまで行けるカードを引ければ・・・!」

 

ユメは息を呑んで山札に手をかける。

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

 

辺り一面が熱砂に包まれた砂漠、そんな中でユメは足元の砂の中に手を突っ込む。

 

「どれだけ時間が掛かろうと・・・!」

 

辺りに地響きが鳴り響く

 

「どんな夢物語でも・・・!」

 

ユメの周りの地面から水が間欠泉のように噴き出す。

 

「私達は辿り着く!」

 

そうして砂から腕を引き抜いた瞬間、足元の地面から大量の砂が噴射され、ユメは吹き飛ばされる。

ーーそして水と一緒に噴射された一枚のカードを、ユメは空中で掴み取った。

 

「来た・・・これが私達の・・・夢幻大の力!」

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

 

 

「イーヴィルヒートでアタックする時に・・・!」

 

その瞬間、ユメとドギラゴンの頭上のヘイローが同時に光り輝く。

 

「えっ!?何これ!?何これ!?」

 

「うおおおお!?なんだ!?力がどんどん湧いてくるぜ!」

 

「これは・・・もしかしてユメ先輩とドギラゴンのヘイローが共鳴してるんですか!?そんなの見た事も聞いた事も・・・!」

 

「行くぞ!ユメ!」

 

「うん!ドギラゴン君!」

 

ドギラゴンの姿が子供のドラゴンから四足のマントを付けたドラゴンへと変わる。

そして頭部のヘイローは三つ又の槍へと変わり、ドギラゴンの口へ咥えられる。

 

「なっ!?そ、その姿と風格は・・・まさか本物の団長!?」

 

「革命・・・チェンジ!!」

 

「これがユメと手に入れた新たなる力ーー

 

 

 

蒼き夢双 ドギラゴン天だ!!」

 

 

 

 

そして戦場に、蒼き龍が降り立った。

 

「この俺・・・ドギラゴンは元々LEGEND!!」

 

ドギラゴン天が梔子ユメを手に抱えて飛び立つ。

 

「というわけで・・・革命チェンジで場に出てきた今・・・一ターンに一度だけ使える必殺技があるよ!・・・さぁ行こうドギラゴン!私と一緒に!夢の果てまで・・・!」

 

「「ファイナル!!革命!!」」

 

ドギラゴン天は咥えた槍を投擲し、ダイリュウガンを貫く。

そして貫かれたダイリュウガンはカードとなりハムカツの手札へと戻った。

 

「ドギラゴン天は相手のクリーチャーを一体手札に戻して・・・今回は9だからコストが9以下になる様に私はクリーチャーを二体まで出せる!」

 

「な・・・なんやとぉ!?!?!?」

 

「パギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

ドギラゴンの咆哮により空間からイーヴィルヒート、無頼勇騎タイガが現れる。

 

「それじゃあ・・・一斉攻撃!!」

 

ドギラゴン天が槍を一閃振るう、それだけでハムカツのシールドは三枚砕け散る。

そして続いてトップギアが、タイガが、ハムカツのシールドを叩き割る。

 

「し・・・シールドトリガーは・・・あらへん・・・」

 

「イーヴィルヒート!」

 

「大胆に戦いすぎではないか?」

 

そして・・・イーヴィルヒートによってダイレクトアタックが成立した。

 

 

 

 

「DREAM is WIN!!だね!」

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