ドギラゴンと青き世界   作:アオドラ

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百族の長

「すまん団長ぉぉぉぉぉ!!!!まさか本物だったなんてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

ハムカツは涙を大量に流しながら頭を下げている。

 

「気にすんなって・・・俺の予想が正しければ多分お前が俺の事を偽物って思ったのもあながち間違いじゃないって事になるしな」

 

「間違いじゃない・・・?」

 

俺はその辺の紙にカツドンの絵を書いてハムカツに見せた。

 

「ハムカツ、このクリーチャーに見覚えはあるか?」

 

「・・・?いや、見た事もないクリーチャーや」

 

やっぱり・・・こいつらはそういう事か・・・

 

「お前達は・・・きっと俺とは別のクリーチャーワールドから来たんだよ、俺達の世界でもそつういう奴らは居たしな」

 

「・・・・・・???」

 

ユメは頭にハテナマークを浮かべているな。

 

「なるほど・・・パラレルワールドって事ですか・・・」

 

「そうそう、つまりこいつらの団長と俺は別人みたいなもんだったんだよ」

 

「うう・・・やとしても団長に迷惑かけたのは事実や!それなのに許してくれるなんて・・・やっぱり団長は広い心の持ち主や!!これからはいつでも呼んでくれたら団長の力になるで!!」

 

ヨシ!これで今まで通りハムカツ団のデッキが組めるな・・・あ、そうだ。

 

「ユメ!さっきのデュエルは流石だったぜ!俺が見込んだだけの事はあるな!」

 

「そ、そうかな・・・えへへ・・・」

 

「そうですね、てっきり私はルールを理解できずに頓珍漢な動きになるかと・・・」

 

「だからさっきから酷いよホシノちゃん!」

 

んー・・・にしてもさっきから何かを忘れてる様な・・・そんな事を考えていると背後から声が聞こえた。

 

『お、ようやく終わりやがったのか』

 

「なんだボルシャック・ドギラゴンか、遅・・・い・・・ぞ・・・」

 

俺はボルシャック・ドギラゴンの丸くなった腹と空になったお椀四つを見て言葉を失った。

 

「アアアアアアアアアアアアア!!!!!俺達のラーメンんんんんんんんんん!!!!」

 

『いやぁデュエマに夢中ですっかり忘れてたんで頂いたぜ!』

 

「ざっけんなゴラアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

「いやぁあの後大将が追加で一つ奢ってくれて助かったぜ!」

 

「柴大将に感謝してくださいよ本当に・・・店で騒いだのに態々奢ってくださったんですから」

 

「後で何かしらの埋め合わせはしないとな・・・」

 

そんな会話をしながら俺達はアビドスへと戻っていた。

まず・・・アビドスの現状なんだが・・・知っての通り砂漠化は収まり自然も復興した。

だがドギラディスの戦いもあったり俺達アビドスがクリーチャーの問題やらを引き受ける事になっちまって結果的に自治区に住んでる人間は居なくなっちまった。

そう・・・人間は・・・

 

「キキキキキキキ」

 

「あ!スナップモンキーだ!」

 

「スナイプ・モスキートですよユメ先輩」

 

「クリーチャーの名前を覚える気はないのではないか?」

 

この世界に飛ばされたクリーチャーは行き場がない。

だからアビドスで預かる事になった・・・といってもアビドスの土地は大半がカイザーの物だから大分狭いけどな。

 

 

「あれ・・・?あんなクリーチャーアビドスに居たっけ?」

 

「いえ・・・見た事なかった気が・・・」

 

カイザー・・・

結局あっちが悪徳金融だからといって土地売り払ったり借金したりしたのは前の生徒会だからなぁ・・・借金と免除や土地の返却は出来なかった。

 

「それにしても強そうなクリーチャーだね・・・恐竜さんみたい」

 

「クリーチャーって色んな姿の生き物なんですね・・・ってあれ?なんか走ってきてませんか?」

 

そういやアイツってなんでアビドスに執着してたんだっけか・・・?

 

「よ、よく見たら背中に誰か乗ってるよ!」

 

「た、助けてください〜!」

 

「ど・・・どうしてあんな所に・・・!?」

 

記憶がうろ覚えだ、確か・・・

 

「ドギラゴン君!ドギラゴン君!」

 

ん?なんだ?

 

「どうしたんだユメ?」

 

「クリーチャーが暴れてる!!しかも背中に人質が・・・!!」

 

「なんだと!?」

 

視線を前に向けるとそこには俺達に向かって全力疾走してくるジュラシック・コマンド・ドラゴンのクリーチャーが居た。

そんで背中に乗ってる・・・いや乗せられてるのは・・・!?

 

「ど、どうしよう・・・」

 

ノノミィ!?!?なんであんな所にいるんだぁ!?

 

「と、ともかく一度あのクリーチャーを制圧しましょう!」

 

「そうだな・・・行くぞユメ!ホシノ!ボルシャック・・・」

 

そう言って俺が銃を構えた時だった。

 

ーー突如として、どこかから飛んできた素早い何かが目の前のクリーチャーの頭を貫いたんだ。

 

「「「!?」」」

 

「わ・・・わわっ!?」

 

そして目の前のクリーチャーはカードになり、そこには人質にされてたノノミと・・・

 

「・・・なんだこりゃ?ボウガンの矢?」

 

ボウガンの矢が残されていた。

キヴォトスにボウガンを使う奴なんて居たか・・・?

というかそもそもクリーチャーの皮膚を貫けるレベルで殺傷能力が高い武器なんてあったか・・・?

 

「やぁ!お前達危ない所だったな⭐︎」

 

ーーその声と共に俺達の隣に金髪の青いメッシュのが入った生徒が現れる。

 

「「!?」」

 

なんだこいつは・・・!?

俺とホシノが気が付かなかっただと・・・!?

 

「いやぁ最近あんな感じで暴れる奴が増えてるんだよな⭐︎なんだっけ・・・クリーチャーとかいう奴、なんか懐かしい響きだ⭐︎」

 

勝太達が居たキヴォトスでは見た事の無い生徒だ・・・

 

ーーいやちょっと待て、俺はこいつに妙な既視感がある。

妙にウザい話し方、どっかで見た事のあるクロスボウ、そして何より頭に浮かんでいる獅子のヘイロー・・・

 

 

「おっと⭐︎自己紹介が遅れたな⭐︎俺は・・・

 

 

 

 

ーー記憶を失ってどこにも行く宛がない謎の美少女、譜緒(プチョ) ヘンザだ⭐︎」

 

・・・間違いない

こいつ・・・プチョヘンザだぁぁぁぁぁ!?!?

ドギラゴン視点と三人称視点、どっちがいいですか?

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